まきとちづるの次回予告⑤　作：はにわ改

　
まき「まきと」

ちづる「ち、ちづるの」

まき＆ちづる「次回予告＆最強カードしょうかぁあ～い！」

まき「はい、というわけで皆さん、ご無沙汰しておりました（ぺこり）。
一年以上間を空けての、連載再開となります！」

ちづる「あ、あの……お、お久しぶりです（ぺこり）」

まき「確か前回は半年で、今度は一年？
突然、思い出したように連載再開だなんて、厚顔無恥も甚だしいわね！」

ちづる「あ、あはは……（う、うぅ……さすがに今回はフォロー出来ないよぉ、作者さん……）」

まき「全くあたしたちにしても、勝手に放置されたんじゃたまらないわよね！
ようやくマンネリ気味の話が、大きく動き始める大事な時期だったのに！」

ちづる「う、うん……。
だ、だから、その……次回はいよいよ、クロエ先生とクリス先生が率いる『機関』と、アメリカを騒がせてるプロデュエリストの誘拐犯が対決するんだよね」

まき「そう！
そこに刹那と透矢も加わって、スリリングな展開が待っている！」

ちづる「え、えぇ！？
神楽坂会長さんとお兄ちゃんも！

だ、大丈夫なのかなっ？
相手は不思議な力を使うん……だよね？」

まき「そう！
でもね、やっぱりそこは一応、カードバトルの物語！
最終的な決着はデュエルで、ってね！」

ちづる「じゃ、じゃあ……お兄ちゃんがデュエルを？」

まき「うん。
しかも刹那とタッグを組んでーーってなによ、これ！
何で透矢と刹那がタッグなのよ！」

ちづる「わ、私に言われてもぉ
……」

まき「ぐ、ぐぐ……刹那ったら、すっかりメインヒロインが板に付いてきちゃってるじゃない……」

ちづる「そ、そうだね。
お兄ちゃんとの絡みも多いし……」

まき「何よ！
あたしたちって所詮、ただの次回予告程度の出番しかないっての！？」

ちづる「お、お姉ちゃんは活躍してたよ？
イギリス校の代表をワン、キル……してたし」

まき「でもさ、めぼしい出番なんてそれくらいじゃない！
次回なんて、あたしたち全然、本筋に絡めないみたいだし！」

ちづる「う、う～ん……物語の展開上、仕方ない……のかな？」

まき「何よ、何よ！
あたしたちだっていつか脚光の機会があると信じて、こんな雑用に甘んじてるのにぃっ！」

ちづる「でもでも、ある意味で、この次回予告は私たちだけの特権、だったり……」

まき「ちづるちゃん……それで満足なの？」

ちづる「え？え、えーと……」

まき「どんどん脇役コースに嵌まっていくだけの役割で満足なの？！」

ちづる「うぅ……ま、まぁ、確かにもうちょっと出番はほしいかな……なんて」

まき「でしょ！そうでしょっ！？
よーし、こうなりゃ作者の意向を無視してでも、本筋に絡んでやるわ……」

ちづる「そ、それは……問題、じゃないかな……」

まき「ダメよ、ちづるちゃん！
そんな弱気じゃ！
主役は無理でも、何とかそれに近い活躍しないと、あたしたちの存在意義に関わるんだから！」

ちづる「そ、そうだね……。

ーーえ、え？
（作者と話し中）
ーー早く進めろ？
あ、は、はぁい。
そ、それじゃ、最強カードの紹介を……」

まき「ちょ、ちょ……勝手に話を進めないでよ、馬鹿作者！
このコーナーの主役は私たちーーもがもがもが……（うるさいので取り押さえ中）」

Ａ・Ｄ（アビス・ドミネーター） グラボイド
闇属性 昆虫族
レベル ８ 攻撃力 2600 守備力 3000
効果
・このカードが墓地に存在し、墓地のこのカードの上に４枚以上カードが置かれている時に発動できる。
このカードを裏側守備表示で自分フィールド上に特殊召喚する。
・？？？

ちづる「え、えーと、謎の敵が使ってくるカードみたいです」

まき「んー、どーも敵は墓地にカードを溜め込むと強いタイプのデッキみたいね」

ちづる「しかも、変わった効果、だよね」

まき「しかもリバースすると効果が発動するタイプだから、厄介そうね……」

ちづる「ち、ちなみにお兄ちゃんと神楽坂会長さんがタッグを組むんだけど、相手は１人で戦うみたい」

まき「２対１ってわけね。
ただでさえ刹那のデッキは強いってのに、んなハンデ背負って戦うなんて、相手も相当強敵みたいね！」

ちづる「拐われた暗木先生は無事、なのかな……。
クロエ先生の策で、遂にその場所を突き止めて、お兄ちゃんたちがそこに潜入するんだけどーー」

まき「両者、大きく入り交じってのバトル、バトル！
最初も言ったけどかなりスリリングな展開が待ってる！ってね」

ちづる「あ、あとその前に久遠さん率いるワシントン校も、一回戦を戦うみたい」

まき「ま、そっちはオマケみたいな感じみたいね。
ただ久遠の実力、乞う御期待、ってね！」

ちづる「で、では次回！
『最強タッグ？！ 深淵より出ずる者！』でお会いしましょう～」

まき「まったね～！」