EX16:バレンタインの悪戯心　作：ター坊

注意

・時事ネタ
・時間軸・ストーリーほぼ無視
・本編より低クオリティ
・ユイが暴走します
・良い子は作品中の行為を真似して食べ物を粗末にしてはいけません。


それでもＯＫの方はお読み下さい。








ユイは意気揚々と自宅へと戻る途中だった。
というのも昨日から遠方の街で高額な賞金のデュエル大会があったため、遊月と美羽に留守番をさせ泊まり掛けで赴いていたのだ。大会の結果は当然優勝、高校生３人が二、三ヶ月過ごすには充分な額の賞金を手に入れた。バイトや小規模な大会で細々と稼ぐユイ達にとっては大金だ。
自宅に着いたユイは、今夜は久々に外で焼肉か回転寿司かどちらを提案しようかと思いながら玄関を開けた。
「ただいま」

ｶｼｬｰﾝ、あぁっ！

何か金属製品が落ちる音と美羽の叫び声が聞こえ、ユイは急いで靴を脱いでリビングに向かった。





「あー、そっか」
みんなでリビングのソファーに腰掛け、二人の話を聴いてユイは事情をあらかた理解できた。

①今日はバレンタインデー
②最初は二人とも高級品を買うつもりだったらしい
③けれどテレビで手作りチョコ特集が
④やっぱり手作りチョコが良い！
⑤ユイが帰ってくるまでに大急ぎで材料調達と調理
⑥チョコの湯煎中にユイが帰宅
⑦慌てた遊月が溶けたチョコ入りのボウルをひっくり返して落とした

そして現在に至る。
「…ユイ様、早いお帰りでしたね」
「まぁ大会が円滑に進んで、しかも俺が速攻で終わらせたからな」
本来は夜の７~８時くらいの帰宅を想定していたユイだったが、速攻での決着が多いため思いの外大会が早く終了、今はまだ３時くらいだ。
「いや、ごめんな。俺も早く帰って来れそうって連絡すれば」
「いや、ユイは悪くないよ」
「そうです…。悪いのは変な気を起こした挙げ句、チョコを無駄にしてしまった私です…」
遊月はしょんぼりとした。もう掃除は済ませたが、湯煎して溶かしたチョコの大半が床に溢れたのだ。
「…にしても、そう言えば今日はバレンタインだったか…」
「えっ？ユイ忘れてたの？」
「ああ。美羽と遊月に会うまでは全く縁のない日だったからな。でも…」

ｶﾞﾊﾞｯ

ユイは泣きそうな遊月と悄気た美羽を自分の方に抱き寄せた。
「ユイ…様？」
「ユイ…？」
「こうして一生懸命頑張ってくれる女の子が二人もいて、俺は幸せだよ」
ユイは自分の思いの丈を二人に言い聞かせた。
「チョコは手作りが嬉しいかも知れないけどさ、遊月と美羽が一番俺を愛してくれるっていうのは充分分かってるからな」
「うん…でも、やっぱり既製品よりも、って思っちゃうよ」
「なら、演出でカバーすれば良いんじゃないか」
「演出…ですか？」
「そっ」
ユイは一頻り話し終えるとソファーから立ち上がり、キッチンに向かった。





ユイが持ってきたのは余っていた未開封の板チョコ１枚とボウルに少し残ったチョコ液だ。
「ユイ…演出って」
「そうだな…まずは」
そう言ってユイは板チョコの包装を破いて１列分割り、それをさらに３ブロックに割った。
「ほら美羽、これくわえて」
「ん？」
「♪」ﾁｭ
「ふゅい(ユイ)！？」
板チョコの１ブロック分をくわえさせた美羽の唇にユイは唇を重ねた。チョコはクチュクチュと絡み合う唾液と二人の体温で表面がトロリとし始めた。
「んっ、んー。くちゅ、ふぁ、あっ、ん、くちゅっ、れろ、ん、あっ…」
ユイと美羽はチョコを噛み砕かぬように互いの口を行き来させながら転がす。その度に舌は触れ合い、チョコを落とすまいと唇はさらに深く交わる。
「んっ、あっ、ぷはぁっ」
「フフッ。美羽と一緒に溶かしたチョコ、柔らかくなって美味しいよ」
唇を離した美羽の表情は赤く火照り、目は夢心地と言うようにトロンとして、息遣いが荒くなっていた。
「…」
その様子を見ていた遊月も頬を赤らめていた。
「遊月もする？」
「…」ｺｸﾝ
遊月は小さく頷く。
「じゃあ」ﾁｭ
「あっ、ん、はぁっ、ん…、ぷはぁ。ユイ様の唇…甘いです」
「さっきまで口にチョコがあったもんな。じゃあ次は…」
ユイはボウルを持つと人差し指と中指を残ったチョコ液に潜らせた。
「…はい。では失礼します。はむっ」
チョコを纏ったユイの指を遊月はくわえこんだ。
「んっ、ちゅー、れろっ、ん、ふぁ、…ぺろぺろ、くちゅっ、んー、れろ、んっ…」
「遊月…上目遣いでエロい」
「ん、ふぉ、ふぉんなふぉと…」
遊月はユイの指を舌で舐め回したり顔を前後に動かして懸命にしゃぶる。
「さっきまで落ち込んでたのが嘘みたいだな」
「ん、ふぁ…。そんな意地悪、言わないで下さい…」
ユイの指を口から離した遊月は照れ臭そうに顔を背けた。
「じゃあ、次は美羽。横になって」
「うん…」
まだ火照りが治まらない美羽をソファーに仰向けで倒すとユイは両足を高く持ち上げる。
「ひゃっ、ユイ、見えちゃう…」
「今日はシマシマなんだ」
美羽は今日ミニスカなので高く持ち上げると中身がハッキリと見えてしまう。
「じゃあ、そこにこれを…」
ユイは高く挙げた美羽の脚の内腿にチョコ液を垂らした。
「ん…なんか、変なの…」
「大丈夫。あとで風呂に入ればチョコのべとつきも落ちるって」
美羽の内腿に垂らされたチョコ液はゆっくりと脚の付け根へと流れていく。
「ユイ…どうするの…？」
「もう少し…よし」
そう言ってユイは美羽の脚をグイッと開いて
「ちゅっ」
「ひぅん！」
ユイは垂れたチョコ液に吸い付いた。
「ユイぃ！らめぇ、そんなところ、恥ずかしいよぉ…」
「ん、くちゅ、んっれろ、ん。美羽の脚、細くて綺麗なのに太股はちょうど良い肉付きで興奮する…」
「ああぁんっ！ユイのエッチ！らめ、あんっ！それ以上、んっ舐めたり吸っちゃらめなの、ユイのほっぺ擦れちゃってるし、きひゃう、きひゃうの！」
「♪」ｸﾞｲｸﾞｲ
「そこ、押しちゃらめ、あっあっ、あああぁっ！」
ユイが美羽の下着の割れ目に指を押し込んだのがスイッチになったのか、美羽は腰をビクンと浮かせ力尽きたようにぐったりした。
「ユイのばかぁ…恥ずかし過ぎ… / / / 」ﾊｧ、ﾊｧ
「可愛いぞ美羽」ﾆﾔﾆﾔ
「もう…知らない / / /」
美羽は顔を真っ赤にしてそっぽを向いた。
「遊月。ちょっとスカート下ろして」
「は、はい…」
遊月は半分ははしたないと思いつつも、もう半分のユイに愛される喜びの誘惑に逆らえず、スカートを下ろして下着を見せる。ユイはチョコ１ブロックを持って遊月に寄り添い
「ひゃん！」
「遊月のここ、もうスゴい濡れてる…美羽とシテたのを見て興奮した？」ｸﾁｭｸﾁｭ
チョコを持った指を遊月の下着に滑り込ませ、濡れたところにチョコを触れさせる。
「ユイ…さま…」
「もう声がふやけてる」
「そんな耳元で… / / / 」
「耳もか？はむっ」
「ひゃっ！」
ユイは遊月の耳を唇で優しく挟む。時に舌で耳をなぞり、時に息を吹き掛ける。
「はぁ…はぁ…、ユイ、ひゃま…、あっ、あぅ…下も…耳も…らめぇれす…」
「でも…遊月の一番ダメなところは…ここじゃないか？」ﾓﾆｭ
「ああぁぁんっ！」ﾋﾞｸﾝ
ユイは遊月の背中から腕を回して胸を鷲掴みにする。
「ユイひゃまぁ…、らめれす、全部いっぺんににゃんてぇ…」ﾋﾞｸﾝ
「そうか？でも、声は止めて欲しい感じじゃないけど」
ユイは面白がるように遊月の体を弄ぶ。
「あっ、あん、はぁ、あっ、あっ、らめ、ユイひゃまらめ、激し…んんっ、ひゃっ、あっ、あんっ」
遊月の水音と息遣いは荒くなり、ユイの苛める指と揉む手はより早く強くなる。
「ユイひゃまらめ、もう、らめれす、こりぇ以上は…あっ、ひゃあっ」
「そっか、じゃあ」
「へっ？」
ユイはスッと遊月の下着から指を抜いた。
「ユイさまぁ、急に止めちゃうなんて、酷いです…」ﾊｧ…ﾊｧ…
「でもほら」
ユイは遊月にチョコを見せつける。
「さっきまで遊月の恥ずかしいところにあったやつだ。少し溶けて、しかもスゴいテカってる」
「や、その… / / / 」
「じゃあ、食べちゃおうか」ﾍﾟﾛｯ
ここで途切れた。





朝。まだ日は昇っておらず、外は薄暗い。
「なんだ夢…か」
目覚めたユイは隣で寝息を立てる裸の遊月と美羽の髪を撫でる。
「バレンタイン…ねぇ」
大抵、夢というものは覚えていようと思っていてもすぐ消えて忘れてしまう筈のものだ。けれど、ユイはさっきの夢をまるでついさっきまで見ていた映画のようにハッキリと覚えている。
「案外、予知夢…いや、まさかな」