２８話 螺旋の最後　作：紅瑠璃

トヨフミ「さてと……ドローしたのはいいけど。今これかぁ～。伏せてエンド」
真保「ドロー。どうやらおしまいのようね…。」
トヨフミ「と、思うじゃん？アウトレイジ・アップ発動！僕の墓地のアウトレイジを任意の数除外する。その後除外した枚数ドローする。６体を除外する。６枚ドロー！ふぅん。アウトレイジ・シアン。パーフル。イエローを相手フィールドに守備で特殊召喚！」
真保「どうあがいても終わり、いけ！」
トヨフミ「アウトレイジ・ホワイトの効果。直接攻撃宣言時、特殊召喚できる。」
真保「……３０００。エンド」
トヨフミ「エンドフェイズ。……アウトレイジは戻る。ドロー。アウトレイジ・サイクロン発動」
真保「……グレートホーンが…。やはり抜こうかな……」(血が流れ出て痛くて膝立ちになる。)
トヨフミ「そういう話は勝ってからするんだな。もうダラダラ流れてるじゃないか…。あと何分持つかな。エクシーズ！アウトレイジ・ホワイトタイガー。エクシーズ素材を１つ取り除いて発動。自分の手札の枚数相手のモンスターを破壊する。」
真保「かなり……強いわね…。」
トヨフミ「そうかい？この子は使いにくくてね。次のターンこいつは攻撃出来ないんだ。それに基本的にアウトレイジは手札が０になることが多いからね。しかもモンスターしか破壊できない。攻撃！２５００だ！」
・真保:ライフ３０００
・トヨフミ:ライフ３０００
トヨフミ「カード１枚セットしてエンド。」
真保「ドロー！………くそっ私はDNA-020を召喚！効果で１枚ドロー。手札、フィールド、墓地の「DNA」モンスターを除外してDNA-D・Fアデニンを特殊召喚！」
トヨフミ「デモンズ・チェーン！」
真保「はぁ…はぁ…。エンド…。」
トヨフミ「苦しいかい？ドロー。カード１枚セットしてエンドだ。」
真保「なんで……エクシーズ使わなかった…？」
トヨフミ「なんででしょぉ～ねぇ～」
真保「……ドロー。！？(キタッ！)」
トヨフミ「来たんだね」
真保「クククッフフフッ……(あぁ～このコンボが完成すると何故か笑っちゃう。おかしくなりそう…。この状況が変わるのなら……もう…どうにでもなれ……。)」(立ち上がる。)
トヨフミ「立ち上がった…か。」
真保「私は！私は…カルテットシンクロ発動！デッキからシンクロ召喚を行う。デッキからDNA-001、DNA-002、DNA-003を２体でシンクロ召喚！来い！氷結界の龍トリシューラ！トリシューラで相手の手札、墓地、フィールドのカードを除外！」
トヨフミ「アウトレイジ・レッドと、アウトレイジ・ブラック、アウトレイジ・ホワイトタイガーか。」
真保「楽しく…なってきた…。傷なんて気にしてらんない！シンクロキャンセル発動！DNA-001、DNA-002、DNA-003を特殊召喚。効果で名前をアデニンにする。そして、DNA 螺旋のデオキシ・リボース発動！アデニン４体をデッキに戻すことでデッキからDNA-D・Fシトシン、グアニン、チミンを特殊召喚！これが私の切り札…DNA-D・F４体を墓地に送り…来い！破滅を呼ぶ螺旋の遺伝子！デオキシ・ワールドゼロ・デストラクション！」
トヨフミ「レベル０の４０００か。」
【デオキシ・ワールドゼロ・デストラクション】
レベル０ 属性:風 種族:サイキック
攻撃:４０００　守備:３５００
このモンスターは名前が異なる「DNA-D・F」モンスター４体を墓地に送った場合のみエクストラデッキから特殊召喚でき、ルール上このモンスターのレベルは１２として扱う。このモンスターがエクストラデッキから特殊召喚したターン、このモンスターは２回攻撃が行える。①このモンスターが表側表示で存在する限り、フィールドに存在する全てのモンスターの名前と効果を得る。

トヨフミ「フフッ！アウトレイジ・スパーク発動！そのモンスターをデッキに戻ってもらおう！」
真保「デオキシ・ワールドゼロ・デストラクションに罠は効かない！何故ならこのモンスターはフィールドに存在する限りフィールド上に存在する全てのモンスターの名前と効果を得る。私はあなたのアウトレイジ・シアンの効果。「アウトレイジと名のつくモンスターは相手の罠の効果を受けない。」さらに、パーフルの効果、「相手の魔法、罠を１枚を破壊する。」デモンズチェーンを破壊する。攻撃！アデニンの効果で相手フィールドのモンスターの数×１００ダメージを与える。デストラクションもアデニンの効果を得てるため効果ダメージを与える。そして、デストラクションはエクストラデッキから出てきたターン、２回の攻撃を行える！攻撃！」
トヨフミ「ふふっ負けた…。負けたさ！」
カグラ「今だな…。」(茂みからNo.４３の力を発動させる)
真保「！？体が…自由に動かない…。」(No.４３の糸で操られる。)
トヨフミ「ほら、撃てよ。」(真保に銃を投げ渡す。)
蜜柑「ついた…。はぁ…はぁ。」
ジョーカー「蜜柑！あれ！」
蜜柑「マホちゃん！」
真保「…蜜柑…さん。助けて……。」(涙目で銃口を自分の頭に突きつける。)
トヨフミ「さぁ！撃て。」
真保「…っ…。」(気がつくとトヨフミを撃っていた。)
トヨフミ「うぐっ…。」(よろけて後ろに後ずり、崖から落ちる。)
真保「！？待て！」(動きたくても動けない。)
蜜柑「マホ！大丈夫？マホ？……あいつは？」(体を揺らす)
真保「ミカ…さん。」(手足が震え、立ってられなくなる。)
ジョーカー「…もぅ見えねぇ。……それより早いとこその子を連れてこう。手当てしないと！」(抱える。)