第16話 激闘！！ソロモンズ対決！！　作：こんにゃく

一騎「お前はジェイド！！」

ジェイド「俺を知っているのか？光栄だな…」

一騎「一体俺に何のようd…」

ジェイド「貴様ソロモンズを持っているな？」

一騎「っ！？どうしてそれを？」

ジェイド「あの時、俺の周囲は特殊な空間となっていたソロモンズをもつ人間以外は意識を失う…あの場で動いていた者はもれなくソロモンズを持っているということだ」

一騎「…渡さないといったら？」

ジェイド「力ずくでも奪い取る」ガシャン

一騎「…そもそもお前はどうしてソロモンズを？…エクサスを抜けたんじゃないのか？」

ジェイド「…どこでその話を聞いたか知らないが答えるつもりはない」

一騎「お…俺はソロモンズに操られてない！！お前に絡まれる理由はない！」

ジェイド「そんなことはどうでもいい操られていようがいまいが俺には関係がない、俺はただソロモンズを回収するだけだ」

一騎（なんだこいつのソロモンズへの執着は…）

一騎「このカードは危険なものだ…お前に渡すわけにはいかない」ガシャン

ジェイド「良いだろう…デュエルで貴様から奪い取ってやる」

ジェイド・一騎「デュエル！！！」

一騎「俺のターン！！俺は手札から『Ｃ・豪傑の巨人』を召喚！！」

Ｃ・豪傑の巨人
地属性 岩石 レベル4
攻撃力1800

ジェイド「さぁお前のソロモンズを出してみろ」

一騎「なんだと？」

ジェイド「まさか使えないわけではあるまいな？」

一騎「っ！分かったよ！見たきゃ見せてやる！！俺はさらに手札から『チェンジ・ゴゴゴ・スピリット』を発動！！」

一騎「このカードは『自分の手札を１枚墓地に送ることでデッキから『Ｃ・豪傑』または『ゴゴゴ』と名のつくモンスターを１体特殊召喚する』！」

一騎「現れろぉ！！『Ｃ・豪傑の巨人兵』！！」

豪傑の巨人兵
地属性 岩石 レベル4
攻撃力2000

一騎「そしてチェンジ・ゴゴゴ・スピリットの効果により墓地に送った『Ｃ・豪傑の巨壁』の効果！」

一騎「『墓地にこのカードが有る時に、Ｃ・モンスターが特殊召喚された時、このカードを墓地から守備表示で特殊召喚する』！！」

豪傑の巨壁
地属性 岩石 レベル4
守備力2200

ジェイド「レベル4のモンスターが３体…」

一騎「俺はレベル4の豪傑の巨人、巨人兵、巨壁でオーバレイネットワークを構築！！愛に狂い血にまみれし過去、それを乗り越え、今真実の愛で全てを満たせ！エクシーズ召喚！！！GD.56！愛憎化身ロブグレモリー！！！」

ロブグレモリー
闇属性 悪魔 ランク4
攻撃力2000
ORU3

ジェイド「それが貴様のソロモンズか」

一騎「あぁそうだよ…豪傑の巨壁が特殊召喚されたターン『自分は攻撃できない』俺はカードを１枚伏せてターンエンド」
手札1

ジェイド「デュエルの最初のターンは攻撃ができない…それを利用したコンボか…」

一騎（ジェイド…この得たいの知れない感じはなんだ？今まで戦ってきたソロモンズの奴等とも違う…圧倒的何か…！！）

ジェイド「俺のターン！！俺は『空間（スペース）・カブト』を召喚」

※空間（スペース）はスペースと表記します

スペース・カブト
光 昆虫 レベル4
攻撃力1600

ジェイド「さらに手札から『多重化空間（プラスペース）』を発動」

ジェイド「これによりデッキから『同名のスペースモンスターを2体特殊召喚出来る』現れろスペース・カブト！」

スペース・カブト
光 昆虫 レベル4
攻撃力1600

スペース・カブト
光 昆虫 レベル4
攻撃力1600

一騎「一気にモンスターを３体！！？」

ジェイド「俺はこの３体のスペース・カブトでオーバレイ！！香煙なる血潮巻き上げ降臨せよ！エクシーズ召喚！！『GD45 アストロモンス・ヴィネ』！」

アストロモンス・ヴィネ
闇属性 獣 ランク4
攻撃力2700
ORU3

ジェイド「さらに俺はヴィネのモンスター効果を発動オーバレイユニットを１つ使い『相手に500ポイントのダメージを与え、１枚ドローする』アステルドロー！！」
手札5

ヴィネ
ORU2

アストロモンス・ヴィネの口から禍々しい光線が吐き出される。

一騎「うっぐぁぁぁ！！！？」
ライフ3500

ジェイド「まだ終わりではない俺はヴィネのオーバレイユニットを1つ使い手札から『スペース・ガタック』を特殊召喚！！」

スペース・ガタック
光 昆虫 レベル4
攻撃力1800

ジェイド「スペース・ガタックは『自分フィールドのエクシーズモンスターのオーバレイユニットを喰らうことで特殊召喚が出来る』」

ヴィネ
ORU1

ジェイド「そして魔法カード『瞬間空間（スペースアライズ）』を発動」

ジェイド「手札から『スペースモンスター１体を特殊召喚する』」

ジェイド「現れよ『スペース・スパイダー』！」

スペース・スパイダー
光 昆虫 レベル3 チューナー
攻撃力1200

一騎「ちゅ…チューナーだと！？」

ジェイド「俺はレベル4のスペース・ガタックにレベル3のスパイダーをチューニング！！星を奏でる演奏家よ、舞い降りた精を踏みにじり破壊せよ！！シンクロ召喚！！『GD，20 クラシックス・プルソン』！！」

クラシックス・プルソン
風 獣 レベル7 シンクロ
攻撃力2500

一騎「シンクロモンスターのソロモンズ…だって！？」

ジェイド「さらにおれはクラシックス・プルソンのモンスター効果を発動『このカードがシンクロ召喚に成功した時相手フィールドのモンスターを1体破壊する』！ドライブ・ソング！！」

一騎「なんだと！？…そうはさせるか！！俺は罠カード『投擲の無敵化』！！このカードは『効果によるモンスターの破壊を無効にする』！！ 」

ジェイド「…相殺したか…俺は多重化空間の効果によりこのターン攻撃することは出来ない。俺はターンエンドだ」
手札2

一騎「俺のターン！！」
手札2

一騎（あいつ…ソロモンズを使っているって言うのに全く操られてない…アイツも何かあるのか？）

一騎「いや…考えていてもラチが空かねぇ！！俺はロブグレモリーのモンスター効果を発動！！オーバレイユニットを１つ使い『相手フィールドのモンスター１体のコントロールを得る』！！」

一騎（ここでコントロールを奪うべきモンスターはアストロモンス・ヴィネ…）

一騎「俺はアストロモンス・ヴィネのコントロールを奪う！！」

ジェイド「…」

一騎「そして俺はアストロモンス・ヴィネのモンスター効果を発動『オーバレイユニットを１つ使い、相手に500ポイントダメージを与え、１枚ドローする』！！」

ジェイド「…クラシックス・プルソンのモンスター効果発動『このカードがフィールドに存在する限り俺は効果によるダメージは0となる』」

一騎「なっ！？」

ジェイド「さらにダメージが通らなかったことで貴様がドローすることは…ない」

一騎「なら俺はアストロモンス・ヴィネでクラシックス・プルソンを攻撃！！！」

ジェイド「だがしかし俺は墓地の『スペース・カブト』のモンスター効果を発動『墓地のスペースカブト２体をゲームから除外し攻撃を無効にする』」

一騎「っく俺はこれでターンエンド」
手札2

ジェイド「俺のターン…拍子抜けだな」

一騎「なんだと…？」

ジェイド「ソロモンズをもつ人間だと言うのにその程度か」

一騎「なっ…！」

ジェイド「俺は手札より装備魔法『多空間の剣（デュアルスペースブレイド）』をクラシックス・プルソンに装備、これによりクラシックス・プルソンは攻撃力が500ポイントアップする」

クラシックス・プルソン
攻撃力3000

一騎「っだがロブグレモリーはフィールドにコントロールを奪ったモンスターが存在する限り戦闘、効果では破壊されない！！」

ジェイド「そんなことは分かっている、バトルだ俺はクラシックス・プルソンでアストロモンス・ヴィネを攻撃」

一騎「っうぉぉぉ！！！」ﾄﾞｻｯ
ライフ3500➡3200

ジェイド「俺はカードを1枚伏せターンエンドだ…見せてみろ貴様の力を」
手札1

一騎「うっ…ぐ…俺のターン…」
手札3

一騎（まだだ…まだ諦めるな…！！）

一騎「俺はロブグレモリーの効果発動！！オーバレイユニットを１つ使い！！相手モンスター１体のコントロールを奪う！！」
ORU0


ジェイド「多空間の剣の効果発動『このカードを装備しているモンスターは効果の対象とすることは出来ない』」

一騎「何！！？」

ジェイド「その効果は無効だ…そう何度も貴様の効果を受ける訳がないだろう」

一騎「くそ…こうなったら俺はスケール1の『黒の魔術師』とスケール8の『黒麗の魔術師』でペンデュラムスケールをセッティング！！！これでレベル2から7のモンスターが同時に召喚可能！揺れろ魂のペンデュラム！天空に描け光のアーク！！ペンデュラム召喚！！」

一騎「レベル7、魔術の眼輝けし竜、『マジシャンズアイズペンデュラムドラゴン』！！」

マジシャンズアイズペンデュラムドラゴン
闇 ドラゴン レベル7 ペンデュラム
攻撃力2500

ジェイド「っ！『アイズ』だと…？」

一騎「マジシャンズアイズのモンスター効果発動！！『１ターンに１度、エンドフェイズまでこのモンスターの攻撃力はフィールドの魔術師と名のつくカードの数だけ攻撃力が500ポイントアップする』！！」

マジシャンズアイズ
攻撃力2500➡3500

一騎「バトルだ！！マジシャンズアイズでクラシックス・プルソンを攻撃！！魔導のケリュケリオン・バースト！！」

ジェイド「…」

クラシックス・プルソンにマジシャンズアイズの渾身の一撃が炸裂する。静寂の中に爆音が鳴り響く。

一騎「…やったか？」

ジェイド「…」
ライフ4000

一騎「っ…ライフが減っていない？」

ジェイド「永続罠カード『光の空間指針（リヒト・スペースフル）を発動していた』」

ジェイド「このカードは『自分がダメージを受ける時そのダメージを無効にしこのカードはレベル5の（空間）スペースモンスターとしてフィールドに特殊召喚する、その時このカードの攻撃力は無効にしたダメージと同じになる』」

リヒト・スペースフル
永続罠カード レベル5
攻撃力500

ジェイド「さらにこのターンのバトルフェイズは終了する」

ジェイド「それで終わりか？」

一騎「っっ俺はターンエンドだ…」
手札0

ジェイド「貴様…何故貴様が『アイズ』を…？」

一騎「…どういう意味だ？」

ジェイド「そうか…分からないなら良い…俺はただ貴様のソロモンズを狩るだけだ」

一騎「お前…ソロモンズがどういう物なのか知っているのか！？操られちまうだぞ！？」

ジェイド「そんなことは知っている…だが俺にはこのカードが必要だ、どんな事をしてでも集めてやる…！！」

一騎「…どうして…お前はエクサスとは関係ないんじゃないのかよ！？」

ジェイド「…貴様には関係のないことだ…それとも黙ってソロモンズを渡すか？」

一騎「っっ！俺も渡せない…まだこのカードは分からないことばかりだそれに危険なカードを元エクサスの人間に渡せるかよ！」

ジェイド「そうか…ならばそれでいい…俺のやるべきことは変わらない」

一騎「…」

…


このは「ふぁぁ…ふみゅう…ん？」

このはは眠気眼で周りを見渡す、しかしそこには一騎の姿が無かった。

このは「いっきぃ…？トイレでござるかなぁ？」

しかし部屋のトイレに人の気配はない。取り合えずホテルの受付に行き一騎のことを聞いてみることにした。

このは「いっきを見かけなかったでござるです？」

受付「はい…一騎様なら30分ほど前にホテルから外出しました…ですが遅いですね、ジョギングでもなさっているのでしょうか？」

このは「…」

…

このは「ユキ…ユキ！！」

ユキ「う…うにゅ…へ？…このはちゃん？」

このは「いっきが…いっきがいないでござるよ！」

ユキ「いない…いない！？」ガバッ

このは「どういうことでしょう…いっきの性格上トレーニングなんかをする人ではござらんのに」

ユキ「それって何気にひどい気が…いやそんなことより一騎君を探さないと」

このは「えぇ…何か嫌な気がするのでござるよ」

…

ジェイド「俺のターンだ、ドロー！！」
手札2

ジェイド「ならば貴様には見せなければならないな」

一騎「なんだと？」

ジェイド「この俺のドラゴンを！！」

一騎「…ドラ…ゴン？」

ジェイド「俺は手札から『スペース・スコーピオン』を召喚！！」

スペース・スコーピオン
光 昆虫 レベル5
攻撃力2000

ジェイド「このカードは『相手フィールドにエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターがいる時手札からリリース無しで召喚できる』」

一騎「レベル5のモンスター…一体何を…！！？」

ジェイド「俺は『レベル5のモンスター２体をリリースし手札からこのモンスターを特殊召喚する』！！」

一騎「何をする気だ！？」

ジェイド「閃光を貫く一筋の誓い！！今現れろ！！『宇宙眼の煌角竜（コスモアイズ・グリッタードラゴン）！！』」

一騎「うぐぁ！！？な…なんだ…！？」

その姿は眩い光の体、そして天空を貫く一本の角、そして蝶を思わせる巨大で美しい翼をもつドラゴン。

ジェイド「これが俺のドラゴン…コスモアイズ・グリッタードラゴン」

一騎「こ…これは…」

続く

次回
一騎「俺の目の前に現れたドラゴン、それはアイズと名のつくドラゴンだった。それが意味するものは一体…」

一騎「『瞳をもつ竜と竜』一気に駆け上がれ！」

※
GD，45 アストロモンス・ヴィネ
ダメージを与え、カードをドローすることが出来る効果

GD，20 クラシックス・プルソン
相手モンスターを破壊するだけでなく効果ダメージを無効かすることができるシンクロソロモンズ。