第12話 希望の瞳 前半　作：こんにゃく

このは「…」
ライフ1500
手札3



一騎「っ…」
3500
手札0
伏せ2

暁「くっくっく…いいねぇその調子だ…」

暁は木の上から一騎とこのはのデュエルを見据える。

暁「憎悪はソロモンズを強くする…といってもあれじゃあソロモンズに操られているだけだけどねぇ」

…

このは「私は五尾ノ狐のモンスター効果を発動！！オーバレイユニットを１つ使い！相手と自分のライフをの差の分だけ攻撃力をアップする！！ライフ！！エンゲージ！！！」

五尾ノ狐 攻撃力2100

ユキ「自分のライフを削って攻撃力をアップさせる…」

このは「そしてその数値の半分ライフを回復する！！」

ライフ2250

一騎(だけどまだハーデストアイズの攻撃力には届いていない…！！)

このは「今一騎は安心しましたね？」

一騎「なんだと？ 」

このは「その安心が命取りなんですよ！！ガープのモンスター効果を発動！！！『１ターンに１度、相手モンスター１体をこのモンスターのオーバレイユニットとする』！！オーバレイ・コントロール！！」

一騎「なに！！？」

このは「私はもちろん！ハーデストアイズを選択！！」

ガープ
ORU 2

一騎「なっ俺のハーデストアイズが…！！」

このは「ハーデストアイズはペンデュラムモンスター…破壊しても次のターンにエクストラデッキから復活する…ならばそれを封じればいい」

一騎「っく！」

暁「いいねぇいいねぇ！！予想以上だ！！そのままペンデュラム使いを…倒せるかなぁ？」

このは「私はさらにガープのモンスター効果を発動『オーバレイユニットを１つ使い、相手フィールドのモンスター１体の攻撃力を半分にする！』スパーク・ダウナー！！」

ファントム・ビースト
攻撃力750

このは「バトルです！！五尾ノ狐でファントム・ビーストを攻撃！！ファイブ・ストリーム！！！」

一騎「うっぐぁぁぁ！！！」

ライフ3150

ユキ「一騎君！！！」

一騎「俺は黒の魔術師のペンデュラム効果を発動！1ターンに１度！ペンデュラムモンスターは戦闘で破壊されない！！ブロークン・イリュージョン！！」

このは「ですがまだ攻撃は残っているのです！！ガープでファントム・ビーストを攻撃！！！ファイブ・オーバァァ！！！」

一騎「うっぉぉぁぁ！！！」 ドサッ
ライフ2500

このは「これで終わりだと思いますか！！？私は速攻魔法『クリティカル・ヒット』！！」

このは「このカードは『ライフを500支払いバトルで相手モンスターを破壊した時、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える』！！」
ライフ1750

ユキ「ということは一騎君は1500のダメージ！！？」

一騎「罠カード！！『ハーフアンドガード』！『これにより効果ダメージは半分だ』！！」

一騎「うっぉぉぁぁ！！！」

ライフ1750

このは「やりますねぇ私はカードを2枚伏せてターンエンドしましょう」
手札0

一騎「っく…」

暁「素晴らしい…ソロモンズを使いこなしている…」

一騎「このは！！目を覚ませ！！」

このは「目は覚めているのですよ…とっくの昔から…！！」

一騎「お前は確かにエクサスを恨んでる、エクサスの奴等も恨まれて当然のことをしてきた！！だけど俺達は関係ない人間を巻き込んでいいのかよ！！」

このは「関係ない！？そいつはエクサスの人間だ！！そいつらは私の里を弟を！！」

一騎「それでも！！もう戦意はない！！それでもやっちまったらこのは！！お前もエクサスと同じになっちまう！！」

このは「私が？エクサスと同じ？」

一騎「あぁそうだ！関係ない人間…シモンやリサまで巻き込もうとした！！お前もエクサスとおなじなんだよぉ！！」

このは「…言ってくれますねぇ一騎ぃ！！」

一騎「…そうだ！！怒りを俺にぶつけてこい！！このは！！俺のターン！！」

手札1

一騎「俺はモンスターを裏側守備表示で召喚！！これでターンエンド！！」

このは「姑息な事を…そんな無駄なこと！！私は許さない罠カード『旋風刃・鎌鼬』を発動」

このは「これで一騎のカードは『エンドフェイズ時まで全て表側攻撃表示となりそのモンスターはバトルできなくなる』のですよ！！」

豪傑の巨人
攻撃力1800

このは「ッハ…豪傑の巨人ですか…守備表示ならば戦闘で１度だけ破壊されないモンスター…相変わらずずるい戦法ですねぇ？」

一騎「…」

ユキ「そんな…これじゃあ」

ラフエル「一騎のモンスターは破壊されてしまう」

このは「私のターン！！私は『エクシーズ・リジェネレート』を発動！」

このは「このカードは『エクシーズモンスターのオーバレイユニットにすることができる』！私は五尾ノ狐を対象に発動する！」

このは「そしてそのオーバレイユニットを使い五尾ノ狐の効果！！ライフ・エンゲージ！！」

五尾ノ狐
攻撃力2600

このは「フン…」
ライフ2250

一騎「また攻撃力を…！」

このは「それだけではない！！ガープの効果により豪傑の巨人をオーバレイユニットとする！！オーバレイ・コントロール！！」

ユキ「これで一騎君にモンスターがいなくなっちゃった！！一騎君！！」

このは「バトルなのです！２体の五尾ノ狐でダイレクトアタック！！ファイナル・ファイブ・ストリーム！！！」

一騎「うぁあぁぁ！！！」

このは「…」

暁「…」ニヤァ

…

このは「っ！？」

一騎「ハァ…ハァ…」
ライフ750

暁「…どういうことだ？」

このは「な…なぜライフが残っているのです！！？」

一騎「俺は罠カード『ジャンク・チェンジ・スケアクロウ』を発動していた」

このは「そのカードは…！！」

一騎「あぁダイレクトアタックを受けたときデッキからレベル4以下のＣ・モンスターを効果を無効にして特殊召喚できるカード…発動後このカードは墓地にいかずセットされる」

このは「だがなぜライフが！！？…ハッ！」

暁「…ふーんなるほどねぇ」

一騎「俺が呼び出したモンスターはレベル4のペンデュラムモンスター豪傑の巨人兵」

豪傑の巨人兵 地 岩石 レベル4 ペンデュラム
攻撃力2000

一騎「本来なら守備表示で出したい所だけどこのはの鎌鼬の効果でこのターンは攻撃力表示になってしまう…でもそれでいい」

ユキ「豪傑の巨人兵はペンデュラムモンスター…黒の魔術師のペンデュラム効果で１度だけ破壊されない」

一騎「そうだ！１度目の攻撃で破壊されず２度目の攻撃も受けきったてことだ！！」

このは「ぐっ…なら私は永続罠カード『古戦場・鷹松の城』を発動！！」

このは「これで一騎は『レベル5以上のモンスターの召喚、特殊召喚はできない！！』」

ユキ「なっ！！？」

ラフエル「…」

このは「そういえば？一騎は確かぁ？前回の戦いでマジシャンズアイズとかいうモンスターも持っていましたよねぇ？ですが！！その召喚はできない！！」

一騎(確かに…このカードがあるんじゃあマジシャンズアイズは出せない…さらにハーデストアイズは相手のオーバレイユニットになっちまってる…)

一騎「だが手はない訳じゃねぇよこのは！！」

このは「往生際が悪いですよ！！一騎ぃ！！」

一騎「俺が１度でも諦めたことがあるか！！！」

このは「ふっそうでござったなぁ一騎は諦めが悪いんでしたなぁ！！」

一騎「あぁそうだよ俺はライフが尽きるまで絶対に諦めねぇ！！」

ユキ「一騎君…」

ラフエル「一騎のデュエルの強み…それはこの諦めない心か…」

一騎「行くぜ！俺のターン！！！ドロォォォ！！」
手札1

一騎「このカードは！！」

『明日への希望』

…

リサ『リサ！デュエルができないからこれ使ってェ！』

一騎『いいぞ～』

…

一騎「あの時のカード…」

ユキ「一騎君？」

一騎「ふっ…見せてやるぜ俺の本気って奴を！！」

後半へ