第92話 龍刃水晶　作：こんにゃく

キルヴィス
LP3700

手札0

ハイレオン
攻2800

ハイウルフ
攻2500

セットカード1


コレット
LP2900

手札1

ステラアイズ・クリスタル・ドラゴン
守2200

クリスタル・ランス
守1500

セットカード0


通
LP1300

手札1

セットカード1


コレット「覚悟しろキルヴィス！私の新たな力を見せてやる！私のターン！」

手札2

コレット「まずはステラアイズとクリスタルランスを攻撃表示に変更し、ステラアイズの効果発動！１ターンに１度、相手フィールドの今ある表側表示のカードの効果をエンドフェイズまで無効にし、無効にした枚数×500ポイント攻撃力がアップ！」


ステラアイズ
攻2800→4300


コレット「更に！ステラアイズはこのターン3回の攻撃が可能だ！」

通「よし…ステラアイズの効果でハイウルフの効果を無効にできた」

コレット「ハイウルフはその効果によりバトルの間攻撃力がレベル×200上がってしまう…実質相手フィールドの白銀の騎士（シルバーナイト）は攻撃力が4000を越えるモンスターになる…」

通「だけど…ハイウルフの効果さえ無効にすれば…」

コレット「バトルだ！！ステラアイズ！ハイレオン、ハイウルフに攻撃だ！！」

コレット「星流のスターブルーム！！！」

ｷﾞｭﾙﾙﾙｯ再びクリスタルモードへとその身を変え高速回転しながら突撃する。


ステラアイズ
攻4300

↓

ハイレオン
攻2800

ハイウルフ
攻2500


ｽﾞｷﾞｬｧｧｧｯステラアイズの一撃はキルヴィスのフィールドのハイレオン、ハイウルフ全てをその身で貫いた

キルヴィス「永続トラップ『白銀の護符剣』発動！」

ｶｯ!ｶｯ!ｶｯ!突如、ステラアイズの周りに銀色の剣が突き刺さり

ﾊﾞﾘｨﾊﾞﾘｯとその剣から電撃が発生する

ステラアイズ「ｸﾞﾙｩｯ!?」

コレット「なっ！？なんだ！！？」

通「ステラアイズの攻撃が…止められた…！？」

キルヴィス「白銀の護符剣は『自分フィールドに白銀の騎士（シルバーナイト）シンクロモンスターが存在する時発動でき、相手モンスター１体を選択する事でそのモンスターとそのモンスターの同名カードは俺のフィールドに白銀の騎士（シルバーナイト）が存在する限り攻撃する事はできない』」

コレット「な…！！」

キルヴィス「いくら何度攻撃できようが攻撃さえ封じてしまえばそんなものは関係がない…コレット次の手はどうする？」

コレット「っ！！私はカードを2枚セットしてターンを終了する」

ステラアイズ
攻4300→2800

手札0

キルヴィス「お前の新たな力とやらも俺には届かったようだな」

コレット「…」

キルヴィス「昔からそうだったな…お前の剣は俺に届くことはなかった」

コレット「…」

キルヴィス「だからこそお前は力を欲した、自分の姉達を俺を越えるための力を…だがそれは何時まで経っても越える事は叶わなかった」

コレット「…」

キルヴィス「何故だか分かるか？…それは俺とお前に圧倒的に埋めることのできない大きな力の差が…壁が存在するからだ 」

コレット「…その通りだ」

通「…」

コレットはキルヴィスの言葉を肯定した、そしてそのコレットの言葉を通は黙って聞いていた

コレット「確かに私は昔からお前に憧れ越えたいと思っていた、だがそれは結局叶わなかった…お前の言っている通りだ」

キルヴィス「ふっ…」

コレット「だが…今は違う」

キルヴィス「…なに？」

コレット「先程、通が言ったであろう…通の隣には私がいる…とそして…それは今の私の隣には通がいるのだ！」

キルヴィス「…」

コレット「私1人ではお前に届かなくとも通と一緒であるのであればお前に届く！」

キルヴィス「…それは2人の剣がこの俺に届きゆる力の場合だ…いくら2人といえど俺にお前達に剣は届きはしない」

コレット「ふっ…そうか…ならば見せてやるぞ…私と通の絆をな」

ﾁﾗﾘとコレットは通の方を見る、そして微笑んだ

通「…へっ…そうだぜキルヴィス…俺達を舐めるなよ？」

キルヴィス「そうか…ならば完膚なきまでに壊して見せよう…圧倒的な力によってな」

ｺﾞﾜﾝｯ!!キルヴィスから放たれたのは気だ

とてつもなく重い気、周りの空気は淀み辺りの重力が重くなった気がするほどの強力な物

コレット「っ！！」

通「こ、これは…！！」

キルヴィス「俺のターン！！」

手札1

キルヴィス「ほう…俺はマジックカード『白銀のアルバトロス』を発動…『このカードは自分フィールドの表側表示で存在するマジックカードを1枚破壊し、デッキからカードを1枚ドローする』俺は銀卓の晩餐を破壊する」

手札1

キルヴィス「そして『ドローカードが白銀の騎士（シルバーナイト）の場合、そのモンスターのレベル以下のレベルを自分フィールドの白銀の騎士（シルバーナイト）に与える！』」

コレット「なんだと！？」

キルヴィス「俺がドローしたモンスターは『白銀の騎士（シルバーナイト）ペルセリウス』…このモンスターのレベルは1だよって1をハイレオンに与える」

ハイレオン
レベル7→8

通「レベル8が…2体…まさか！？」

キルヴィス「俺はレベル8となったハイレオン、ハイウルフでオーバレイ！！天道を往く覇者よ、天駆ける星を掴み、今ここに顕現よ！エクシーズ召喚！光誕せよ！ランク8！！『GD，8 白銀の騎士（シルバーナイト） クアンタム・バルバトス』！！」


クアンタム・バルバトス
ランク8/光属性/戦士族/エクシーズ
攻3500/守3000


ｺﾞｫｫﾝｯ巨大な槍を持ち、頭には騎士らしからぬ狩人帽子を被った独特の白い鎧を身につけた騎士が現れる

通「っ！！ここに来てソロモンズかよっ！！」

コレット「それに白銀の騎士（シルバーナイト）…厄介だな」

キルヴィス「そして手札からペルセリウスを特殊召喚！」


ペルセリウス
レベル1/光属性/戦士族/チューナー
攻0/守1000


光の弓を持つ戦士が現れる

キルヴィス「ペルセリウスは『自分フィールドに特殊召喚されたモンスターが存在する時手札から特殊召喚できる』」

通「ちぃっ！！これじゃあまた…」

キルヴィス「そうだ…フィールドに白銀の騎士（シルバーナイト）が特殊召喚された事により墓地からリーブラを特殊召喚！」

リーブラ
攻1600

キルヴィス「俺はレベル4のリーブラにレベル1のペルセリウスをチューニング！天を斬る剣、今ここに出現せよ！シンクロ召喚！現れよ！レベル5！『白銀の剣（シルバーソード） シューティングスター』！」


シューティングスター
レベル5/光属性/戦士族/チューナー
攻2000/守1500


ｶﾞｵﾝｯ!!3つの刃がついた剣が現れる

キルヴィス「そして！シューティングスターの効果により『自分フィールドの白銀の騎士（シルバーナイト）にこのカードを装備し、攻撃力を2000ポイントアップさせる！』」

ｶﾞｼｯ!!クアンタム・バルバトスが構えると槍とシューティングスターが合体し三又槍となる

クアンタム・バルバトス
攻3500→5500

コレット「っ！！！」

通「攻撃力5500…！！」

キルヴィス「通、コレット…お前達に絶望を与えてやる…俺は装備カードとなったシューティングスターの効果発動！『装備モンスターがバトルする時、相手フィールドのモンスター全てとバトルしなければならない』」

コレット「何！？」

キルヴィス「それだけではない、『装備カードが守備表示モンスターを攻撃した時、攻撃力が越えていればその数値分のダメージを相手に与える！』」

通「なっ！？」

コレット「っちぃ…これではクリスタルランスの効果で守備表示にした所で意味をなさない…！！」

キルヴィス「これで終わりだ！！クアンタム・バルバトスでステラアイズ、クリスタルランスを攻撃！！」

キルヴィス「ディザスター・ランス！！！」

コレット「例え…ダメージを受けたとしても！！ステラアイズは守り抜く！！クリスタルランスの効果発動！クリスタルモンスターの表示形式を変更する！」


クアンタム・バルバトス
攻5500

↓

クリスタルランス
守1500

ステラアイズ
守2200

キルヴィス「だがこのダメージを受ければお前のライフは尽きる！！」

コレット「トラップ発動！！『クリスタル・ディフェス』！！『このカードはクリスタルモンスターによって発生する戦闘ダメージを0にする！！』」

通「なっ！？まさか…コレットの奴最初からダメージを受けないように対策を…！？」

コレット「守備貫通など分かっていた！！そのダメージを受けるほど私は甘くないぞ！！」

ｶﾞｯｷｨｨﾝ!!

キルヴィス「そうか…ならばクアンタム・バルバトスの効果発動！」

コレット「何！！？」

キルヴィス「『このカードが攻撃する時、相手モンスターを破壊できなかった場合、そのモンスターを破壊し、破壊したモンスター1体に付き1000ポイントのダメージを与える！』」

通「なっ！？バカな！！？」

コレット「破壊できなかった場合も想定内か…っ！！」

ﾊﾞｷｨｨﾝｯ!!無慈悲に槍がクリスタルランスとステラアイズをそのまま貫き通す

コレット「くぅ…！！」

凄まじい爆風がコレットを襲う

コレット「ぐぅっ！！ぐぁぁ！！！」


コレットは後方へと吹き飛び壁に叩きつけられた

コレット「ぐっ…はっ…！」
LP2900→900

通「コレットォ！！！」

キルヴィス「…俺はこれでターンエンド」

通「コレット！無事か！！？」

コレット「ああ…なんとか大丈夫だ」

通はコレットの肩を持ち上げる

コレット「…っ」

通「よく頑張って耐えてくれた…後は任せろ」

コレット「…通」

通「それにしても…どうやって勝つかだが…」

コレット「ふっ…言ったであろう一人一人では勝てない相手だが」

通「…そうだな、俺達二人なら」

コレット「絶対に勝てる…だな」

通「ああ、行くぜコレット…俺達の力を見せてやろう！」

キルヴィス「…遺言は済んだようだな」

通「いいや、このデュエル…俺達が勝つぜ、キルヴィス！」

通（といっても俺の手札は１枚…ここから逆転する為には…）

通「俺のターン！！」

手札2

通「来た…！！」

コレット「行けるか…通」

通「ああ…コレット…お前と力を合わせれば…な」

コレット「了解した通…後は任せたぞ」

通「おう！俺は墓地の龍刃 大蛇斬の効果発動！『このカードが墓地に存在する時、このカードと龍刃武将１体をデッキに戻すことで墓地の龍刃武将１体をフィールドに特殊召喚する！』俺はヒデヨシと大蛇斬をデッキに戻し墓地からカンベイを特殊召喚！！」


カンベイ
攻1000


キルヴィス「カンベイ…」

通「そして！手札から『龍刃知将 ハンベイ』を召喚！！」


ハンベイ
レベル4/炎属性/ドラゴン族
攻1000/守1000


キルヴィス「…来るか」

通「ハンベイは『フィールドに龍刃武将が存在する時、レベルが1つ上がる！』カンベイは龍刃知将だがフィールド、墓地に存在する時、龍刃武将として扱う！」

ハンベイ
レベル4→5


通「俺はレベル5のカンベイとハンベイでオーバレイ！六点の門をくぐり抜け、数多の戦場に降り立つ龍の王、今降臨せよ！エクシーズ召喚！！現れよ！『龍刃武将　ノブナガ』！！！」


龍刃武将　ノブナガ

ランク5/炎属性/ドラゴン族
攻撃力2600/守備力2000


尊厳な紅い鎧を身に纏い、背中には3つの旗そしてカブトには龍の文字

キルヴィス「来たか！！ノブナガ！！」

通「俺は！ノブナガの効果発動！『オーバレイユニットを１つ使い、墓地の龍刃武将１体を装備カードとして装備し、その攻撃力分ノブナガの攻撃力をアップさせる！』俺はオーバレイユニットだったカンベイを選択！」

ｶﾞｼﾝｯカンベイの名を冠した薙刀がノブナガに装備させられる

ノブナガ
攻2600→3600

キルヴィス「モンスターを装備し、攻撃力を上げる…やはり俺とお前は似ているよ…だが通！！お前は俺を越えることなどできない！！」

通「それはどうかな」

キルヴィス「なに？」

通「俺は手札の『龍刃武将 朝焼けのミツヒデ』の効果発動！」

キルヴィス「なんだと！？一体何を…！」

通「『自分フィールドの龍刃武将に装備カードが装備された時、そのカードを手札に戻し、このカードを代わりに装備カードとして装備する、そして代わりとなったこのカードはその装備カードと同名カード扱いとして扱う！！』」

キルヴィス「なっ！？バカな！？」

通「俺はカンベイを手札に戻し、手札のミツヒデをノブナガに装備する！攻撃力1000アップの効果は持続したままだ！！」

ｶﾞｲﾝｯ!!ミツヒデは翼となりノブナガに装備される

キルヴィス「だが…それがどうした！！その程度！！俺のクアンタム・バルバトスの敵ではない！」

通「俺の狙いはそこじゃねぇよ！キルヴィス！！」

キルヴィス「なに！？」

通「俺は手札のカンベイの効果によりフィールドに龍刃武将が存在する時、このカードを特殊召喚する！！」

カンベイ
レベル5

コレット「ふっ…」

キルヴィス「一体…何を…」

通「俺はレベル5のカンベイとランク5のノブナガでオーバレイ！！！」

キルヴィス「な！？ランクとレベルでエクシーズだと！！？」

通「龍刃！！戦場に降り立つ竜の王！その叡知と力を振りかざし、全ての戦を終息せよ！！エクシーズ召喚！！ランク5！！『龍刃武将 覇竜王イエヤス』！！」


イエヤス
ランク5/炎属性/ドラゴン族/エクシーズ
攻2700/守2000


炎を纏う鎧を身につけ身の丈よりも大きな剣をもつ竜

キルヴィス「な…なんだこのモンスターは…！！」

コレット「イエヤスはランク5のモンスターとレベル5のモンスターを素材とした特別なエクシーズ…通の新たな力だ」

キルヴィス「ば、バカな！？俺の知らない所で更なる力をつけていたというのか！！」

通「行くぜキルヴィス…俺はイエヤスの効果を発動！『オーバレイユニットを１つ使い、デッキからモンスター1体を装備カードとして装備する！』」

キルヴィス「ちぃ！！今度はデッキからだと！？」

通「俺が装備するのは…ヒデヨシ！！よってヒデヨシの攻撃力分イエヤスの攻撃力をアップさせる！！」

イエヤス
攻2700→5700

キルヴィス「っ！！」

通「バトルだ！！イエヤスでクアンタム・バルバトスを攻撃する！！」

通「龍刃千撃！！」

イエヤス
攻5700

↓

クアンタム・バルバトス
攻5500

ｶﾞｷｨｨｨﾝｯ凄まじい剣撃でぶつかり合う両者

キルヴィス「舐めるなよ！！通！！俺はシューティングスターとクアンタム・バルバトスの効果発動する！！！シューティングスターの効果により！！『このカードを破壊し！！装備モンスターの破壊を無効！！』そしてクアンタム・バルバトスの効果！『１ターンに１度、オーバレイユニットを１つ使い、バトルする相手モンスターを破壊し、相手のライフを半分にする！！』」

コレット「その効果は…相手ターンにも使えるのか！！？」

イエヤス
攻5700

↓

クアンタム・バルバトス
攻3500

キルヴィス「これで俺のモンスターは破壊されない！！！そしてお前のモンスターは無惨にも散るのだ！！！」
LP3700→1500

ｽﾞｶﾞｧｧﾝｯ!!イエヤスの炎の鎧が粉々に砕け散る

キルヴィス「くっくっく…残念だったな！！お前達に絆とやらはここで終わりだぁ！！俺に届くことなどないのだ！！」

ﾌﾞﾜｯ!!更にクアンタム・バルバトスから邪悪なオーラが飛び出てくる

それが通を包んだ瞬間、通を後方へと吹き飛ばす

通「ぐあっ！！？」
LP1300→650

通「くぅ…」

キルヴィス「さぁ！もう終わりだ！通！！諦めるがいい！」

通「いいや、終わりじゃねぇ」

キルヴィス「なに？」

通「勝負はここからだぜキルヴィス！！」

キルヴィス「ここからだと？もうお前の攻撃は終了した！！何もできるはずがない！！」

通「果たしてそうかな？ 」

キルヴィス「な、なにを」

通「イエヤスの効果発動！！『このカードがフィールドを離れた時！墓地から龍刃武将１体を特殊召喚する！』舞い戻れ！！ノブナガ！！！」

ノブナガ
攻2600

ノブナガ「ｸﾞﾙｧｧｧ!!!」

キルヴィス「またしても…甦っただと…？だが…ノブナガではクアンタム・バルバトスを倒すことなど…」

コレット「ふっ…確かにそうだなだが私たちの力を合わせれば」

通「突破は可能だぜ！！」

キルヴィス「なん…だと？」

コレット「永続トラップ発動『クリスタル・モーメント』！！『このカードは墓地のクリスタルモンスター１体を選択しそのモンスターを攻撃力0でフィールドに特殊召喚する！！』」

キルヴィス「なに！？」

コレット「現れろ！！ステラアイズ・クリスタル・ドラゴン！！！」

ステラアイズ「ｸﾞﾙｧｧｧ!!!」
攻0


コレット「そして、『特殊召喚したモンスターをフィールドに存在するモンスター１体と同じ属性、同じ種族に変更する！！』私はステラアイズをノブナガと同じ炎属性にする！！」

ステラアイズ
光属性→炎属性

キルヴィス「それが…それがなんだというのだ！！！」

通「だったら見せてやるよ！！俺達の力を！！トラップ発動！！『武装錬金』！！！『自分フィールドの炎属性、ドラゴン族を１体選択し同じく炎属性、ドラゴン族モンスター１体をフィールドまたは墓地から選択しそのモンスターを装備カード扱いで装備することができる！！』」

キルヴィス「トラップ…だと…まさかお前達…ここまで想定して…！！？」

通「ああ、コレットの考えていることは俺には分かるし俺の考えていることはコレットには分かる！」

コレット「これが私達の絆！！」

通「俺はフィールドのステラアイズをノブナガに装備する！！」

ｶﾞｯｺﾝｯ!!ｸﾙｸﾙｸﾙ!!ステラアイズがクリスタルモードとなり光の粒子となる

そして

その粒子はノブナガを包み、ノブナガの鎧が変化していく

紅くたぎる情熱の赤が神秘の光を放つクリスタルとなり

ノブナガ自体もステラアイズのように宇宙の光が体を照らしていた

そして背中にはステラアイズの水晶の翼、武器は水晶の太刀となる

通「光纏いて悪を絶つ！！龍刃水晶！！クリスタル・ノブナガだぜ！！！」

コレット「また安直な…」

通「お、覚えやすくていいだろ！？」

コレット「ふふっ通らしくていいと思うぞ？」ﾆｺﾆｺ

通「ば、バカにしてんのか！？」

キルヴィス「ば、バカな…な、なぜこんなことが…」

通「…この効果で装備した場合、装備モンスターの攻撃力は装備カードとなったモンスターの攻撃力の数値分上がるぜ」


ノブナガ
攻2600→5400


キルヴィス「っ！！俺が…俺が負けると言うのか？」

…

キルヴィスA『そうだ、お前は負ける』

キルヴィス『！？』

キルヴィスＡ『分かっていた事じゃないか、通もコレットも強い…アイツらを間近で見てきた俺には分かるはずだ』

キルヴィス『だ、黙れ！！俺は負けん！！そして異世界の扉を開くため！！ここで負けられんのだ！！』

キルヴィスＡ『…誰の差し金かは知らないがそろそろ俺に返してもらおうか』

キルヴィス『っ！！』

キルヴィスＡ『通…それにコレットには感謝しなくてはな…』

キルヴィス『き、貴様！！！』

キルヴィスＡ『俺の体はもう好きにはできんぞファラリス』

キルヴィス『ちぃぃぃっ！！！』

…

通「行け！！クリスタル・ノブナガ！！！クアンタム・バルバトスを攻撃！！」

通「クリスタル・スラッシュ！！！」

ノブナガ
攻5400

↓

クアンタム・バルバトス
攻3500


ﾊﾞｯ!!!ノブナガが飛翔するとそれに呼応したように水晶の翼が光輝く

そして光速の速さで近づきクアンタム・バルバトスを一刀両断した

ﾊﾞｧｧｫｫﾝｯ!!辺りに衝撃が走る

キルヴィス「っ！！！ぐぉぉぉっ！！！」

キルヴィスはその衝撃事吹っ飛ばされ後方の巨大な機械に衝突する

ﾊﾞﾘﾊﾞﾘｯ!!大きな音ともにその機械は破壊されショートした

キルヴィス「ぐっ…く…」
LP1200→0

通「よっしゃあ！！」

コレット「ふ、ふぅ…や、やったな」ﾍﾟﾀﾝｯ

コレットは力が抜け落ちその場に座り込んでしまう

通「お、おいおい大丈夫かよ？」

コレット「ああ…それより…キルヴィスは？」

通「え？ああ！！そうだったよ！！キルヴィス！！無事か！？」

キルヴィスは倒れて動かない

通「キ…キルヴィス？嘘だろ！？死んじまったのか！？」

通はキルヴィスに近づき肩を揺らす

通「おい！キルヴィス！！キルヴィス！！！」

キルヴィス「う、あまり揺らすな…通」

通「キルヴィス…！！」

コレット「…キルヴィスどういうつもりだ」

コレットはふらふらと立ち上がりながらキルヴィスに鋭い眼光をぶつける

キルヴィス「あ、ああ…それは…」

その時だった、ある一点の方向から只ならぬ気配をその場にいた皆が感じ取った

通「っ！なんだ！？」

コレット「こ、これは…！」

キルヴィス「この方向は…玉座の間か…！！」

…


リアン「お母さん…」

キッと睨み付けるリアン…相手は自身の産みの親でありそしてリアンがとても好きな相手

だが今は違う

ジョーカー「クローバー…残念だよ、君ならもっといい働きをすると思っていたのに」

遊姫「人を騙していたくせに偉そうなこと言わないで！！リアンはずっと貴方を信じていたのに！！！」

ジョーカー「ふふっ…そう、それは良かった」

遊姫「っ！！貴方って人は！！！」

トラクリボー『遊姫、彼女から微かにファラリス世界の力を感じるわ…恐らく』

遊姫「ええ、分かってる…一騎が前に言っていた事が正しいのであれば…あの人を助けることができる…でもね」

トラクリボー『？』

遊姫「やっぱりどうしても！！許せないところがあるのよねぇ！！！私は！」

トラクリボー『…ふふっそう…なら好きにやるといいわ遊姫』

遊姫「ええ！好きにやらせてもらう！それにあそこにいる子、レイナちゃんだって助けなくちゃいけないんだし」

リアン「その通りだ遊姫！うちもやるだけのことはやってみせる！その為にここに来たんだから！」

ジョーカー「くふふ…それじゃあ仕方ない相手になってあげるよ…遊姫、クローバー…」

遊姫・リアン・ジョーカー「デュエル！！！」

続く




次回

遊姫「私は負けない、この戦い何としても勝って見せる！！」

リアン「例えお母さんが相手だろうとうちと遊姫のコンビネーションなら戦えるよ！」

ジョーカー「そう…ならそのコンビネーションとやらを崩してあげよう」

一騎「次回『ジョーカーゲーム』一気に駆け上がれ！」



pixiv更新しました！

とりあえず遊姫、リアンが完成した時、今までのキャラの全身イラストを出しますので、暇な人は見てやってください