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50 In the Zone・3 作:Ales




『雪と光竜と夢幻世界』第50話
 In the Zone -Another view:S.Arata part.3






 「僕が何で《スタークエイク・ドラゴン》を知っているか……か。まあ、簡単に言えば、知っているから知っているんだよ。」
 「なんだその哲学。」

 思わず突っ込んでしまった。

 「ははっ、詳細は僕に勝てたら教えてあげるけど……そうだね、少なくとも人為的に作られたものではない、といったところかな?」
 「人為的に作られたものではない……?どういう事だ?」

 デュエルモンスターズのカードは、神話や伝承をモチーフとすればそれに基付いたテキストや効果をデザインする。つまりそこには人の意図が介入する事は必定であり、人為的でないカードなど通常は存在しない。

 「さあ?続きは勝ってから、ね?」
 「ああ、わかったよ……とにかく、今はデュエル中だしな。」

 征は改めて状況を整理する。
 相手の場にはいずれも一騎当千の「インフェルノイド」モンスターが5体、自分の出来る事はレベル8のシンクロ召喚。

 「レベル5の《XD-機巧のネリー》に、レベル3となった《XD-狙墜のザクト》をチューニング!地球に巣食う悪鬼悪霊、全員まとめて爆撃だ!シンクロ召喚、《XD-自律爆撃機ホンツァ》!」
 「全体除去か……攻撃力2700なら、ヴァエルかアシュメダイを戦闘破壊すれば条件を満たせる訳だ。でも、甘いよ?」
 「何?」

 不敵に笑う少年を前に、征は自分の見落としにようやく気付いた。

 「っ!そうか、インフェルノイドの共通効果……!」
 「そう、フィールドのモンスター1体をリリースして、相手の墓地のカード1枚を除外できる。《インフェルノイド・ヴァエル》の効果で自身をリリースし、墓地の《XD-諜報部隊》を除外するよ。そして《インフェルノイド・アシュメダイ》の効果も発動、《鋼鉄の意志》を除外だ。」
 「くっ……」

 完全に失念していた。
 インフェルノイドは、そう簡単に戦闘破壊できないステータスで、上回ったとしてもフリーチェーンの効果で逃げられる。爆撃機は戦闘破壊できなければその効果を発揮できず、また戦闘破壊された時のダメージも決して無視できない。特に【インフェルノイド】のように簡単に蘇生可能なデッキ相手には、相手の墓地リソースの前にこちらの展開の手が尽きかねない。

 「とりあえずフィールド魔法、《戦闘領域:司令基地》を発動、発動処理で……《戦闘領域:宇宙船艦内》をサーチする。」
 「墓地からの蘇生効果……【インフェルノイド】との相性は最悪だけど、何かあるんだろうね。」
 「いや、何もねぇ。」
 「え?」

 新田征は開き直っていた。確かに司令基地の効果は、【インフェルノイド】とは最悪の相性だ。だが、「戦闘領域」魔法カードは、いや全てのカードは、発動しなければただの紙だ。そもそも「相性が悪い」というなら、ほぼ全てのフリーチェーンは【インフェルノイド】との相性は悪い。それならいっそ、お互いにリソース勝負に持っていく方がまだ勝ちの目がある。

 「とにかくこっちは、長期戦に持ち込まなきゃ分が悪いんだ。悪いけど、粘り強くいかせて貰うぜ。カードを1枚セットしてターンエンド。」



4th.Turn
 TP:???

??? LP:8000 D:6 H:4 G:26
 F:《インフェルノイド・ティエラ》《インフェルノイド・アドラメレク》×2

NSaver LP:8000 D:23 H:1 G:8
 F:《XD-自律戦車イスク》《XD-自律爆撃機ホンツァ》
  《戦闘領域:司令基地》 《セットカード》



 「僕のターン、ドロー。……っと、まずは墓地の《ギャラクシー・サイクロン》の効果を発動しようかな。そのセットカードを破壊させてもらうよ。」
 「ちっ……じゃあ発動しとくか。今指定されたカード、《HDHQ》を発動、「XD」モンスター1体をこのターン、他のカードの効果を受けなくする。ホンツァを選択するぜ。」


---
《XDHQ/XD-Headquarters》
通常罠
(1):「XD」モンスター1体を選択して発動する。そのモンスターはこのターン、他のカードの効果を受けない。
(2):墓地のこのカードを除外し、「XD」モンスター1体を選択して発動する。そのモンスターはこのターン、レベル3のチューナーとして扱う。
---


 征にしても、このカードがこのタイミングで役に立つとは思っていない。だが破壊が確定している以上、発動しておかねばそれこそ無駄死にである。

 「…………うわぁ、難しいな。」
 「は?」
 「や、そのカードさ。墓地での効果を封じておくかどうか、ね。」
 「あー……」

 相手は、このカードの「チューナーとして扱う」という点が引っかかったようである。「インフェルノイド」の効果で除外することもできるが、さてそれをするに見合ったカードであるかどうかを計りかねているのであろう。

 「バトルフェイズ、いくよ。」

 考え出した結論は、現状では無視ということらしい。「インフェルノイド」は強力だが、同時にフィールドに出せる数は限られている。そして今、展開できる状況ではない。よって魔法・罠がなければ必然的にこうなる。征にしてみれば2体のモンスターを間接的にとはいえ除去したことになるが、残念ながらそれでも圧倒的な不利は変わらない。

 「ああ、いいぜ。」
 「じゃあ、《インフェルノイド・アドラメレク》で《XD-自律爆撃機ホンツァ》に攻撃。」


《インフェルノイド・アドラメレク》 ATK:2800  ATK:2700 《XD-自律爆撃機ホンツァ》
 NSaver LP:8000 → 7900


 「っ!何だ!?」

 巻き上がった炎により飛行機が墜落し、その炎はプレイヤーにも及んだ。その時、触れたところから痛みが発生したのだ。

 「いや、気のせいか……?」

 痛みはすぐに引いた。

 「戦闘で破壊されたホンツァの効果発動、このモンスターを戦闘破壊したモンスターを破壊し、お互いにそのモンスターの攻撃力の半分のダメージを受ける!アドラメレクには地獄に付き合ってもらうぜ!」

 業火をまともに受け、地に墜ちるのを待つだけと思われた戦闘機はしかし、自身を打ち堕とした相手に向かって特攻をしていた。果たして数千トンの火薬を乗せた特攻は、自分もろとも相手を粉砕した。
 そしてその余波は、プレイヤーにも及んだのだった。


NSaver LP:7900 → 6500
??? LP:8000 → 6600



 「っ!?やっぱ、気のせいじゃねぇ……」

 再び痛みが走った。ダメージ量に比例するのか、前回のそれより遙かに大きい痛みである。

 「くっ……でも、まだバトルフェイズは終わっていない!もう1体の《インフェルノイド・アドラメレク》で《XD-自律戦車イスク》を攻撃!」


《インフェルノイド・アドラメレク》 ATK:2800  DEF:2500 《XD-自律戦車イスク》


 「わりぃな……」

 同じように炎に飲まれていく戦車を見て、征は呟いた。しかしそれは同時に、彼を守る盾が全てなくなったことを意味する。

 「アドラメレクの効果、戦闘で相手モンスターを墓地に送った場合、このカードは続けて攻撃できる。さあ、アドラメレクでダイレクトアタックだ!」


《インフェルノイド・アドラメレク》 ATK:2800
 NSaver LP:6500 → 3700


 「くそっ!痛えじゃねえか……」
 「そっか。でもこれも勝負だから、止めないよ。《インフェルノイド・ティエラ》でダイレクトアタック。」

 これまでよりも大きな火球が、迫ってきた。

 「おいおい……嘘だろ……?」

 初期ライフの半分近くの数値がある攻撃だ。食らえばどうなるかわからない。


《インフェルノイド・ティエラ》 ATK:3400
 NSaver LP:3700 → 300


 「っ---」

 最早、声すら出ない。全身が灼け、肺の中も熱が襲い、まともに呼吸すらできない。

 「はあっ、がはっ……」

 膝を付いて喉を押さえ、何とか温度の低い空気を取り込むが、それでも熱は収まらない。

 「少し残ったか……まあ、仕方ないかな。僕はこれでターンエンド。」



5th.Turn
 TP:NSaver

NSaver LP:300 D:23 H:1 G:8
 F:《戦闘領域:司令基地》

??? LP:6600 D:5 H:5 G:26
 F:《インフェルノイド・ティエラ》《インフェルノイド・アドラメレク》×2



 「俺のターン……ドロー……」

 最早呼吸することすらも辛いといった体で、征はそれでもカードをドローした。

 「…………このまま、ターンエンドだ。」

 ゆっくりと目を閉じ、宣言した。





 「それでいいのか?」

 対戦相手のものとは違う、しかし聞き覚えのある声が聞こえた。

 「あ?」
 「それでいいのかと訊いている。モンスターの展開すらせずに、みすみす敗北を受け入れるような真似をしていいのか、と訊いているのだ。」
 「随分言ってくれるじゃねぇか、おっさん……でも、宣言しちまったものは仕方ねぇ。それに、展開してもまともにかち合ったんじゃあ分が悪いんでな。つーか、何でここにいるんだよ。」
 「まあ、君がそれでいいと言うなら、信じよう。ここに来た理由が知りたければ、勝つことだな。」

 声の主は、それ以上何も言わずに傍観者となった。顔を動かすのが面倒で目視していないが、誰であるかはわかっている。

 「無茶言ってくれるぜ……さて、聞いての通りだ。俺はこれでターンエンド。」
 「そう。時には諦めも肝心、ってとこかな。」



6th.Turn
 TP:???

??? LP:6600 D:5 H:5 G:26
 F:《インフェルノイド・ティエラ》《インフェルノイド・アドラメレク》×2

NSaver LP:300 D:22 H:2 G:8
 F:《戦闘領域:司令基地》



 「僕のターン、ドロー。このままバトルフェイズに入るよ。さて、ティエラとアドラメレク、どっちがいいかな?」

 随分意地の悪い質問だ。

 「悪いけど、どっちもお断りだ。フィールドの司令基地の効果を発動、こいつを除外してこのターンのバトルフェイズを終了する……」
 「あらら……また防がれたか。でも、いつまで保つかな?僕はこれでターンエンド。」



7th.Turn
 TP:NSaver

NSaver LP:300 D:23 H:2 G:8
 F:None

??? LP:6600 D:4 H:6 G:26
 F:《インフェルノイド・ティエラ》《インフェルノイド・アドラメレク》×2



 「…………」

 いよいよもって追い詰められた。
 前ターンは展開しても無駄な状況だったため、司令基地の効果に頼らざるを得なかったが、今は違う。


 そう、展開しなければ負けるのだ。

 だが中途半端に展開しても、《インフェルノイド・ネヘモス》を出されれば即敗北だ。その懸念があったからこそ、前ターンでは何も展開せずにいた。



 「くそっ、やるしかねえか……」

 相変わらず痛む右腕を、デッキに乗せた。



 -Commander, to the situation.



 その瞬間、何とも無機質な女性の声が聞こえた。驚いてデッキから手を放し、周囲を見渡すが、明らかに誰が発したものでもない。

 「何だったんだ……?」

 さては幻聴でも聞いたか、と思い再びデッキに触れた。



 -Commander, the Avenger is ready.



 今度は中年男性の声。

 「だから何なんだよ……くそっ。」

 三度デッキトップのカードに触れた。





 -Commander, We all ready.





 崩壊した基地。

 世界中に散った仲間。


 侵略され、書き換えられた祖国の歴史。



 侵略者に対する、復習者’’Avenger’’。




 歴戦の戦士達が、今、目前に整列している。





 -Commander, We all ready.





 -司令官、準備はできています。





 集中しろ。
 飛ぶための旋風は既に巻き起こっている。


 集中しろ。
 絡みつく余計な力は所詮、幻想だ。



 集中しろ。

 戦士の力は、必ず未来を拓く。





 「俺の……ターン、ドロー!……っ!メインフェイズ、フィールド魔法《戦闘領域:虚空》を発動!カードの効果処理で、デッキから《戦闘領域:市街地》を手札に加える。更に虚空の(2)の効果、このターンのP召喚を破棄する代わりに、デッキから「XD」ペンデュラムモンスター2体を、自分のペンデュラムゾーンにセットする!俺は《XD-斥候のルタ》と《XD-破砕のルクシィ》をセッティングする!」
 「デッキから直接ペンデュラムスケールをセット……でも、ペンデュラム召喚できないなら意味がないんじゃないかな?」
 「いや、これでいい。虚空の効果でペンデュラムスケールをセッティングした後、その2体のモンスターの合計と同じレベルのモンスターを、攻撃力0、効果無効でエクストラデッキから特殊召喚できる!」


---
《戦闘領域(せんとうりょういき):虚空(ゾーン)/Battle Field: In the Zone》
このカードはカードの効果でデッキから手札に加えることはできない。「戦闘領域」フィールド魔法は1ターンに1度しか発動できない。また、このカードの効果は(2)(3)の効果はぞれぞれ、1ターンに1度しか発動できない。
(1):このカードの発動処理として、デッキ・墓地から「戦闘領域」フィールド魔法1枚を手札に加える。
(2):デッキから「XD」Pモンスター2体を選択して発動する。そのモンスターをPゾーンにセットし、その後2体のレベルの合計と同じレベルの「XD」SモンスターをエクストラデッキからS召喚扱いで特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は0になり、効果は無効になる。この効果を使用したターン、自分はP召喚できない。
(3):「XD」モンスターをS素材としたSモンスターまたは、「XD」モンスターをX素材としたXモンスター1体を選択して発動する。このターンそのモンスター以外は攻撃できず、そのモンスターはエクストラデッキの表側表示の「XD」モンスターの種類の数だけ、追加で攻撃できる。
(4):自分のターン終了時、以下の効果から1つを選択する。
・手札・墓地の「戦闘領域」フィールド魔法1枚を除外する。
・このカードを墓地に送る。
---


 「2体の合計は8……でも、何を出すつもりだい?」
 「ああ、そこが問題なんだよな……っても、通らばリーチ、ってとこかな。来い、《XD-迫撃のウディ》!」


---
《XD-迫撃のウディ/Udi, the Mortar of Unknown ’’X’’ Destroyer》
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2900/守0
「XD」チューナー+チューナー以外のモンスター1体
「XD-迫撃のウディ」はフィールド上にに1体しか存在できない。
(1):このカードのS召喚に成功した時に発動できる。Pゾーンのカードの数まで、相手フィールド上のカードを破壊する。
(2):このカードがカードの効果で破壊されて墓地に送られた場合、デッキから「XD」モンスター1体を手札に加える。
---


 「元は攻撃力2900みたいだけど、今は虚空の効果で0……一体どうやってティエラやアドラメレクを乗り越えるんだい?」
 「まあ、あんまり運任せってのもよくねえんだけどな……贅沢は言ってられんでしょ、《XD・緊急召集令》発動、ペンデュラムゾーンのカードを全部デッキに戻して、その数+1枚ドローする。今回ドローするのは3枚!」

 一気に抜き取った3枚のカードを見て、征は口の端をつり上げた。

 「この勝負、もらったぜ!魔法発動、《英雄の生還》!」


---
《英雄の生還/Brave’s Return》
通常魔法
(1):自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動する。そのカードを墓地に送り、相手フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。その後、墓地から「XD」モンスター1体を特殊召喚する。
---


 「また厄介なカードを……」
 「人の嫌がることをするのがデュエリスト、って偉い人が言っていたらしいぜ!自分フィールド上のウディを墓地に送り、《インフェルノイド・ティエラ》を破壊する!」

 征の墓地-だったはずの場所からロケット弾が発射され、巨大な蛇のような悪魔に直撃した。爆発の後、その悪魔の姿はない。

 「そして、墓地から「XD」モンスターを特殊召喚!戻ってこい、《XD-迫撃のウディ》!」
 「2900……でも、忘れた訳じゃないだろう?アドラメラクのどちらかを破壊すれば、僕のフィールドのモンスターの合計レベルは8……「インフェルノイド」を再び展開できるようになるよ!」
 「ああ、その心配はいらねぇ。虚空の(3)の効果は、エクストラデッキの表側表示の「XD」の種類分だけ、追加攻撃を得る効果だ。今エクストラデッキには、《XD-突撃のアリブ》、《XD-斥候のルタ》《XD-狙墜のザクト》《XD-機巧のネリー》の4種類がいる!よってこのターン、5回攻撃できるってことだ。」
 「凄いな、君は……」

 諦念したように呟く少年を前に、征はしかし、はっきりと言った。

 「凄いのは俺じゃねえよ……どんな状況でも絶対に還ってくる、こいつらさ……バトル、いくぜ。」
 「なるほど、絆というものか……どうぞ。」

 攻撃宣言に合わせて、迫撃砲から砲弾が飛び出した。宣言と共に爆音が響き、目標に垂直降下する。



《XD-迫撃のウディ》 ATK:2900  ATK:2800《インフェルノイド・アドラメレク》
 ??? LP:6600 → 6500



《XD-迫撃のウディ》 ATK:2900  ATK:2800《インフェルノイド・アドラメレク》
 ??? LP:6500 → 6400



《XD-迫撃のウディ》 ATK:2900
 ??? LP:6500 → 3600



《XD-迫撃のウディ》 ATK:2900
 ??? LP:3600 → 700



《XD-迫撃のウディ》 ATK:2900
 ??? LP:700 → 0





Win:NSaver





 「ふぅ……よし、勝ったぜ。」

 デュエル終了と同時に、痛みは引いていた。

 「ああ、負けたよ。ああいうのを、ディスティニードロー、って言うのだろうね……」
 「おっと、俺が勝ったんだから洗いざらい吐いてもらうぜ。あんたは何物だ?何故《スタークエイク・ドラゴン》を知っていた?」

 一瞬で真剣な表情になった征は、少年に問いかけた。すると、彼は事も無げに返すのだった。


 「僕の名前はルシファー、って事になっているらしいね。《スタークエイク・ドラゴン》は……まあ、短い間だけど間借りさせてもらっていたよ。」


 「間借り……?いやその前に、名前を設定っぽく言うなよ。その辺ちゃんと、説明しろよ。」

 ルシファーの説明を受けた征とフランツは驚愕した。そして、すぐにひとりの少女を思い浮かべた。

 「あいつ……大丈夫なのか……?」





 -Another view:S.Arata END



---
《?次回予告?》



ロロナ 「人が数多持つ予言の日だ!!」

遊貴 「そんなこと!!」

ロロナ 「それだけの業!重ねてきたのは誰だ!?君とてその一つだろうが!!」

遊貴  「それでもっ!!守りたい世界があるんだっ!!!」



(・3・)何だこれは……たまげたなぁ……
だいたいあってないね(・ε・)



次回、「終章『魔王』」
それちがうやつや。
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光芒
雪美ちゃんは……次の次くらいに肇ちゃんあたりと一緒に声がつくんじゃないですかね。今回は順位を考えるとぼののと三船さん濃厚ですし(無関係


フラグを回収、というわけではないですが征の危機を知らされて何処かそっけないながらも駆けつける辺り征とフランツの間にはひそかに絆が生まれていますね。そんなフランツの目の前で虚空とウディのコンボで5連続攻撃を決めて大逆転勝利を収めるのですからお見事です。

そして予告のシリアス感が過去最高クラス。ついにロロナの真意が明かされるのでしょうか。
魔王……音楽の授業でやりましたね。おとうーさん、おとうさん♪(懐かしい
(2016-05-13 11:15)
Ales(from SP)
光芒さん
待って、四番手ってことは他の属性との兼ね合いを考えると3ターン待たないといけない可能性もあるって事じゃないですかヤダー。いや待て、マーチングバンドのCDが出てそれに声が付く可能性も否定はできない……?
というか出せ☆(Cv:しゅがは)


失礼しました。征とフランツは、根っこは熱いですから、中々いいコンビになりそうですね。別に迫撃砲に思い入れがあるわけではないのですが、当初のプロットだと色々補完が面倒だったのでドカンと撃ってもらうことにしました。

>そして予告のシリアス感が過去最高クラス。
もしかして:機動戦士ガンダムS○ED
あれももう10年前なのか……最近のは先祖帰りしたせいで余計わかりません。

>魔王……音楽の授業でやりましたね。おとうーさん、おとうさん♪(懐かしい
(その魔王じゃ)ないです
もしかして:魔○物語物語
これも10年以上前なのか……サガ○ロ2好きの私としては大歓喜のゲームだったんですけどね。 (2016-05-13 18:44)
ドクダミ2号
おぉう、次回予告の遊貴ちゃんが激しいよー(意味深)
魔王ねぇ……あれって結局子供は魔王に連れ去られちゃったんだよね。……うん?
連れ去られた子供?……あ(察し) (2016-05-13 18:47)
Ales (from SP)
あ、五回目やってたんだ(放置勢)
楓さんの安定感おかしいでしょ……あなたいつまで上位張るんですか……?まあまともに歌が聴けるレベルの声付きが楓さんぐらいしかいないって言うのもちょっといやゴヨウさん関係ないでしょアッー
(モ○マスにおける作者は楓さん担当P)

失礼しました。

ドクダミ2号さん
まあ、最終回のセリフをコピペしただけですからね。ボイス的にNGですわぁ。

>魔王ねぇ……あれって結局子供は魔王に連れ去られちゃったんだよね。
(シューベルトじゃ)ないです
展開としてあながち否定はできませんけど、はい。

>連れ去られた子供?……あ(察し)
そういえばパーティー企画の方では拉致事件の被害者でしたね。ちっこいので剥いてもおいしくないですけど(意味深)。 (2016-05-13 20:10)

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96 57 コピーとオリジナルとコピー 後編 1081 2 2016-06-04 -
72 58 螢火の幽霊娘 1103 2 2016-06-07 -
121 59 Brave Sword 1210 4 2016-06-10 -
117 60 Braver’s Soul 1155 2 2016-06-13 -
116 幕間 久実のだらだラジオ01 1180 0 2016-06-14 -
90 61 紙一重の差で 1234 2 2016-06-16 -
81 62 Beyond the fate 1094 2 2016-06-19 -
111 63 一点突破! 1137 2 2016-06-22 -
96 64 交わされた約束 1008 2 2016-06-25 -
119 65 狂イ咲ケ焔ノ華 1204 2 2016-06-28 -
104 66 光と焔 1166 2 2016-07-01 -
111 67 Rifling fate 1118 2 2016-07-04 -
57 68 Gunslinger in... 1078 2 2016-07-07 -
121 幕間 久実のだらだラジオ02 1084 2 2016-07-10 -
43 69 Extra-Zero 8 1042 2 2016-07-13 -
124 70 軍靴の鳴動 1018 2 2016-07-16 -
138 71 休憩の過ごしかた 1098 2 2016-07-19 -
124 72 激戦の予感 1248 2 2016-07-22 -
103 10000閲覧感謝特番(特番とはry) 1083 2 2016-07-25 -
118 73 幻竜と隼 1096 2 2016-07-28 -
100 74 薄氷 1032 2 2016-08-01 -
126 【告知】一万閲覧感謝祭について【重点】 1238 7 2016-08-02 -
102 74 バード・ストライク 995 2 2016-08-04 -
104 75 革命と終端 1039 2 2016-08-07 -
112 76 Soldier’s Ballad 950 4 2016-08-10 -
112 77 Full Boost! 986 2 2016-08-13 -
117 78 Dead heat 1079 2 2016-08-16 -
118 79 フューチャー・リビジョン 1007 2 2016-08-19 -
103 幕間 久実のだらだラジオ03 1058 2 2016-08-22 -
119 80 それぞれの「加速度」 928 2 2016-08-25 -
46 81 EDEN 1000 4 2016-09-01 -
56 82 闇夜の錦 993 2 2016-09-05 -
121 83 月影 1212 2 2016-09-09 -
85 84 宵待桜と日照の龍 999 2 2016-09-13 -
109 85 Sakura Sunrise 1106 2 2016-09-18 -
78 閑話休題:お詫びとおまけ 1060 2 2016-09-22 -
47 86 宵闇に舞え、幽玄の桜 1001 4 2016-09-26 -
79 87 ‘‘fascination’’ 975 4 2016-10-05 -
50 88 曙光の歌 851 2 2016-10-13 -
85 89 夜露に濡れた朝陽 1088 2 2016-10-18 -
161 90 9.A.M. 1199 2 2016-10-26 -
124 幕間 久実のだらだラジオ04 1133 2 2016-11-01 -
106 91 Gwin to run 955 2 2016-11-09 -
115 92 ライトニング・マイル 957 4 2016-11-15 -
129 93 双振 1014 2 2016-11-20 -
42 94 鉛と金と 911 2 2016-11-25 -
104 95 剣と牙 1008 2 2016-11-29 -
107 96 剣戟連閃 *ミス有・未修正 1074 4 2016-12-04 -
111 97 Follow Tomorrow 1059 6 2016-12-06 -
64 幕間 久実のだらだラジオ05 971 3 2016-12-07 -
62 番外編1-1 plan 8 to B 993 3 2016-12-11 -
110 番外編1-2 †渚の大魔王† 1016 5 2016-12-15 -
145 番外編1-3 灼熱<(ヮ)> 1049 4 2016-12-18 -
105 番外編2-1 籐篠塾・開講? 941 5 2016-12-21 -
90 番外編2-2 実践?籐篠塾 1071 3 2016-12-23 -
108 そぴあちゃんのくり(ry 1148 3 2016-12-25 -
118 番外編2-3 対面する者たち 1055 3 2016-12-30 -
63 番外編2-4 集結と収束 913 7 2017-01-03 -
97 番外編2-5 勝負の鍵は右端に・1 991 3 2017-01-05 -
126 【番外編の】閑・話・休・題【番外編】 1116 2 2017-01-10 -
89 番外編2-6 勝利の鍵は右端に・2 1018 5 2017-01-13 -
132 番外編2-7 因縁と銃弾と一瞬の隙・1 1038 2 2017-01-15 -
105 番外編2-8 因縁と銃弾と一瞬の隙・2 920 4 2017-01-18 -
125 番外編2-9 因縁と銃弾と一瞬の隙・3 1005 4 2017-01-22 -
113 番外編 2-10 山場と御山と一撃必中1 1094 9 2017-01-27 -
59 番外編 2-11 山場と御山と一撃必中2 1110 8 2017-01-31 -
115 番外編2-12 服と感性と(pt.1) 939 4 2017-02-04 -
109 番外編2 前半終了の幕間 1040 9 2017-02-06 -
128 番外編2-13 服と感性と(pt.2) 899 2 2017-02-10 -
128 幕間 論争、宇宙まで 962 2 2017-02-14 -
116 番外編2-14 服と感性と(pt.3) 958 2 2017-02-16 -
115 【緊急?更新】今後の方策について 1019 2 2017-02-18 -
101 番外編2-15 服と感性と(pt.4) 1006 10 2017-02-21 -
116 番外編2-16 漁火と陣風と(pt.1) 1119 2 2017-02-26 -
131 番外編2-17 漁火と陣風と(pt.2) 987 2 2017-03-03 -
94 番外編2-18 Symphonic…1 1023 2 2017-03-14 -
108 【こいついつも】閑話☆休題【休んでんな】 962 2 2017-03-20 -
111 番外編2-19 Symphonic…2 795 3 2017-03-27 -
82 番外編2-20 新乱気流…pt.1 860 2 2017-04-05 -
137 番外編2-21 新乱気流…pt.2 899 2 2017-04-16 -
112 番外編2-22 新乱気流…pt.3 901 2 2017-04-21 -
91 番外編2-23 Waltzic...p1 888 2 2017-04-26 -
118 番外編2-24 Waltzic...p2 985 2 2017-05-02 -
101 番外編2-25 Waltzic...p3 1034 6 2017-06-03 -
81 番外編2-26 Waltzic...p4 827 3 2017-06-11 -
101 番外編2-26 Waltzic...p5 931 4 2017-06-24 -
146 98 Drawback 1062 2 2017-07-10 -
126 99 Silhouette 909 2 2017-09-22 -
120 Where is my No.100!? 1041 4 2017-11-19 -
87 番外編File-X 静かな夜に? 985 2 2017-12-25 -
99 Over the Period -御品書 899 2 2018-06-14 -
57 OtP0 Boat 779 2 2018-07-07 -
79 OtP02 Serenade 826 0 2018-07-14 -
68 OtP03 Dirge 793 0 2018-09-01 -
75 OtP04 Requiem 794 2 2018-09-17 -
94 OtP05 Period 811 2 2018-09-24 -
51 幕間りたーんず01 新・メタフィジカ 707 0 2018-09-28 -
120 OtP06 Anthem 830 2 2018-10-14 -
88 OtP07 Perfectly 912 2 2018-10-19 -
55 OtP08 Possession 685 2 2018-11-02 -
49 OtP09 Bloomin’ 816 2 2018-11-22 -
81 OtP10 Danger! 810 2 2018-12-09 -
104 OtP11 Vidofnir 936 2 2018-12-22 -
85 OtP12 Sigmund 760 2 2019-01-01 -
54 OtP13 Quantum 821 2 2019-01-11 -
93 OtP14 Vicious 815 2 2019-01-25 -
86 OtP15 Quantize 779 3 2019-01-29 -
82 OtP16 Fragments 856 2 2019-02-04 -
66 OtP17 Nornir 698 2 2019-02-15 -
78 OtP18 Beyond the End 713 2 2019-02-20 -
66 OtP第三幕 コラボ企画おしながき 665 2 2019-02-24 -
92 OtP19 Deflect 757 2 2019-03-01 -
51 OtP20 Jokulhaups 673 2 2019-03-11 -
56 OtP21 Expedition 747 2 2019-03-15 -
47 OtP22 Lindwurm 755 2 2019-03-19 -
46 OtP23 Swords 673 2 2019-03-24 -
58 【OtP】決戦前特番嘘ですごめんなさい 720 2 2019-04-01 -
114 OtP24 Charge 738 2 2019-04-08 -
110 OtP25 Manque 721 2 2019-04-21 -
63 OtP26 Lightning 643 2 2019-05-03 -
63 OtP27 Blaze 754 2 2019-05-22 -
63 OtP28 Prelude 853 2 2019-09-29 -
79 OtP29 Phantom 709 0 2021-01-02 -
51 OtP30 mare-Nectaris 555 2 2023-01-22 -
24 OtP31 Enclosure 288 1 2023-11-06 -

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