22話 タカミネの夢。　作：紅瑠璃

真保「よろしくお願いします。」
タカミネ「先攻か後攻かどちらにしますか？」
真保「先攻。モンスターセット。カードセット。エンド。」
タカミネ「ドロー。愚かな埋葬。ヒストリー・アインシュタイン。墓地に送られたので手札からヒストリー・ガリレオ特殊召喚。ヒストリー・武蔵を召喚。エクシーズ。ヒストリー・信長。信長の効果で素材を１つ取り除いて墓地からヒストリーモンスターを特殊召喚。ヒストリー・アインシュタイン。蘇生されたので手札からヒストリー・ベートヴェンを特殊召喚。シンクロ！ヒストリー・秀吉。そしてヒストリー聖徳の効果でこのカードとヒストリー・ナポレオンを墓地に落として、ヒストリー・家康を融合召喚。信長、秀吉、家康はフィールドに存分する限りヒストリーモンスターの攻撃力を300あげる。秀吉で攻撃。」
真保「破壊されたDNA-005の効果！このカードを破壊したモンスターのコントロールを得る。」
タカミネ「信長で攻撃！300上回る。」
真保「うぐっ……けど速攻魔法、真・クローンを発動。自分フィールドに存分していたシンクロモンスターが破壊されたとき、破壊されたモンスターのレベルになるようにデッキから特殊召喚する。秀吉のレベルは8よって合計レベル8になるようにデッキから特殊召喚させる。レベル1 DNA-001。 レベル2 DNA-002 とDNA-008。レベル3 DNA-009。そしてDNAモンスターすべての強制効果で名前をコピーする。DNA-002とDNA-008とDNA-009はヒストリー・家康と同じ名前になる。しかしDNA-009だけはヒストリー・家康と今の攻守と同じになる。DNA-001は自分フィールドのヒストリー・家康をコピーしたDNA-009をコピー。もちろん攻守は同じ。」
タカミネ「展開力がスゴい上、攻守をコピーするとは……」
真保「(今か。)社長はここ最近の事件をご存知ですか？」
タカミネ「事件？」
真保「ナンバーズが人々を操り事件を起こしてると。そこまで大きくもない。ましてやカード。社長は信じませんか？」
タカミネ「ナンバーズ……(ナンバーズは100枚。シゲミツがリアル化できたのは100枚だと言っていた……)」
真保「……(心当りあるか。まだ油断してはいけないか。)申し訳ありませんが、エンドの方を……。」
タカミネ「あぁ。すまない。エンド。」
真保「ドロー。……カード二枚セット。レベル1のDNA-001とレベル3のDNA-009にレベル2のDNA-002をチューニング。来て。DNA-EX001。守備表示で。」
DNA-EX001 風 レベル6 攻撃力1500 守備力1000
①このモンスターのシンクロ召喚した時発動する。デッキからDNAモンスター１体を墓地に送る。このモンスターが表側表示で存在する限り墓地に送ったモンスターの効果をこのモンスターに追加する。

真保「私はDNA-011を墓地に。墓地に送った011の効果。墓地のDNA-002を手札に。そして１枚ドロー。(これか……)エンド」
タカミネ「ドロー……ヒストリー・メモリー発動。自分はモンスター、魔法、罠の中から１つ宣言し、相手の手札を確認する。その中の宣言したカード１枚につき１枚ドローする。モンスターを宣言。 」
真保「……三枚モンスターよ！ 」
蜜柑「あれ。アデニン。あんにゃの持ってたんだ。」
京子「DNA-D・F。あれが４体揃うと強力な火力になる。」
タカミネ「バトル！」
真保「私はマルチマジック発動。手札から通常魔法を発動させる。変わりに1000ポイントダメージを受ける」
・真保:ライフ6700
真保「DNA改造変異発動。自分フィールドのモンスター1体を墓地に送り、墓地に送ったモンスターの合計レベルが同じになるように手札と墓地から特殊召喚させる。手札からDNA-011を守備表示。墓地からDNA-005とDNA-011を守備表示で。」
タカミネ「なら008に攻撃。信長で011に」
真保「破壊された011の効果。相手の手札１枚を墓地に送り、自分はデッキから１枚ドロー。」
タカミネ「私は儀式魔法を捨てる。」
真保「あれは！デッキから儀式召喚するやつ。」
タカミネ「墓地の儀式魔法ヒストリー・セイジの効果。墓地のこのカードと墓地のヒストリーモンスターを3枚除外しデッキからヒストリー・卑弥呼を儀式召喚。除外したのはナポレオン、聖徳、ベートヴェン。卑弥呼の効果を発動。儀式召喚した時ライフを半分払いデッキから好きなカードを手札に加える。」(ソピアを見せる。)
真保「ソピア……シンクロを出せない。」
タカミネ「エンドだ。」
真保「ドロー。フィールドのDNA-002と墓地のDNA-003と手札のDNA-001を除外し手札からDNA-D・Fアデニンを特殊召喚。アデニンの効果で相手の手札×300ダメージを与える。」
・タカミネ:ライフ3100
・真保:ライフ6700
真保「そしてDNA-004を召喚。効果でアデニンと同じ名前にする。さらに螺旋のデオキシ・リボースを発動。アデニンの名前になった004をデッキに戻し別の名前のDNAモンスターを特殊召喚させる。DNA-D・Fシトシン。カード１枚セット。エンド」
タカミネ「ドロー。バトル！」
真保「エアーフォース！」
タカミネ「！？……エンド」
真保「ドロー。DNA-005召喚。螺旋のデオキシ・リボースの効果で戻して、DNA-D・Fグアニン。効果でお互いの除外されてるモンスター×300ダメージを与える。1800ダメージを！」
・タカミネ:ライフ1300
真保「バトル！」
タカミネ「フィールドにモンスターが存分しないとき手札からヒストリー・エジソンを特殊召喚させ、バトルフェイズを終了させる。」
真保「ねぇカグラって人はあなたの知り合い？」
タカミネ「あぁ。サイコデュエリストであり、信頼できる奴だ。」
真保「私はそいつからここのことを知ったの。そしてさっき私が言った、ナンバーズを回収した。」
タカミネ「私の信頼できる仲間を疑うと言うのか！」
真保「エンド」
タカミネ「ドロー。……私の夢は世界の人々がデュエルで楽しくなる様にすること。カグラや、社員。皆が私のプロジェクトの為に働いている。その仲間が事件を起こしてると言いたいのか！」
真保「私のナンバーズを取ったのは事実よ！」
タカミネ「……はぁ。大変見苦しいとこを……。でも私の仲間は私が見つけた人たち。事件を起こすようなマネはしない。私はチューナーのヒストリー・ファラオを召喚。シンクロ！ヒストリー・西郷。西郷がシンクロ召喚した時、自分のライフと相手のライフの差分攻撃力を上げる。5400攻撃力を上げる。」
真保「合計8400か。」
タカミネ「西郷の効果！墓地のヒストリーモンスターを１枚除外し相手の魔法、罠を破壊する。これに対し相手は魔法、罠を発動できない。いけ！アデニンに攻撃！」
真保「……あなたが仲間を大切にしてることをわかりました。」
タカミネ「まだ見たところ中学生。強い。」(握手)

帰りの車内。
真保「……。」
蜜柑「マホちゃん？」
真保「何ですか？」
蜜柑「お疲れ」
真保「うん。……多分社長は優しすぎる。あの人は表側しか見えてないんだと思うのよ。」
蜜柑「ふーん。また、ニャンバーズ集めにゃきゃね」
真保「うん。」

会社にて。
タカミネ「今日は大変よかったよ」
シゲミツ「もちろん。土産話あるんだろ？後で聞かせておくれ。」
タカミネ「それはいいのだが……カグラはどこだ？話をしたい。」
シゲミツ「知らないな。」(退室)
シゲミツ「……(カグラは別の研究所にいるのだからお前が知るわけない。タカミネ……お前は何も知らない。これから起きることをなぁ)」