第11話暗躍者暁！貧困の村の激闘！後半へ　作：こんにゃく

このは「お前が暁…！！」

暁「僕のことをご存じで？それはそれは光栄なことだ」

挑発をするような話し方をする暁。

このは「お前が精獣の森でエイリアス殿に何かをしたことは調べがついているでござるです！」

暁「何かしたって…まるで悪いことをしたみたいじゃないか…それに僕はただ彼の内に秘めていた獣の心を呼び覚ましたまで」

このは「…お前の目的は一体…！」

暁「ところでさここにいるあのラフエルとか言う奴…エクサスの人間だろ？いいの？」

このは「『いい』とはどういう意味でござるか？」

暁「だってさアイツは昔に君の里を襲った…それだけじゃない関係のない人間もたーくさん殺したんだよ？」

このは「…そんなことは昔のことです…今を生きぬいt」

暁「本当かなぁ？人の心は…嘘はつけない」

このは「お前一体何をする気だ！？」

暁「僕は何もしない、するのは『君』だ」

その瞬間暁の手にはカードがかざされていた、そしてそのカードから発せられた光によってこのはの心は闇に染まる。

このは「うっ！？ぐっ！！？」

暁「このカードは君に会いたがっていたよ…それにやっぱり人の心はそう簡単には変わらない」

そして暁は直ぐ様木の上へ移動しこのはを見下げる。

このは「…エクサス」ギロ

暁「さて…どうでるだい？ペンデュラム使い君…」

…

一騎「ｚｚｚ」ｽﾋﾟｰ

うわぁぁぁ！！！？

一騎「っ！？な…なんだ！？」

突如悲鳴が聞こえ飛び起きる。

そして直ぐに外へと飛び出した

一騎「っ！？」

シモン「ラフエルにぃちゃん！！」

リサ「このはちゃんどうしたの？」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ラフエル「う…ぐ…」

そこには倒れこむラフエル、その側にはシモンとリサが…そして

一騎「何をしているんだ！このは！！」

このは「シモン…リサ、そこを退くのです」

シモン「い…嫌だ！！」

ユキ「っ！こ…これは！！？」

一騎「ユキ！」

そこにユキとおばあちゃんが家から出てきた

おばあちゃん「どうしたんだえ…？ってラフエルちゃん！？それにこのはちゃん！？一体どうしたんだえ！？」

ラフエル「っぐ…先程水汲みにいった彼女の帰りが遅かったから心配になって見に行ったらこの様だ…」

このは「仕方ないのです…３人もろとも死んでもらうのです」

リサ・シモン「っ！？」

ユキ「これってもしかして…一騎君！！」

一騎「あぁ！絶対にそうだ！待ちやがれ！！このは！！」

ラフエルとこのはの間に一騎が割ってはいる

このは「退いてください一騎…そいつらを殺せない」

一騎「お前…ソロモンズに…何やってんだよ！！お前がソロモンズなんかに取り込まれてんじゃねぇよ！！」

このは「…一騎そいつはエクサスの人間…エクサスの人間は絶対に許さない！！！」

このはの体からとてつもない闇のエネルギーが飛び出す。

ラフエル「くぅっ…これはソロモンズ！？」

ユキ「まさか…このはちゃんが…」

一騎「…このはやっぱりエクサスのこと…だったら」

このは「さぁ！！退くのです一騎ぃ！！」

一騎「退かねぇェ！！退かしたいなら俺をぶったおしてみやがれぇ！！」

このは「っ！…そうですね…私は１度貴方に負けてるのです…だったら今度は叩き潰してやるのです！！！」ガシャン

一騎「そうはいかねぇっての！！」ガシャン

このは・一騎「デュエル！！」
ライフ4000

このは「先行は私から行くのでござる」

このは「私のターン！！私は『妖怪忍空・六ロック首』を召喚」

六ロック首 闇 アンデット族 レベル3 効果
攻撃力300

このは「私はカードを1枚伏せてターンエンド」
手札3

ユキ「攻撃力300のモンスターを出してターンを終了！？」

一騎(このはの事だ…きっと何かある)

一騎「俺のターン！！ドロー！！」
手札6

一騎「俺は手札から『Ｃ・ファントム・ビースト』を召喚する！」
地属性 レベル４ 獣族 ペンデュラム
攻撃力1500

一騎「行くぜ！バトルだ！この瞬間ファントムビーストは自身の効果により攻撃力が300ポイントアップする！！」

このは「残念ですがその攻撃は不可能」

一騎「何！？」

このは「妖怪忍空・六ロック首は『自分フィールドにモンスターがこのモンスターのみの場合相手は攻撃できない』」

ユキ「ということは一騎君の攻撃は無しってこと！？」

一騎「やっぱりそういうのがあるのか！…俺はカードを1枚伏せてターンエンド」
手札4

このは「この瞬間！！永続罠カード『妖怪忍法・毒旋刃』を発動！」

このは「『相手のエンドフェイズ時にライフを500支払うことで自分はデッキからレベルが3以下の妖怪忍空モンスターを１体手札に加える』」
ライフ3500
手札4

一騎「そんな罠カードまで…！」

ラフエル「なんというデュエルタクティクス…彼女は一騎に匹敵する強さを持つのか」

このは「私のターン！！私は手札から『妖怪忍空・猫娘』を召喚！」

猫娘 闇 獣族 レベル3 効果
攻撃力300

一騎「またレベル3のモンスター…まさか！！？」

このは「私はレベル3の妖怪忍空 六ロック首と猫娘でオーバレイ！！」

このは「深淵より現れしもののけよ、大いなる力で全てを覆い尽くせ！エクシーズ召喚！！ランク3！『妖怪忍空・王犬神』！！」

王犬神 闇 獣 ランク3 エクシーズ
攻撃力1000

一騎「ランク3だって！？」

ユキ「このはちゃんはランクを使い分けて戦うことのできる里一番のデュエリスト…本気で一騎君を…」

このは「さらに！猫娘のモンスター効果を発動！『このカードをエクシーズ素材としたモンスターは攻撃力を1000ポイントアップする』！！」

王犬神
攻撃力2000

このは「バトルです！王犬神でファントム・ビーストを攻撃！！」

一騎「くぅぅぅ！！」
ライフ3500

一騎「…やるじゃねぇか…このは」

このは「私はターンエンド」
手札4

一騎「まだまだ！ここからだ！！俺のターン！！よし！俺はスケール1の黒の魔術師とスケール8の黒麗の魔術師でペンデュラムスケールをセッティング！！ペンデュラム召喚！！」

一騎「再び現れろ！！ファントム・ビースト！！そしてレベル7ハーデストアイズ・スカイ・ドラゴン！！」

ファントム・ビースト
攻撃力1500

ハーデストアイズ
攻撃力2500

一騎「一気に決めるぜ！！俺はハーデストアイズで王犬神を攻撃！！この瞬間ハーデストアイズの攻撃力は俺の手札の数×500ポイントアップ！！俺の手札は2枚よって1000ポイントアップ！！」

ハーデストアイズ
攻撃力3500

一騎「さらに！ファントム・ビーストの効果によりPモンスターは攻撃力が300アップ！！」

ユキ「一騎君のいつものコンボだ！！」

このは「王犬神のモンスター効果を発動！『オーバレイユニットを１つ使い、攻撃を無効にする』」


一騎「なに！？」

このは「よってハーデストアイズの攻撃は無効」

一騎「まだだ！俺は手札の速攻魔法『破天荒な旋風』を発動！！」

一騎「『エンドフェイズ時までモンスター１体の攻撃力を1000アップさせる』！！」

一騎「俺はファントムビーストを選択！！そして攻撃だ！！」

ファントム・ビースト
攻撃力2800

このは「王犬神の効果！！攻撃を無効！」

一騎「っく」

ユキ「完全に防がれた！！」

一騎「…俺はカードを1枚伏せてターンエンド」
手札0

一騎(だけどこれであのモンスターのオーバレイユニットは0…効果は発動できないはず)

このは「この瞬間私はライフを500支払いデッキからレベル3の妖怪忍空を手札に加える！！」
手札5
ライフ3000

このは「私のターン！！私は手札から『妖怪忍空・天ノ土蜘蛛』を召喚！！」

土蜘蛛 地 昆虫 レベル4 効果


このは「さらに手札から速攻魔法『スターチェンジャー』を発動！！」

このは「『自分フィールドのモンスターのレベルを1つ上げるまたは下げることが可能』！！私は土蜘蛛のレベルを1つ上げる！！」

このは「『そしてこのモンスターは１体で二体分のエクシーズ素材として扱う』」

一騎「なんだと！！？」

このは「二体分となったレベル5の土蜘蛛でオーバレイ！！！！旋風狐王の主よ、その五つの尾ですべてを貫け！エクシーズ召喚！ランク5！妖怪忍空・五尾ノ狐！！」

五尾ノ狐 攻撃力100

一騎「五尾ノ狐！！」

このは「五尾ノ狐の効果はもうわかっていますね？」

一騎「あぁ…だが俺とお前のライフの差はわずか500しかねぇ！」

このは「フフッそれはどうでしょう！！私は永続罠カード 『妖怪忍法 毒旋刃』のさらなる効果！！」

このは「『このカードを破壊し自分はライフを半分にする』！！」

このは「くぅ…ぅぅ」
ライフ1500

一騎「自分のライフを半分に！！？」

このは「そしてデッキから通常魔法カードを1枚手札に加える！！」

ユキ「自分のライフを犠牲に魔法カードを…！？」

このは「見せてやりましょう！私の力を！！！私は手札から魔法カード『RUM モンスターズ・フォース』を発動！」

一騎「ランクアップマジック！！？」

このは「『自分フィールドの妖怪忍空モンスターをランクの2つ高い妖怪忍空モンスターにランクアップさせる！！』私は王犬神をランクアップさせる！！」

このは「無情なる獣その未知の力を振りかざし永世の現に顕現せよ！！ダークネスエクシーズチェンジ！！ランク5！！GD，33！！妖怪忍空 伍尾ノ狐ガープ！ 」

ガープ 闇 獣 ランク45
攻撃力2400

一騎「くっ…ソロモンズっ！！！」

このは「いかせてもらうのですよ！！一騎ぃ！！！」

続く


一騎「ついに現れたソロモンズ…ランクアップして召喚されたそのモンスターに追い詰められていくその時、希望の光が俺を助ける」

一騎「次回 『希望の瞳』一気に駆け上がれ！！」