第６５話：神獣の激震　作：チュウ

※エルミア視点継続


エルミア：ＬＰ７００
【手札】３枚　

【フィールド】
●モンスター
守備表示：《森羅の姫芽神 スプラウト》※Ｘ素材２つ

●フィールドゾーン
《森羅の霊峰》

●魔法・罠
《森羅の神幼樹 コニファー》※永続魔法扱い
セットカード１枚

【墓地】
《ローンファイア・ブロッサム》《森羅の神芽 スプラウト》《薔薇恋人》《神樹獣ハイペリュトン》《森羅の栄華 ユキユリ》《森羅の実張り ピース》《森羅の姫芽御前 スプラウト》《森羅の番人 オーク》×２《ハーフ・シャット》

【除外】
《森羅の彩葉》

シャルル：ＬP８０００
【手札】２枚　

【フィールド】
●モンスター
攻撃表示：《神獣轟王バルバロス・ダイナミス》※攻５０００《機神王バルバロス・ウル》装備中

●フィールドゾーン
なし

●魔法・罠
《機神王バルバロス・ウル》※装備状態
セットカード１枚

【墓地】
《千変の狐姫》《千変万化》《禽神王バルバロス・アレクトール》

【除外】
《神獣の轟咆》《神獣王バルバロス》《機神王バルバロス・ウル》


　「私のターン、ドロー！手札から《森羅の姫芽君 スプラウト》を召喚！」

《森羅の姫芽君 スプラウト》
効果モンスター
星１/光属性/植物族/攻１００/守１００

　「そして、フィールド魔法《森羅の霊峰》により、私の《森羅の姫芽君 スプラウト》をリリースして効果を発動！デッキから《森羅の姫芽御前 スプラウト》をデッキトップに置く！」

　《森羅の神幼樹 コニファー》が残っててくれて助かった。さっきのターンで破壊されてたら面倒になってたよ。

　「永続魔法カード扱いの《森羅の神幼樹 コニファー》の③の効果！デッキトップ３枚をめくって、その中の植物族モンスター１体を手札に加えるか特殊召喚する！」

　「そうはさせんのじゃ！《神獣轟王バルバロス・ダイナミス》の効果を自分フィールド表が表示のカード１枚を墓地へ送って発動！送るのは装備カードの《機神王バルバロス・ウル》じゃ！相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する！」

　「それはダメ！《森羅の姫芽神 スプラウト》のＸ素材を１つ取り除いて効果を発動！その効果を無効にしてそのカードをデッキに戻すよ！」

　「なら！墓地の《千変の狐姫》の②の効果じゃ！」

チェーン１：《森羅の神幼樹 コニファー》
チェーン２：《神獣轟王バルバロス・ダイナミス》
チェーン３：《森羅の姫芽神 スプラウト》
チェーン４：《千変の狐姫》

　「《千変の狐姫》の効果で自分フィールドのモンスター１体をリリースしてこのカードを守備表示で特殊召喚するぞ！」

《千変の狐姫》
効果モンスター
星３/地属性/獣族/攻１２００/守３００
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。自分のデッキ・墓地から「千変万化」１枚を手札に加える。
②：自分・相手ターンに、このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターをリリースしてこのカードを特殊召喚する。

　「でも、《神獣轟王バルバロス・ダイナミス》の効果は《森羅の姫芽神 スプラウト》の効果で無効になってＥＸデッキに戻ってもらうよ！」

　これでデカブツはいなくなったね。

　「更に！《森羅の姫芽神 スプラウト》の追加効果でデッキトップ３枚をめくって、植物族モンスター１体を特殊召喚できる！めくったのは、《森羅の姫芽君 スプラウト》《森羅の栄華 ユキユリ》《森羅の施し》の３枚」

　《森羅の姫芽君 スプラウト》と《森羅の栄華 ユキユリ》は出すよりも墓地へ送った方が今はいいよね……

　「特殊召喚はせずに全部墓地へ送るよ！そして、改めてチェーン１の《森羅の神幼樹 コニファー》の効果で３枚めくる！《サイクロン》《超栄養太陽》《ガード・ブロック》……」

　うわー！全部植物じゃないよぉー！そう簡単に上手くいかないか……

　「全部墓地へ送ります……」

　「消沈中の様じゃが、こっちの《千変の狐姫》の効果を発動させてもらうぞ！墓地から《千変万化》を手札に加える！」

《千変万化》
速攻魔法
このカードを発動するターン、自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしか特殊召喚できない。このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
①：自分フィールドの「千変の狐姫」１体をリリースして発動できる。自分の手札・デッキ・墓地からレベル５以上の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター１体を特殊召喚する。

　「なら！さっき墓地へ送られた《森羅の姫芽君 スプラウト》と《森羅の栄華 ユキユリ》の効果を発動！《森羅の栄華 ユキユリ》の効果でデッキから《森羅の陽光》を手札に加えて、《森羅の姫芽君 スプラウト》の効果で私の墓地から《森羅の番人 オーク》と《森羅の神芽 スプラウト》をレベル９にして特殊召喚！」

《ローンファイア・ブロッサム》※レベル９
効果モンスター
星３/炎属性/植物族/攻５００/守１４００

《森羅の番人 オーク》※レベル９
効果モンスター
星６/地属性/植物族/攻２４００/守１５００

　「ここじゃな！妾はセットされたカードを発動！《神獣の贄》！」

《神獣の贄》
通常罠
このカードの①の効果を発動するターン、自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしか特殊召喚できず、このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：自分の墓地・除外状態からレベル８以上の「バルバロス」モンスター１体を手札に加える。その後、以下の効果を適用できる。
●「神獣の贄トークン」（獣族・地・星１・攻／守０）３体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたトークンはエンドフェイズに破壊される。
②：自分のモンスターゾーンに獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター以外のモンスターが存在しない場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。手札からレベル８以上の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター１体を召喚する。

　「除外されてる《神獣王バルバロス》を手札に加え、妾のフィールドに《神獣の贄トークン》３体を守備表示で特殊召喚するぞ！」

《神獣の贄トークン》×３
トークン・通常モンスター
星１/地属性/獣族/攻０/守０

　「続けて《神獣の贄》を墓地から除外して②の効果を発動！手札からレベル８以上の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター１体を召喚する！妾は《神獣の贄トークン》３体をリリースして《神獣王バルバロス》をアドバンス召喚するぞ！」

《神獣王バルバロス》
効果モンスター
星８/地属性/獣戦士族/攻３０００/守１２００

　「モンスター３体をリリースして召喚された《神獣王バルバロス》の効果を発動！相手フィールドのカードを全て破壊するのじゃ！」

　「また全部！？」

　せっかく出したのに……

　「ワッハッハー！どうじゃ！参ったか！」

　「エルミア！しっかりしなさい！今できる事をするんです！」

　シャイニー先生……そうだよね。とにかくできる事をしなくちゃ！

　「私は破壊された《森羅の姫芽神 スプラウト》の効果を発動！このカードが相手によってフィールドから離れた場合、墓地からレベル８以下の森羅モンスターを含む植物族モンスター２体を特殊召喚する！《森羅の神芽 スプラウト》と《森羅の姫芽君 スプラウト》の２体守備表示で特殊召喚！」

《森羅の姫芽君 スプラウト》
効果モンスター
星１/光属性/植物族/攻１００/守１００

《森羅の神芽 スプラウト》
効果モンスター
星１/光属性/植物族/攻１００/守１００

　「私は墓地の《薔薇恋人》を除外してその効果を発動！手札から植物族モンスター１体を特殊召喚するよ！来て！《光の王マルデル》！」

《光の王マルデル》
効果モンスター
星９/光属性/植物族/攻２４００/守２４００

　「このカードが特殊召喚した場合、デッキから植物族モンスター１体を手札に加える！私は《ローンファイア・ブロッサム》を手札に加えるよ」

　次のターンの事を考えて、展開の初動になる《ローンファイア・ブロッサム》を持ってきたけど……シャルルのターンを何とか凌がなきゃだよね。

　「バトル！《光の王マルデル》で《千変の狐姫》を攻撃！」

　守備表示だからダメージは与えられないけど、やらないよりはマシだよね。

　「私はカードを２枚セットしてターンエンドよ！」