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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第130話:白いドラゴンとの邂逅

第130話:白いドラゴンとの邂逅 作:光芒





「まだまだ行くわ、次の相手は誰!?」

 自分の中に眠る“精霊使い”としての素質。それと向き合うことを決めた綾香は竜司から託された白紙のカードの暫定的な所有者となった。しかし、いざ綾香に精霊使いの才能があったとして、その白紙のカードに命を吹き込むということについて明確な方法は誰も知らなかった。
 遊希は幼い時に夢の中で光子竜と出会って友となった。明くる朝枕元には光子竜をはじめ、今でも遊希が愛用している【ギャラクシー】のデッキ一式が置かれていたという。遊望や時空竜の話が事実だとするならば、精霊界より記憶を消されて追放された光子竜が偶然舞い降りたのが遊希の下であるため、遊希が光子竜を精霊として目覚めさせたというよりかは元々目覚めていた精霊が遊希の下に来ただけということになり、遊希が精霊を覚醒させたということにはならない。
 またエヴァもプロとして出場して優勝した大会の賞品であった“レッド・デーモンズ・ドラゴン”のカードが突然“レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト”へと変貌したため、エヴァ自身が何か精霊のカードに手を加えたというわけでもない。そのため、綾香の下にもたらされた精霊と思わしき白紙のカードというケースは精霊使いの先輩である遊希やエヴァとは全く異なったものとなっていたのである。

「ちょっと綾香、大丈夫なの? もう休んだら?」
「大丈夫よ千夏。遊希のことを考えた休んでなんていられないわ」

 しかし、わからないならわからないで彼女たちに取れる方法は1つだけだ。デュエリストとカード、その2つを繋ぐのはデュエル。白紙のカードがまだ眠ったままであると考えるならば、所有者候補の綾香のデュエルを直接感じさせて目覚めさせるだけである。

「仕方ないわね……次は私が行くわ! ねえ綾香。このデュエルで私が勝ったら約束して頂戴」
「約束?」
「あんた今日だけでももう10回以上連続でデュエルしてるじゃない。だから私が勝ったら今日のデュエルはこれでおしまい。いいわね?」
「……わかったわ」

 綾香はとにかくこなせるだけデュエルをすることにしていた。精霊のカードを持っているということを知っているのは綾香たちだけ一部の人間であったため、他の生徒たちは綾香が必死でデュエルに臨む姿を見て驚きを隠せないようだった。
 それでも父である竜司に追いつけ追い越せという精神で頑張っている、と考えれば他の生徒たちは快くデュエルに応じてくれた。それでも大半の生徒はたかが1回のデュエルに鬼気迫る表情で臨む綾香の様子に違和感を感じていたようであるが。
 ちなみに遊希については一般的には「プロの世界にいずれ復帰するため海外へ短期留学している」と発表されたため、遊希が遊望に拉致されたという事実は広まっていない。

「M・HERO カミカゼで綾香にダイレクトアタックよ! “疾風怒濤”!!」
「っ!?」

M・HERO カミカゼ ATK2700

綾香 LP2300→0







「くっ……!」
「私の勝ちね。はい、今日のデュエルはおしまい」
「……わかったわよ」

 三度の飯よりデュエルが好きな千夏が止めに入るほど綾香は疲弊していた。1回のデュエルにおいてもデュエリストは多くの知力と体力を使うため、見た目以上に当事者にかかる負担は大きい。
 今回のデュエルにおいては序盤こそ綾香が優勢に進めたものの、疲れから来る集中力と思考の欠如により、小さなプレイングミスを多々犯してしまったところを千夏に突かれて逆転負けを許したのである。

「お疲れ様です、綾香さん」

 デュエルを終えた綾香に対し、汗ふきタオルとスポーツドリンクが入った水筒を差し出す詩織。その様はまるで運動部の女子マネージャーのようだった。そんな詩織に対して綾香は少し不満そうに「ありがと」と言って水筒を受け取る。水筒の蓋を開けると、ゴム製のストローがぴょん、と飛び出してくる。綾香はそれを吸ってスポーツドリンクを飲もうとするも、それを飲む力すらもだいぶ弱っていることに気が付いた。

「……はぁ」
「どうしましたカ? ため息なんてついて」
「遊希やエヴァちゃんは……いつもこんな思いをしてたの? デュエルの後に遊希が倒れてたのはこんなに力を使うから?」

 今でこそすっかり慣れていたようであるが、入学当初遊希はエクストラデッキから「銀河眼」モンスターを召喚するたびに倒れていた。精霊およびそれに付随するカードはどれもデュエリストの体力を奪うのである。

「そうデスネ。この疲労感に耐えれないと精霊を操ることは厳しいかもしれマセン」
「そっか……」

 そう言って俯く綾香。エヴァは内心「しまった」と後悔した。せっかく綾香が精霊を目覚めさせようと頑張っているのに、そのやる気を削ぐような発言をしてしまったのである。後悔先に立たず。口は災いの門。と用法用例は別に最近覚えたばかりの日本語のことわざが頭の中をぐるぐると駆け巡り、エヴァの顔には滝のような汗が滴り始める。

「エヴァさん? 凄い汗ですよ?」
「ファッ!? ナナナナンデモナイデスヨー!」
「いつも以上に片言になってるし! エヴァって隠し事本当に下手よね!」
「アウウ……スイマセン」
 
 張りつめた空気が少しではあるが、和んだ気がした。











「……ねえ、あなたは誰?」

 綾香が精霊使いの鍛錬を始めて2週間ほど経った頃だろうか。綾香は夢をよく見ていた。人間が夢を見るのはレム睡眠の時であると言われており、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す人間は目覚めた時にその記憶が残っていないことも多い。
 それでも夢のようで夢ではないものを毎晩のように見ていた。綾香がいたのは満点の星空が浮かび、青々とした草が涼しく優しい風に揺れる高原のような世界だった。最初のうちはここはどこだろう、と彷徨い歩くだけだったがそれが数日続いた後に彼女は1体のドラゴンと遭遇した。
 そのドラゴンは光子竜やスカーライトのような一般的なイメージされる西洋風の筋骨隆々なドラゴンとは異なり、どこか東洋の龍を思わせるような細い身体を持っている白い竜だった。矢じりのような流線形な身体と胸部と肩についた青い宝石のような物体が儚くも美しいドラゴン。綾香は見たこともないそのドラゴンに懸命に話しかけていた。
 しかし、そのドラゴンは綾香の存在にこそ気づいてはいるものの、警戒しているのかそれとも単に無口なだけなのか綾香の問いかけには答えようとしなかった。それでもこのカードこそが白紙のカードに宿る精霊なのではないか、と思った綾香は根気強くそのドラゴンに話しかけては自分がそのドラゴンに敵意を持っていないことを伝えようとする。最もそのドラゴンはそんな綾香の気持ちなどどこ吹く風とばかりに清らかな風と光を纏っては天空へと去っていくのだが。

「……また、会いに来るからね」

 自分で意図しているわけではないのだが、朝を迎えて目覚めようとすることを綾香は本能的に理解していた。精霊の世界を去る時に誰もいない空に向かって別れの挨拶を欠かすことはなかった。

「綾香サン、綾香サンはきっと精霊の心を開きつつあるみたいデスネ!」

 綾香はその夜に見た夢の内容をエヴァに逐次報告していた。エヴァはスカーライトと完全に繋がるまで夢でスカーライトと出会うなどということはなく、綾香の例は自分にも遊希にもない特殊なケースであると断言した。
 体験したことこそないが、綾香とそのドラゴンの絆はこの時点で相当深いものであることは彼女にもわかっていた。そして綾香がそのドラゴンをデュエルモンスターズの精霊として覚醒させる時も近いことを。

「そうなのかな……なんか話しかけても話しかけても喋ってくれないんだけど」
(どう思いマスカ、スカーライト?)
―――あたしとは違って人見知りなのかもね、そのドラゴンは。ん? 人見知り? ドラゴン見知りって言うのかな?
(そこ大事なんデスカ?)

 妙なところに拘るスカーライトのことは置いておいて、エヴァはスカーライトの言葉を伝えた。エヴァもといスカーライト曰く、そのドラゴンの綾香に対する感触は話を聞く限りでは悪くはないようである。

「……だそうデス。なので心配はいらないと思いマス」
「そっか。じゃあ今日もデュエルと行くわよ」
「お供するデス!」











「こんにちは、いやこんばんはかな?」

 最早恒例となりつつあった精霊との交信。ドラゴンが返してくれなくても目覚めるまでの間綾香はそばにいることにした。綾香が近くに寄ってもそのドラゴンは威嚇など敵意を感じさせる行動はとらないことから綾香を敵視しているわけではないのがわかる。
 それでも完全に信用を得ていないのであれば、絆を結んだとは言えないため、綾香はその日あった出来事をわかるようにドラゴンに話すことで、そのドラゴンの心を開ければと思っていたのである。

「今日もいっぱいデュエルしたわ。いつかあなたと一緒にみんなとデュエルする時が来ることを待ってるけど……私が未熟なのかまだあなたのことを覚醒させてあげられないの。ごめんね」
―――……い。
「ん?」
―――そんなこと……ない。

 綾香の脳裏にはぼそぼそ喋る少女の声が響いた。この世界にいるのは綾香とそのドラゴンだけ。声の主は紛れもなく綾香の隣で横たわりながら空を見上げていたそのドラゴンであった。ドラゴンが応えてくれたことで綾香は太陽のような笑みを向ける。

「……やっと、喋ってくれたね。えーと、自己紹介がまだだったね。私は星乃 綾香っていうの。綾香って気軽に呼んで?」
―――綾香。
「そう」

 ドラゴンは何処か照れ臭そうに綾香の名前を呼ぶとそのまま黙ってしまった。しばしの沈黙の後に何があったのだろうか、と不思議に思った綾香がドラゴンの顔を覗き込むとそのドラゴンは何処か戸惑った様子を浮かべていた。

「……どうしたの?」
―――あのね。
「……うん」
―――わたし……名前がわからないの。
「えっ?」

 このドラゴンはスカーライト同様人間界で生を受けたドラゴンである。このドラゴンには当然決められた名前があるようなのだが、人間界において顕現してまだ日が浅く、自分自身が何者であるかということもはっきりと理解していなかったのだ。
 最も綾香の話を聞いたことで自分がデュエルモンスターズの精霊であるということは理解しているのだが。それでも自分自身の名前がわからない以上、積極的に話しかけてくれる綾香に対してどう答えるべきかわからなかったのである。

―――わたしには名前がある。でも……その名前がわからない。だから綾香、あなたとは話せなかった。名前のないドラゴンなんて変だって思われて嫌われたくないから……
「……ふふっ」

 その見た目からは想像できない細やかな悩みを聞いた綾香は思わずぷっ、と噴き出した。それには言葉少な目だったドラゴンも珍しく感情を露わにした。

―――笑うなんて……ひどい。
「ごめんごめん、なんか私の友達を思い出してさ」
―――友達?
「うん。あなたと一緒で悩まなくてもいいことで悩んで不器用で……でも今その友達はいないんだ」
―――いない?……なんで?
「連れ去られちゃったの。あなたと同じデュエルモンスターズの精霊に。ねえ、ドラゴンさん……私はその子を助けたい。でも今の私の力だけじゃ到底助けることなんてできない……だからあなたの力を借りたいの!」

 綾香はドラゴンに対して攫われた遊希のこと、遊希の精霊である銀河眼の光子竜のこと、自分と同じ精霊使いであるエヴァのこと、エヴァに宿る精霊・スカーライトのこと、自分がどうしてそのドラゴンの世界にやってきたのか、ということまで自分の思っていること全てを告げた。ドラゴンは綾香が話すことに驚いていたようであるが、最終的にそのことを聞くドラゴンの顔は真剣そのものになっていた。

―――わたしに……そんな力が……
「精霊界に行くには精霊の世界を知る銀河眼の光子竜ってモンスターの力が必要なの。そしてそんな光子竜を眠りから覚ますためにはあなたの力が必要になる。ごめん、一気に伝えすぎて混乱しちゃったかな?」
―――大丈夫……でもちょっと不安。わたしにそんな力があるのかな。
「あなたの力はわからない。でも私があなたの持つ力を引き出してあげる」
―――綾香……あのね、私ずっとあなたのデュエルを見ていたの。正直……綾香のデュエルは細かいミスも多いしそれが負けに繋がることも多い。

 淡々とした口調で綾香のデュエルを評するドラゴン。少しばかり申し訳なさそうな顔をしながらそのくせ的確かつ少々毒舌なドラゴンの口ぶりに綾香は思わず天を仰ぐ。自分のデュエルが遊希やエヴァほど冴えわたったものではないにしても、ここまではっきりと、そして将来的に自分の相棒となる精霊に言われるとさすがに傷つくというものである。

―――でも……綾香のデュエルは見ててなんというか……頑張りが伝わってくる。応援したくなる……
「……む、無理に励まさなくていいよ」
―――無理……じゃない。私……綾香だったら一緒に戦っても……いい。でも……まだ力が足りない。
「力?」
―――私は……精霊として……綾香のところに行く力がほしい。綾香と……デュエルをしたい。綾香といっしょに……

 朝目覚めたとき、綾香は決意を新たにした。











 その日の授業が全て終わった後、綾香はエヴァにデュエルを挑むことにした。遊希が攫われて早くも2か月ほどの月日が経とうとしており、世間はハロウィンが近いこともあって若者が仮装したり、子どもがお菓子をせがんだりするなどにわかに慌ただしくなりつつあったが、綾香たちにハロウィンに興じている余裕などなかった。
 エヴァはこの2か月間3日に1回のペースでエヴァとデュエルをしていたが、今の今までエヴァには1度も勝っていない。エヴァのデッキやプレイングこそ綾香は直接デュエルをすることで学んでいたのだが、個別にメタを立てることなくそのままのデッキで、綾香本来のやり方で挑んでいたために勝つことはできていなかった。
 ただ綾香からしてみればエヴァに勝つ勝たないの問題ではない。変に着飾らないありのままの自分のデッキで、自分のデュエルでエヴァに挑むことで精霊に綾香がどんな人間かを理解してもらいたかったのだ。

「エヴァちゃん。お願いがあるんだけど……」
「なんデスカ?」
「……私はこのデュエルで精霊を目覚めさせる」
「……ハイ」
「だから、絶対にスカーライトを召喚して。そして全力で私を倒しに来て」
「……わかりまシタ。ですが綾香サン」
「なに?」
「私はいつだって全力デス。綾香サンは精霊を駆るに相応しいデュエリストですカラ」

 そう言って可愛らしいながらもどこか不敵な笑みを浮かべるエヴァ。かつて自分が遊希にスカーライトと絆を結ぶ手伝いをしてもらったときのように、今度は自分が綾香の手助けをする番である。いつ綾香の精霊が目覚めてもいいように、そのための覚悟は既に彼女の中でできていたから。
 デュエルディスクを起動し、デュエルモードへと移行する。コンピューターによって先攻後攻の決定権がどちらに与えられるかが決められ、綾香にその権限が与えられる。竜星デッキはリクルート主体のデッキ。そのため綾香は迷わず先攻を選択した。

「綾香サン……遊希サンが連れ去られてから2か月が経ちまシタネ。そしてあなたが精霊使いの力を目覚めさせてからも同じくらい経ちまシタ」
「うん」
「……正直羨ましいデス。私は何年もかかったんですカラ。精霊には強い力がある分、そのリスクも大きい……なのでそれに耐えうる人になってもらいたいデス。だから容赦しまセン」
「エヴァちゃん……わかったよ。私も、今持てる力を全部出していくわ!!」

 千夏と詩織、そして竜司が真剣に見つめる中、綾香とエヴァのデュエルが始まった。


綾香 LP8000 手札5枚
デッキ:37 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0
エヴァ LP8000 手札5枚
デッキ:39 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0


☆TURN01


「先攻は私よ!」

 先攻のデュエルは最初に引いた5枚の手札で今何ができるかを考える。他ならぬ遊希の教えであり、綾香はそれを聞いて以降忠実にそれに従うようにしていた。

「私は手札から魔法カード、調律を発動するわ。デッキから「シンクロン」と名のついたチューナーモンスター1体を手札に加える。私はデッキからジャンク・シンクロンを手札に加え、デッキトップを墓地に送るわ」
「いきなりチューナーをサーチしましたカ……」
「でもジャンク・シンクロンの効果は後半に取っておきたいからまだ召喚しないわ。私はモンスターをセット、カードを2枚セットしてターンエンドよ!」


綾香 LP8000 手札2枚
デッキ:35 モンスター:1 魔法・罠:2 墓地:2 除外:0
エヴァ LP8000 手札5枚
デッキ:39 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0


 綾香とエヴァのデュエル。その行く末を人間たちが、そして精霊たちが見守っていた。




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ター坊
白い龍、青い宝石…奴だな!
綾香が特訓する中で掴みかけている精霊。スカーライトとのぶつかり合いで目覚めるのか!?
(2016-06-20 15:13)
名無しのゴーレム
精霊可愛い(末期症状)
攫われて2か月も経っちゃったか……そりゃあ精霊の力をものにするのに一朝一夕で上手くいくとは思ってはいませんが。これ、戻った後も大変そうだな……
他の精霊使いの手を借りることでデュエリストと精霊の繋がりを強める……奇しくも遊希が以前エヴァと行ったものに似た展開ですね。さて、このデュエルでスター……ゲフン、未知の精霊は完全に目覚めるのか? (2016-06-20 21:38)
から揚げ
寡黙で健気な精霊ちゃん(仮)と、親友を助ける為に一生懸命努力する綾香ちゃんがとっても愛らしいですね〜。こいつはファンサービスのし甲斐がありそうだ(セルゲス顔)後、詩織ちゃんがサフィラデッキにサイバーエンジェルを投入する展開も見たいですね! (2016-06-22 00:18)
光芒
>ター坊さん
はい、奴ですね。
スカーライトも光子竜とのデュエルがきっかけで目覚めたので、二の轍を踏むことになるのでしょうか。それについてはまた追々明かしていければと思います。

>名無しのゴーレムさん
当小説第4の精霊になりますが、今回は少しあざとさを狙ってみました。常識人、ギャル、無口系と差別化は出来ていそうなので(え
遊希が攫われてから2か月も経ってしまいましたが、エヴァがスカーライトと繋がるのに数年の時を要している以上、綾香の精霊使いとしての成長速度は目を見張るものがあったりします。ただ仮に遊希を取り戻せたとしても大変なことになりそうということは否定しませんが。

ちなみにコメントでも触れられている通り、遊希がスカーライトを目覚めさせる手助けをしたように、今度はその時助けられた側のエヴァが手助けする側に回っています。かつて助けられた側が助ける側に回る。王道ですがそんな少年漫画の王道的展開が好きだったり。

>から揚げさん
残念ながらセルゲイ展開はないですよ(マジレス
そういえば閃光の決闘者およびインヴェイション・オブ・ヴェノムで儀式およびサイバーエンジェルが強化されましたね。ただサフィラとはまず噛み合わないので本編中ではサイバーエンジェルは使う機会はないと思います。 (2016-06-22 01:39)

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89 第88話:とにかく可愛い決闘者・1 1645 10 2016-03-11 -
124 第89話:とにかく可愛い決闘者・2 1666 8 2016-03-13 -
119 第90話:五人五色な決闘者 1564 6 2016-03-14 -
154 遊希たちが4月改訂を語るようです 1586 8 2016-03-16 -
99 第91話:夕刻迎えし決闘者 1488 6 2016-03-16 -
120 第92話:解き放たれた決闘者 1741 6 2016-03-18 -
95 第93話:秘密を打ち明けた決闘者 1852 7 2016-03-20 -
96 第94話:一計案じる決闘者 1381 8 2016-03-22 -
102 第95話:絆深める決闘者 1539 10 2016-03-23 -
101 第96話:矛を交える決闘者・1 1509 9 2016-03-25 -
146 第97話:矛を交える決闘者・2 1433 6 2016-03-27 -
142 第98話:矛を交える決闘者・3 1628 7 2016-03-29 -
103 第99話:矛を交える決闘者・4 1525 7 2016-03-31 -
120 第100話:熱戦の決闘者・1 1500 6 2016-04-02 -
148 第101話:熱戦の決闘者・2 1532 10 2016-04-05 -
107 第102話:熱戦の決闘者・3 1549 11 2016-04-07 -
101 第103話:熱戦の決闘者・4 1485 6 2016-04-09 -
132 第104話:熱戦の決闘者・5 1623 6 2016-04-11 -
123 第105話:熱戦の決闘者・6 1549 6 2016-04-13 -
90 第106話:決戦に臨む決闘者・1 1537 6 2016-04-15 -
147 第107話:決戦に臨む決闘者・2 1585 11 2016-04-18 -
102 第108話:別れの時を迎える決闘者 1564 10 2016-04-20 -
99 番外編前編について遊希たちが語るようです 1605 6 2016-04-21 -
130 第109話:2通の手紙 1700 11 2016-04-23 -
119 第110話:青き眼のアトラクション 1596 6 2016-04-25 -
148 第111話:新時代のデュエル 1532 6 2016-04-27 -
107 第112話:ドラグーン 1445 6 2016-05-01 -
134 第113話:アクセラレーション! 1559 7 2016-05-03 -
140 第114話:熱気溢れしサーキット 1361 6 2016-05-06 -
165 第115話:新たなるブラックフェザー 1422 5 2016-05-10 -
152 第116話:疾走の果てに 1603 7 2016-05-12 -
78 第117話:ノンストップ・ガールズ 1637 6 2016-05-14 -
99 第118話:夏の終わり 1570 9 2016-05-16 -
142 第119話:謎の美少女 1633 4 2016-05-19 -
103 第120話:真・究極 1489 8 2016-05-21 -
82 第121話:遊希の動揺、遊望の微笑 1463 4 2016-05-23 -
92 第122話:聖夜の悲劇 1437 6 2016-05-25 -
76 30000アクセス記念企画を少々。 1315 5 2016-05-27 -
109 第123話:姉として 1446 3 2016-05-29 -
95 第124話:対峙する竜と龍 1490 3 2016-06-01 -
87 第125話:顕現せし遊望の精霊 1573 5 2016-06-03 -
86 第126話:No.(ナンバーズ) 1561 4 2016-06-06 -
127 第127話:届かぬ言葉 1541 7 2016-06-08 -
99 30000アクセス記念企画 1763 4 2016-06-10 -
93 第128話:白紙のカード 1489 6 2016-06-14 -
147 第129話:青空の下で 1440 3 2016-06-17 -
151 第130話:白いドラゴンとの邂逅 1641 4 2016-06-20 -
99 第131話:試練のデュエル 1477 4 2016-06-23 -
92 第132話:第四の精霊 1502 5 2016-06-26 -
139 第133話:舞い降りる閃珖竜 1547 4 2016-06-29 -
104 第134話:親友に託された力 1508 3 2016-07-02 -
126 第135話:涙の誓い 1465 4 2016-07-06 -
129 第136話:次元転送装置 1435 3 2016-07-09 -
126 第137話:新たなる竜星 1545 5 2016-07-12 -
79 第138話:綾香の忘れたもの 1513 4 2016-07-15 -
158 第139話:決闘者たちの選択 1332 5 2016-07-19 -
127 第140話:2人の真意 1391 7 2016-07-24 -
95 第141話:精霊界への旅立ち 1438 4 2016-07-28 -
97 第142話:黒き魔術師と弟子 1387 3 2016-08-02 -
146 第143話:七星将軍の襲撃 1452 3 2016-08-05 -
113 精霊界 登場キャラクター(9/14更新) 1461 0 2016-08-07 -
103 第144話:英雄と炎拳・1 1440 5 2016-08-10 -
95 第145話:英雄と炎拳・2 1337 4 2016-08-14 -
94 第146話:騎士王の覚醒 1346 6 2016-08-17 -
114 第147話:竜姫神と岩の合成獣・1 1555 3 2016-08-21 -
103 第148話:竜姫神と岩の合成獣・2 1412 2 2016-08-23 -
75 第149話:過去への鎮魂歌 1422 7 2016-08-26 -
117 50000アクセス記念企画~短編集・1~ 1439 3 2016-08-28 -
111 第150話:機械の身体に宿る心 1254 0 2016-08-31 -
86 第151話:空を超えて 1235 0 2016-09-03 -
148 第152話:竜と機械の大会戦 1322 0 2016-09-08 -
84 第153話:竜領域のナンバーズ 1391 0 2016-09-13 -
114 50000アクセス記念企画~短編集・2~ 1629 7 2016-09-17 -
126 遊希たちが10月改訂を語るようです 1388 4 2016-09-19 -
110 第154話:望まぬ戦い 1306 2 2016-09-23 -
95 第155話:正しさと過ち 1266 4 2016-09-27 -
92 第156話:少女の決意 1399 2 2016-10-01 -
149 第157話:遊希に起きた異変 1518 4 2016-10-05 -
140 第158話:未知なるデッキ 玻星光 1442 3 2016-10-08 -
139 第159話:玻璃の如く純粋に 1429 2 2016-10-12 -
129 第160話:限界を超えて 1377 3 2016-10-15 -
155 第161話:決戦 1398 3 2016-10-18 -
127 第162話:精神の成長 1382 2 2016-10-21 -
83 第163話:聖なる珖放つ神の竜 1413 4 2016-10-24 -
73 第164話:絆が紡いだ道 1532 6 2016-10-27 -
96 第165話:戦いの終わり 1427 4 2016-10-30 -
99 番外編 Trick or Treat 1325 5 2016-10-31 -
142 第166話:終わりの始まり 1544 9 2016-11-04 -
131 第167話:最期のワガママ 1578 4 2016-11-07 -
150 第168話:声なき再会の誓い 1437 4 2016-11-10 -
116 番外編:11月11日 1312 5 2016-11-11 -
99 第169話:七皇激突 1259 3 2016-11-15 -
77 第170話:怒りに生まれし竜 1261 3 2016-11-17 -
161 第171話:紅き新星竜 1595 5 2016-11-19 -
109 第172話:未来を賭けた戦い・1 1462 4 2016-11-22 -
154 第173話:未来を賭けた戦い・2 1393 3 2016-11-24 -
153 第174話:未来を賭けた戦い・3 1332 4 2016-11-28 -
166 第175話:神の目覚め(修正済) 1358 5 2016-11-30 -
178 第176話:ゴッド・ナンバーズ 1807 5 2016-12-02 -
132 第177話:次元を越える想い 1633 4 2016-12-05 -
171 第178話:天地創造の龍 1605 3 2016-12-07 -
140 第179話:希望への道 1479 3 2016-12-09 -
159 第180話:別れの時 1372 4 2016-12-11 -
131 第181話:少女たちの帰還 1327 5 2016-12-13 -
82 遊希たちが1月改訂を語るようです 1299 7 2016-12-15 -
147 第182話:バースデイ 1545 3 2016-12-17 -
123 第183話:星龍皇覚醒・1 1370 3 2016-12-19 -
147 第184話:星龍皇覚醒・2 1404 4 2016-12-21 -
113 第185話:星龍皇覚醒・3 1305 4 2016-12-22 -
133 番外編:一番のプレゼント 1336 5 2016-12-25 -
153 第186話:星龍皇覚醒・4(修正済) 1465 3 2016-12-26 -
131 星龍皇 設定・カード紹介 1486 0 2016-12-29 -
92 第187話:星龍皇覚醒・5 1395 4 2016-12-30 -
130 番外編:新年 1346 4 2017-01-01 -
106 第188話:星龍皇覚醒・6 1213 2 2017-01-04 -
144 第189話:星龍皇覚醒・7 1381 3 2017-01-07 -
87 第190話:神星龍皇と課せられた運命 1534 3 2017-01-09 -
156 エピローグ:未来 1794 10 2017-01-13 -
122 番外編:2月3日 1431 4 2017-02-03 -
121 番外編:愛と友情のチョコレート 1137 4 2017-02-14 -
109 番外編:桃(色)の節句 1237 4 2017-03-04 -
157 感謝とお知らせ 1366 2 2017-05-04 -
116 番外編:Gift 1258 2 2017-12-25 -
167 ゴブリンと青眼(ブルーアイズ) 1206 2 2018-01-14 -
142 アフターストーリー:星乃 綾香編・1 1895 2 2018-05-24 -
117 アフターストーリー:星乃 綾香編・2 1117 2 2018-05-28 -
128 アフターストーリー:星乃 綾香編・3 1110 2 2018-05-30 -
157 アフターストーリー:星乃 綾香編・4 1203 2 2018-06-03 -
141 アフターストーリー:星乃 綾香編・5 1198 4 2018-06-06 -
88 アフターストーリー:陽川 千夏編・1 966 2 2018-08-14 -
93 アフターストーリー:陽川 千夏編・2 976 3 2018-08-20 -
136 アフターストーリー:陽川 千夏編・3 988 3 2018-08-23 -
96 アフターストーリー:陽川 千夏編・4 1007 2 2018-08-25 -
65 アフターストーリー:陽川 千夏編・5 882 3 2018-08-30 -
97 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・1 1039 2 2018-09-01 -
227 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・2 1117 3 2018-09-07 -
130 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・3 886 0 2018-09-09 -
90 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・4 964 3 2018-09-12 -
149 番外編:願う幸福 1614 2 2018-12-25 -

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