第128話 歪み笑う王　作：こんにゃく

シャウロン「野郎…」
手札3
LP2200


一騎「…」
手札2
LP1500

～マテリアル・ファルコン
スケール3


SGペンデュラム
スケール8～


～銀狼ファング
攻撃力1800


ウィンド・ヒーロー
攻撃力1000


ハーデストアイズ
攻撃力2500～


シャウロン「良いだろう…そこまで消えてぇなら消してやるよ！一騎！！！」

シャウロン「俺様のターン！！」
手札4


…


異世界の狭間

スピカ「…この感じは…」

シリウス「スピカも感じるか」

スピカ「はい、まだ微かですがデュエルエネルギーを感じます」

シリウス「ああ、この距離からでもはっきりと分かる程強力なエネルギー…誰かが戦っている…七賢者の誰かが戦っている…」

スピカ「トウセン…でしょうか」

シリウス「さぁな…それはわからん…」

スピカ「急ぎましょう…」

シリウス「ああ」

…

シャウロン「俺は手札から『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)の指名』発動！」

シャウロン「このカードは『自分のライフを500払い、自分のデッキから拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)1体を墓地へ送るそしてソイツを素材として手札から拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)儀式モンスターを儀式召喚する！』」
LP2200➡1700

シャウロン「俺様はヘッド・クラッシャーを墓地へ送りヘッド・クラッシャーの効果発動！儀式素材となった時デッキから拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)1体を手札に加える！」
手札4

ﾎﾞｯﾎﾞｯﾎﾞｯ! シャウロンの周りに再び淡い炎が巻き上げられる。

シャウロン「相手を閉じ込め、血塗られた歴史を持つ鋼鉄の仮面を持つ者よ…今この場を赤く染め魂を食らえ！！儀式召喚！レベル7！！『拷問悪魔(トーチャーズデーモン) アイアンメイデン』！！！」


アイアンメイデン
レベル7/闇属性/悪魔族/儀式
攻撃力2000/守備力1500


シャウロン「これで終わりだと思うんじゃあねぇぞ一騎！！俺様は『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)ディザスター・ボルト』を召喚！！」


ディザスターボルト
レベル4/闇属性/悪魔族
攻撃力1000/守備力1500


シャウロン「フィールドのこいつをリリースする事で『除外されている拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)モンスター1体と儀式魔法１枚を手札に加える事ができる！』」

シャウロン「俺は除外されているヘッド・クラッシャーと拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)の降誕製作を手札に加える！」
手札4

シャウロン「そして加えた降誕製作を発動し手札のヘッド・クラッシャーを素材に儀式召喚を行う！！」

シャウロン「血の雨を受ける悪魔の爪よ、嘆きと苦しみを味わい、その身を咲かせよ！儀式召喚！！『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) ブラッド・アンブレラ』！！」


ブラッド・アンブレラ
レベル8/闇属性/悪魔族/儀式
攻撃力3000/守備力2500


一騎「…」

シャウロン「ヘッド・クラッシャーの効果は１ターンに1度のみ…デッキからモンスターを加えることは出来ねぇが…これで十分だ…」

シャウロン「てめぇを倒すのならなぁ！！」

シャウロン「俺様はアイアンメイデンの効果発動！『１ターンに1度！相手フィールドのモンスター1体をこのモンスターの装備カードとして装備する！』」

シャウロン「勿論対象はハーデストアイズだぁ！！！」

一騎「なっ！！？」

ｷﾞｭﾙﾙﾙｯｶﾞｼｯ

一騎「ハーデストアイズ！！！」

シャウロン「どうだぁ！？切り札を奪われた感想はよぉ！！」

一騎「っく…！」

シャウロン「ペンデュラムモンスターは破壊しようが何度も復活してきやがる…だからこうやって奪っちまえばいい…」

シャウロン「後は面倒なモンスター共を潰せばいい！バトルだ！！ブラッド・アンブレラで銀狼ファングを攻撃！！」

一騎「っ！！銀狼ファングの効果により攻撃力が300ポイントアップ！！」

シャウロン「無駄だ！！」


ブラッド・アンブレラ
攻撃力3000

⬇

銀狼ファング
攻撃力1800➡2100


一騎「ぐぅっ！！」
LP1500➡600


シャウロン「ブラッド・アンブレラは『相手モンスターを破壊した時！そのモンスターをエンドフェイズまで自分フィールドに特殊召喚する！』」

シャウロン「来い！！銀狼ファング！！」


銀狼ファング
攻撃力1800


シャウロン「バトルだぁ！！銀狼ファングでウィンド・ヒーローを攻撃！！そして銀狼ファングの効果で攻撃力を300アップさせる！！」


銀狼ファング
攻撃力1800➡2100

⬇

ウィンド・ヒーロー
攻撃力1000


シャウロン「てめぇのモンスターでやられちまいなぁ！！一騎！！」

一騎「俺は！SGペンデュラムのペンデュラム効果！！１ターンに1度！フィールドのペンデュラムモンスター１体の攻撃力、守備力をエンドフェイズまで600ポイントアップさせる！」

シャウロン「なにっ！？その効果は俺様のターンでも発動できるのか！？」


ウィンド・ヒーロー
攻撃力1000➡1600


ｽﾞﾊﾞﾝｯ!!

一騎「ぐぅっ！！」
LP600➡100

シャウロン「や、野郎…！！」

一騎「…っ…アイアンメイデンで攻撃してこないのか？」

シャウロン「っち…アイアンメイデンがこの効果を発動したターンは攻撃できねぇ…俺様はこれでターンエンド」
手札1

シャウロン「そしてコントロールを奪ったモンスターはこの瞬間墓地へ送られる…クククッこれで銀狼ファングもペンデュラム召喚できねぇわけだ…」

シャウロン「…命拾いをしたなぁ…一騎…」

一騎「…」

一騎の体が点滅するように光る

シャウロン「はっ…てめぇはてめぇで急がねぇと消えちまうもんなぁ？ケケケッ」

一騎「…改めて俺は思ったよ…」

シャウロン「あ？」

一騎「…ファラリス世界にも生きてる人々がいて…そこにこの闇が…世界の崩壊が…近づいてきていて…」

そして

スピカ「あそこ！あそこに…」

シリウス「あれは…シャウロン…？それに」

スピカ「…一騎さん…」

一騎「だからっ俺は…！ファラリスもデキレストも必ず救って見せる！！」

…


このは「…ここは…」

そこはこのはにとって懐かしささえ覚える場所だった

そう、ここはまるで黒霧の里のような

このは「ここは一体…」

タツフミ「お姉ちゃん誰？」

このは「！」

タツフミ「ここの人じゃないよね？」

このは「君は…」

タツフミ「うん、僕はタツフミ」

このは「タツフミ…」

アルフレド「下がっているんだタツフミ…」

このは「っ！？」

タツフミ「！お兄」

アルフレド「…この人に僕が話がある」

このは「…アルフレド…」

…


シャウロン「救うだと！？てめぇが！？ハッ！！寝言は寝てから言うんだな！」

シャウロン「てめぇは所詮はトウセンの偽物！そんなてめぇが世界を救うだと！？バカかてめぇは！！！」

スピカ「…」

一騎「ああ、そうさ俺は偽物かもしれない…だけど…みんなが信じた小鳥遊一騎という存在は本物だ！！」

スピカ「一騎さん…」

一騎「俺はファラリスと殺し合わない！！絶対に！だからここでお前を倒して世界が救えるまで休んでてもらうぞ！シャウロン！！」

シャウロン「俺様がてめぇの仲間に何をしたのか分かってんのかぁ！？だからてめぇは甘ぇんだよ！！」

一騎「それがお前が殺したベクトやメーアの願いだからだ！アイツらは復讐してほしんじゃない！世界を救ってほしいと俺に託したんだ！！」

一騎「だったら俺は！それを成し遂げる！！俺のターン！！」
手札3

一騎「俺は！『ペンデュラム・ハリケーン』発動！『自分フィールドのペンデュラムゾーンのカードを全て手札に戻す』！！」
手札4

ｷﾞｭｵｫｫﾝｯ!! とてつもない竜巻がペンデュラムゾーンのカードを吹き飛ばす

一騎「そして！俺はスケール3のC・(チェンジ)マテリアル・ファルコンをセット！そしてその効果によりデッキからスケール5以下のC・(チェンジ)モンスターをセットできる！！」

一騎「俺はスケール2の『C・(チェンジ)エクシーズ・シンクロン』をセット！！」


エクシーズ・シンクロン
レベル4/闇属性/機械族/チューナー/スケール2
攻撃力600/守備力1500


一騎「更に！俺は手札の『C・(チェンジ) ローディング・マジシャン』の効果発動！『このカードは自分のペンデュラムゾーンのC・(チェンジ)カード１枚を選択しそのカードを手札に戻すことで手札からこのカードをセットできる！！』」

一騎「俺はエクシーズ・シンクロンを選択し！入れ換える！！」

シリウス「ペンデュラムゾーンの張り替えだと！？」


ローディング・マジシャン
レベル8/闇属性/魔法使い族/スケール10
攻撃力2500/守備力2000


ｶﾞﾁｯ 時間を司るその魔法使いは天高く舞い上がる

一騎「これでレベル4から9のモンスターが召喚可能となった！！ペンデュラム召喚！！」

一騎「来い！！レベル4！SGペンデュラム！！」


SGペンデュラム
攻撃力600


一騎「ウィンド・ヒーロー！！」


ウィンド・ヒーロー
攻撃力1000


一騎「エクシーズ・シンクロン！！」


エクシーズ・シンクロン
攻撃力600


一騎「そして…レベル8！鋼爪ファング！！」


鋼爪ファング
攻撃力3000


シャウロン「ﾁｨｨｯ!!また復活しがったか…！」

一騎「そして俺は！レベル4のSGペンデュラムとウィンド・ヒーローでオーバレイ！！」

一騎「来い！！ホープアイズ・ブレイブ・ドラゴン！！」


ホープアイズ・ブレイブ・ドラゴン
ランク4/光属性/ドラゴン族/エクシーズ
攻撃力2500/守備力2000


スピカ「ここでホープアイズを…？」

シリウス「一体…何を…」

一騎「俺は！ランク4のホープアイズ・ブレイブ・ドラゴンにエクシーズ・シンクロンの効果でランクと同じ数値のレベル4を与える！！」

シャウロン「なにっ！？」

一騎「レベル4となったホープアイズ・ブレイブ・ドラゴンにレベル4のエクシーズ・シンクロンをチューニング！」

一騎「絆の力は次なる世代へ！聖なる翼を羽ばたかせその瞳で全てを繋げ！！光指す道となれ！『ボンドアイズ・フェッセンズ・ドラゴン』！！」


ボンドアイズ・フェッセンズ・ドラゴン
レベル8/光属性/ドラゴン族/シンクロ
攻撃力2500/守備力2000


シャウロン「エクシーズを素材にしてシンクロモンスターを出したところで何になるっ！！」

一騎「エクシーズ・シンクロンは『エクシーズモンスターを素材としてしかシンクロする事ができない変わりにシンクロモンスターに効果を与える！』」

シャウロン「なに？」

一騎「『そのシンクロモンスターの攻撃力を素材となったエクシーズモンスターのオーバレイユニットの数×500ポイント攻撃力をアップさせる！』」


ボンドアイズ・フェッセンズ・ドラゴン
攻撃力2500➡4000

シリウス「…これで準備は整ったな」

一騎「行くぞ！ボンドアイズ・フェッセンズ・ドラゴンでブラッドアンブレラを攻撃！！」


ボンドアイズ・フェッセンズ・ドラゴン
攻撃力4000

⬇

ブラッドアンブレラ
攻撃力3000


一騎「閃光のスパーク・ダイブスパイラル！！」

シャウロン「ちぃ！！」
LP1700➡700

シャウロン「だがよぉ！ソイツはミスだぜ一騎ぃ！！ブラッドアンブレラの破壊された時の効果発動！」

シャウロン「『相手モンスター全てを破壊し、破壊し墓地へ送られたモンスターの最も攻撃力の高いモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える！！』」

シャウロン「コイツで終わりだぁ！」

一騎「ボンドアイズ・フェッセンズ・ドラゴンの効果発動！『フィールドを破壊する効果が発動した時！このカードを除外してその効果を無効にし！このカードの攻撃力分自分フィールドのモンスター１体の攻撃力をアップさせる！』」

シャウロン「ソイツは分かってんだよぉ！一騎ぃ！！手札の『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) ブラック・ボックス』を墓地へ送ることで…」

シャウロン「『相手が発動するモンスター効果の発動を無効にし！相手フィールドのカードを１枚破壊する！』」

シャウロン「これでボンドアイズの効果は無効になり全て破壊されてめぇは終わる！！！」

シャウロン「そのしゃらくせぇペンデュラムゾーンのカードを選択する！！」

一騎「ローディング・マジシャンのペンデュラム効果発動！『フィールドのカードを１枚破壊する効果が発動した時その破壊を無効にする！』」

シャウロン「ちぃ！破壊は免れたか…だがよぉ…！！」

一騎「手札から『C・(チェンジ)スピード・シンクロン』の効果発動！」

一騎「『このカードが手札に存在する時このカードとフィールドのモンスター1体を墓地へ送ることでそのモンスターを使用してシンクロ召喚を行う！』」

シャウロン「なにっ！？」


スピード・シンクロン
レベル1/風属性/機械族/チューナー
攻撃力0/守備力0


一騎「レベル8のボンドアイズ・フェッセンズ・ドラゴンにレベル1のスピード・シンクロンをチューニング！！集いし絆が数多の希望を繋ぎ流星光底の輝きとなれ！！シンクロ召喚！！レベル9！！『ボンドアイズ・ブリッツ・ドラゴン』！！」


ボンドアイズ・ブリッツ・ドラゴン
レベル9/光属性/ドラゴン族/シンクロ
攻撃力3000/守備力2800


シャウロン「っ！！だが…召喚した所で効果は使えねぇ！！破壊される鋼爪ファングの攻撃力分のダメージを受けてもらう！！！」

ｽﾞﾊﾞｧｧﾝｯ!!

シャウロン「ヒャッヒャッヒャッ！！これでおしまいだぁ！一騎ぃ！！」

一騎「…」

シャウロン「な…なんでダメージを…受けてねぇ！！」

一騎「鋼爪ファングはペンデュラムモンスター…破壊されても墓地へは送られない…」

シャウロン「っ！！ブラッドアンブレラは破壊し墓地へ送ったモンスターの中で最も攻撃力の高いモンスターの攻撃力分ダメージを与える…野郎…！！」

シリウス「だがアイアンメイデンには装備カードを破壊して攻撃を無効にする効果が存在する…」

スピカ「…一体どうやって突破するのでしょうか」

一騎「『エクストラデッキに存在するエクシーズ・シンクロンの効果発動！このカードを素材としたシンクロモンスターがフィールドから離れた時、このカードを除外することで墓地からエクシーズモンスター1体をフィールドに特殊召喚する！！』」

シャウロン「なっ！？にぃ！！？」

一騎「現れろ！ホープアイズ・ブレイブ・ドラゴン！！！」


ホープアイズ・ブレイブ・ドラゴン
攻撃力2500


一騎「バトルを続行！ホープアイズ・ブレイブ・ドラゴンでアイアンメイデンを攻撃！！」

一騎「希望のブレイブ・バースト！！！」

ｽﾞｷﾞｬｧｧﾝｯ!!

シャウロン「ふざけんなよ…俺様が負けるかよ…アイアンメイデンの効果！！装備カードを破壊して攻撃を無効にする！！」

シリウス「…無駄な足掻きだな」

ｽﾞｶﾞﾝｯ!!

アイアンメイデンがハーデストアイズを吹き飛ばしてその攻撃を無効にする

一騎「ハーデストアイズを返してもらったぞ…シャウロン！！」

シャウロン「っ！！」

一騎「ボンドアイズ・ブリッツ・ドラゴンで…アイアンメイデンを攻撃！！」

一騎「ボンドアイズ・ブリッツ・ドラゴンは『戦闘を行うとき素材となったモンスターの数だけ500ポイント！攻撃力をアップさせる！！』」


ボンドアイズ・ブリッツ・ドラゴン
攻撃力3000➡5000

⬇

アイアンメイデン
攻撃力2000


一騎「閃光のブリッツ・ダイブスパイラル！！」

ｼｭﾝｯ!!

一瞬にしてブリッツドラゴンが消えてアイアンメイデンが吹き飛ぶ

シャウロン「ぐぁぁぁっ！！！？」
LP700➡0

ｽﾞｯｷﾞｬｧｧｯ!!

シャウロン「がっ…くそ…野郎…っ！！」ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ

一騎「…」ｻﾞｯ

シャウロン「けっ…俺様を消すのかよ…」

一騎「…俺はそんな事はしない…俺の目的はファラリスも救うことだ」

シャウロン「…どのみち…てめぇは必ず一人は消さなくちゃならねぇ…」

一騎「…」

シャウロン「…トウセンだよ…分かってんだろぉ？」

一騎「…俺は」

スピカ「…貴方は本当に救う気なのですか？」

シリウス「！？スピカ何を！？」

スピカ「私だって本当は…出来れば争い事がなく世界を救いたいのです」

シリウス「だが既に俺たちは…」

シャウロン「そうだぜ…俺たちはもう後戻りはできねぇ所まできてんだよぉ…一騎もスピカも…考えが甘ぇんだよ…」

スピカ「この黒い霧…」

シャウロン「それによぉ…」

スピカ「まるで…何かの意思を感じ…」

ｷﾞｭｧｧﾝｯ!!

周りの黒い霧がスピカ、シリウス、シャウロンを包むように襲いかかり

一騎が弾き飛ばされる

一騎「な、なんだ…！？」

そしてその突風は

一騎「う…うわぁぁぁっ！！？」

一騎を天高く吹き飛ばしていく

…


スピカ「こ、これはなんですかっ！？」

シリウス「…」

その黒い霧は回転し巨大な竜巻の中に入るような錯覚を覚える

所々で稲妻が走っている

シャウロン「準備は整った…」

シリウス「シャウロン…貴様…」

シャウロン「俺様の真の目的はよぉ…ファラリスとかデキレストとかどうでもいい…」

シャウロン「ソイツは『アビス』に任せておけばよぉ…」

スピカ「アビスっ！！？」

シャウロン「一騎には感謝するぜ…」ﾊﾞｷｯ

シャウロンが首を鳴らす

シャウロン「俺様の力が戻ってきた見てぇだ…ケケケッ」

ﾎﾞﾜﾝｯ

シャウロンの体から闇の霧が人の形を為して吹き出る

シリウス「…貴様がアビスか…」

シャウロン「俺様の目的は…純粋に最強になることだ…強くっ！！誰よりも強く！！！」

シャウロン「そして！！貴様達ファラリス！、てめぇらの力も全て！！俺様の物となる…！！」

スピカ「…貴方…何を言って…！」

シリウス「最初から俺達を利用していた訳だな」

スピカ「そんなっ！！」

シャウロン「さぁ…世界が終わる前に…この俺様に貢ぐんだなぁ…カス共…」

…

続く

次回

一騎「ついにその本性を現したシャウロン、自らの仲間だったスピカとシリウスに牙を向く」

スピカ「貴方を許しません！トウセンの妻として貴方を裁きます！」

シリウス「何があってもスピカは守り抜く！それがトウセンとの約束だからだ！」

一騎「次回『絶望の化身』一気に駆け上がれ！」