第42話 時空間使い メーア　作：こんにゃく

通「お…おいマジでデュエルすんのかよ」ｱｾﾘ

ジェイド「当たり前だ身に降る火の粉は全て消す」

メーア「私を火の粉扱いとは…泣けてくるよ」

ジェイド「ふん…」

メーア「先行は譲る…かかってこい」

ジェイド「なら…遠慮せずにいくぞ俺のターン」
手札5

ジェイド「俺は『空間（スペース）カブト』を召喚する！」

カブト
レベル4/光/ 昆虫
攻撃力1600

メーア「…！」

ジェイド「さらに手札から『多重化空間（プラスペース）』発動！！」

ジェイド「このカードは『フィールドの空間（スペース）モンスター１体を選択し…デッキから同名カードを効果を無効にして２体特殊召喚する』！」

ジェイド「現れよ！！空間（スペース）カブト」

メーア「…」

通「一気にモンスターを3体も」

ジェイド「俺はレベル4の空間（スペース）カブト3体でオーバーレイ！」

ジェイド「香煙なる血潮巻き上げ降臨せよ！エクシーズ召喚！！『GD45 アストロモンス・ヴィネ』！」

アストロモンス・ヴィネ
ランク4/闇属性 /獣
攻撃力2700
ORU3

通「ソロモンズ…！やはりジェイドも持っていたのか！」

メーア「姿を表したな…ソロモンズ…！」

ジェイド「俺はヴィネのモンスター効果を発動！オーバレイユニットを１つ使い『相手に500ポイントのダメージを与え、１枚ドローする』アステルドロー！！」
手札4

メーア「くっ…ぐぁぁ！！！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ！
ライフ4000➡3500

ジェイド「俺はカードを１枚セット…ターンエンド」
手札3

メーア「っく…」

通「すげぇ…連戦だってのに落ち着いてやがる」

ジェイド「どうした？…貴様はこんなものではないだろう」

メーア「当たり前だ…私を誰だと思っている」

ジェイド「…」

…

７年前

メーア『アリーシャまたミスをしているわ』

スペード『え？そうですの？』

メーア『ええ、この場合はこのモンスターの効果を使い…』

ジェイド『メーアにアリーシャじゃないか』

スペード『ジェイド！』

ジェイド『またデュエルを教えてもらっているのか？』

スペード『そうですわ！』

ジェイド『まったく…メーア…俺にも教えてくれよ』

メーア『フフッ分かっている順番だ順番』

ジェイド『このままじゃアリーシャに勝てないままだ…そんなのは俺は嫌だ』

スペード『フフン！ここまで来なさいなジェイド♪』

ジェイド「な…なんだと！」

メーア『ほら落ち着いて！貴方達しっかりしないとあの子に追い付けないわよ？』ﾕﾋﾞｻｼ

チラッと見るとそこにはハートの姿が

スペード『そうですわね！メーア！もっと教えてくださいな！お姉さまに追い付くために！！』

ジェイド『お…おれも！』

…

メーア「誰が君にデュエルを教えたと思っている」

通「なっ！…まさかジェイドのデュエルの師匠だって言うのか…！？」

ジェイド「そうだったな…だったら見せてみろ…貴様の実力を」

メーア「いいだろう…私のターン！」
手札6

メーア「私は『相手よりもライフが低い時』手札から『時空間蝶（タイムスペースバタフライ）アゲハ』を２体特殊召喚！」

アゲハ
レベル4/光属性 /昆虫
攻撃力1700

ジェイド「！…なんだそのカードは…」

…
数十分前

メーア『これは？』

ジョーカー『君達の新しい力さ』

ベクト『へぇ…』

ジョーカー『それはジェイドにも対抗できる…最大の武器になるだろう』

メーア『ジェイドに…？』

ジョーカー『くふふ…まぁそのカード達を使えば分かるさ…』

…

メーアの瞳の刻印が輝き出す

メーア（これが…ジェイドに対抗する…カード…不思議な力を感じる…）

メーア「そして私はフィールドのレベル4のアゲハ２体でオーバーレイ！」

メーア「無限思考の蝶よ！時空間を越えその姿現せ！」

メーア「エクシーズ召喚！！ランク４！！『時空間蝶（タイムスペースバタフライ）キマダラルリ』！！」

キマダラルリ
ランク4/光属性 /昆虫/エクシーズ
攻撃力2000
ORU2

ジェイド「…貴様…一体何処でその力を…」

メーア「それは私の台詞だ…お前の『空間（スペース）』モンスターは何処で…」

ジェイド「答えてもらおうか…！！」

メーア「ふん…私のこの力はジョーカー様から授かったものだ」

ジェイド「…！ジョーカー…だと？」

メーア「そうだ…」ｷｭｲｨﾝ

メーアの瞳の刻印が鋭く光る

メーア「私はスペード達を守らなければならない…それが私の使命だからだ！」

メーア「例えそれがお前であろうともな！」

ジェイド「それは俺も同じだ」

メーア「いくぞ！私はキマダラルリの効果を発動！！『オーバーレイユニットを１つ使い相手フィールドのモンスター１体の攻撃力を1000ポイントダウンさせる』！」

メーア「そしてこちらの攻撃力は500ポイントアップする！バタフライ・エフェクト！！」

キマダラルリ
攻撃力2000➡2500

アストロモンス・ヴィネ
攻撃力2700➡1700

通「攻撃力が上回った！？」

メーア「さらに！墓地に送られたアゲハの効果を発動！！『このカードがオーバーレイユニットとして墓地へ送られた時、墓地からアゲハを特殊召喚する！！』」

ジェイド「なに！？」

メーア「舞い戻れ！！時空間蝶（タイムスペースバタフライ）アゲハ！！」

アゲハ
攻撃力1700

メーア「この効果で特殊召喚されたアゲハは『破壊された場合除外される』」

メーア「バトルだ！！私はキマダラルリでアストロモンス・ヴィネを攻撃！！タイムスペース・スカッシュ！！」

ジェイド「くっ…！」
ライフ4000➡2800

メーア「さらに！アゲハでジェイドにダイレクトアタック！！」

ジェイド「っ！！罠カード『スペース・リフト』！」

ジェイド「『相手のダイレクトアタック時受けるダメージを半分にする』！」

ジェイド「ぐぅっ！ぐぁぁ！！！」ﾌﾞﾜｯ

ジェイド「がっはっ」ｶﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｻｧ
ライフ2800➡2050

ジェイド「そして…自分がダメージを受けた時手札から『空間（スペース）ジェネラル・スパイダー』を特殊召喚！」

ジェネラル・スパイダー
レベル5/光/ 昆虫/
攻撃力2300

メーア「ダメージを受けた時に特殊召喚されるもんスター…まさかそのためにわざとダメージを受けたのか」

ジェイド「その通りだ」

メーア「私はカードを１枚セットしてターンエンド」
手札3

ジェイド「俺のターン…ドロー！！」
手札3



ジェイド「…メーア」

メーア「…なんだ」

ジェイド「ジョーカーは何者だ？」

メーア「何者だと？そんなもの私達が一番よく分かっているではないか」

ジェイド「分かっているからこそ今のあの人は明らかに異質だ」

メーア「…」

ジェイド「お前はその異質さに触れたのではないか？」

メーア「…確かに」

メーア「私はあの人から力を授かった…だが私は信じている…！」

メーア「もう一度…あの人に笑顔が戻る日を…！！」

通「…ジェイドもあのメーアって奴も…誰かのために戦っているのか」

ジェイド「…」

…

ジェイドがコスモアイズを手に入れた直後

ジェイド『ソロモンズを集めて…レイナを救う…か』

ジェイド『ぐっ…！？今度はなんだ？』

レイナの手のひらが輝き始めるとそこにはデッキが出現していた。

ジェイド『これは…？デッキか？』

ジェイド『空間（スペース）…見たことも無いカードばかりだ…』

ジェイド『レイナ…お前が俺に力をくれているのか？』

レイナ『…』

ジェイド『レイナ…』

…

ジェイド（空間（スペース）カードは俺とレイナの絆のカードだ…だがメーア…なぜ貴様も…？）

ジェイド（そして奴の目…あの刻印がジョーカーによる物だとすればジョーカー…奴は一体何者だ…）

ジェイド「俺は『空間（スペース） セントピー』を特殊召喚！！」

セントピー
レベル5/光属性/ 昆虫族
攻撃力2000

ジェイド「このカードは『エクストラデッキに存在する『空間（スペース）』モンスターを１体墓地に送ることで手札から特殊召喚できる』！」

ジェイド「俺はエクストラデッキの『越空間昆虫(テラスペースビートル)・ヘルヘラクレス』を墓地に送る」

ジェイド「そして墓地に存在するヘルヘラクレスの効果を発動！『墓地の昆虫族全てを除外し！デッキからコスモアイズを手札に加える！！』」

ジェイド「俺はフィールドのレベル5以上のジェネラル・スパイダーそしてセントピーをリリースし！手札から宇宙眼の煌角竜(コスモアイズ・グリッター・ドラゴン)』を特殊召喚！！」

ジェイド「閃光を貫く一筋の誓い！！今現れろ！！」


コスモアイズ
レベル8/光属性/ ドラゴン族
攻撃力3000

メーア「こ…これは…！？」

ジェイド「こいつはコスモアイズ…俺の魂でありレイナとの絆の象徴だ」

メーア「…コスモ…アイズ」

ジェイド「貴様が使う紛い物の『空間（スペース）』カードではない…正真正銘…本当の力だ」

メーア「本当の力だと…？」

ジェイド「そうだ…見せてやろう…コスモアイズ！まずはキマダラルリを破壊しろ！！殲滅のトゥィンクルバーストォォォ！！」

ゴガガガッッ！！！

メーア「ぐぅっ！！」ﾌﾞｵﾝ!

メーア「くっはっ！」ﾄﾞｻｯ
ライフ3500➡3000

ジェイド「まだだ！！！『コスモアイズは特殊召喚された相手モンスターを戦闘で破壊した時、もう一度召喚し再度攻撃できる！！』」

メーア「なに！？」

通「これがコスモアイズの力…！」

ジェイド「もう一度迎撃せよ！！コスモアイズ！！殲滅のトゥィンクルバーストォォォ！！」

メーア「ぐっあぁぁぁ！！！？」ﾄﾞｯｼｬｧｧ
ライフ3000➡2500

ジェイド「俺はカードを２枚セット…ターンエンドだ」
手札1

メーア「っく…」

ジェイド「…」

メーア「私は負けない…貴様を倒し…あの人たちを取り戻すために…！！」

メーア「お前には無いのか！！あの人たちの顔を！！笑顔を取り戻すと言う気持ちが！！」

ジェイド「…ない」

メーア「…！？」

ジェイド「といえば嘘になるな」

メーア「！」

ジェイド「だが俺は…今の俺には他人にまで関わるほど余裕はない自分がやるべきことで精一杯だ」

メーア「だが…！」

ジェイド「それに俺達はソロモンズをお互いに必要としている…俺達は元々相容れない存在なんだよ」

メーア「…」

ジェイド「だから貴様がやろうとしていることを間違いだとは言わない…だがここで俺が負けると言う未来は…ない！」

メーア「そうか…私達は分かり合えないと言うことなのか」

ジェイド「初めからそう言っている」

メーア「なら…全力でお前を倒さなければならないな…！！！」ﾌﾞｵﾝ

辺りに爆風が吹き荒れるそして

メーアの瞳の輝きが強まる

メーア「私のターン！！」
手札4

メーア「私は永続罠『リビングデットの呼び声』を発動！！『墓地の時空間蝶（タイムスペースバタフライ）アゲハを特殊召喚する』！！」

アゲハ
攻撃力1700

メーア「さらに！！魔法『時空間花（タイムスペース フラワー）発動！！』」

メーア「このカードを発動した時『レベルの合計が6になるように手札から時空間（タイムスペース）モンスターを特殊召喚する』！！」

メーア「これで手札から『時空間蝶（タイムスペースバタフライ）コンピョウ』を２体特殊召喚！！」

コンピョウ
レベル3/光属性 /昆虫/チューナー
攻撃力1500

メーア「そして！！レベル4のアゲハにレベル3のコンピョウをチューニング！！」

メーア「時空の花に誘われて、光の道を突き進む幻惑の蝶！！今現れよ！！」

メーア「シンクロ召喚！！！レベル7！！『時空間蝶（タイムスペースバタフライ）レフェレナント』！！」
4+3=7

レフェレナント
レベル7/光属性 /昆虫/シンクロ
攻撃力2600

メーア「そして残るアゲハにコンピョウをチューニング！！シンクロ召喚！！！レフェレナント！！」

レフェレナント
攻撃力2600

メーア「そして墓地に送られたアゲハはゲームから除外される！」

通「シンクロモンスターが２体…！」

メーア「さぁジェイド！！貴方の敗北の時間よ！！」

…



続く

次回

一騎「ジェイドそしてメーアのデュエルは対に終止符が打たれる…お互いの気持ちをぶつけ合い高めあった過去と決別して…」

一騎「次回『師弟との決別』一気に駆け上がれ！！」


…

ユキ「どうもよろしくお願いします！ユキです！」

ユキ「なんだかお久しぶりな気がします！」

ユキ「ここからは話数調整となっていきます！デュエルパートのみの場合アニメだと演出とかがあったりで引き伸ばせるのですが」

ユキ「文字に書き起こすとあまりにも…少ない！という事で番外編というか小話をしていきます」

ユキ「というわけでこのデキレストとは何なのかを復習していきたいと思います！」

ユキ「まずはこの世界デキレストは元々はこんな殺伐とした世界ではなかったんだよ」

ユキ「元は皆仲良く手を取り合って過ごしてきた世界なんだ」

ユキ「でも２年前に起こったエクサス王殺害事件により疑われたシンクリスと戦争になってしまうだ」

ユキ「でもエクサスの人間は無関係な人達も襲い始めたんだ」

ユキ「これには深いわけがあってエクサスの人間はソロモンズというカードを集めているようなんだ」

ユキ「それだけじゃないどうやらシンクリスも戦争に乗じてソロモンズを集めていたらしい」

ユキ「これはシンクリスの爆発事件が関わっているらしいんだ」

ユキ「シンクリス爆発事件は２年前にシンクリス四王女達が起こした異世界の扉を開くための実験の失敗だったんだ」

ユキ「長女であるハートはフュージニアの遺跡を調べていたようだからねこれが関係しているかもしれない」

ユキ「そしてその爆発のせいでシンクリス王アレク 、ジョーカーことシンクリス女王アンナが異世界の扉に吸い込まれ」

ユキ「ジェイドの妹であるレイナは意識を失ってしまったんだよ…」

ユキ「だけどシンクリス女王はたった一人で異世界から帰ってきたんだ…そこからは名前を捨て娘達であるシンクリス四王女にソロモンズを集めるよう促すんだ」

ユキ「そんなソロモンズ争奪戦に巻き込まれたのは黒霧の里…僕達の故郷さ」

ユキ「エクサスそしてシンクリスの進行により罪のないこのはちゃんの弟であるもみじ君は命を落とした」

ユキ「さらに僕達を助けてくれたエクサス四騎士の一人キルヴィスは投獄されてしまったんだ」

ユキ「これをまとめるとすれば一番始めは何なのかが重要になってくるね一番始めに起きたことは『１０年前の瞬間的に空間が裂けたこと』だよ」

ユキ「その事とフュージニアの遺跡の研究がシンクリス四王女のあの事件に繋がるんだね」

ユキ「そしてジェイドだね、彼はレイナを助けるために単独で動いてる人だよ」

ユキ「そして謎の力である『空間（スペース）』カードをもちさらに『コスモアイズ』を使う人間だよ」

ユキ「そしてソロモンズにも操られない人間の一人だよ」

ユキ「それではやろうとしていることまとめだよ！」

・エクサス

・ソロモンズを集めている理由は不明
・一騎やキルヴィスを追っている
一騎はペンデュラムを使えるからそしてキルヴィスは元仲間だから？
・シンクリス四王女を狙っている？理由は不明
・暁の行動
集めたソロモンズをバラ撒いたりしている謎の行動が目立つ
・シンクリスと戦っている

・シンクリス

・ソロモンズを集めている
理由はエクサスを倒す為の力そして異世界の扉を開くため
そのためにシンクリスで大会を開く
・一騎、ジェイドを狙う
所持しているソロモンズを狙うため
・通、遊姫を利用している
ソロモンズに触れることのできるこの二人を利用している
・メーア、ベクトも利用している
・ジョーカーが刻印の力というものを使用する

・フュージニア
・謎の遺跡がある
・ソロモンズを危険視しておりフュージニア王は集めるよう命令をする
・シンクリスの異変に気づき忍者『疾風』を送り込む

ユキ「と言った具合だよ、無駄にあるよね…回収できるのかな…」

ユキ「という訳で次回もお楽しみに～」