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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第106話:夢境

第106話:夢境 作:光芒





「えーと……」
「ごめん、わかるように説明してもらえるかな?」

 礼、留奈とは別件で外出していた美鈴と林檎は戻ってくるや否や、あの現場にいた二人から事のあらましを聞かされる。しかし、礼が予想していた通り、美鈴も林檎も一度の説明では理解してくれなかった。

「だからいっただろう! 遊大がまたせいれいになったんだ!」
「いやわかんないから。高海君がこの間の交流戦の時みたいに変わっちゃったってことくらいしか!」
「それがわかれば十分よ」
「はい。以前覇王眷竜ダーク・リベリオンというカードの精霊が遊大さんの身体に憑依し、今回は覇王眷竜クリアウィングというカードの精霊が遊大さんの身体に現れた、ということですよね。それは私も林檎さんもわかっているんです。私たちがわからないのはその後のことなんです」
「……これに関しては実際に見てもらわなきゃわからないわね」

 そんな時、礼たちのいる居間のドアが開いた。そこにいたのは濡れた銀色の髪をバスタオルで拭いている一糸まとわぬ姿の人間。雪のように美しい白い肌は濡れた水滴でキラキラと輝いていた。

「あーっ、いい湯だった! 風呂ってもんに入るのは初めてだが中々気持ちいいもんだな!」
「ちょちょちょ!!」
「きゃあっ!」

 声にならない声を上げては両手で顔を覆い、指の間からちらりとその人物を見る美鈴と林檎。しかし、そんな初心な反応丸出しの二人と違って、礼と留奈は事実を既に知ってしまっているからか至って冷静であった。

「……ちょっと服くらい着なさいよ」
「あ? いいじゃねえか、そんなん着なくたって。隠す必要ねーだろ」
「だついじょに礼のパジャマがおいてあったはずだ! おまえと礼はそろって“むねがない”んだからきれないなんてことはないはずだぞ!」
「あんたは一言余計よ……えっと、目は口程に物を言うってわかって貰えたかしら? この人が……“彼女”が―――高海君なのよ」

 覇王眷竜クリアウィングという精霊が宿ったことで遊大の見た目や性格が変わるということはダーク・リベリオンの件から前例はあった。しかし、まさか性別まで変化するというのは誰もが予想だにしなかったことであった。










「あ、ありのままさっき起こったことを話すぜ」

 無理矢理礼のパジャマを着させられた遊大こと覇王眷竜クリアウィングを四人は食堂へと連れてきた。そこには遊希と遊心に仁、そして美鈴・林檎と同様にその時不在だった陸が待っていた。タラリアとのデュエルで負傷した遊心であったが、幸いにも軽症だったようで軽めの処置で動けるようになっていた。

「俺は遊大を弟だと思っていたら妹だった。な……何を言っているわからねーと思うが、俺も何が何だかわからなかった……頭がどうにかなりそうだった……催眠術だとかスリップストリームだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。とても恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……」

 右手を顔の傍によせて冷や汗をかきながらその時の様子を語る遊心。

「いや、それってあの漫画のワンシーンっすよね?」
「おう、俺あの漫画好きなんだよ……ってそんなこと言ってる場合じゃねえ! マジでそうだったんだよ!」
「……少なくとも精霊に関してはここにいる誰よりも詳しいと自負している。でもまさか性別まで変化するという事態は初めてよ。だからこそあなたにはここに来てもらったの、覇王眷竜クリアウィングさん」

 かつてダーク・リベリオンが遊大の身体に憑依した時、ダーク・リベリオンは自分が何者かを理解していなかった。彼は遊大の「勝ちたい」という感情に導かれ、彼の身体に憑依し、そのデュエルで勝利をもぎ取った。
 だが、その時と今では状況は違う。遊大はその時の話を遊希たちから聞いているため、自分の中に現れた精霊という存在を知っている。本当の人格が認識しているのであれば、前と比べてわかる情報が多いはず……と遊希は考えたのだ。

「俺に何か聞きたいってことか? それなら無理だ」
「えっ?」
「第一俺だってよくわかんねーし。というか俺クリアウィングって名前なのか? だっせー名前だなおい。もっと洒落た名前が良かったぜ」

 しかし、遊希のその目論見は脆くも崩れ去る。ダーク・リベリオン同様クリアウィングもまた彼女が自分が何者かを理解してはいなかったのだ。

「悪かったな、俺に何かを聞こうと思ってたようだが諦めてくれ」
「そう……」
「ただ……俺のことはわかんねーが、この身体の宿主様ってのがあんときの気持ちはわかるぜ」

 あの時のダーク・リベリオンは遊大の「チームのために勝ちたい」という気持ちに応え、勝利を手にした。クリアウィングも同様で「遊心や遊希のために勝ちたい」という遊大の思いに応えたからこそ今この場に存在するのだ。彼女もまた自分のことはわからないが、遊大の強い意志によって目覚めたということは変わらないようだった。最も勝ちを望むことで精霊を2体も目覚めさせた遊大という人間に対する疑念は深まるのだが。

(……高海くんは自覚していないとはいえ、2体の精霊を目覚めさせた。かつての私のように元々精霊として存在していたものが身体に入り込むのではなく、自分の力で精霊を覚醒させた。少なくとも普通の人間にできることではない。ねえ、高海くん……あなたは一体……)
「なあ、遊大……いや、クリアウィングって呼べばいいのか?」

 そんな時、先程まで陸にツッコミを受けていた遊心が真面目な顔をして問いかける。彼にとっては遊大は目に入れても痛くないほど大事な弟であり、そんな弟の身体に起きている異変は兄である彼にとって到底見過ごせないものになっていた。

「正直俺には遊大に何が起きてんのかわかんないんだけどよ、あんたが宿ることで遊大の身体に負担が起きたりはするのか?」
「さあな。兄貴のあんたが気に掛ける気持ちはわかるが、そればっかりは俺にはどうすることもできねーよ。ただ……あんたが思っている以上にこの高海 遊大って奴は強い。それだけは……なんとなくわかるんだよな」










 遊心たちと別れて、部屋に戻った礼たち。その中には遊大も含まれていた。精霊とはいえ、今の遊大は紛れもなく女性である。以前ダーク・リベリオンが宿った時はすぐに元の遊大に戻ったが、あのデュエルから数時間経ってもクリアウィングの姿のままである。いつ戻るかはわからないが、女性でいる間は同じ女性である礼たちと過ごした方がいいだろう、というのが遊心および遊希の意見であった。

「ところで遊大はどこでねるんだ? ベッドは4つしかないぞ?」
「ああ、俺は床でいいよ。その気になれば壁に寄りかかりながらも寝れるし」
「それじゃダメよ、あなたが大丈夫でも身体は普通の人間なんだから」
「じゃあ誰かの寝床に入ればいいのか? 言っとくが今の季節この狭さの寝床で寝ると暑くてたまんねーぞ」

 遊大のその言葉を受けて礼、留奈、林檎の三人はニヤリと笑って目を合わせる。

「じゃあ美鈴と一緒に寝てちょうだい」
「ええっ!?」
「そうだな! それがいいとおもうぞ!」
「えっと、話の流れが読めないのですが……」
「わかった。じゃあ美鈴、お前のところで寝させてもらうわ」

 自分のベッドに潜り込む遊大を見て美鈴は嬉しいのか悲しいのかよくわからない奇声を上げる。彼女にとって遊大と間近に触れ合うということは願ってもないことではあるが、実際にそれをやるとなると話は変わってくる。

(今の遊大さんは女性、今の遊大さんは女性……)
「おいどうしたんだよ。もしかして俺と一緒は……嫌なのか?」
「そ、そんなことありません! むしろこちらからお願いしたいくらいです!」

 何故そこまで必死になるのか、と疑問に思うクリアウィングを余所に彼女と同じ布団に入る美鈴。生物学上は女性であるため、美鈴が緊張する理由もないのだが、性別が変わり、本来の人格ではないにしても自分の隣で眠るのは遊大だ。そんな状況では眠るに眠れなどしない。

(どうしましょう。心臓が高鳴って……)

 真っ暗な部屋に他の三人の寝息だけが微かに聞こえる静寂の世界。

「……眠れないのか?」
「ふぇっ!?」

 しかし、そんな美鈴の隣にいるクリアウィングもまだ眠りにはついていなかった。どうにも眠つけない様子の美鈴を彼女も気になっていたのである。

「やっぱ俺いると邪魔だったか」
「そ、そんなことありません……その、緊張してしまって」
「緊張? ああ、この狭さじゃ誰かと一緒に眠るなんてことできないだろうからな。お前恋人はいるのか? 片思いしてる相手とかよ」

「それはあなたです」―――とここで言えるだけの度胸があれば、と美鈴は初心な自分を悔やむ。

「あうう……」
「……そうだ。そういう相手がいるのにこういうことしていいかわかんねーけどよ」

 そう一言前置きすると、クリアウィングは隣で眠る美鈴を優しく抱きしめ、左手で彼女の頭を撫で始めた。何が起きているのか理解できない美鈴は口から内臓が飛び出しそうになる。しかし、徐々に緊張が取れて身体の力が抜けていくのがわかった。

(あ……これ……とても気持ちいいです……んん)
「俺にはこんなことしかできないが、それで我慢してくれよ。本当に思いを寄せる奴には悪いけどよ」

 そうして美鈴が眠りに落ちた時、クリアウィングもまた眠りについた。だが、その夜に奇妙な出来事が四人を襲った。眠ったはずの美鈴たちが目を覚ますと、部屋ではなく別の場所にいたのだ。

「えっ……私たちは部屋で……」
「寝てたはずよね?」
「なにがおきているんだ?」

 四人が目覚めた場所は鬱蒼とした森の中であり、少なくとも現代の日本には存在しないような神秘的な世界だった。スマートフォンの電波はいずれも圏外であり、所謂現代の利器の類は全く作動しない。そもそも本当にここは自分たちのいる世界なのか、とも思ってしまうほどであった。

「というかここ日本なの?」
「……わからないわ。ネットも繋がらないし……」
「ところで遊大さんは……」

 自分たちが覚えている限りでは、五人でセントラル校の女子寮の自室で眠りについていたはず。しかし、ここにいるのは四人であり、遊大もといクリアウィングはこの場に見当たらない。下手に動くのも危険なので、四人で固まって周囲を探索してみたが、遊大はどこにもいなかった。

「ねえ、もしかしたらだけど……」
「どうしたんだ、礼」
「私たちがここにいるのって……高海君、いやクリアウィングの影響じゃないかしら?」

 礼がそう言った瞬間である。森の木々が灼熱の炎に覆われた。熱を感じる、これは幻想ではなく真実だ。四人はそう理解した瞬間、自然と身体が火の燃え移っていない方向へと走り出していた。

「ちょっとちょっと、これどういうこと!?」
「わからないわよ! でも身体が勝手に……」
「もうこうなったらはしるしかないだろ!!」

 まるで磁石に引き寄せられるかのように、勝手に身体が動き出す四人。森を抜けたと同時に現れたのはいくつも大小様々な湖が見下ろせる丘であった。その丘には一人の青年が立っていた。白と黒、相反する二色の髪が入り混じったその青年はところどころに怪我を負いながらも、強く、そして悲しさを帯びた眼で虚空を見つめていた。

「我が王、最早戦況覆しがたく……」
「みんなやられちまった。残ったのは俺らだけだ」

 王、と呼ばれた青年の横には黒い鎧に長い槍を持った戦士と白い鎧を纏った騎士が跪く。その二人を見た四人は言葉を失った。その二人は紛れもなく遊大に宿った精霊、ダーク・リベリオンとクリアウィングだったのだ。

「ぼくたちのちからではもうこのちをまもることができません。ごめんなさい、王様……」
「貴方が気に病むことはないわ。こうなることが運命だったのよ」

 ダーク・リベリオン、クリアウィングと向かい合う形で青年の傍に控えるのは赤髪が特徴的な小学生くらいの少年と露出の多いドレスを纏った紫色の髪をした美女。この二人を見たことは無いが、その様子からダーク・リベリオンやクリアウィングと同じようにこの青年―――王に仕える臣下なのだろう。

「そうか、皆ありがとう。ここまで戦ってくれて。君たちのような者と共に戦えた僕は果報者だよ。だからこの地を守護する王として……君たちに最後の命を下す。聞いてくれるね?」

 その言葉に四人は「はっ!」と力強い返事を返す。四人の顔には喜びが満ち溢れているように見えたが、美鈴たちには物悲しさしか感じることができなかった。











「!?」

 美鈴が再び目を覚ますと、そこは自分たちが眠っていた部屋であった。どうやって戻ってきたのだろうか、と思っている間もなくベッドから降りると、同じように目覚めた礼、林檎、留奈と目が合った。

「美鈴……」
「みなさん、もしかしてみなさんも……」
「どうやら同じ夢を見たようね」
「そんなことがあるのか? よにんそろっておなじゆめをみるなど」
「……奇妙ね。ところで高海君は?」

 遊大はまだ美鈴の横で眠っていた。美鈴は驚きのあまり、遊大のことを構わずベッドの外に出てしまったが遊大はどうなっているのだろうか。布団をめくってみた美鈴は目を白黒とさせた。何故なら自分の隣に眠っていたのはクリアウィングではなく元の遊大だったのだから。

「ゆ、遊大さん……わ、私は遊大さんと……あわわわ」
「ちょっ、美鈴!? 美鈴ってば!」

 きゅう、とまたも変な声を出してその場にひっくり返る美鈴。三人が大騒ぎする中、当の遊大は元に戻ったクリアウィング・シンクロ・ドラゴンのカードを握りながら小さな寝息を立てるのであった。なお、目覚めた彼が「なんで俺ここにいるの!?」と美鈴以上にパニックになったのはそれから数十分後のことである。









『虹彩竜と歩むもの』 第ニ章 終











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ヒラーズ
第2章完結おめでとうございます!!
精霊のカードが2枚。次はどんな物語か楽しみです。 (2018-07-30 19:24)
ター坊
衝撃事実 、クリアウィングはメスだった。自分もまだEM魔術師使ってるので世話になってますが、これからは心の中で姐さんと呟きます。破壊的な効果が多いから俺口調の強気な姉御肌になったのか。
夢の人物も大いに匂わせてくれます。紫の髪の美女…誰かなー(棒読み) (2018-08-10 20:16)
光芒
ヒラーズさん
ありがとうございます。第3章の開始はしばらく先になってしまいますが、それまでお待ち頂ければ幸いです。

ター坊さん
覇王クリアウィングは姐さんというよりも俺っ娘ですね、姉というよりかはやんちゃな妹的な。F○teのモー○レッドとか艦○れの○龍をイメージしてもらえるとわかりやすいと思います(え

>夢の人物も大いに匂わせてくれます。紫の髪の美女…誰かなー(棒読み)
わかりきっていると思いますが、そこは第3章開始までお待ち頂ければ。でも黒、白と来て紫となれば自ずと正体はわかってしまいますよね;
(2018-08-13 00:23)

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134 第117話:両雄(修正版) 1022 3 2018-10-15 -
97 第118話:負担 973 2 2018-10-17 -
97 第119話:確信 933 2 2018-10-20 -
102 第120話:無限 1000 4 2018-10-22 -
110 第121話:必然 896 2 2018-10-25 -
106 第122話:悲劇 1081 2 2018-10-28 -
145 第123話:鬼気 1037 2 2018-10-31 -
72 第124話:捕食 1017 3 2018-11-02 -
126 第125話:一輪 1010 2 2018-11-05 -
132 第126話:後悔 1096 3 2018-11-07 -
81 第127話:神話 1006 2 2018-11-10 -
112 第128話:仮説 1115 3 2018-11-12 -
79 第129話:伝心 1063 3 2018-11-14 -
103 第130話:対立 1076 2 2018-11-16 -
116 第131話:残酷 1008 3 2018-11-18 -
107 第132話:涙雨 1056 3 2018-11-20 -
97 最終章予告 939 3 2018-11-21 -
110 番外編:歓喜 994 5 2018-11-22 -
96 第134話:決戦・1 970 2 2018-11-23 -
77 第135話:決戦・2 1033 2 2018-11-25 -
98 第136話:決戦・3 1411 2 2018-11-27 -
81 第137話:決戦・4 992 3 2018-11-28 -
88 第138話:決戦・5 1050 3 2018-11-30 -
76 第139話:覇王 1102 3 2018-12-02 -
76 第140話:精霊 1207 3 2018-12-04 -
120 第141話:落涙 1034 4 2018-12-05 -
111 第142話:命脈 1072 3 2018-12-07 -
59 第143話:終焉 1029 3 2018-12-08 -
112 第144話:帰還 1093 3 2018-12-10 -
91 遊大たちが19年1月制限について喋ります 1156 3 2018-12-11 -
91 第145話:三様 1075 2 2018-12-12 -
103 第146話:光明 908 2 2018-12-15 -
109 第147話:竜星 1013 3 2018-12-16 -
104 第148話:斬撃 964 3 2018-12-18 -
118 第149話:神竜 998 3 2018-12-20 -
83 第150話:新竜 903 3 2018-12-21 -
108 第151話:共鳴 926 3 2018-12-24 -
116 第152話:前夜 1063 3 2018-12-25 -
95 第153話:星竜・1 1019 3 2018-12-28 -
90 第154話:星竜・2 1017 3 2018-12-29 -
105 第155話:星竜・3 1119 3 2018-12-31 -
117 エピローグ:雪夜 1323 6 2019-01-01 -
80 番外編:甘露 1016 2 2019-02-14 -
92 遊大たちが19年4月制限について喋ります 940 3 2019-03-12 -
50 エイプリルフールに間に合わなかったので 824 0 2019-04-01 -
93 番外編:夏想・1 820 4 2019-04-17 -
93 番外編:夏想・2 891 2 2019-04-19 -
95 番外編:夏想・3 650 2 2019-04-22 -
89 番外編:夏想・4 913 2 2019-04-25 -
94 番外編:夏想・5 867 0 2019-05-01 -
75 番外編:師弟・1 790 2 2019-05-04 -
86 番外編:師弟・2 841 2 2019-05-08 -
73 番外編:師弟・3 744 0 2019-05-13 -
93 番外編:師弟・4 754 2 2019-05-17 -
62 番外編:師弟・5 783 3 2019-05-21 -
83 10万アクセス記念企画 945 4 2019-09-24 -
81 番外編:聖夜 1188 2 2019-12-25 -

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