番外編：愛と友情のチョコレート　作：光芒

「千夏サン、お願いがありマス！！」

　一日の授業が全て終わった後、いつものように遊希たちの部屋に遊びに来ていたエヴァ。そんな彼女はキッチンで夕食の後片付けをする千夏に頭を下げて何かを頼み込んでいた。
　大抵はテレビを見ながら夕食を共にしてはとりとめのない話をする、という10代の女子らしいことをする彼女たちであるが、今日この日エヴァは何処か緊張した様子で部屋に訪れていた。

「どうしたのエヴァ？ 突然頭なんか下げちゃって」
「実は……日本にはバレンタインデーに愛する人にチョコレートを贈る風習があると聞きまシタ。それで……」

　エヴァ・ジムリアはロシアの旧貴族の家の生まれである。そんな彼女にはイギリスの大手ITメーカーの次期社長で2歳年上のジェームズ・アースランドという許嫁がいる。この縁談は双方の両親同士が決めたものであり、得てしてその手の縁談は互いに別の想い人がいるというのが物語の王道ではあるが、この二人は幼いころから馬が合ったようで、将来は一生を添い遂げるとまで誓い合っていた。
　しかし、遊希に憧れてプロデュエリストの世界に飛びこんだエヴァが初めて優勝した大会で手にしたカード“レッド・デーモンズ・ドラゴン”がジェームズとのデュエル中に“レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト”という精霊のカードに変貌。そのデュエルでジェームズは重傷を負ってしまった。
　この事故に激怒したジェームズの両親によって、この縁談は破談となり、エヴァとジェームズは愛し合っているのにも関わらず引き裂かれることになってしまった。
　そんな二人はジェームズが遊望に操られるという奇妙な形で再会し、一時は刃を交えたこともあったが、事件が解決した後は二人の愛の深さに動かされた互いの家によって許嫁同士に戻っている。日本で暮らすエヴァとイギリスで暮らすジェームズは遠距離恋愛であるが、インターネットのメールで毎日のようにやり取りするなど、彼女たちの仲は日々厚くなっているのだ。

「ははぁ、ジェームズにチョコレートを贈りたいのね？」
「ハ、ハイ……変でしょうカ？」
「変なんてとんでもないわ！ 恋する乙女の純情な気持ち、応援しないわけないじゃない！」
「あまり大きな声で言われると恥ずかしいデス……あの、それで料理上手の千夏サンにはチョコレートの作り方を教えてほしいんデスガ……」
「そういうこと……でもカカオから作るとなるとプロの作業になるから一般的に日本人の女の子がやっているようなやり方であれば教えてあげるわ！」
「あ、ありがとうございマス！」



　バレンタインデーとは世界各地で2月14日に祝われる「カップルの愛の誓いの日」とされている。元々は269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌスに由来する記念日だと、主に西方教会の広がる地域において伝えられていた。
　日本では、女性が男性に愛情の告白として本命チョコを贈る習慣があり、西欧・米国でも、恋人やお世話になった人にチョコレートを贈ることはあるが、決してチョコレートに限定されているわけではなく、またそれはバレンタインデーに限ったことでもない。
　女性から男性へ贈るのが殆どという点と、贈る物の多くがチョコレートに限定されているという点は、日本のバレンタインデーの大きな特徴である。しかし最近では、本命チョコにこだわらず、クッキーやケーキ、マフラーなどを贈る人もいる。
　また「恋人までは行かないが、友人として」贈る義理チョコ、同性（主に女性）間で贈り合ったりする友チョコ、男性が女性に渡す逆チョコというものも見られる。このほか、職場における贈答習慣が強い点や、キリスト教との直接的関連はほとんど意識されていない点も日本型バレンタインデーの特徴である。



「ということで明日はみんなでバレンタインデーのチョコを作るわよ！」

　千夏のその通達に、告げられたルームメイトたちの反応は三者三様だった。

「チョコレートですか……毎年既製品で済ましてしまっていましたが、今年は手作りのをプレゼントしたいですね」
「おー、詩織相手いるの？」
「ち、違います！ 両親と兄と……あと皆さんの分を」

　そう言って恥ずかしがりながらも何処か楽しみにしている風の詩織。

「いつもはママに手伝って貰っているけど、たまには自分で作らないとね！」

　この手のイベントごとが好きで、基本的に前向きな綾香。

「……既製品でいいじゃない。手作りじゃないから、と言って気持ちが伝わらないなんてことはないと思うんだけど」

　そして相変わらず自分の気が進まない事にはやや消極的な遊希。しかし、今回の本当の目的はあくまでも「エヴァがジェームズに渡すためのチョコレート」を作るということであるため、一人暮らしの長かった遊希の料理の腕は欠かせない。それに普段から自分のことをこれでもかと慕ってくれるエヴァのため、ということもあって遊希も加わることになった。

「ところでエヴァ。ロシアではバレンタインデーとはどういう催しなの？ 少なくとも日本みたいにチョコレートがバカみたいに売れる、という感じではないでしょう？」

　バレンタインデーの発祥の地はローマ（現在のイタリア）である。そのためジェームズの出身地である西欧ならともかく、エヴァの出身地のロシアは東ヨーロッパに割り当てられる。民族においてもアングロサクソン系が多いイギリスとスラブ系が多いロシアでは当然宗教や文化についても差異が現れるのだ。
　しかし、ロシアにおけるバレンタインデーも一般的なバレンタインデーと同じように贈り物を贈るという風習がある。しかし、日本が女性→男性なのに対し、ロシアは男女が互いにプレゼントを渡し合うことが多い。またそのプレゼントも日本のようにチョコレートが大多数を占めるというわけではなく、プレゼントは特に決まっていないのだが、多いのは、ハート型の物やお菓子やぬいぐるみ、そして「ヴァレンチーンカ」というバレンタインカードだ。
　このカードは大抵手のひらサイズの大きさで、ピンクや赤色のハート型をしており、子どもや動物のキャラクターが描かれる可愛らしいデザインのものが多い。そして、上記のもの以外にも男性から女性への贈り物として、花束もよく見られており、中でもバラの花束を贈ることが多いと言われている。

「ロシアにはロシアのバレンタインデーがあります。ただ、欧米の風習を良しとしない人はバレンタインデーを祝わないこともありマス」
「エヴァは大丈夫なの？ 家は旧貴族の家系って聞いているけど」
「あまりその辺りについては言われていないデスネ……ですが今ここは日本デス。日本にいるのであれば、日本のやり方に従う。郷に入っては郷に従え、というやつデス！」
「おっ、難しい言葉を覚えたわね！ えらいえらい」
「エヘヘ……」
「はうぅ、撫でられて照れ笑いするエヴァちゃん可愛い……（エヴァちゃんも日本の言葉を覚えてきたのね。嬉しいわ……）」
「本音が出てるわよ、綾香」

　チョコを作るにあたって、エヴァはデザインを考えていた。そのデザインはシンプルかつオーソドックスなものであるが、エヴァのジェームズに対する気持ちが十分に伝わるであろうものになっていた。





＊






　翌日、スーパーマーケットで大手菓子メーカーが販売している板チョコを大量に買い込んだ千夏によって、即席のお料理教室が開かれることとなった。
　日本では手作りのチョコを作る際にはまずこの手の板チョコを湯煎して溶かすことから始める。チョコを湯煎し溶かして液体状にすると、その溶けたチョコを型に流して冷蔵庫で冷やす。そして固まったチョコレートにトッピングをすることで各自アレンジをして完成、という流れなのだ。
　エヴァがデザインしてきたのは両手にちょうど収まるサイズの大きなハート形のチョコレートだった。幸いその型もバレンタインデー商戦に合わせて各メーカーがこぞって販売していたこともあって、比較的容易に手に入れることができた。

「では早速チョコレートを手作りします！ まずは切り刻むところから始めるわよ！」

　手作りチョコレートを作る時に第一に行うのがチョコレートを刻むことである。まな板の上にクッキングシートを敷き、その上にチョコレートを置く。予めシートを敷いておくことで刻んだチョコレートを湯煎する時に使うボウルに移しやすくなるからだ。
　置いたチョコレートは包丁の柄をしっかり握ると、片方の手を当てて真上から体重をかけて刻む。5㎜角位の大きさを目安にして刻んだチョコレートはクッキングシートに乗せたままボウルへと移す。

「こんな感じでいいデスカ？」
「うん、OKよ！」
「まあここまでは簡単よね」
「そうでもないわよ。チョコレートはかなりデリケートなお菓子で油分や水分が少しでもついていると刻みにくくなっちゃうの。だから事前に包丁やまな板の水分を拭きとっておくことが大事なの。さあ、次は湯煎に移るわよ」

　チョコレートはゆっくり溶かすことが大事になる。直火にかけたり、水に直接流し込むなどのことは当然NGだ。そのため鍋の湯が入らないように鍋とボウルのサイズを合わせなければいけないのだ。

「はいここで問題です。チョコレートを湯煎する時に一番大事なことはなんでしょう！」
「そんなの決まってるじゃない。パワーよ！」
「いや、溶かすことが大事なのだからスピードでしょう？」
「愛情……でしょう……か……」
「詩織サン正解デス！ 私のチョコはジェームズへの愛情で溢れているのデス！」
「言って照れるくらいなら言わなきゃいいのに……全部ハズレよ！ 正解は温度！ チョコを溶かすのにはパワーもスピードもいらない。鍋のお湯の温度は50℃くらいに合わせるのよ。それで無理にかき混ぜず、自然に溶けるのを待つのよ！」

　水を入れた鍋に製菓用の温度計を入れ、火をかける。温度計が50℃を示した頃合いで火を止めてはその上に刻んだチョコレートを入れたボウルを乗せる。
　ボウルの底にお湯が接する程度の塩梅で置いて放置。周りが溶けてきたらゆっくりとゴムべらで上下を返しながら溶かしていく。お湯にしてはやや低めの温度ではあるが、時間をかけて溶かした方がなめらかに溶けるのだ。焦らず、じっくりと待つことが大切なのである。

「混ぜる時もゆっくりと。勢いよく混ぜちゃうと気泡が混じって口当たりが悪くなっちゃうのよ」
「ムムム……慎重に……慎重に……」
「いやなんか錆びたロボットみたいになってるから」
「錆びたロボットみたいな動きしかできないエヴァちゃん可愛い（腰痛めちゃうわよ、大丈夫？）」
「だからあんたは自重しなさいって」
「全体がなめらかに溶けたら完成よ。次はテンパリングに移るわ」

　“テンパリング”とは一度溶かしたチョコレートを再び固める際に必要な作業のことである。型に流したり、コーティングしたり、飾りとして使ったりするなど、マスターすると手づくりチョコの幅がグンと広がるのだ。
　テンパリングをしないと固まりにくいはもちろん、つやがなく口どけの悪いチョコになってしまうため、大変な作業に見えるが温度さえしっかりと守れば難しいものではなかったりする。テンパリングの温度は3段階に変化する。チョコレートを溶かす温度、溶かしたチョコを下げる温度、最後に上げる温度それぞれを温度計で測る必要があるのだ。

「チョコレートが完全に溶けたらお湯の温度を40～45℃くらいにしてゆっくり混ぜながら26～27℃くらいまで下がるまで待つの。そして下がったらまた一旦お湯に当ててチョコの温度を30℃にするの。それで型に流し込んで……これを冷蔵庫で1時間冷やす！」
「これが……私のチョコレート……」
「デコレーションはどうする？」
「そうデスネ……オーソドックスに……」

　1時間後、冷えて固まったチョコレートを型から出すと、エヴァはその上に「I ♡ James」とペン型のクリームでデコレートした。
　もっと派手なデコレーションをする、ということもできたのだが下手にごちゃごちゃするよりもシンプルに直接想いを告げられる方がいいと思ったエヴァは敢えて文字だけのデコレーションに留めたのだ。

「出来まシター！！」
「いい出来じゃない！ 初めてとは思えないわ！」
「ありがとうございマス！ これで……ジェームズにも喜んで貰えマス！」
「ジェームズさんはいつ来日されるんですか？」
「バレンタインデー当日デス！ 当日に空港に迎えに行くんデス！」
「ここからだとちょっと遠いけど大丈夫？」
「何を言っているのですが綾香サン。私はロシアから一人でここまで来たんデスヨ？ 楽勝デス！」






＊






　そしてバレンタインデー当日。周りに騒ぎにならないように帽子とメガネで変装したエヴァは空港の到着ロビーで待ち人がやってくるのを待っていた。

「エヴァさん、大丈夫でしょうか」
「ジェームズとはいつも会ってるから大丈夫でしょ？ というかなんで私たちまで空港に来てるわけ？」
「あの子ああ見えてヘタレなところあるから……」
「あっ、来たわよ！」

　エヴァと同じように変装した遊希たちが柱の陰から見ていることなど露知らず、エヴァはキャリーケースを引きながらゲートから歩いて来るジェームズの姿を見つけた。
　漆黒のスーツとロングコートを身に纏ったジェームズは遊希たちより2つ年上とまだ未成年であるのだが、びっちりと決まったスーツ姿の彼は何処からどう見てもやり手のビジネスマンおよび新進気鋭の経営者の風格を醸し出していた。

「ジェームズ！」
「……エヴァ」

　エヴァに気付き、彼女に向かって手を振るジェームズの元へ向かってエヴァが駆けだしたその時である。ジェームズに会うのだから、と久々にオシャレをしたエヴァのヒールの踵が折れ、エヴァはその場に前のめりになって転倒してしまったのだ。

「エヴァ！！」

　転倒してしまったエヴァの下に駆け寄ったジェームズによってエヴァはなんとか起き上がる。しかし、エヴァの顔はまるでこの世の終わりを迎えてしまったかのようなものになっていた。

「あっ……あああ……」
「エヴァ？」
「チョコが……チョコが……」

　エヴァの身体の下から出てきたのは無残に潰れてしまったチョコレートであった。思い切り転んでしまったエヴァであるが、チョコレートを下にして転んだことが幸いしたのか彼女自身に怪我はなかった。
　ただ、チョコレートがエヴァの身代わりとなったため、彼女が愛情をこめて作ったチョコレートはすっかり砕け散ってしまっていたのだ。ラッピングが施されていたので中身が飛び散る、ということはなかったのだが、開けずともハートの形が砕けてしまっているのがわかるようになってしまっていた。

「せっかく……みんなで作ったのに……うっ、うわあああん！！」

　ジェームズへの愛、そして遊希たちとの友情が込められたチョコレート。それが砕けてしまう、ということは愛も友情もこのチョコレートのように無残に壊れてしまうのではないか。その現実に対する恐怖が涙となってエヴァの両目から堰を切って溢れ出していた。

「エヴァ……どうか落ち着いて」
「でも、でも……」

　ジェームズは泣きじゃくるエヴァを抱きしめては彼女の顔が周囲に見られないようにする。エヴァとジェームズの周りには飛行機から降りてきた者からこれから搭乗しようとする者まで多くの利用者がいた。
　そんな人込み溢れる空港で少女が泣きじゃくるとなれば否が応でも注目を集めてしまう。そしてその野次馬となった客の中には泣いている少女があのプロデュエリストのエヴァ・ジムリアではないか、と気づき始めた者もいた。遊希と違ってエヴァは現役のプロデュエリストである。そんな彼女がこんなところで大泣きしているということが知れれば今後の彼女のイメージにも悪影響を及ぼす危険性があったからだ。

「ちょっと開けて！」

　そんな中、野次馬の輪を掻き分けて現れたのは遊希だった。変装なしで現れた伝説のデュエリストを目にした野次馬たちの注目が一斉に遊希へと向かう。遊希が開けた道を綾香・千夏・詩織が空港の職員を連れてやってきた。突然の乱入に混乱するジェームズであるが、遊希が目で「早く行って」と合図すると彼女の真意を理解した。
　ジェームズは目の周りを泣きはらしたエヴァをコートの内側に匿う形で立ち上がると空港職員の案内を受けてその場を去っていく。変装した綾香が指でOKサインを出すと、遊希もまたジェームズたちの後を追ってその場を立ち去った。

「あの……取り乱してしまい、申し訳ありませんデシタ……」

　別室に案内されたエヴァは空港側が出してくれたお茶に手を伸ばす。動転した心を落ち着かせるのに温かいお茶はうってつけであった。

「いいって。これは不幸な事故だったんだし」
「事故デスカ……でも、それだけに悔しいデス。事故ならば防げたはずなのに……みんなで作ったチョコを守れたのに……」

　エヴァがチョコレートの包みを開ける。予想通り、中に入っていたハート形のチョコレートは粉々に砕けてしまっていた。

「ごめんなさいジェームズ。今日はバレンタインデーなのにチョコをあげることができなくて……」
「なるほど、そういうことだったんだね。何、心配はいらないさ」

　全てを理解したジェームズは謝るエヴァににっこりと微笑むと、砕けたチョコレートの破片を掴んで口の中に放り込んだ。

「ジェームズ！？ 何をしてるんデスカ！？」
「何って、君が作ってくれたチョコレートを食べているんだよ」
「そんな、こんなぐちゃぐちゃのチョコなんて食べないで下サイ！」
「……確かに形はぐちゃぐちゃになってしまったよ。見栄えは決して良いとは言えない。でもエヴァ。このチョコレート、とても美味しいよ」
「えっ……」
「既製品では出せない、手作りの暖かさ。君の気持ちが伝わってくる。チョコレートのハートは砕けてしまったけど、僕たちの愛はこんなことで砕けはしない。それをこのチョコレートは教えてくれた。ありがとう、エヴァ。僕は君のようなフィアンセと出逢えて果報者だよ」
「ジェームズ……ジェームズゥ！！」

　エヴァはジェームズに抱き着いていた。彼女の頬を伝うのは悲しみの涙などではない、喜びの涙である。

「ジェームズ、大好きデス！ 貴方を愛していマス！！」
「ああ、僕もだよエヴァ。でもエヴァ」
「なんデスカ？」
「場所を……考えようか？」

　苦笑いするジェームズの視線の先には熱いカップルのやり取りを散々見せつけられた遊希たちの姿があった。

「……冬なのに暑いですねー」
「本当、見せつけてくれちゃって」
「この瞬間を写真に撮ってマスコミに送ればいい値がついちゃうかも」
「あっ……あっ……見ないで下サーイ！！」



　チョコレートでできたハートは壊れてしまった。それでもエヴァとジェームズを繋ぎとめるハートは決して砕けない。二人にどのような困難が訪れようとも。










○後書き
本日2月14日はバレンタインデーですね。
皆様はチョコ貰えましたか？ 私は職場の女性社員の方々から無事頂けました。義理中の義理ですが、貰えるとそれだけでなんか嬉しくなりますよね。
ただ義理とはいえ貰った以上お返しをしなければならないので、一か月後のホワイトデーに向けて早速悩み始めています。

ちなみにこの番外編ではエヴァのみ描かれましたが、他の4人もチョコレートを作っており、以下のメンバーにあげていたりします。

遊希→竜司、綾瀬、ミハエル
綾香→竜司、綾瀬
千夏→両親、妹、弟2人
詩織→両親、兄



次回更新は3月3日を予定しております。桃の節句ですが、百合の花が咲きますよ、とだけ……