【OtP】決戦前特番嘘ですごめんなさい　作：Ales

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・台本形式
・大本営発表
・大体察してると思うけれど茶番
・大（不）満足
・台本なし（一発書き）
・大法典についてのお勉強（出来るとは言っていない）

（・３・）コラボキャラクターさんたちもプライバシー保護しつつ登場します、本当にごめんなさい
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遊貴　「まずは釈明を聞こうじゃないか。あ、こちらの紙ですね。」

舞　「どれどれ……平素は格別の（中略）。拙作【メタフィジカ】にとんでもない致命的な欠陥があり、このままでは勝率０％になってしまうため、ここに修正パッチの適用を宣言致します。」

遊貴　「修正パッチ。」

舞　「はい、修正パッチです。まずはこちらのカードをご覧下さい。」


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《メタフィジカ・ドラゴン－ウンブラ/Metaphysica Dragon -Umbra》
*Original Card
星４/闇属性/幻竜族/攻２０００/守０
「メタフィジカ・ドラゴン－ウンブラ」の特殊召喚は１ターンに１度しかできない。
（１）：自分フィールド上に幻竜族モンスターが召喚された場合に発動できる。墓地のこのカードをレベル２のチューナーとして特殊召喚できる。この効果を使用したターン、自分は手札・デッキから「メタフィジカ」モンスター以外召喚・特殊召喚できない。
（２）：（１）の効果で特殊召喚したこのカードが相手に与える戦闘ダメージは半分になる。
（３）：墓地のこのカードを除外して発動できる。相手の手札２枚をランダムに確認し、そのうち１枚をデッキに戻す。この効果は相手ターンでも使用できる。
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遊貴　「はい。」

舞　「はいじゃないが。このカードの効果を３回使います。その後で《異次元からの埋葬》なりなんなりで合計５回使います。」

遊貴　「はい……はい？」

舞　「別に《シンクロキャンセル》を使ってトリシューラ連打でもいいんですよ。要は、先攻全ハンデスをできてしまう事が問題なのです。」

遊貴　「えっ……？そんな可能性あった？」

舞　「ではVTRどうぞ。っと、その前に……」


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《幻栄の光/Gloria de Illusio》
フィールド魔法
このカードの（１）（２）の効果はぞれぞれ、１ターンに１度しか使用できない。
（１）：デッキ・エクストラデッキから幻竜族モンスターが特殊召喚された時発動できる。デッキ・墓地から「メタフィジカ」モンスター１体を特殊召喚する。
（２）：墓地の「メタフィジカ」モンスター１体を除外して発動する。デッキから「メタフィジカ」モンスター１体を手札に加える。
（３）：このカードを墓地に送る。このターンのバトルフェイズを終了する。この効果は相手バトルフェイズにのみ使用できる。

《ハーフ・ライト/Half Light》
通常魔法
（１）：デッキ・墓地の「メタフィジカ」モンスター１体を選択して発動する。そのモンスターをチューナー扱いで特殊召喚する。この効果によって特殊召喚されたモンスターのレベル・攻撃力・守備力は半分になり、効果は無効化される。

《シロキシ》
効果モンスター
星４/光属性/戦士族/攻1200/守1600
（１）：自分フィールド上にカードが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
（２）：このカードの特殊召喚に成功した場合に発動する。デッキ・墓地からそれぞれレベルが同じで属性・種族の異なるモンスターを１体ずつ特殊召喚する。その後、自分のＬＰを半分にする。
（３）：（２）の効果を適用した場合、自分エンドフェイズ毎に自分のＬＰを半分にする。

《クロキシ》
効果モンスター
星４/闇属性/戦士族/攻1600/守1200
（１）：自分フィールド上にカードが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
（２）：このカードの特殊召喚に成功した場合に発動する。デッキ・墓地からそれぞれ属性が同じでレベル・種族の異なるモンスターを１体ずつ特殊召喚する。その後、自分のＬＰを半分にする。
（３）：（２）の効果を適用した場合、自分エンドフェイズ毎に自分のＬＰを半分にする。
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先攻第１ターン
手札断殺（ウンブラ、ゾンビキャリア）　→　シロキシ効果（墓地/ウンブラ、デッキ/クロキシ）　→　クロキシ効果（キャリア、ファラオの化身）　→　ライブラリアン（キャリア＋ファラオ）　→　ファラオ効果（キャリア蘇生）　→　スターダスト・チャージ・ウォリアー（キャリア＋クロキシ）　→　２枚ドロー　→　ハーフ・ライト（任意）　→　メタフィジカSモンスター（任意+ウンブラ）　→　１枚ドロー　→　ベアトリーチェ（スタダチャージ+イグニス）　→　ベアトリーチェ効果（ウンブラ）　→　幻界突入（ネブラ捨ててウンブラサーチ）　→　幻栄の光　→　簡易融合（沼地のドロゴン）　→　幻栄効果（ネブラ）　→　ドロゴン効果（光）　→　武神帝－ツクヨミ（シロキシ＋ドロゴン）　→　ツクヨミ効果　→　ウンブラ３体効果（ハンデス３）

*ここからネブラ効果でXモンスターをひたすらバウンスしつつ蘇生/リクルートを駆使してライブラリアンでドローを繰り返せばいつか除外したウンブラが還ってきます
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遊貴　「こんなコンボ考えている暇あったらもっと文章書けたよね……？」

舞　「そんな事はどうでもよろしい、尋問を開始します。リミットレギュレーションの範囲で何をしてもいいなら、あなたはこれらのカードを使いますか？」

遊貴　「い、異議あり！刑事訴訟法第198条1項および2項に違反した捜査です！即刻中止を求めます！」


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《刑事訴訟法第198条1項および2項》
*日本国刑事訴訟法
六法カード・効果モンスター（比喩）
（１）：検察官、検察事務官又は司法警察職員は、犯罪の捜査をするについて必要があるときは、被疑者の出頭を求め、これを取り調べることができる。但し、被疑者は、逮捕又は勾留されている場合を除いては、出頭を拒み、又は出頭後、何時でも退去することができる。
（２）：前項の取調に際しては、被疑者に対し、あらかじめ、自己の意思に反して供述をする必要がない旨を告げなければならない。
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舞　「なるほど、被疑者に対して不利な情報を供述する必要がない旨を予め説明しないといけないんですね。」

遊貴　「そういう事なので、ではｻﾗﾀﾞb……」

舞　「あっ待ってくださいよ、これ、「刑事」訴訟法の話ですよね？」

遊貴　「け、憲法第38条第1項を発動します。」


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《憲法第38条第1項》
*日本国憲法
六法カード・効果モンスター（比喩）
（１）：何人も、自己に不利益な供述を強要されない。
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舞　「なるほど、強要されないと。」

遊貴　「はい。」

舞　「では尺の都合と展開の都合、つまり大人の事情でお答え願います。リミットレギュレーションの範囲で何をしてもいいなら、あなたはこれらのカードを使いますか？」

遊貴　「お、大人の事情とは卑怯な……」


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《大人の事情》
*汎用的通念
速攻魔法（差違あり）
このカードを発動と効果は無効化されず、相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できず、自分はこのカードを相手ターンでも手札から発動できる。
（１）：このカードのテキストは、自由に書き換えられる。
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舞　「という訳ですので。テキストを「相手は自白を強要される。この効果は無効化されない。」とします。どうぞ。」

遊貴　「ば、ばかにゃ……しかしこのテキストには欠陥がある！私は「現時点」での自白を拒否し、変わりに一昨日の自分に自白を強要する！おとといきやがれ！ですにゃ！」

舞　「またそんな屁理屈を……！っと、本当に埒があかないので、皆様にこのコンボを見せてインタビューしてみました。」


*プライバシー保護のため、イニシャルでお送り致します
Y.T.さん（高校1年生）　「なぁにぃこれぇ」
R.K.さん（高校1年生）　「ほげええええ（なお畑違いの模様）」
R.M.さん（高校1年生）　「なんだこれは！どうすればいいのだ！」
Y.A.さん（高校3年生）　「到底許されるべきではない」
C.H.さん（高校3年生）　「これは大変な事だと思うよ」



遊貴　「」

舞　「やってしまいましたなぁ……これは教育やろなぁ……」

遊貴　「あのあのあの、【メタフィジカ】はどうなってしまうのでしょうか？」

舞　「さあ……とにかく現状、ちょっとスパイスを入れるととんでもない事になる訳でありまして。」

遊貴　「まあ年間60本打つ保証のあるバレ○ティンなら多少運用難があっても獲得するわな。」

舞　「最多勝○山さん復活が最大の補強ってかなり高齢化進んでませんかねぇ。」

遊貴　「流石に10年前の活躍を期待するのはね……飲み物のチームはちなヤクおｂ……お姉さんと畜生ペ○ギンが最高戦力だから。」

舞　「アカントリプルスリーさん移籍してまう……っと、脱線しましたね。」

遊貴　「むぅ……で、とにかくメタフィジカはどうなるのか。」

舞　「作者の人そこまで考えてなかったし、考えて運用してなかったですから。」

遊貴　「テストプレイはしたんですかね……？」

舞　「それが……このデッキをデザインした頃って、あの【EMEｍ】の全盛期だった訳で。」

遊貴　「あっ（察し）」

舞　「主人公の使うデッキですから。それに、何かあったら必要なカードを創造するご都合主義よりも予め広範囲に効果をちりばめておけば既存のカードでどうにか出来る、という微かな期待がありましたから。」

遊貴　「最重要のカードはともかくとして、だね。」

舞　「そんな訳で、現在まともなデュエルになるような調整を進めております。今暫くお待ちくださいませ。」



遊貴　「ちなみに筆者のエイプリルフールは昨年に引き続き皆伝詐欺でした。どうでもいいことですが。」



*’19.04.03　追記


舞　「アップデートが完了したようですね……」

遊貴　「詳細は“デッキ詳説：宮戸遊貴/【メタフィジカ】”を見て頂くとして、まずは全体に効果のカード名単位でのターン１制限が課せられました。」

舞　「元々特殊召喚がターン１だったので、ここは強化点ですね。」

遊貴　「で、気になるウンブラの効果ですが……」


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《メタフィジカ・ドラゴン－ウンブラ/Metaphysica Dragon -Umbra》
星４/闇属性/幻竜族/攻２０００/守０
このカード名の（１）（２）の効果は１ターンに１度しか使用できない。
（１）：自分フィールド上に幻竜族モンスターが召喚された場合に発動できる。墓地のこのカードをレベル２のチューナーとして特殊召喚できる。この効果を使用したターン、自分は手札・デッキから「メタフィジカ」モンスター以外召喚・特殊召喚できない。
（２）：このカードの召喚に成功した場合、墓地の「メタフィジカ」モンスター１体を選択して発動できる。このモンスターはターン終了時まで、そのモンスターと同じ効果を得る。
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舞　「別物になってますねこれは。」

遊貴　「これは開発デザインの軌道修正、といった感じですね。Umbraはラテン語で「影」なのですが、修正前は忍び寄って強奪する感じだったと。」

舞　「それを修正して、何かの側に存在する＝それと同一のなり得るという解釈に変更して、この効果に落ち着いたと。でも、メタフィジカでコピーして有用なカードってありましたっけ？ほとんどがフィールド外で発動するとか、召喚時に発動とかじゃないですか。」

遊貴　「グラシエスと……あとなんだっけ？まあとにかく、下級最大の攻撃力を持ったメリットモンスターとして転生しました。」

舞　「今後益々の活躍をお祈り申し上げます。」

遊貴　「この時期の特定の人間に利く台詞を……」