第51話 決定戦開幕　作：こんにゃく

一騎「つぅ！おあっ！？」ｷﾞｭｲｲﾝ

ｶﾞﾘﾘﾘｯ

一騎は初めてのＤ・ホイールにバランスが余りとれていないようだった

一騎「自動運転なのに結構やることあるんだなっ…おぁ！？」

シンクリスのいりくんだハイウェイを駆ける一騎

遠くを見ても迷路なんて全然見えなかった

一騎「それに…他の奴等の姿も見えねぇ…」

きゃぁぁぁ！！

一騎「ん？」

遊姫「こ…怖いぃ！！」

一騎「ゆ…遊姫！？」

一騎の隣のレーンに遊姫の姿があった

遊姫「ど…どうなってるのよぉ！！！」ｳｨｨﾝ

トラクリボー『落ち着きなさい遊姫！自動運転よ！なにもしなければ大丈夫だから！』

遊姫「そ…そんなこと言ったって！！」

一騎「…た…大変そうだなぁ」

ブォォン

一騎の後方からものすごいスピードで近づく１台のＤ・ホイール

大型で巨大なＤ・ホイール

そこに乗っている男もまた巨大だった

…

ジョーカー『来てくれてありがとうね』

？？？『さっき言ったことは本当ですか？』

ジョーカー『ああ…安心していいよ…君が…この一騎を倒してくれたら』

ジョーカー『君の望みを叶えてあげよう』

？？？『その話…乗りましたぜぇ』ﾆﾔｧ

…



ガァァン！！

そのＤ・ホイールは一騎に追い付くと思い切り強く衝突してきた

一騎「うぉぉぁぁ！？」ｷﾞｬﾘｷﾞｬﾘ！！

なんとか体制を立て直した一騎

カンザキ『おおっと！！いきなり最初のデュエルが始まりそうだぁ！！！』

ユキ「一騎君…」

ワァァ！！ワァァ！！

キルヴィス「…」

ユキそしてキルヴィスは共に隣通しの席で会場に座っている

…

一騎「っぅぅ…何しやがる！！危ねぇだろぉが！！」

？？？「ふっふっふ…あっははは！！！危ないだと？」

ｷﾞｭｲｲﾝ！！！

？？？「俺の名は走次郎…ハートちゃんファンクラブNo.1の梅苦 走次郎とは…俺の事だ！！！」ドン！！

一騎「…は？」

走次郎「てめぇが一騎だな？」

一騎「こいつ…俺の名前を…知っている…？」

走次郎「俺は…ハートちゃんのファンになってはや…２年…荒れていたあの頃からは足を洗い…今ではまっとうなファンクラブ会員よ」

一騎「は…はぁ」

走次郎「だが…てめぇは」

ﾌﾞｩｩｩﾝ!!

走次郎「てめぇは！！会員でもねぇくせに…イチャコラしやがってゴルオォォア！！！」

ブッピ☆ガン

一騎「うぉぁぁ！？てめっ…やめろっつってんだろうが！！！」

走次郎「へへ…だが…ジョーカー様から直々に頂いた命令だ…てめぇをぶったおせば…」

走次郎「ハートちゃんと１日デートが出来る券が頂けた！！」

一騎「何！？ジョーカーからだと…まさか…俺のソロモンズを…というより」

一騎「てめぇどんな不純な理由で俺に挑んでくんだよ！！！」

走次郎「うるっせぇ！！てめぇをぶったおせれば会員数40万人のファン達の悲願であるハートちゃんとの二人きりでのデートが出来るとありゃあ…やるしかねぇだろぉよ！！」

一騎「40万って…リアルな数字で多いなぁ！！おい！」

走次郎「そのファンの為にも…ハートちゃんに近づいたてめぇの面…一発殴らなきゃなぁ！！」

一騎「あっちから近づいてきたんだけどな！！」

ブォォン！！！

二人はどんどん加速していく

一騎「…ジョーカーが絡んでいるんだったら…俺だって負けてられねぇ…！！」

走次郎「いくぜ…！！」

一騎・走次郎「デュエル！！」

一騎
ライフ4000

走次郎
ライフ4000

ジョーカー「ふふっ…私からのプレゼントだ…一騎…」ｸｽｸｽ


カンザキ『ついに始まったぁ！！最初のデュエルは一騎そして走次郎！！』

カンザキ『一騎は我が国の姫…ジョーカー様から高い評価を得ている選手でございます！』

カンザキ『対するはその昔このシンクリスの不良グループを束ねていた元伝説の総長！！走次郎！！！』

カンザキ『このライディングデュエルも彼が最初に始めたとさえ言われております！！』

ユキ「ライディングデュエル…」

キルヴィス「聞きなれないか？」

ユキ「ええ…まぁ…こういったイベント事の方では…」

キルヴィス「そうだな…ライディングデュエルは今もこの戦争や戦いの儀でも形を変えて存在している」

キルヴィス「顕著に出ていたのは我々エクサスの人間は馬に乗ってのデュエル…」

ユキ「それだけではないですよね…船に乗った状態でのデュエルや小型の船である水上バイクなど形は様々」

キルヴィス「それ自体は昔からあったものだがライディングデュエルと呼ばれるようになったのは…このＤ・ホイールが誕生してからだ」

ユキ「キルヴィスさんはやったことはあるんですか？」

キルヴィス「俺か？俺は馬は勿論…船もあるぞ…そしてこのＤ・ホイールも」

ユキ「へぇ…」

キルヴィス「イベント事のライディングデュエルは少々変わっていてね…聞いててごらん」

カンザキ『このライディングデュエルではフィールド魔法『スピードワールド・ネクサス』が常に発動しております！！』

カンザキ『この中ではお互いのスタンバイフェイズ毎にスピードカウンターが乗って行きそして…』

カンザキ『このハイウェイ内に落ちているスピードスペル魔法カードをスピードカウンターを使用する事で発動が出来るのです！！』

ユキ「え？」

キルヴィス「このデュエルでは自身の身体能力とそしてスペードスペル魔法カードを使用して戦うデュエルだ」

ユキ「スペードスペルはいっぱい取ってもいいの？」

キルヴィス「手札に持てるカードは１枚のみ…そして基本はカウンターを取り除くことで発動する効果が殆ど…１ターンに１度しか発動出来ないと思った方がいい」

ユキ「…でもチャンスは増えるってことだよね」

キルヴィス「…相手もな」

…

走次郎「ハッ！先行はやるよ！！俺は偉いからなぁ！」

一騎「偉いとか…今は関係無いだろうが…俺のターン！！」
手札5
SP1

一騎「俺はモンスターを裏側守備表示で召喚する！！」

一騎「…そして俺はこれでターンエンド」
手札4

走次郎「おいおい…せっかく先行をくれてやったって言うのによぉ拍子抜けだぜ！！」ブォォン！！！

走次郎「俺のターン！！」
手札6
SP1

走次郎「『ＳＢ（スピードバイク）アクセル』を召喚よ！！」

ブォン！！ブゥゥン！！

アクセル
レベル3/風属性/機械族
攻撃力1400

走次郎「ふっ…こいつは『召喚に成功した時…フィールド魔法に何でもいい…カウンターを乗せることが出来るんだよぉ！』」

一騎「何！？」

カンザキ『おおっと！！走次郎！！流石はライディングデュエルの申し子！！スピード・ワールド・ネクサスにスピードカウンターを乗せていく！！』

走次郎「はっ！！これがライディングデュエルよぉ！！速いヤツが勝つ！！」ブォン！！ブゥゥン！！
SP2

スピードスペルが上がったことにより走次郎が１歩前に躍り出る

一騎「くっ…！5Ｄｓとはやっぱりルールが違うみたいだな」

走次郎「それだけじゃねぇ！！俺は手札から『ＳＢ（スピードバイク）ウィリー』を特殊召喚よ！！！」

ウィリー
レベル2/風属性/機械族/チューナー
攻撃力700

走次郎「ウィリーは『ＳＢモンスターがフィールドにいる時に特殊召喚できるモンスターよ』」

走次郎「どんどん加速するぜぇ！！！」

走次郎「俺はレベル3のＳＢ（スピードバイク）アクセルにレベル2のウィリーをチューニング！！」

走次郎「吹き出る汗が霧散するほど熱く加速する！！超高速の覇者！！現れよ！！シンクロ召喚！！」
3+2=5

走次郎「レベル5！！『ＳＢ（スピードバイク）！！スピードネイキッド』！！」

スピードネイキッド
レベル5/風属性/機械族/シンクロ
攻撃力1800

スピードネイキッドの姿はまさにバイク…

走次郎「ハッ！久しぶりにダチとツーリングしてる気分だぜおい！！」

走次郎「いくぜ！！一騎よ！！俺はスピードネイキッドで裏側守備表示のモンスターを攻撃！！！引き潰せ！！」

バガガガ！！！

一騎「っ！！裏側守備表示のモンスターは…『Ｃ・（チェンジ）豪傑の巨人』！！」

豪傑の巨人「うがぁぁ！！」

一騎「こいつは守備表示の時に１度…戦闘での破壊を無効にする！！」

走次郎「チッ！！姑息なことを…！！」

走次郎「俺はカードを１枚セット！！これで終わりだ！！」
手札3

カンザキ『これは両者共に腹の探りあいかぁ！？』

走次郎「ふっ…どうやらてめぇはライディングデュエルは初めてのようだな？」

一騎「だったらなんだよ」

走次郎「そんなんじゃあ…俺には勝てねぇって話だよ！！」

一騎「やってみなきゃ…わかんねぇだろ！！」

一騎「俺のターン！！」
手札5
SP2

一騎「俺は魔法カード『ワン・フォー・ワン』を発動！！」

一騎「このカードは『手札のモンスターを１枚墓地に送り…デッキからレベル1のモンスターを特殊召喚できる』！！」

一騎「俺は手札の『Ｃ・（チェンジ）ドテドテング』を墓地に送り…デッキから『Ｃ・（チェンジ）チューナーサポーター』を特殊召喚！！」

チューナーサポーター
レベル1/光属性/機械族/チューナー
攻撃力100

一騎「さらに墓地送られたＣ・（チェンジ）ドテドテングの効果発動！！『このカードが手札から墓地に送られた時！このカードを墓地から特殊召喚できる』！！」

ドテドテング
レベル3/風属性/悪魔族
攻撃力0

一騎「俺はレベル4の豪傑の巨人にレベル3のドテドテング…そしてレベル1のチューナーサポーターをチューニング！！」
4+3+1=8

一騎「絆の力は次なる世代へ！聖なる翼を羽ばたかせその瞳で全てを繋げ！！光指す道となれ！！」

一騎「レベル8！！『ボンドアイズ・フェッセンズ・ドラゴン』！！！」

ボンドアイズ
レベル8/光属性/ドラゴン族/シンクロ
攻撃力2500

ボンドアイズ「グルォォ！！」ﾊﾞｻｯ

カンザキ『ななな！！なんとぉ！！一騎もシンクロ召喚を行ったぁ！！』

ユキ「え！？一騎君が新しいドラゴンを！？」

キルヴィス「…」

一騎「そして…チューナーサポーターの効果により『このカードがシンクロ素材として墓地に送られた時デッキからカードを１枚ドローできる』」
手札4

一騎「バトルだ！！ボンドアイズでＳＢ（スピードバイク）スピードネイキッドを攻撃！！閃光の…スパークダイブ・スパイラル！！」

高速回転しながら下降してくるボンドアイズその一撃は徐々に光の塊となっていく

ボンドアイズ
攻撃力2500
⬇
スピードネイキッド
攻撃力1800

走次郎「甘いわ！！スピードネイキッドは戦闘では破壊されねぇ！！」

ズギャァァン！！

走次郎「ぐぅぅ！！」ｷﾞｬﾘｷﾞｬﾘ
ライフ4000➡3300

走次郎「…くぅ効いたぜ」

一騎「俺はカードを１枚セットしてターンエンド」
手札3

走次郎「へっ…てめぇすんげぇの持ってるじゃねぇか…やるねぇ」

一騎「…ん？」

一騎の目の前にカードが落ちている

一騎「アクションカードか？」ﾊﾟｼｯ

一騎「これは…スピードスペル…？」

カンザキ『おぉっと！！ここで一騎！！スピードスペルを拾った！！しかし！！スピードスペルは手札に１枚しか持つことは出来ない！！よって一騎はもう拾うことはできない！！』

一騎「いっ！？それマジかよ！！」

走次郎「はっ！！ちゃんとよく見て取るんだったな！！」

一騎「っ！！」

走次郎「それでよぉ…てめぇはハートちゃんとはどういった関係なんだ？」

一騎「はぁ？」

走次郎「あの子はなぁ…天使なんだよ」キラキラ

一騎「…」ジトｫｫ

走次郎「俺見てぇな半端なヤツに優しくしてくれたあの子の事は忘れねぇ…貧乏なガキ共の世話なんかもやってくれた…」

一騎「…」

走次郎「２年前の俺はそれは荒れてたぜ…シンクリスも戦争なんてやってなかったからなぁ…あの頃は」

走次郎「デュエリストというデュエリストを片っ端から潰して回っていた…」

…

走次郎『オラオラどきやがれぇ！！』

ブッピ☆ガン

不良『うわぁぁ！！？』ｶﾞｯｼｬﾝ

走次郎『ふん！どいつもこいつも軟弱なヤツばかりよぉ！！』ブォォン！！！

走次郎の仲間『兄貴！！大変です！！』

走次郎『どうしたぁ！！』

走次郎の仲間『俺達の…俺達のアジトが割れて…ガキ共が！！』

走次郎『なんだと！？』



敵チームリーダー『ケッケッケ』

敵チームの人数は数十人…そしてリーダーの手には数人の子供達が

子供A『あんちゃーん…』

走次郎『てめぇら！！きたねぇぞ！！』ブォォン！！！ｷｷｨ!!

敵チームリーダー『はっ！！てめぇが悪いんだぜ？勢力拡大だぁ？ふざけやがって！！』

走次郎『てめぇ…！！元々性根が腐ってやがると思っていたが…ここまでとはなぁ！！』

敵チームリーダー『おぉっと動くなよ…ガキ共がどうなってもいいのかぁ？』

走次郎『野郎…』

子供達『あんちゃーん！！』

敵チームリーダー『あっひゃっひゃ！！てめぇらはこれで終わりd』

ハート『やれ！！デビルズ・ピース・マジシャン！！』

敵チーム数十人『うわぁぁ！！？』ズギャァァン！！

走次郎『なんだ！？』

そこには月に映る一人の美少女

髪をなびかせ謎の道化師を操るその姿はまさに…

走次郎『…美しい』

ハート『子供を盾にするなんて見過ごせないね』

敵チームリーダー『な…ななな…なんだてめぇは！！』

ハート『僕はハート…子供の味方だ！！』

瞬間デビルズ・ピース・マジシャンが敵チームリーダーに襲いかかる

敵チームリーダー『うわぁぁ！！？』

ドグシャァァ！！！

走次郎『お…おい…あんた…ハートって…王女だろ？』

ハート『そうだよ』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ハートは子供達を撫でている

走次郎『こんなスラムみてぇな所で何を…それに俺たちはよぉ…シンクリスでは掃き溜め見てなぁ奴等だぜ』

走次郎『てめぇに助けられてもてめぇにメリットは無いはずだぜ』

ハート『…僕もね貧富の問題は良くないと思ってる…だけどこうやって君達貧層が暴れられると中々僕たちも手助けできない』

ハート『だけどね…』ﾌﾜｯ

ハートは髪の毛をフワッとなびかせながら

ハート『子供を守る人に悪い人はいないと思ってる…だから僕ができることはなんだってするよ』ニコッ

走次郎『！』

…

走次郎「あの時、確信したぜあの子は天使だってな！」

走次郎「それからは俺は彼女のサポートをするためにファンクラブを立てたのよぉ！！」

走次郎「彼女がどこで何をしているのかはファンの中でつきいちチェック！その時どんなものを食べたのか今日の下着はなんなのか…ext…」

一騎「殆どストーカーじゃねぇか！！てめぇのファンクラブは！！！」

走次郎「そして先日からてめぇとハートちゃんは随分と仲良くご一緒だったじゃねぇか」

一騎「別に俺とアイツはそんなんじゃねぇ」

走次郎「本当か！？」

一騎「い！？…そんな食いつくんじゃねぇ！気持ちわりぃ！」

走次郎「まぁ…ここでお前を倒せれば…ぐへへ…」

一騎「なんつーか…俺が負けたらハートの身に何かありそうだな…そういった意味でも負けらんねぇな」

走次郎「いくぜおい！！俺のターン！！」
手札4
SP3

走次郎「俺は手札から『ＳＢ（スピードバイク）アクセル』を召喚！！」

アクセル
攻撃力1400

一騎「またそいつか…！！」

走次郎「ふっ…効果は分かっているよなぁ？」

キルヴィス「まずいな…」

ユキ「え？」

キルヴィス「やはり奴の方がライディングデュエルの技術が長けている…スピードカウンターを利用し…彼を追い詰めるつもりだ」

ユキ「そんな…！」

キルヴィス「奴の方がこの戦い…有利か」

走次郎「アクセルの効果によりスピードワールド・ネクサスにカウンターを１つ乗せる！！」
SP4

走次郎「そして！！」ｷﾞｭｲｲﾝ

カンザキ『おおっと！！どんどん加速していく！！』

走次郎の目には見えていた…あるカードが

走次郎「ふっ…見えたぜ！！」

ｷﾞｭｲｲﾝと加速した走次郎はハイウェイの側面を利用し滑空…そして空中で回転し空中にあるカードを取る

ガッキィィン！！

華麗に着地をする走次郎

走次郎「俺は『SP（スピードスペル）モーメント・フュージョン』発動！！」

走次郎「このカードは『スピードカウンターが4つ以上の時、２つ取り除くことで発動できる…フィールドまたは手札の融合に必要な素材を使い融合召喚を行う！！』」
SP4➡2


一騎「融合だって！？」

走次郎「俺はフィールドのスピードネイキッドとアクセルを融合する！！」

走次郎「爆走する信念はこの俺の心を貫き通す！！融合召喚！！！」

走次郎「『GＤ，19！！ブラスターマフラーサレオス』！！」

ブラスターマフラーサレオス
レベル8/風属性/機械族/融合
攻撃力2800

一騎「ソロモンズ…！！ジョーカーは…これを利用してまで俺を狙ってきてるってのか」

ユキ「ソロモンズ…！？」

キルヴィス「まさかと思うが…ソロモンズ使いを利用し…彼の持つソロモンズを奪おうと…」

ユキ「なんだって！？」

…

ジェイド「…」ﾌﾞｩｩｩﾝ!!

ジェイド「貴様…最初から俺を狙っているな」

謎の男「ケッケッケ…これもジョーカー様から頼まれた事なんでな…恨むんだったら俺じゃなくて…ジョーカー様を恨むんだなぁ！！」

ジェイド「チッ…ジョーカー…娘の覚悟にすら水を指すつもりか…」

謎の男「ケッケッケ」

ジェイド・謎の男「デュエル！！」

…

走次郎「ふっ！…まずは…ブラスターマフラーサレオスの効果発動よ！！『１ターンに１度！相手フィールドのカードを１枚破壊する』レブレサック・マフラァァ！！」

一騎「させるかよ！！ボンドアイズの効果発動！！『フィールドのカードを破壊する効果が発動した時！！このカードを除外することでその発動を無効にし破壊する』リフティス・サンクチュアリ！！」

走次郎「はっ！！そいつは読めていたぜ！！罠カード『クイック・アクセル』！！『相手フィールドのモンスターが効果を発動した時！！その発動は無効となりそのモンスターはこれ以降効果の発動は出来なくなる』！」

一騎「なに！？」

ボンドアイズにバイクの排気ガスが絡まりつく

ボンドアイズ「グルォォ！！」

一騎「ボンドアイズ！！」

走次郎「これでお前のボンドアイズは効果が使えなくなった！！」

走次郎「さぁ！！壊れろ！！ボンドアイズ！！」

一騎「っく！！俺は『SP（スピードスペル）リザレクション・ストップ』！！」

一騎「スピードカウンターを１つ使い…『このターン相手のモンスター効果の発動を無効にする！！』」
SP2➡1

走次郎「ほう…適当に拾ったスピードスペルに助けられたか…」

一騎「くっ！！」

走次郎「ライディングデュエルはまだまだ！！…こんなもんじゃないぜ！！！」

…


通「静かだ…」ﾌﾞｩｩｩﾝ!!

通「何十人もデュエリストがいるとはいえ…会えるかどうかは…運次第って…ん？」

前方の下のレーンに人影が

通「あれは…ダイヤ…！」ﾌﾞｫｫﾝ

ダイヤ「…」ﾁﾗｯ

通「…ありゃあ…誘ってやがるな…」

通「乗ってやるぜ…！！」

通はダイヤを追いかける

…


続く

次回

一騎「ジョーカーの刺客走次郎…彼のよく分からないハートへの思いを俺にぶつけてくる」

一騎「次回『その思いは速度を越える』一気に駆け上がれ！！」