第５話 烈火炸裂！！戦刃 武将！！後半　作：こんにゃく

このは「ただいまでござるよ～」

一騎「お帰りこのは」

このは「買ってきたでござるよ」ガサッ

長老「おぉこれじゃこれよく買ってきたのぉ」

このは「長老はこれが好きなのです」ニコニコ

一騎「…」ジッ

このは「？どうしたのでござるか？私の顔に何かついてるでござるか？」ペタペタ

一騎「！！いや…何でもないよこのは」

このは「？？？そうでござるか」

長老「さて一騎…お主はどうするつもりなんじゃ？」

一騎「…俺は…エクサスのやっていることを止めたい」

このは「！？いっき！？」

長老「そうか…」

一騎「でも今はどうしたらいいかは分かりません」

長老「そうじゃな…ならここにいなさい」

一騎「え！？」

長老「君がやるべきことを見つけるまでここにいるといい、ワシは君を気に入った」

このは「おぉ！いっきがここにいるでござるか！？うれしいでござるなぁ」

一騎「ありがとうございます！」

一騎（俺はエクサスを止めたい…でも具体的に何をしたらいいのかも分からない…この世界を知るためにもここにいれることは良いことかもしれない）

…

通「俺は絶体に諦めないぜ」

アイヴィス「そうか…ならば見せてもらおうか」

通「いくぜ！俺のターン！」
手札4

通「手札から『龍刃武将・鬼道のランマル』を召喚！！」

ランマル 炎属性
レベル4
ドラゴン族 攻撃力1800

アイヴィス（鬼道のランマル…１ターンに１度墓地の装備魔法カードを装備することが可能なモンスター）

アイヴィス（墓地にはタカマガブレード…これの効果により400ポイントを攻撃力を上げるが…）

通「俺はランマルのモンスター効果を発動！！墓地の装備魔法カードをランマルに装備！俺はタカマガブレードをランマルに装備させるぜ！！」

ランマル

攻撃力2200

通「さらに手札の『龍刃武将・犬浪のイヌチヨ』の効果を発動！」

通「イヌチヨは『フィールドに存在する龍刃武将に攻撃力1200ポイントアップさせる装備カードとして装備させる』ことができる俺はチヨをランマルに装備！」

ランマル

攻撃力3400

アイヴィス「…なるほどイヌチヨの効果を使用したのは『この』ためか」

通「バトルだ！まずはスカラベを攻撃！！」

アイヴィス「ぐぅ…」
ライフ1700

通「さらにタカマガブレードの効果により攻撃力を1000下げることでもう一度攻撃することが可能！！クラウン・ゲイシーを攻撃！！」

通「この時イヌチヨの更なる効果！『このカードを装備したモンスターが自分より攻撃力の高いモンスターとバトルする時ダメージ計算を行わずに破壊する』！！」

通「イヌチヨブレイドォォ！」

アイヴィス「…」

通「っしゃぁぁ！！どんなもんだ！！お前のフィールドをがら空きにしてやったぜ！！」

アイヴィス「…くっくっく」

通「な…なんだ？」

アイヴィス「キルヴィス…」

キルヴィス「…」

アイヴィス「まるで貴様とデュエルをしているようだ…まったく力でねじ伏せるバカのやり方だ…」

通「なんだと！？」

アイヴィス「平和…弱気ものを助ける…キルヴィス貴様のモットーだったよな？しかし貴様のデュエルはいつも力押し知性の欠片も感じられない」

キルヴィス「アイヴィス…」

アイヴィス「目障りなんだよ！！貴様のその捻れた精神が！戦いかたが！！考え方が！！…いいだろう賊…見せてやろう…これがマイアス様から授かった力」

アイヴィスの回りに黒いオーラが纏いとてつもない邪気を放つ

キルヴィス「っ！？こ…これは！？」

通「なっ！？なんだ！！？…取り合えず俺はカードを2枚伏せてターンエンド」
手札0

アイヴィス「俺のターン！！俺は永続罠『血染めの狂契約』を発動！！」

アイヴィス「このカードは『自分のライフを半分払うことで手札からモンスターをリリース無しで召喚することができる』！！」

通「なんだと！？」

アイヴィス「こい！！『ＢＢ・スクラップ・ラプソディー』！」

ラプソディー 闇属性
レベル8
戦士族 攻撃力2900

アイヴィス「まだだ！！ラプソディーのモンスター効果発動！！」

アイヴィス「『１ターンに１度墓地のＢＢモンスターを１体特殊召喚する』！！舞い戻れレッドリッパー！！」

通「モンスターを特殊召喚しやがった！？」

アイヴィス「さらにぃ！！ラプソディーで特殊召喚したモンスターのレベルは『3つ』上がる！！」

レッドリッパー
レベル5➡8

通「レベル8が２体…！？」

キルヴィス「まさか…これは！？」

アイヴィス「俺はレベル8のBBスクラップ・ラプソディーとレッドリッパーでオーバレイ！！」

アイヴィス「血に飢えし忘却の王よ、涌き出る混沌、静寂を食い破り、生み出し、自壊せよ！！ダークネスエクシーズ！！！」

アイヴィス「現れろ！！『GD（ソロモンズ）．40ＢＢ・ダスクドラウム』！！」

ダスクドラウム 闇
ランク8
悪魔族
攻撃力3000

通「な…なんだ！？」

キルヴィス「ソロモンズ…！？これはいったい！？」

マイアス「アッハッハッハ！！ついに使ったかアイヴィスぅ！！よいぞ…実に素晴らしい！！」

アイヴィス「これが俺の本当の力…ダークネスエクシーズの力…見せてやろう！！俺の力を！！」

通「いったいなんなんだよ！！？ソロモンズ？ダークネス！？もう訳わかんねぇ！！…けどこれはやばいんじゃ 」

アイヴィス「まずは！！ダスクドラウムのモンスター効果を発動！！オーバレイユニットを１つ取り除き！！」

アイヴィス「『墓地に存在する破壊されて発動する効果を発動条件を無視して発動させる』！！」

通「墓地のモンスターの効果を発動！？」

キルヴィス「それだけじゃない…本来ならば墓地に送ることでしか発動できない効果を発動させるなど…強力な効果だ」

アイヴィス「俺が発動させるのはスカラベの効果！！これにより攻撃力が1000アップする！！」

ダスクドラウム
攻撃力4000

通「攻撃力4000！？」

アイヴィス「まだだ！！残るオーバレイユニットも使う！！墓地に存在するクラウンの効果を使用する！！このターンダスクドラウムは2回の攻撃が可能！！」

キルヴィス「何！？攻撃力4000の２回攻撃だと！？」

アイヴィス「くっくっくキルヴィス…貴様のその知性の無い戦いかたを上回る圧倒的力の前に…ひれ伏せ！！！まずは１回目！！」

アイヴィス「忘却のレクイエム！！！」

通「っちぃ！俺は罠カード『刀狩りの恩賞』を発動！！」

通「このカードは『自分フィールドの装備カードを１枚破壊し相手のモンスターの攻撃を無効にする』！」

アイヴィス「だがまだ２回目の攻撃が残っているぞ？もう一度忘却のレクイエム！！」

キルヴィス「少年！！」

通「っ罠カード『背水の陣』！」

通「このカードは『相手の攻撃宣言時ライフを半分にしダメージを無効にする』」

アイヴィス「だがモンスターは破壊させてもらうぞ！！」

通「ぐぅぅ！！ランマルゥ！！」

アイヴィス「…！？」

イヌチヨ 炎属性
ドラゴン族
レベル5 攻撃力1200

通「だけど…イヌチヨの効果を発動」

通「『このカードが装備されているモンスターが破壊された時このカードは墓地にいかず特殊召喚することができる』」

アイヴィス「…ほう耐えたか俺はこれでターンエンド」
手札0

通「くっ…」
ライフ50

通（どうする…どうすんだよ…ライフは50どんなことされてもやられちまう…それに負けたら死んじまうっていうのもあながち嘘じゃないだろうし）

通（それに…このデッキ…エクストラデッキにカードがねぇ！！仮にもエクシーズの国なんだろ！？くそっ！なんでねぇんだよ！！）

通「考えても仕方ねぇ！！引くしかねぇんだカードを！！デッキを信じるしかねぇ！！俺のターン！！」
手札1

通「っこれは…」

龍刃武将・霧狸のタケチヨ

通「や…やべぇ」

アイヴィス「どうした？もう終わりか？諦めないのではないのか？」

通「くっ…くっそぉ…」

通（何ができんだよ…俺に…くそ）

一騎『かっとビング』

通（！？）

一騎『いや～遊馬のかっとビングって良い言葉だよなぁ！絶体に諦めないって感じでさ！！』

通（…そうだよな一騎…お前の憧れた主人公達はこんなことじゃ諦めねぇよな）

その瞬間エクストラデッキが輝き出す。これは通にしか見えなかった。しかし同時に通は理解した

通「そうだよ…こんなところで諦めてたまるかってんだよ！！アイヴィス！！」

アイヴィス「！」

通「俺はこんなところで諦めねぇ！！お前をここでぶっ飛ばしてやる！！」

続く

次回

一騎「ついに現れたら謎のモンスターソロモンズ、強力な能力で通を圧倒するも通のエクストラデッキが静かに語りかける…次回『産声を上げる龍・龍刃武将・ノブナガ！』」一気に駆け上がれ！！