第153話 魔王眷竜　作：ヒラーズ

百騎兵　LP8000
手札2
場
セットモンスター
伏せカード3枚

ベルゼブブ　LP8000
手札1
場
空牙団の剣士 ビート　ATK1200　☆3
空牙団の撃手 ドンパ　DEF1000　☆2
空牙団の闘志 ブラーヴォ　ATK1900　☆4
空牙団の英雄 ラファール　ATK2800　☆8
伏せカード1枚
レヴィアタン　LP8000
手札2
場
セットモンスター
フィールド魔法　『KYＯUTOUウォーターフロント』
伏せカード2枚


「うにぇ！（俺のターン）」
百騎兵
手札2→3

さて、手札は悪くない。ワンキルを狙いたいが、恐らく無理と言うわけだが。
延長戦は正直良くない。ならば・・・。
「・・・（手札から『コズミック・サイクロン』を発動！LPを1000払い、フィールド魔法を除外）」
百騎兵　LP8000→7000

「何！？」
「きゅ（さらに『天よりの宝札』で互いにドローする）」
百騎兵
手札1→6

ベルゼブブ
手札1→6
レヴィアタン
手札2→6

「ふふっ・・・得をさせてどうするの？次の私のターンで絶望したいの？」
レヴィアタンは余裕そうだが、その口を2度と叩けなくなるぞ。
「きゅ・・・（さらに伏せモンスターを生け贄に、闇魔界の覇王をアドバンス召喚！）」
闇魔界の覇王　ATK2000　☆5

「？？？」
「何で今更使えないクズカードの1枚である闇魔界の覇王を？」
まぁまぁ、ここからだ。
「・・・（装備魔法『エンペラー・クラウン』を覇王に装備する。このカードを装備した通常モンスターの攻守は3000アップする）」
闇魔界の覇王　ATK2000→5000

「こ・・・攻撃力5000・・・！！」
「うにぇ！（バトル！闇魔界の覇王でビートを攻撃！）」
ベルゼブブ　LP8000→4200

「・・・！」
「あ！ベルばっかり狙って、ひどい！」
うるせー！そうしないとやばいんだよ！
「ふきゅ（カード1枚伏せてターン終了だ）」
「私のターン」
ベルゼブブ
手札6→7

「魔法カード『トレード・イン』！ラファールを手札から墓地に捨て2枚ドローします」
「うにぇ！（罠カード『逆転の明札』！相手がドローフェイズ以外でカードをドローした時、自分は相手と同じ手札の枚数になるようにカードをドローする）」
百騎兵
手札4→7
ベルゼブブ
手札5→7

「やりますね・・・ですがモンスターは召喚させて貰います。ドンパの効果で手札からビートを特殊召喚！」
「ふきゅ（罠カード『激流葬』！互いのモンスターを全て破壊！）」
1枚の罠カードの効果で場がやり直しになるが、俺の場に1体の機械族モンスターが1体だけ場に存在していた。
機皇帝グランエル∞　ATK?→3500　☆1

「・・・（そして装備されていた『エンペラー・クラウン』が破壊された時、相手プレイヤーに2000のダメージを与える！！受けるのはレヴィアタンだ）」
レヴィアタン　LP8000→6000

「っ！？ちゃんと全体攻撃してきてる！？」
「・・・ターンエンド」
「私のターン！」
レヴィアタン
手札6→7

「百騎兵のモンスターを生け贄に！多次元壊獣ラディアンを特殊召喚！さらに私の場にジズキエルを特殊召喚！」
百騎兵の場
多次元壊獣ラディアン　ATK2800　☆7
レヴィアタンの場
星壊壊獣ジズキエル　ATK3300　☆10

「ふきゅ（チェーンで罠発動『ナイトメア・デーモンズ』！ラディアンをリリースし、お前さんらの場にナイトメア・デーモントークンを3体ずつ、攻撃表示で特殊召喚する）」
「え・・・？」
「自らモンスターを捨てた！？」
ベルゼブブの場
ナイトメア・デーモンズトークン　ATK2000　☆6
ナイトメア・デーモンズトークン　ATK2000　☆6
ナイトメア・デーモンズトークン　ATK2000　☆6
レヴィアタンの場
ナイトメア・デーモンズトークン　ATK2000　☆6
ナイトメア・デーモンズトークン　ATK2000　☆6
ナイトメア・デーモンズトークン　ATK2000　☆6

「きゅ（さらに罠カード『強化蘇生』を発動！墓地からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚し、このカードを装備する！このカードを装備したモンスターの攻撃力・守備力は100アップし、レベルが1つ上がる！クリッターを特殊召喚！）」
クリッター　ATK1000→1100　☆3→4

「それがどうかしたの？ジズキエルでクリッターを攻撃！」
ジズキエルの攻撃がクリッターに直撃する寸前だった。

ｷｭｲﾝ！！！

一筋の白い光線がジズキエルとクリッターの間を通った。
その衝撃でバトルフェイズがいきなり終了したのだった。
「何！？今の光線！！？」
「まさか・・・アクセルモンスター！？」
ご明察、条件が整ったぞ。
「ぱーう！（アクセル条件達成！自分フィールド上のレベル5以下のモンスターが攻撃対象にされた時、その攻撃を無効にし、バトルフェイズを強制終了させる！その後、このカードをEXデッキからA召喚する！―――――



アクセルゲート、オープン！！さらなる速さが世界の粛正に乗り―――――




―――――魔王の化身が、神速の竜として敵の全てを玉砕せん！―――――





―――――アクセル召喚！！・・・―――――




―――――魔王眷竜・・・ライトウィング！！―――――



）」
俺の前に現れたのは白く輝く光属性のドラゴン族アクセルモンスター。
ベルゼブブ達を見つめ、威圧を放つ。
魔王眷竜ライトウィング　ATK0→90000　☆8→10
クリッター　☆4→10

「くっ・・・前世の百騎兵のエースモンスターね・・・ターンエンドよ」
「きゅ・・・（俺のターン！）」
百騎兵
手札6→7

「・・・（追い打ちをかける！魔王眷竜の効果発動！！このカードの攻撃力を500ダウンさせて、このカード以外のモンスターを全て破壊する！その後、相手に破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える！粛正のアクセルブラスター！！）」
「トークンの攻撃力と効果によるダメージと・・・」
「私の出した壊獣の攻撃力で・・・ライフが0に・・・」

「「私達の・・・負け！？」」
ライトウィングが放った白い光線が全体に広がり、その光線が辺りのモンスターに直撃し、大爆発を引き起こす。それの衝撃なのか、俺達がいた部屋がものすごい勢いで吹き飛んだ。棚などは黒く焼かれ、壁が粉々に砕ける。
「・・・（やべ・・・やり過ぎた。マモン達生きてるかなぁ？）」
ベルゼブブ　LP4200→0
レヴィアタン　LP6000→0


You WIN！
百騎兵

You Lose…
ベルゼブブ
レヴィアタン



「うーん・・・ん？」
「きゅ（おー生きてた生きてた。大丈夫か？）」
「あのモンスターの一撃が重すぎるッス、で万魔殿は？」
俺が万魔殿であった所に指をさし、一緒に見る。
「！！ぎゃあああッス！！パンデモニウムの半分が吹き飛んでるッス！！」
「・・・（ごめん・・・やり過ぎた。強い奴らと戦ったとはいえ、ここまで酷くなるとは思わなかった。許してくれ）」
その時だった。

「！」
体が妙に重たくなり、意識が揺らぐ。
「どうやら目覚めの時間のようッスね。謀反阻止、お疲れッス！また現実で魔王眷竜と一緒に会おうッス」
マモンがそう言ったとたん、俺の意識が途絶えた。








万魔殿編　完

次回、大阪へ
※タイトルが変わる可能性と修正する可能性があります。