まき・ちづるの次回予告 ②　作：はにわ改

　
まき「まきと」

ちづる「ちづるの」

まき・ちづる『次回予告＆最強カード紹介～！』

まき「って、何よー！
このタイミングで次回予告とか！
あたしたち、世界大会に向けた服選びに忙しいのにー！」

ちづる「あはは・・・確かに、タイミング悪い・・・よね、お姉ちゃん」

まき「まったくーっ、透矢のバカも用事があるとか言って、どっか行っちゃったみたいだし・・・一体、どこに行ったんだか」

ちづる「そ、それがね、お姉ちゃん・・・」

まき「うん？
どうしたの、ちづるちゃん」

ちづる「お兄ちゃん、久遠さんと一緒にいるみたい」

まき「はぁ？久遠とっ？
な、何よ、それ！」

ちづる「電話で刹那さんの名前を騙って、お兄ちゃんを呼び出したみたい」

まき「むむ・・・何か嫌な予感がすると思ったらーーこうしちゃいられないわ！
ちづるちゃん、透矢と久遠は今、どこにいるの！」

ちづる「えっ？！
えーと・・・空港に、いるみたい・・・」

まき「空港？！
なんで、んな所に？
ま、まぁいいわ。
考えるよりも行動よ！
あたしたちも行くよ、ちづるちゃん！」

ちづる「え、え？！
だ、ダメだよ、お姉ちゃん！
物語の中では、私たちはお兄ちゃんが久遠さんと一緒にいることは知らない設定なんだから・・・」

まき「設定がどーだか知らないけど、あいつらいつの間に二人で出かけるような関係になったのよ？
黙ってらんないわ！」

ちづる「だ、ダメだって、お姉ちゃん～！」

（止めるちづるを引きずっていくまき。
このままだと次回予告どころか、収拾がつかないので、真希の記憶を消去！）



まき「はい、では次回予告をちゃちゃっとやっちゃいますか、ちづるちゃん」

ちづる「（ほっ・・・）う、うん、そうしよう！」

まき「えーと、次回は透矢とワシントン・アカデミアの代表とデュエルするみたい・・・って、あれ？
なんでそんな話になってんの？」

ちづる「（ぎく・・・っ）い、いや、あのね？
実は今日、その代表さんが来日したみたいで、
用事で出掛けてたお兄ちゃんとたまたま会って・・・みたいな流れ、かな・・・」

まき「ふーん？
でも先方って、透矢のこと、知ってんの？」

ちづる「そ、そうみたい！
お兄ちゃんって有名人だよね、きゃははは！」

まき「ど、どーしたの、ちづるちゃん？
変な笑い方しちゃって」

ちづる「う、ううん、なんでもない・・・」

まき「そう？
えっと・・・で、透矢と戦うのはシェリル、って子みたいね」

ちづる「アルフレッドさんと同じ、トップデュエリストだよね？
強いんだろうな・・・」

まき「どうも、『ガンマン』をモチーフした、カードを使うみたい。
去年の大会で、炎魅子先輩に勝ってる・・・」

ちづる「わわ、やっぱりすごいんだ・・・」

まき「というわけで、最強カード紹介！」

『荒迅銃騎（バースト・トルーパー）』 バッファロー・ビル
風属性 銃士族
レベル ８ 攻撃力 2800 守備力 1600
効果
①召喚・リバース・特殊召喚成功時に、このカードにバレット・カウンターを６個置く（最大６個まで）。
②このモンスターが戦闘する時、このカードにバレット・カウンターが１つ以上乗っていれば、１つ取り除く。またバレット・カウンターの乗っていないこのモンスターは攻撃出来ず、攻撃力は半分になる。
？？？？

ちづる「銃士族・・・？」

まき「昔の西部劇とかに登場、また実際に活躍した有名人がモチーフみたいね。
バレット・カウンターってのが、カードの肝にあたる部分で、これを使って色んな効果を使うみたい」

ちづる「へー・・・、そんなデッキもあるんだ」

まき「ま、トップデュエリストのデッキだからね。
かなり強力みたいよ」

ちづる「お兄ちゃん、頑張って！
見には行けないけど、応援してるから・・・！」

まき「でさ、結局、あいつはどこにいるの？」

ちづる「え？さ、さぁ・・・」

まき「ちづるちゃんが知ってるわけないか・・・ま、後で聞けばいいや！」

ちづる「（よかったぁ～・・・）」

まき「それでは次回！
『透矢vsシェリル 剣vs銃の戦い！』でまたお会いしましょう！」

ちづる「皆さま、次回もお楽しみに！」

まき「さてさて、あたしたちは買い物しないとね。
えーと・・・下着は、こんなのどうかな」

ちづる「え、ええっ？
お、お姉ちゃん、それはちょっと過激だよぉ」

まき「でもさ、アメリカに行くのよ？
ちょっと気合いってゆーか、勝負かけないと・・・」

ちづる「いや、だからお姉ちゃん・・・私たちは大会に出るんだから、あまりそういうところに気合い入れても・・・」

まき「だって次回はないかもしれないわよ？
ちづるちゃんもほらほら、普段は大人しいのしか履いてないんだから、たまにはこのぐらいのもーー」

ちづる「こ、こんな、ひ、紐なんて、私、恥ずかしくて履けないよーっ！」

まき「向こうでパツキン（死語）に馬鹿にされてもいいの？
ほら、これとかこれとかーー」

（その後も姉妹の仲の良い買い物は夕時まで続くのだったーー）