第３話 妖怪忍空大旋風 前半　作：こんにゃく

このは「では私のターン！！」

手札3枚

このは「私は『妖怪忍空風死ノ鎌鼬』を召喚！！」

一騎「２体目！！？」

このは「バトルなのです！風死ノ鎌鼬で豪傑の巨人を攻撃！」

一騎「だが攻撃力は同じ…相討ち狙いか！！」

このは「風死ノ鎌鼬の効果を発動でござるよ！『フィールドのこのカード以外の妖怪忍空の攻撃力をバトルフェイズの間のみ200アップさせるのです』！」

一騎「なに！？」

風死ノ鎌鼬 攻撃力2000

一騎「だったら俺は閃光の戦士のモンスター効果だ！『１ターンに１度モンスターの表示形式を変更する』！豪傑の巨人を守備表示に変更！！」

このは「相手ターンにも発動できるのですか！？」

一騎「そして豪傑の巨人は守備表示の場合１度だけ戦闘での破壊を無効にする！！」

豪傑の巨人 守備力1500

このは「ですが鎌鼬の効果はまだ続きますです！！鎌鼬の効果により攻撃力の上がった妖怪忍空はもう一度攻撃できますです！」

一騎「くそっ！」

このは「まずは厄介な閃光の戦士を攻撃させてもらうですよ！」

閃光の戦士攻撃力1600⬅鎌鼬2000

一騎「うぁぁぁ！！ってあれ？」
ライフ3600

一騎「そんなにダメージがない…」

このは「当たり前でござるよ、お互いに安全装置ボタンを押した状態でデュエルをすれば大怪我するレベルの実体化なんて無いのです」

一騎「そうだったのか…」

このは「まだいくのですよ～残りの鎌鼬で豪傑の巨人を攻撃！！」

豪傑の巨人守備力1500⬅鎌鼬攻撃力1800

一騎「くぅぅ！！」

このは「私は手札から永続魔法『妖怪忍法・誘われ花風』を発動してターンエンドでござるです」
手札1枚

一騎「また永続魔法を…今度は一体なんなんだ？」

一騎「…でも罠も仕掛けていないし仕掛けるなら今！！俺のターン！！」
手札2枚

一騎「よし！俺はハーデストアイズで鎌鼬を攻撃！！この時ハーデストアイズは手札の数だけ攻撃力がアップする！」

鎌鼬攻撃力1800⬅ハーデストアイズ攻撃力3500

このは「しかし逆巻き神の効果で対象を変更するでござるよ！」

一騎「でももう片方も鎌鼬だ！結局は変わんねぇ！！」

一騎「召雷のストライク・バースト！！」

このは「くぁぁ！！」
ライフ2300

一騎「さらにハーデストアイズは戦闘ダメージが２倍となる！リアクション・フォース！！」

このは「やっ…やりますねぇですが」
ライフ600

このは「逆巻き神の効果で鎌鼬をデッキに戻します！」

一騎「また…」

このは「ですが！花風の効果でデッキに戻す効果を手札に戻す効果にするのです！よって鎌鼬を手札に戻す！」

一騎「はぁ！？なんだそのインチキ効果は！？」

このは「そしてデッキから同じレベルのモンスターを効果を無効にして特殊召喚するのですさぁ最後の鎌鼬よ来るのです！」

鎌鼬攻撃力1800

一騎「くっ…俺はカードを1枚伏せてターンエンドだハーデストアイズの攻撃力アップはエンドフェイズ時までだ」

ハーデストアイズ攻撃力2500

手札1枚

一騎「どうくるんだ…このは」

このは「私のターン！いいカードなのです！私は手札から風死ノ鎌鼬召喚！」

鎌鼬 攻撃力1800

このは「そして手札より妖怪再補給 を発動でござるよ」


このは「フィールドに妖怪忍空が２体以上いるときデッキから２枚ドローするでござる」
手札4枚

このは「さらに永続魔法逆巻き神の更なる効果『このカードを破壊しフィールドの妖怪忍空のレベルを全てレベル5にする』」

鎌鼬×2 レベル5

一騎「レベル5のモンスターが２体…！？」

このは「旋風狐王の主よ、その五つの尾ですべてを貫け！エクシーズ召喚！ランク5！妖怪忍空・五尾ノ狐！！」

五尾ノ狐（ごびのきつね）
闇属性 ランク5 獣族
攻撃力100

一騎「攻撃力100！？ランク5なのに…まさか！？」

このは「察しがよろしいでござるな私は五尾の狐の効果を発動でござるよオーバレイユニットを１つ使い『相手と自分のライフの差だけ攻撃力をアップさせる』！『ライフ・エンゲージ』！！」

五尾ノ狐 攻撃力3100

このは「さらにこの効果を使用したことにより『吸収したライフの半分の数値分ライフを回復』するのです」
ライフ2100

一騎「ライフを回復する算段まで…」

このは「まだいきますよぉ！フィールドに妖怪忍空エクシーズモンスターが存在する時手札から『妖怪忍空・餓者髑髏』を特殊召喚！」

・餓者髑髏（がしゃどくろ）
闇属性 レベル8 アンデッド族
攻撃力0 守備力300

このは「餓者髑髏の効果を発動でござるよ！『手札の妖怪忍法カードを1枚墓地へ送りこのカードをデッキに戻すことで相手フィールドの表側表示のカードの効果をエンドフェイズまで全て無効にする』でござる！」

このは「さらに花風の効果でデッキに戻る効果は手札に戻るでござるよ！」

一騎「なに！！？まさか…俺の黒の魔術師のペンデュラム効果…ペンデュラムモンスターの破壊を１度だけ無効にする効果をを分かった上で…」

このは「そして花風の更なる効果なのです『このカードを墓地に送り墓地からレベル4以下の妖怪忍空を特殊召喚する』でござる！現れるです！妖怪忍空風死ノ鎌鼬！」

鎌鼬 攻撃力1800

このは「バトルです五尾ノ狐でハーデストアイズを攻撃！！『ファイブ・ストリーム』！！」

ハーデストアイズ攻撃力2500⬅五尾ノ狐攻撃力3100

一騎「ぐぁぁっ！！」
ライフ3000

このは「さらに鎌鼬の効果を発動でござる！このカード以外の妖怪忍空モンスターを攻撃力を200アップしもう一度攻撃させることができるでござる！」

五尾ノ狐攻撃力3300

このは「もう一度『ファイブ・ストリーム』！！」

一騎「くっ罠カード『ジャンク・チェンジ・スケアクロウ』を発動！『１ターンに１度ダイレクトアタックを受けたときデッキからＣ・と名のつくレベル４以下のモンスターを効果を無効にして特殊召喚する 』！」

一騎「こい！『Ｃ・屑鉄の共鳴師』！」

・屑鉄の共鳴師
闇属性 レベル3 戦士族
守備力500

一騎「そしてジャンク・チェンジ・スケアクロウは発動後もう一度伏せることができる」

このは「ですが破壊はさせてもらいますよ！戦闘は続行！五尾ノ狐で屑鉄の共鳴師を攻撃！！」

共鳴師守備力500⬅五尾ノ狐攻撃力3300

このは「そして鎌鼬でダイレクトアタック！！ジャンク・チェンジ・スケアクロウは１ターンに１度のみ！この攻撃は防げないでござるよ！！」

一騎「ぐっ！！」

ライフ1200

このは「私はカードを1枚伏せてターンエンドでござるです」
手札1枚

一騎「っ…なかなかやるじゃねぇかこのは」

このは「当たり前なのですよこれでもこの里の頭領でござるからな」

一騎「…と…頭領！？このはが！？」

このは「？何かおかしいでござるか？」

一騎「いや…おかしいなんてことはないが…」

このは「さぁいっきのターンでござるです！ここからどうするですか！」

・遊木町・

遊姫「こっち！」

通「おい！遊姫！！どうしちゃったんだよ！」

遊姫「ここに何かあると思うの！」

通「何かってなんだよ…こんな森…家の近くにあったんだな…」

遊姫「あっこれって…」

通「どうした？ってこれも遊戯王カードじゃねぇか」ヒョイ

ピカァァァっ！

通「うおっ眩しい！」

遊姫「きゃっ！！」

…



通「…ん…ここは…」

目の前に広がっていた場所は見たことの無い場所だった黒い旗が並ぶ黒町そして奥には

通「城…？」

黒く巨大な城が構えていた

通「てゆうかここは一体どこなんだよ…」

途方にくれて歩いていると

通「！おい大丈夫か！？」

少年「う…おなか…すいた…」

通「おなか？…」

周りを見ると町並こそ立派だが活気がなく人々の目は死んだようだった。

通「どうなってんだこりゃあ」

「貴様…そこで何をしている」

通「！？」

ハッと顔を上げるとそこには黒い鎧に黒いマントを着けた男が立っていた

通「…」

アイヴィス「貴様は見たことがないな何者だ？」

通（なんだこいつ…鎧とか来てやがる…ここは外国…いや中世の時代にタイムスリップでもしちまったのか俺は…）

「アイヴィス様！伝達です！前日捕縛したシンクリスのスパイが脱走しました！」

アイヴィス「なんだと？」

「もしかしたら脱走を手助けした者がいる可能性があるかと…」

アイヴィス「…おい貴様」

「は…はい！」

アイヴィス「そこにいる男を連れていけこいつはこの国の者ではないなシンクリスの手下の可能性は十分にある」

「はっ」

通「ちょっちょっとまて！俺が何をしたって言うんだよ！それにこの子供はどうすんだ！！腹が減ってるんだぞ！？」

アイヴィス「…そいつは地下牢に入れておけこいつは私が持っていく」

少年「うぅ…」

通「お…おいその子をどうする気だ！」

「少し黙っていろ！！」腹パン

通「うっ…」ドサッ…

アイヴィス「…」スッ

後半へ続く