第６話 産声を上げる龍 ノブナガ！！　作：こんにゃく

通「俺はまだ諦めねぇぜ！」
ライフ50


アイヴィス「貴様…！だが貴様のライフ残り50…どんなことをしようが貴様の負けだ！」
ライフ1700

通「そんなことはやってみないと分からねぇよ！」

通「俺は手札から『龍刃武将・霧貍のタケチヨ』を召喚！」

タケチヨ 炎属性
レベル5
ドラゴン 攻撃力1400

アイヴィス「レベル５のモンスターを召喚だと！？」

通「自分のフィールドを見てみろよ！」

アイヴィス「なんだと？…っ」

キルヴィス「血染めの狂契約…」

通「お前の血染めの狂契約は手札のモンスターをライフを半分にすればリリースせずに召喚することができる効果だその効果は俺にも適応されるぜ！」
ライフ25

アイヴィス「俺の罠カードの効果を利用したか…だが貴様に！キルヴィスのデッキにエクシーズモンスターは存在しない！その程度のモンスターが出たところで貴様に手段はない！！」

通「それはどうかな！！俺はフィールドのレベル5の龍刃武将犬浪のイヌチヨと霧貍のタケチヨでオーバレイ！！」

アイヴィス「なに！！？」

キルヴィス「これは…」

マイアス「…」

通「六点の門をくぐり抜け、数多の戦場に降り立つ龍の王、今降臨せよ！エクシーズ召喚！『龍刃武将・ノブナガ』！！」

ノブナガ 炎属性
ランク5
ドラゴン 攻撃力2600

アイヴィス「エクシーズだと！！？バカな！？なぜ！！？」

通「ふっ…」ﾆﾔｯ

アイヴィス「だがしかし！！貴様の召喚したモンスターの攻撃力は2600…俺のダスクドに届かない！！」

ダスクドラウム
攻撃力4000

通「まだだぜ！俺はノブナガのオーバレイユニットを１つ取り除き効果を発動！『自分の墓地に存在するモンスター１体を装備カードとして装備するそしてその装備したモンスターの攻撃力分ノブナガの攻撃力をアップする』！」

通「俺はオーバレイユニットだったタケチヨを装備！！」

ノブナガ
攻撃力4000

キルヴィス「ダスクドラウムに並んだ！？」

通「さらに俺は罠カード『オーバレイ・パージ』！」

通「このカードは『フィールドのオーバレイユニットをもつモンスター１体を選択しその素材を取り除き、取り除いたモンスターをそのモンスターのコントローラーのフィールドに特殊召喚する』」

通「俺はイヌチヨを特殊召喚する！」

アイヴィス「あのカードは最初に伏せた罠カード！！？」

通「さらにイヌチヨはフィールドに存在する時、他の龍刃武将に装備カードとして装備する！！」

ノブナガ
攻撃力5200

アイヴィス「攻撃力5200だと！？」

通「これがイヌチヨとタケチヨの二刀流！！イヌタケブレイドだ！！」

通「いくぜ！バトルだ！！ダスクドラウムを攻撃！！イヌタケスラッシュゥ！！！」

アイヴィス「ぐぅぅ！！だがダスクドラウムはオーバレイユニットが無い時戦闘で破壊されない！」
ライフ500

通「だが装備されていタケチヨの効果を発動！！『装備モンスターはバトルを２度行うことができる』！」

アイヴィス「なに！？」

通「もう一度だ！イヌタケスラッシュゥ！！」

キルヴィス「これが通れば勝てるぞ…！！」

アイヴィス「罠カードォォ！！『狂喜の投影』！！」

アイヴィス「このカードは『攻撃対象となったモンスターと攻撃してきたモンスターをエンドフェイズ時まで除外する』！！」

通「なに！？」

アイヴィス「これで貴様のノブナガとラウムは除外されバトルは終了だ！！！」

通「くっ…」

アイヴィス「さらに！除外されたことにより戻ってきたモンスターの効果は終了しモンスターの攻撃力は元に戻る…貴様のノブナガは装備カードは破壊され丸裸だ…」

ノブナガ
攻撃力2600

ダスクドラウム
攻撃力3000

アイヴィス「このターンで蹴散らしてくれよう！！」

エクサス兵士「申し上げます！！！」

アイヴィス「むぅ！」ピタッ

エクサス兵士「シンクリスに動きがあった模様可能性ですがフュージニアと同盟を組む可能性が！！」

マイアス「なにぃ？」

アイヴィス「ちっ手の早いことだ…む？キルヴィスが…居ない？」

通「っ！？うぉ！！？何すんだ！！？」

キルヴィス「少し暴れないでくれいくぞ！」

キルヴィスは通を抱えラウンジへと走る、そこに広がる光景は海、下は30メートルほどある高さだ

通「こっから飛び降りる気か！？嘘だろ！？」

キルヴィス「ではいくぞ！」シュバッ

通「うわぁぁぁ！！」

アイヴィス「ちっ逃げられたか！！」ダッ

マイアス「別によい…奴にはまだ利用する価値がありそうだぁ…それよりも今はシンクリスとフュージニア…そしてペンデュラムの少年が先だぁ」

アイヴィス「…わかりました」

アイヴィス（いずれ奴とは決着を着ける…！！）

…

いやぁぁぁ！！ドサッ


遊姫「いたたた…ここは…？」

見慣れない風景が広がっていた。周りは木々で囲まれているのだが一面花畑であり薄暗くなく逆に神秘的なものさえ感じる。

遊姫「きれい…」

？？？「クリクリ～」

遊姫「え？」

遊姫の目の前に突然何かが現れる。その姿は全身が毛むくじゃらで大きな目そして特徴的な大きな手に虎模様をしていた。

遊姫はこの姿に見覚えがある。

遊姫「クリボー…？」

？？？「クリクリ！！トラクリ～！」ビッビッ

遊姫「あっ」

遊姫の手には１枚のカード。そこには目の前にいるモンスターと同じものが描かれていた。

遊姫「トラクリボー？」

トラクリボー「トラトラ♪クリクリ～」

トラクリボーも納得したようで周りを跳び跳ねている

トラクリボー「クリ～」ｽｯ

遊姫「えっ？これって」

トラクリボーが指を指した方向そこにはデッキとそしてデュエルディスクがあった。

トラクリボー「クリクリ～」

遊姫「これを…私に！？」

トラクリボーはうなずく

遊姫（もう何がなんだか…よくわかんないとこに来たと思ったら…これってデュエルディスクってやつ？一騎が見てた遊戯王に出てきたやつだよね…）

トラクリボー「クリ～」

遊姫「えっ？わっ！？ちょっ！！」

手に取ったその瞬間トラクリボーに引っ張られある切り開いた場所に出た。

遊姫「もうなんなのよ！！」

トラクリボー「クリクリ～」

遊姫「え？これって…」

目の前には海が広がっているしかしそこには巨大な大陸のようなものが見える。
そしてそこはビル軍が建ち並び遊姫の印象はまさに未来の街といったものだった。

遊姫「なに…これ？」

トラクリボー「トラクリ～」

遊姫「えっ？シンクリスだって？…ここのこと？」

遊姫の目の前にあるものそれはシンクリス…


遊姫「って…」

トラクリボー「クリ？」

遊姫「だからどこなのよぉぉぉ！！！」

トラクリボー「クリィ！！？」ビクッ

遊姫の空しい声だけが木霊した。

後半へ