１周年記念企画･第４部･宴会編　作：ター坊

第４部、さぁ宴だ宴だ！


第54話:大宴会開幕

バイキング会場にて

千夏「わぁ~」（＞∀＜）♪
美羽「すっごい目がキラキラしてるね」
ユイ「和洋中…何でも揃ってるからな。どれも魅力的に映るんだろ」
詩織「ずっと楽しみにしてましたもんね」
夏武斗「ウッヒョォォ！」
仁「静かにしろ」ｺﾞﾝ
夏武斗「いってえぇ！！」
杏「さぁて。飲むぞ、食うぞ！」
強志「姉さんほどほどに…」
杏「馬鹿野郎！元取らないでどうすんだよ」
ユーノヴェルト「…」ｶﾞｸｶﾞｸ、ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
綾香「どうしたの？」
ユーノヴェルト「いえ、確かバイキング…と言いましたよね？」
綾香「ええ…そうね」
ユーノヴェルト「ということはこれは海賊の食事なのでしょうか…」
綾香「いや、そんな物騒なものじゃないからね！一緒に楽しみましょ！」（でもそういう勘違いも可愛い…）


第55話:同族として

にん人「うっ！」
和食:ちらし寿司･五目ご飯･肉じゃが等
にん人「うっ！」
洋食:ピラフ･サラダ･スープ等
にん人「うっ！」
中華:たいていのもの
夏武斗「ん？にん人の奴、どうしたんだろ？」
天音「あはは…たぶん大抵の料理に人参が入ってるから…ですかね」
翔「おいにん人！好き嫌いはダメだろ！」
にん人「うっせぇ！俺にとっては共食いみてぇなもんなんだよ！」
仁「…他の植物は食うのにか？」


第56話:良い子は真似しないでね

ユーノヴェルト･遊月「…」

ダバー(茶色い噴水)

遊乃「？ユーノヴェルトさん、遊月さん、どうしたの？」
ユーノヴェルト「いえ、この茶色く濁った噴水は何かなと」
葵「それはチョコレートフォンデュのやつだな」
遊月「チョコレート…これがですか？」
葵「チョコレートを知ってるのか？戦国時代にはないと思ってたが…」
遊月「ユイ様に教えてもらったのです。…それにしてもこれはどのように食べれば良いのでしょう？」
遊乃「それはね。ほら、果物とか近くにあるでしょ？」
ユーノヴェルト「はぁ…」
遊乃「これを串に刺して…潜らせる！」ﾍﾞﾁｬ
遊月「まぁ！」
遊乃「で、食べると美味しいんだよ」
ユーノヴェルト「果物に串を刺して…潜らせて…食べる……。ん！美味しいです！」ﾃｰﾚｯﾃﾚｰ
遊乃「でしょ？」
ユーノヴェルト「…そうです！なら…」(その場から離れる)
葵「？」
ユーノヴェルト「この器に注いで飲みましょう」(ビール用の大ジョッキを持ってきた)
遊乃「ふぇぇ！？ダメだよぉ！おなか壊しちゃうよ！」


第57話:安定の想像力です

シャイア（ああぁ！ダメですケルビム様ぁ！そこは、そこは、そこは私のアワビでひゅゅ！）ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ
ナナリア「シャイア…お前…。船盛を持ってなにやってるんだ？」
山崎「しかも伊勢海老やアワビまで入ってる豪華なやつじゃん！」
シャイア（しまった！つい妄想を！）
「え、ええ！そうよ！海産物が大好きで！」
ナナリア「そうなのか…」


第58話:無情な一撃

葵（あっ…）
ケーキ(兎の形にデコレーションされてる)
葵（可愛いな…）
テーブルに持ち帰る
葵（はぁ…ん？ジェニスさんも同じものを）
ジェニス（畜生、リア充爆ぜろ！）
ブシュッ(兎ケーキにフォークが刺さる)
葵「あっ！」ガタッ
遊月「？葵様、如何なさいましたか？」
葵「いや、何でもない…」（そうだな、所詮ケーキだ…）


第59話:ぶらっくほーる

千夏「あーむっ♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
ユイ（ローストビーフの島だな）
杏「あっはっは！まだまだ！」
仁「…よく食うもんだ」
ジェニス（リア充爆ぜろ！リア充爆ぜろ！リア充爆ぜろ！）ﾑｼｬﾑｼｬ
英雄「恐ろしい早さで減っていく…」

数十分後

千夏「デザートは別腹だよね」
綾香「まぁそれには同感ね」
美羽「次、あれ取ろうかな」
遊乃「さっき葵ちゃんから貰ったの美味しかったなぁ」
天音「私も、もう少しだけ…」
杏「まだまだ食い足りないねぇ！」
凉花「たまには…良いですよね」

男性一同（あんな華奢な体のどこに食べたものが入るスペースが！？）


第60話:夜は終わらない

各自夕食後に自由行動

ユイ･遊月･美羽
強志･杏･凉花
遊乃･詩織
にん人･シャイア

杏「おしっ！こういう宴会では王様ゲームが鉄板だな！」
凉花「王様ゲーム？」
美羽「くじ引きで王様役を決めて、他の人に命令するっていうゲームだよ」強志「姉さんいきなり何を…」
杏「強志！くじ作れ！」
強志「聞いてない…」


第61話:恐怖開幕

割り箸１０膳に1~9の番号がふられたものと赤い印が付いたくじ完成

強志「…とりあいず用意したけど…みんなは…」
凉花「面白そうだし…やってみたいです」
遊月「皆様が楽しめるのでしたら」
遊乃「楽しいことはみんなでやらなきゃ！」
ユイ「それじゃあ、引くぞ」

ｼｭﾊﾞ

一同「王様だーれだ！」

杏「私だな」
強志「げっ！」
ユイ（言い出しっぺ…何を言う気なんだ）
杏「じゃあ②が⑦の胸を触る！」

一同「！？」
ユイ「杏さん、待ってくれ。男女混ざってるしそういうのは…」
杏「馬鹿野郎！こうでもしなきゃ盛り上がらないだろ！」
一同（すごい剣幕…）
強志（どんだけ楽しみにしてたのか…）
杏「さぁ②と⑦はだーれだ？」

②凉花⑦にん人

にん人「危ねぇ！」
美羽「逆だったら気まず過ぎる…」
凉花（にん人さんの胸ってどの辺りでしょうか？）


第62話:因果応報

説得して『露骨なお触り命令』は禁じ手とした。

一同「王様だーれだ？」

にん人「俺か。じゃあ…⑤に全員でデコピン一発ずつ！」
ユイ「まぁ…そのくらいなら」
美羽「たぶん…」
詩織「それで⑤は…」

⑤杏

全員「」ニヤリ
杏「あーもう。分かった、やれやれ」


第63話:最低な主人公？

杏「いってえぇ。さすがにデコピン９発はキツいなぁ」
凉花「でも楽しそうですね」
にん人「盛り上がって来たじゃねぇか」

一同「王様だーれだ！」

シャイア「私だ。じゃあ…①が⑨に壁ドンして歯が浮くセリフを言う！」
強志「これはまたすごいのが」
美羽「で、誰が」

①ユイ⑨詩織

ユイ「…！」
詩織「えっと…」
杏「おいおい。王様の言うことは絶対だぜぇ？」
ユイ「分かったよ…じゃあ、こっちに」
詩織「はぁ…」

ドンっ！



ユイ「お前のこと、離さねぇから」
詩織（ひゃ… / / / ）ﾌﾟｼｭｰ

強志（さすがユイ…）
遊乃（ドキドキしちゃうかも…）
遊月「…」ﾌﾙﾌﾙ
ユイ「あ…遊月」
遊月「…」ｳﾙｳﾙ
ユイ「いや、ごめん！でもこれは遊び！詩織とやったのは遊びだから！本気で好きなのは遊月と美羽だけで…」
にん人（端から聞いたら最低じゃねぇか）
シャイア（リア充ざまぁw）


第64話:この組み合わせは恋にはならない

一同「王様だーれだ！」
遊乃「私だね。じゃあ…③と⑧でポッキーゲーム」
遊月「ユイ様…ポッキーゲームって…？」
ユイ「えっとだな…」
強志「あんなことの後じゃ気まずいよな…」

③にん人⑧強志

にん人・強志「「えぇぇー！」」
杏「うっし強志。わざと折って、てーのは無しだぞ？」
強志「なぁユイ…」
ユイ「遊月と仲直りでやりたいから、お手本頼んだぞ」ﾆｺｯ
にん人「この野郎！！」


第65話:デュエル以外でも勝負を

翔･ナナリア･山崎
夏武斗･天音･仁･英雄
ジェニス･ユーノヴェルト･葵
綾香･千夏

遊技場にて

翔「さっきは杏に負けたからな。憂さ晴らしに卓球やるぞ！」
ナナリア･ユーノヴェルト「「卓球？」」

シィーーン…

天音「えーっとですね…」
葵「卓球はルールもそうだが、技術も必要だ。素人がやるのは不利じゃないか？」
翔「なら公平にできて、簡単なものか…？」
夏武斗「お！なんだあれ！？」

ババーン

山崎「エアーホッケー…だな」
綾香「確かにエアーホッケーなら打ち返すだけだから卓球よりは簡単かも」
千夏「よーし！ならエアーホッケーで勝負よ！！」


第66話:意外と…

仁「…くだらん」
夏武斗「おい！仁、一緒にやろうぜ！」
翔「よし夏武斗、俺に任せとけ」
仁「…」
翔「くだらんとか言いながらも実は負けるのが嫌なだけなんじゃねぇの？」
仁「なんだと？」
翔「まぁいいさ。恐いなら仕方ないからなぁ」
仁「貴様…。良いだろう！その勝負、受けて立つ！！」
翔（ちょろい）


第67話:執念が違う

とりあいずタッグ戦形式にした

一戦目:山崎･綾香VSジェニス･英雄

山崎「行くぞー！ほっ」
英雄「はぁっ！」

カィン、ガコン

綾香「は、速い！…じゃあ、次は私が…」
ジェニス「見える！」

カィン、カッカッカッカ、ガコン

山崎「反射させまくって攪乱したあとにシュートを決めやがった…」
夏武斗「楯山すげーじゃん！」
千夏「なんか、すごい情熱を感じるね！」
英雄（おのれ、遊亜翔！何故貴様がマイスィートアンドロメダ天音さんとペアなんだ！くじに不正があったに決まっている！）
ジェニス（我が力、すべてのリア充を砕くために！）


第68話:ゆるゆる

二戦目:夏武斗･千夏VSナナリア･ユーノヴェルト

夏武斗「おっしゃあ！行くぜ！笑う門には、ヴィクトリー！！」ｶﾝｯ
ユーノヴェルト「ええっと…えい！」

スカッ、カッ、ガコン

山崎「なんとオウンゴール！？」
ユーノヴェルト「あら？自分の所に入ってしまいましたの？」
ナナリア「まぁ初心者にはよくあることだ。次にやれれば良い」
ユーノヴェルト「はい！それじゃあ…えい！」

カンッ、のろぉ

千夏「これなら行けるわ！せーの！」

ぶんっ！ポカッ

山崎「渾身の力で振るも、小さくてリーチがうまく届かず、ちょっとしか当たらない！」
千夏「小さいって言うなぁ！」
綾香「グダグダな試合ね…」


第69話:熱中しすぎるとこうなる

三戦目:翔･天音VS仁･葵

翔「まさかここで当たるとはな」
仁「さっきの言葉、返してやる」
天音（いつもの仁君じゃない…）
翔「おう！言ってろ。はっ！」ｶﾝｯ
仁「その程度！」ｶｯ

カイン、ギュイン、カッカッカ、カコンッ、カキィィン！

葵（ほぼ一騎打ち状態…！）
天音（このスピードについていけない…）


第70話:帰って参りました

ナナリア「なぁユイ…。どうしたんだ？」
ユイ「ああ…色々あってな」
遊月･美羽「…」ﾌﾟﾝｽﾌﾟﾝｽ
ユイ「俺が王様ゲームで他の女の子に肩揉まれたり壁ドンしたり愛してるって言ったりしたのが気に入らないみたいで拗ねてるんだ」
美羽「だって…ユイも満更でもない様子だったし…」
遊月「ちょっと怒ってます」
ユイ「あはは…。あれ、翔は？」
ナナリア「ああ。翔なら仁と激しく戦ってな。汗を流すと言って風呂に入り直した」

遊乃「ああ、葵ちゃんおかえ」ｳﾌﾟｯ
葵「どうしたんだ？」
遊乃「それがコーラのｳｯﾌﾟ一気飲みしちゃって…」
葵「何をしてるんだか」
遊乃「でもｳﾌﾟｯ楽しかったよ」

綾香「詩織？どうしたの？」
詩織「綾香さん。いえ、ちょっと… / / /」
千夏「顔赤いよ？」
詩織「その…刺激的過ぎて」
綾香･千夏「？」
詩織「ユイさんに壁ドンされたり愛してるって言われたりして…あぁ！でも遊びで、ですよ？」
綾香「…許せない！彼女二人いるのに！」
千夏「詩織の純情を弄ぶなんて！！」

シャイア「どうしたのジェニス？」
ジェニス「ええ。なんかリア充爆ぜろって思いながら打ち返してた良い運動になったわ」
シャイア「何その運動方法。詳しく」


第71話:また明日

ユイ「ふぅ…」
強志「どうだった？」
ユイ「ううん。まだちょっとヤキモチ妬いてるみたい。それに王様ゲームでやったことが詩織の純情を弄んだとかで綾香と千夏に怒られたり散々だった…」
強志「悪いな。俺の姉さんが」
ユイ「いや、良いんだ。そう言いつつも楽しんでいたのも事実だし。さてもう寝よう。明日も楽しい１日が待ってる」


おまけ

時間は遡って夕食のとき

シェフ「ユイ様ですね」
ユイ「はい、そうですけど」
シェフ「こちら、ユイ様宛にケーキが届いておりまして」
ユイ「はぁ…そうですか」
美羽「ユイ、それ何？」
遊月「大きい箱ですね」
遊乃「特別メニューかな？」
夏武斗「なぁユイ！早く開けようぜ！」
ユイ「まぁそうだな。とりあいず開けようか」

ババーン！



『祝！閲覧数４万回突破おめでとう！』

ユイ「おお！嬉しいな」
美羽「４万回かぁ」
遊月「私達の物語…たくさん読まれてきたのですね」
綾香「ホントすごいよね」
にん人「４万かぁ。数字で見るとすげぇもんだ」
翔「確かに」
強志「けど戦いはまだ終わらないんだろ？」
ユイ「ああ。だけど、今は喜んで祝おう！この瞬間を！さぁみんなで食べよう！！」
全員「オー！！！」



次回予告

翔「さぁ、俺は待ってたぜ！この瞬間！」
山崎「そうだな！水着回！」
英雄「あぁ、マイスィートアンドロメダ天音さん！水着姿なんて見たら僕は出血多量で死ぬかも知れない！」
ユイ「そんなこと言ってるとまた女の子にボコボコにされるぞ」
にん人「ダメだこいつら。早くなんとかしないと。さて、てなわけでコイツらがボコられるかも知れない第５部、お楽しみに~」