２９話 散々な日　作：紅瑠璃

～屋敷の中～
ジョーカー「一命はとりとめたよ…。しっかしよくデュエル出来てたな。」
蜜柑「…。にゃんで来たんだろ…。」
ジョーカー「もう一人、ツレがいるだろ？」
蜜柑「にゃにゃ？」
ジョーカー「ちょっと待ってな」(出掛ける)
～数分後～
ジョーカー「ミカ！手伝ってくれ」
蜜柑「にゃ！？く、黒羽さん…。」
ジョーカー「この人も気絶してるぐらいだ。」(ベッドに寝かせる。)
蜜柑「はぁ。このニャンバーズが全ての始まりだったにゃ…。」
ジョーカー「いくつ持ってるんだ？」
蜜柑「私は３９と、７、１１と、７４しかにゃい。真保ちゃんは２５だけ。」
ジョーカー「３つは俺があげたやつ…。お前らそんだけしか集められなかったのか？」
蜜柑「ある男に今までのニャンバーズ取られて…。」
ジョーカー「ふーん。大変だな。」
真保「うっ…うぅっ……頭が痛い…。」
蜜柑「真保ちゃん！大丈夫？寝てた方が良いよ！」
真保「大丈夫だから♪……はっ！黒羽さん！」
ジョーカー「安心しな。死んじゃいない。」
真保「…。良かった。あなたがマーモトさん？話は蜜柑さんから聞いてます。」
ジョーカー「それは光栄です。それより怪我は大丈夫か？」
真保「少し安静にすれば……見たとこ治療してもらったみたいだし…。それより私とデュエルした人は？」
ジョーカー「……」(首を横に振る)
真保「そうなんだ…。」
ジョーカー「君は明日も安静にしときな。」
蜜柑「ジョーカー。明日月曜だよ？学校は？」
ジョーカー「休むしかないな。まぁこの人は俺が見とくからよ。」
蜜柑「真保ちゃん。歩ける？送ってくよ。」
真保「ありがとう。それじゃありがとうございました。」(帰っていった)
～次の日～
ジョーカー「……」(頬に手のあとがついてる)
蜜柑「どうしたのそれ。」(学校帰り)
黒羽「思わず……ビンタしちゃって…///」
ジョーカー「そんなんじゃすまないよ…。…一方的にボコボコにされたからね…。取れるかと思った。色々。」
蜜柑「にゃんで昨日山のにゃかに居たの？」
ジョーカー「…(置かれた。)」
黒羽「山を歩いてたら銃声が聞こえて…。宮野 真保にあって…。デュエルして…。」
蜜柑「近くにカードがあったの？」
黒羽「え？えぇ。No.８５だけどね。でもそのカードが光ってデュエルディスクが出てきたの…。あれについて知ってるの？相手のNo.はNo.じゃなきゃ戦闘対象にもできないし…。」
蜜柑「それはリアルニャンバーズって言って世界中のにゃかの……例えばNo.３９にゃら世界中にあるNo.３９のにゃかに１枚だけ実体化できるカードがあるの。それが１００枚あるんだって。」
黒羽「てことは私は世界中にあるNo.８５のうち選ばれたNo.８５を拾ったって事なのね。なんかときめくわぁ～。」
蜜柑「しかもそれぞれ能力があるらしいのNo.３９にゃら他のNo.の探知機で……」
ジョーカー「No.７だったら思い浮かんだ数字がルーレットで出せる。１００％な。もしかしたらNo.８５は思い浮かんだ数字がサイコロで出せる能力じゃないかな？」
黒羽「なにそれギャンブルで負け無しじゃん。世界中の中の選ばれたNo.が１００枚あって、１枚ずつ能力があるのね。でもなんで同じその……リアルナンバーズ？じゃないと攻撃対象に出来ないのかな？それに他にも何か、ありそうね。」
蜜柑「そこは……わからにゃいけど。お互いにリアルニャンバーズを持ってる状態でNo.の力を使ってデュエルすると回りにも影響があるらしいの」
ジョーカー「あのとき君を見つけに行った時に回りの木々が切られてたよ。切ったカードは君の「BF－颯風のフウジン」だろ？後は探さなかったがな。」
蜜柑「私の時にゃんかNo.５５で地面にボコボコ足跡やらあにゃがいっぱいだったよ」
黒羽「つまり。リアルナンバーズを持ったもの同士で戦うとリアルナンバーズ以外もバーチャルではなくリアル化になれると。……戦いにくいわね。だってモンスターが人を斬ろうと思えば斬れるんでしょ？」
蜜柑「そうだね…。」
黒羽「いろいろありがとう。妹も待ってるはずだから私帰らなきゃ。」(一礼して屋敷を出てく。)

～シゲミツの研究所～
シゲミツ「トヨフミが…。わかった。」
カグラ「また遊んでくるよ。だから９１と８２持ってくよ。」
シゲミツ「なにするんだ？」
カグラ「いい玩具があるんだぁ～……おっと。はいこれ遊戯王の売り上げをグラフにまとめといたやつ。社長の反応が楽しみだ。」(研究所を出てく。)