第150話 強欲、色欲を打ち破れ！　作：ヒラーズ

アスモデウス　LP4000
手札2
伏せカード1枚
マモン　LP3000
手札5
場（EXモンスターゾーン）
プラネット・コントローラー　ATK0　LINK-5　マーカー：右／左／右下／下／左下
永続　『コード・リピーター』

百騎兵　LP11000
手札1
場
カオス・ソルジャー－開闢の使者－　ATK3000　☆8
永続　『魂吸収』
伏せカード3枚

「私のターン！」
アスモデウス
手札2→3

「っ！カードを1枚伏せてターンエンドだ・・・」
この表情・・・良いカードが引けなかったんだな・・・まぁドンマイだ。
「私のターンッス、ドロー！」
マモン
手札5→6

「私は手札から速攻魔法『ナチュラル・コントロール』を発動ッス！自分のデッキからサイバース族モンスター1体を破壊して、相手モンスターを破壊するッス！」
「ふきゅ・・・（罠カード『亜空間物質転送装置』、カオス・ソルジャーを発動ターンのエンドフェイズまで除外する）」
百騎兵　LP11000→11500

「けど場はガラ空きッス！プラネットの効果発動ッス！バトルフェイズ時、このカードの元々の攻撃力は墓地に存在するサイバース族モンスターの数×1000アップするッス！4体墓地にいるため4000ッス！」
何だそれは？墓地版の改良版オシリスか？

「そんなわけで攻撃ッス！」
「ふきゅ（じゃあ、『魔法の筒』で）」
「え？」
プラネットの攻撃が跳ね返り、アスモデウスに効果ダメージが当たる。
アスモデウス　LP4000→0

「何ぃ！？」
「ｻﾞﾏｧ…アスモちゃん、いい気味ッス」ﾋｿﾋｿ
仲間やられてるのになぜマモンは笑ってるんだ？
「カードを2枚伏せてターンエンドッス！」
「きゅ・・・（俺のターン！）」
百騎兵
手札1→2

ちょっと真理的な会話してみるか。
「きゅ（おい、マモン）」
「何ッスか？」
「・・・（仲間がやられてるのに何故笑う？アスモデウスに恨みでもあるのか？）」
その事に対してマモンは素直に答えてくれた。
「何故って言われてもッス・・・まぁ、日頃の恨みッスね」
「なっ！？」
おっと？これはどう言う事だ？
「だってッス、いつもの真面目に出勤してきている私の給料の半分をカツアゲはするッスし、デュエルで勝っても力ずくで物は取り上げる、書類系の作業が終われば私に邪淫の催眠をかけて他の人の書類を片付けさせられるッス。別魔界が壊滅した原因は私だとかありもしない罪をなすりつけられるし、正直この職場が嫌になってるッス」
うーわー・・・最悪だな。
一般会社の中では不良の同僚か嫌な上司だ、よく今まで勤務できたなお前さん・・・っていうか悪魔にも邪淫の催眠かかるんだ・・・初耳だぞ。
「貴様！」
「ふーん！ざまぁみろッス！」
悪魔らしいやり方はするが仲間にやるのは良くないな。
まぁ・・・日頃の行いが悪かったと言う訳のアスモデウスだが・・・自業自得だな。
「きゅ・・・（そうか、よかったな。続けるぞ。墓地に存在する混沌球体と光の追放者を除外して、手札から混沌帝龍－終焉の使者－を攻撃表示で特殊召喚する）」
混沌帝龍－終焉の使者－　ATK3000　☆8

「ふきゅ（さらに罠カード『Dシールド』を発動、このターンだけ俺のモンスターはカード効果を受けない。そしてライフを1000払い、混沌帝龍の効果発動！互いの手札、フィールドのカードを全て墓地に送る。その後、この効果で相手の墓地に送ったカードの枚数×300のダメージを与える！全てを焼き払え！セメタリーオブファイヤー！！）」
百騎兵　LP11500→10500
マモン　LP3000→900

「めっちゃ痛いッス・・・嫌がらせは良くないッスね」
先程お前さんが嫌がらせをしていたんだが・・・。
「けどッス！墓地のムーンの効果発動ッス！自分フィールド上の【コントローラー】モンスターがフィールドから離れた時、墓地に存在するこのカードを除外して、相手フィール上に存在する全てのモンスターの攻撃力を合計した分の効果ダメージを相手に与えるッス！ムーン・ブラスターッス！！」
合計して6000・・・痛いな・・・。
百騎兵　LP10500→4500

一気に減ったな・・・まぁ、これでトドメだが。
「きゅ・・・（混沌帝龍でダイレクトアタック！）」
マモン　LP900→0

「負けちゃったッス・・・後は頼みましたッスよ」


You WIN！
百騎兵

You Lose
アスモデウス
マモン


「いやはや手札が事故りに事故ったッス」
「もきゅ？（あれ？アスモデウスは？）」
「ベルゼちゃんの部下に連行されたッス」
即連行とか厳しいなここ。
「でもこれですっきりしたッス！やはり謀反は良くないッスね・・・な訳で！強欲の悪魔、マモン！改めて百騎兵・・・いや、陸也に従うッス！！」
マモンは1枚の白いカードを取り出し、俺に渡す。その後、俺の横に立った。






次回、怠惰と憤怒
※タイトルが変わる可能性と修正する可能性があります。