37話 学校の帰り道　作：紅瑠璃

～学校の帰り道～
蜜柑「はぁ…にゃんでよりによってイヅとかえらにゃきゃ…にゃらにゃいの…。」
伊月「仕方ねぇだろ？シユは進路面談。レイはまたショタ探し。夢月は修行。チサはたまった特撮や、アニメ、プラモデルやるんだと…。それに元zero同時、以外と話すことあるんじゃね？」
蜜柑「いや、はにゃすにゃらイヅじゃにゃくて黒伊月でしょ…。」
伊月「あんなの！影を操る能力でできた俺じゃん！黒伊月も俺も同じだろ！」
黒伊月「けど…お前と俺は記憶も共有されない…別物だろ…。」(伊月の影から出てくる伊月と同じ顔の男。)
伊月「そ、それは…」
蜜柑「久しぶりだね黒伊月。」
黒伊月「あぁ…最近は誰も相手してくれねぇから腕が鈍りそうだ…。」
蜜柑「京子さんにゃら相手してくれるよ」
黒伊月「やめろよ…あんなの歩く破壊兵器だろ。聞いたぞあいつ本気で森の番人してる奴をぶん殴って病院行きにさせたとか…。」
蜜柑「わぉ…w」
伊月「ちょ、俺は…」
二人「伊月うるさい」
伊月「…あ、はい…。すいませんでした…。」(影の中に沈んでく)
黒伊月「いやぁ鈴菜がお前がzeroだと知ったときの顔は面白かったぜ」
蜜柑「…」(心にグサッ)
黒伊月「親の仇が自分の目の前に居たんだからな。」
蜜柑「…」(グサッ)
黒伊月「お前の消滅しそうなのにあの冷酷な目…。最高だったぜ」
蜜柑「…ぐぁぁあぁぁ！！」(心のライフ0)
黒伊月「ははっ……悪い悪い。悪気あってやった」
蜜柑「酷い！」(怪物の姿になり、黒伊月を殴る)
黒伊月「お前はⅣ。俺はⅠ。力の差はありすぎだろ？」(黒伊月も怪物の姿になり蜜柑の拳を掴む)
蜜柑「…た、たしかに……で、でも鈴菜も謝りに来てくれたし…また友達として仲良いよ♪」(人間の姿になる)
黒伊月「その時お前は消滅した勢いで鈴菜のことを忘れて再構築されたのにな…。聞いたぜ「あにゃたは…誰？」って言ってたって泣きながら伊月に言うんだもんな」(人間の姿に戻る)
蜜柑「…。」(少し泣いてる)
黒伊月「ふふっ」
伊月「おいおい。黒イヅ。泣かすなよ…。あそこのベンチに座ろう…な？」(影の中から出て来て慰める)
黒伊月「だってよ…イヅ。楽しいんだよ人から出るネガティブな心を見るのがよ」
伊月「悪い趣味…。もう帰れよ」
黒伊月「あーはいはい」(影の中に沈んでく)

～数分後～
蜜柑「ひくっ…ひくっ…」(泣いてる)

～さらに数分後～
蜜柑「…。」
伊月「泣き止んだ？」
蜜柑「…。」(うなずく)
伊月「帰ろうぜ」
蜜柑「うん。…。ねぇイヅはzeroににゃるまえにゃにに魂があったの？ほら私は猫。海離はサメ。ジャックは賢人。キャプテン・アークラムはあのコロンブスだったし」
伊月「俺は…ごく一般の人間だよ。家族は居たし、仕事もしてた…本当、前世がサイコーだったよ。」
蜜柑「へぇ～…。私はやさしいおばあさんの飼い猫でねぇ～膝の上がお気に入りにゃの♪あぁ～…また会いたいにゃぁ～…おばあさん…。」
伊月「…。あ、あそこにカードショップあんじゃん。蜜柑何か欲しいのないか探そうぜ」
蜜柑「え？う、うん…。」(入店)
伊月「うわっ出た禁止のショックルーラー…300円。こんなに下がるのか」
蜜柑「ね。前は600円したのに…。ん？」(ホープが光り、反応している)
伊月「ん？何でそれ光ってんだ？」
蜜柑「え、えっと……きっとそれほどいいんだよ…という訳で買ってください♪」
伊月「嫌だよ」
蜜柑「…(´・ω・`)」
伊月「300円位…買えるだろ？」
蜜柑「……わかったよ…すいませーん…。」(購入)
伊月「なぁやっぱりカードショップに来たらカードやらなきゃな」
蜜柑「うん…もうホープは反応しにゃいし…。てか、伊月持ってるの？」
伊月「まぁなけど弱いからさ…。確か、ここに…」(影の中に手を突っ込み探す)
蜜柑「へぇ…意外。」(席に座ってシャッフル)
伊月「蜜柑ってゴゴゴとクロスだろ？実際どっちが強いんだ？」
蜜柑「展開にゃらゴゴゴ。別のランク出すにゃらクロスかにゃ？だから…わかんにゃいw」
伊月「なんだそれwまぁいいや、するか。最初貰うぞ、シャドーノイズ・ペインを召喚。自分フィールドにシャドーノイズ・トークンを出すぜ、シャドーノイズモンスターが２体以上いるとき手札からシャドーノイズ・アングリーを特殊召喚。効果で自分フィールドにシャドーノイズ・トークンを特殊召喚させる。二枚伏せてエンド。」
蜜柑「ドロー。クロス-ニャイト召喚。」
伊月「トラップ発動。シャドーノイズ・自我崩壊。場にシャドーノイズ・トークンがいないプレイヤーはモンスターを特殊召喚できねぇ。そのかわりお前はドローフェイズに２枚ドローできて、俺はシャドーノイズと名のついたモンスターしか特殊召喚出来ない。」
蜜柑「…。トークンに攻撃…。」
伊月「シャドーノイズ・事故防衛発動。トークンの攻守を相手の手札の枚数×1000あげる。これがあると俺のシャドーノイズは攻撃出来ない。」
蜜柑「3000ダメージ…。エンド」
・蜜柑:ライフ5000
・伊月:ライフ8000
伊月「いくぜ、ペインの効果、自分フィールドの魔法、罠を任意まで割ってその枚数分トークンを出すぜ、シャドーノイズ・サァドを召喚。相手フィールドにシャドーノイズ・トークンを１体特殊召喚する。サァドの効果、俺のトークン全て破壊して、破壊した分ドロー。アングリーの効果、このターンフィールドからいなくなったトークンの枚数分自分、または相手にシャドーノイズ・トークンを特殊召喚する。２体いなくなったから、１体目を相手に、もう１体を自分フィールドに出すぜ、カード２枚伏せてエンド」
蜜柑「ドロー。…ブラックホール！」
伊月「はぁ、手に取るようにわかるよ…。シャドーノイズ・感情麻痺。御互いはシャドーノイズ・トークンをリリースできず、効果でも破壊されない。」
蜜柑「…。クロス-マジシャン召喚。攻撃。」
伊月「感情麻痺の効果、シャドーノイズ・トークンは１度だけ戦闘で破壊されない。けど、この効果を使ったらこのカードは破壊される。」
蜜柑「ん～……。(ここで破壊しといた方がいいかにゃ…。)攻撃。エンド」
伊月「ドロー。手札からシャドーノイズ・感情封印。お前のモンスターを墓地に送り、シャドーノイズ・トークンを出すぜ。俺はシャドーノイズ・フィアーを召喚。効果で、自分フィールドにシャドーノイズ・トークンを出すぜ。エンド。」
蜜柑「ドロー。…エンド。」
伊月「ドロー。シャドーノイズ・ピィポ召喚。効果で自分フィールドにシャドーノイズ・トークンを出すぜ、まだまだ、シャドーノイズ・フィアーの効果、自分のトークン以外のモンスター全てを破壊して、その数シャドーノイズ・トークンを出すぜ…どーよ。俺と蜜柑のフィールドはトークンで埋められたよ」
蜜柑「にゃにも…できにゃい…。」
伊月「俺はエンドだ」
蜜柑「ドロー。……サ、サイクロン！」
伊月「さてっとシャドーノイズ・感情爆発…。お互いにシャドーノイズ・トークンが３体以上の場合のみ場合できる。自分は自分の手札の枚数分×1000ダメージを受ける。その後、相手は相手の手札の枚数×1000ダメージを受ける。……終わったな」
蜜柑「トークンばっかし……それににゃにか病んでる？そんなのばっかで」
伊月「おいおい。俺は病んでねぇよ。使ってるのがたまたまこれなだけ。やべっこんな時間かよ…。俺宿題して、一人で食事とらなきゃダメなんだよ」
蜜柑「影から帰れば良いじゃん。」
伊月「蜜柑。影の中も外も景色は丸々同じなんだよ。人がシャドーマンになったぐらいで。だから普通に帰っても同じなんだよ」
蜜柑「へぇ～…じゃぁ帰ろっか」