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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第47話:心の象徴

第47話:心の象徴 作:

Nextに舞い込んだ裏カジノ打倒の依頼。
数多の試練を乗り越え、元締めが情報源とする会員制サロンへと潜入したイーサンの策によって、ついに裏カジノ案内人「稲垣拓海」を炙り出すことに成功する。

稲垣が心の底から畏怖する半グレ組織"リッジサイド"のリーダー「ローチ」。
怜央がその男との繋がりを証明したことで、稲垣はローチに自分の居場所を知られないため、イーサンのオースデュエルに応じた。
ただしイーサンが敗北すれば、Next4人の身柄は確保され、作戦は潰える。否、それだけでは済まないだろう。この戦いに敗北は許されない。


「デュエル!」
空に月が浮かぶ、郊外のオフィス街。
イーサンと稲垣のデュエルが始まった。
遊次・灯・怜央は少し離れた場所で、戦いの始まりを待つ。
イーサンのデュエルディスクのランプが灯る。

(万全の構えができる手札じゃないが…最善は尽くす)
イーサンは5枚の手札を見つめながら思考を巡らせる。

「手札からヴォルタンク・エンジンを召喚」


■ヴォルタンク・エンジン
 効果モンスター
 レベル4/光/雷/攻撃力1800 守備力1200
 このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 ①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 お互いのデッキがシャッフルされる度に、このカードに雷カウンターを1つ置く。
 ②:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
 デッキから「ヴォルタンク・エンジン」以外の「ヴォルタンク」モンスター1体を手札に加える。


青いエンジンを模したモンスターは、金属光沢のある深い青色の体を持つ。
胴体は直方体に近い形状で、
表面には複数のランプや操作盤のような装飾が施され、冷たい光を放つ。

モンスターデザイン:ttps://imgur.com/a/nb09OhR
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能

「ヴォルタンク・エンジンの召喚時、
デッキから『ヴォルタンク』モンスター1体を手札に加える。
ヴォルタンク・モーターを手札に加える」

イーサンがデッキからカードを1枚手札に加えると、
デュエルディスクが自動でデッキをシャッフルする。

「カードを手札に加えたことでシャッフルが発生した。
デッキがシャッフルされた時、『ヴォルタンク・エンジン』に雷カウンターを乗せる」

ヴォルタンク・エンジンに雷が落ち、蒼いボディの上に光が灯る。


(雷カウンターを溜めるフィールド魔法は手札に来てないってことか。
アレがあるのとないのじゃ、かなり動きが変わっちまう)

イーサンのデッキを勝手知ったる遊次は、決して幸先がよくないことに気が付く。


「ヴォルタンク・モーターはフィールドにヴォルタンクがいる時、手札から特殊召喚できる」

■ヴォルタンク・モーター
 効果モンスター
 レベル2/光/雷/攻撃力1100 守備力1500
 このカード名の、②の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
 ③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 ①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 お互いのデッキがシャッフルされる度に、このカードに雷カウンターを1つ置く。
 ②:自分フィールドに「ヴォルタンク」モンスターが存在する場合、
 このカードは手札から特殊召喚できる。
 ③:フィールドの雷カウンターを2つ取り除いて発動できる。
 「ヴォルタンク・モーター」以外の「ヴォルタンク」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。


現れたのは青いモーター形状のモンスター。
外殻は精密な歯車とねじ部品が露出し、中央部に大型の回転軸が設けられている。

モンスターデザイン:ttps://imgur.com/a/3jDG7gK
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能


「永続魔法『ヴォルタンク・リファインドサーキット』発動。
このカードがあれば、雷カウンターを持ったカードが墓地に送られても、
1ターンに1度、その数分、他のカードに雷カウンターを置くことができる」


■ヴォルタンク・リファインドサーキット
 永続魔法
 このカード名の①②③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 ①:フィールドの表側のカード1枚を対象として発動できる。
 フィールドのリンクマーカーの数だけ、そのカードに雷カウンターを置く。
 ②:フィールドの雷カウンターを2つ取り除いて発動できる。
 このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、
 自分メインフェイズに「ヴォルタンク」モンスターを1体を召喚できる。
 ③:雷カウンターが乗ったカードがフィールドを離れた場合、
 フィールドの表側のカード1枚を対象として発動できる。
 墓地へ送られたそのカードに置かれていた数だけ、
 雷カウンターを対象のカードに置く。


永続魔法が発動されると、フィールドの地面全体に白いサーキットが張り巡らされる。

「俺はヴォルタンク・エンジンとヴォルタンク・モーターをリンクマーカーにセット!
サーキットコンバイン!」
フィールドにサーキットが現れ、2体のモンスターがその中へと飛び込んでいく。

「光より現れし摩天、集いし雷は更なる牙城を呼び起こす」

「リンク召喚!リンク2、『ヴォルタンク・ライトニングロッド』!」


■ヴォルタンク・ライトニングロッド
 リンクモンスター
 リンク2/光/雷/攻1800
 【リンクマーカー:下/左】
 雷族モンスター2体
 このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 ①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いのデッキがシャッフルされる度に、
 このカードおよびこのカードのリンク先のモンスターに雷カウンターを1つ置く。
 ②:このカードがリンク素材として墓地に送られた場合、
 墓地の「ヴォルタンク」モンスター1体を対象として発動できる。
 そのカードをデッキに戻し、自分はデッキから1枚ドローする。
 ③:フィールドの雷カウンターを2つ取り除き、
 フィールドのカード1枚を対象として発動する。
 そのカードを破壊する。


サーキットから光の柱が上へと伸び、
その中から天へと高く聳え立つ一本の柱のようなモンスターが現れる。
青いボディと、飛び出た大きないくつものネジが特徴的だ。

モンスターデザイン:ttps://imgur.com/a/bK4xj8i
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「リンクの使い手か」
目の前の巨塔を見上げ、稲垣は意味ありげに呟いた。

「永続魔法『ヴォルタンク・リファインドサーキット』の効果発動。
L素材となったヴォルタンク・エンジンに置かれていた雷カウンターを、この永続魔法に置く」

一本の稲妻がフィールドに走り、地面に走るサーキットに流れる。

「『ヴォルタンク・トランジスタ』は、手札から
ヴォルタンクLモンスターのリンク先に特殊召喚することができる」


■ヴォルタンク・トランジスタ
 効果モンスター
 レベル3/光/雷/攻撃力1400 守備力800
 このカード名の、②の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
 ③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 ①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 お互いのデッキがシャッフルされる度に、このカードに雷カウンターを1つ置く。
 ②:このカードは自分フィールドの「ヴォルタンク」リンクモンスターのリンク先に
 手札から特殊召喚できる。
 ③:このカードがリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
 相手の手札をランダムに1枚選んでデッキに戻しシャッフルする。


現れたのは、長方形の本体の上部に三本の足が真っ直ぐ伸びたモンスター。
下部に電流を感じさせる微細な回路模様が彫り込まれている。

モンスターデザイン:ttps://imgur.com/a/HBVuYnm
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「ヴォルタンク・ライトニングロッドと、
ヴォルタンク・トランジスタをリンクマーカーにセット!
ライトニングロッドはリンク2であるため、2体分の素材として使用可能。
サーキットコンバイン!」


「顕現せし強固なる城塞、今ここに天をも穿つ雷鳴を轟かせよ!」

「リンク召喚!『ヴォルタンク・スパークキャッスル』!」


■ヴォルタンク・スパークキャッスル
 リンクモンスター
 リンク3/光/雷/攻2300
 【リンクマーカー:右/左/下】
 雷族モンスター2体以上
 このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 ①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いのデッキがシャッフルされる度に、
 このカードおよびこのカードのリンク先のモンスターに雷カウンターを1つ置く。
 ②:相手モンスターが効果を発動した時、
 フィールドの雷カウンターを3つ取り除いて発動する。その発動を無効にして破壊する。
 ③:フィールドの雷カウンターを2つ取り除き、墓地の「ヴォルタンク」モンスター1体を対象として発動できる。
 そのモンスターをこのカードのリンク先に特殊召喚する。

光とともに現れたのは蒼き巨大な城。
両端には巨大なネジが突き刺さっており、天守の部分は避雷針となっている。


モンスターデザイン:ttps://imgur.com/a/FtT734v
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夜の街に蒼く光るボディが映える。
優に7メートルはあるその巨大なモンスターを、稲垣は静かな闘士の燃える目で見つめていた。

「この時、L素材となったヴォルタンク・ライトニングロッドと、ヴォルタンク・トランジスタの効果を発動!
トランジスタの効果によって、お前の手札をランダムに1枚デッキに戻す」


稲垣の手札を持つ手に電撃が走り、手札が1枚浮遊する。
稲垣はそのカードを手に取ってデッキに戻し、その瞬間シャッフルが発生する。

「シャッフルが発生したことでスパークキャッスルに雷カウンターが置かれる」

スパークキャッスルの天守に稲妻が落ちる。
道行くサラリーマンがその音に驚き、イーサンのモンスターを丸い目で見つめている。

「さらにチェーン1のライトニングロッドの効果。
L素材となった時、墓地のヴォルタンク1体をデッキに戻し、1枚ドローする。ヴォルタンク・トランジスタをデッキに戻し、1枚ドロー」

「そして今デッキに戻したことでシャッフルが発生した。
スパークキャッスルに雷カウンターが1つ置かれる」

雷カウンター 2→3

「永続魔法『ヴォルタンク・リファインドサーキット』の効果発動。
フィールドのヴォルタンクLモンスター1体のリンクマーカーの数分、フィールドのカード1枚に雷カウンターを置くことができる。
リファインドサーキットにスパークキャッスルのマーカー3つ分、雷カウンターを置く」

フィールドに3本の稲妻が落ち、それは地のサーキットに迸る。
雷カウンター 3→6


「ヴォルタンク・スパークキャッスルの効果発動!
雷カウンターを2つ取り除き、墓地のヴォルタンクをリンク先に復活させる。
来い、ヴォルタンク・モーター!」

雷カウンター 6→4

2本の小さな稲妻と共に、ヴォルタンク・モーターがフィールドに復活する。

「ヴォルタンク・モーターの効果発動。
雷カウンターを3つ取り除き、デッキからヴォルタンクを1体呼び出す。
『ヴォルタンク・アーム』を守備表示で特殊召喚!」

雷カウンター 4→1


■ヴォルタンク・アーム
 効果モンスター
 レベル3/光/雷/攻撃力1300 守備力1300
 このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 ①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 お互いのデッキがシャッフルされる度に、このカードに雷カウンターを1つ置く。
 ②:フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
 フィールドの雷カウンターを全て取り除き、
 取り除いた分だけ対象のカードに雷カウンターを乗せる。
 ③:このカードを墓地から除外し、
 除外されている「ヴォルタンク」カード1枚を対象として発動できる。
 そのカードをデッキの一番下に戻す。
 その後、戻したカードと同じ種類の「ヴォルタンク」カード1枚をデッキから手札に加える。


青いアーム形状のモンスターは、直線的な金属製の腕部を持つ。
腕には先端に大型のグリップ状の部品が装備され、複数の管や配線が側面に沿って配置されている。

モンスターデザイン:ttps://imgur.com/a/SlcldTi
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「特殊召喚時、シャッフルが発生したことで、フィールドの3体のモンスターの効果により、自身に雷カウンターが置かれる。
さらにスパークキャッスルの効果により、リンク先のヴォルタンク・モーターにはもう1つ雷カウンターが置かれる」

3体のモンスターの上に稲妻が落ちる。
雷カウンター 1→5

「ヴォルタンク・スパークキャッスルは1ターンに1度、
雷カウンターを取り除き、相手のモンスター効果を無効にし破壊することができる。
俺はカードを1枚伏せてこれでターンエンドだ」

--------------------------------------------------
【イーサン】
LP8000 手札:2

①ヴォルタンク・スパークキャッスル(雷カウンター:1) ATK2300
②ヴォルタンク・モーター(雷カウンター:2) DEF1500
③ヴォルタンク・ヴォルタンク・アーム(雷カウンター:1) DEF1300

永続魔法:ヴォルタンク・リファインドサーキット(雷カウンター:1)
伏せカード:1

【稲垣】
LP8000 手札:4
魔法罠:0
--------------------------------------------------

「稲垣の手札を削って、無効効果も立てられた。上出来じゃねえか」

「手札もまだ2枚あるしね」
遊次と灯はイーサンへ信頼の眼差しを送る。


稲垣は目の前の蒼き城塞を見つめ、自らの心に問う。

(大したことはない。結局はデュエルで勝てばいいだけのこと。
恐怖に囚われるな。"感情"は…操るものだ)

「私のターン、ドロー」
稲垣は平静を取り戻し、無感情な声でカードを引く。

「永続魔法『感錠の連鎖』を発動。
発動時の処理としてデッキから『感錠』速攻魔法1枚を手札に加えることができる。
『感錠の鍵-情怒-』を手札に加える」


■感錠の連鎖
 永続魔法
 このカード名の①②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 ①:このカードの発動時の効果処理として、
 デッキから「感錠」速攻魔法カード1枚を手札に加える事ができる。
 ②:自分フィールドにトークンが特殊召喚された場合に発動できる。
 自分フィールドに「感錠トークン」(水族・地・星1・攻/守1000)1体を
 攻撃表示で特殊召喚する。
 ③:自分フィールドにトークンが存在する場合、
 自分フィールドのLモンスターは相手の効果の対象にならず、攻撃対象にならない。


「カードをデッキから手札に加えたことでシャッフルが発生した。
俺のモンスター3体に、合計4つの雷カウンターが置かれる」

雷カウンター 5→9

「速攻魔法『感錠の発露』発動。自分フィールドにモンスターがいない時、
自分フィールドに4体の『感錠トークン』を特殊召喚する」


■感錠の発露
 速攻魔法
 このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 ①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
 自分フィールドに「感錠トークン」(水族・地・星1・攻/守1000)を4体、攻撃表示で特殊召喚する。
 この効果を発動するターン、自分は「感錠」モンスターしか召喚・特殊召喚できず、
 この効果で特殊召喚したトークンはターン終了時に破壊される。
 ②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのトークン1体をリリースして発動できる。
 デッキから「感錠」速攻魔法カード1枚を手札に加える。


ぴちょん、という音と共に、稲垣のフィールドに4つの雫が落ちる。
そしてその雫は、むくっと立ち上がるように形を持った。
足が地に埋まった灰色のニュートラルな人型の姿だ。

「この瞬間、永続魔法『感錠の連鎖』の効果発動。
自分フィールドにトークンが生まれた時、フィールドに感錠トークンを1体特殊召喚する」

さらに同じ灰色のトークンがもう1体フィールドに出現する。

「トークンが、一気に5体も…!」
立ち並ぶ灰色の人型に、遊次はどこか不気味さを覚えた。


「私は、3体の感錠トークンをリンクマーカーにセット。
サーキットコンバイン!」

「リンク召喚…」
3体の無機質な灰色のヒトガタが、アローヘッドへと飛び込んでゆく。

「空虚なる器、魔の鍵により開かれ、今ここに心となる」

「リンク召喚。リンク3『感錠の心像 ハーティア』」


■感錠の心像 ハーティア
 リンクモンスター
 リンク3/地/機械/攻2000
 【リンクマーカー:右下/左/下】
 トークン3体
 このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 ①:このカードがL召喚に成功した場合、属性を1つ宣言する。
 このカードの属性は宣言した属性となる。
 ②:このカードは、このカードの属性によって以下の効果を得る。
 ●炎:自分フィールドの「感錠」モンスターの攻撃力は、
 自分フィールドのモンスターの数×500アップする。
 ●水:自分フィールドの「感錠」モンスターは相手の効果で破壊されない。
 ●光:1ターンに1度、自分フィールドのトークン1体をリリースして発動できる。
 自分はデッキから2枚ドローする。
 ●闇:1ターンに1度、相手がカードの効果を発動した場合、
 自分フィールドのトークン1体をリリースして発動できる。
 その効果を無効にして破壊する。


現れたのは、高さ5メートルほどもある巨大な構造体だった。
中心には宝石のように光沢を放つハートが浮かんでいる。ハートは灰色で、色を持っていない。
4つの錠前が鎖で繋がれ、中央のハートを閉じ込めているようだ。
全体を支える台座は黒と金の装甲で重厚に造られ、その周囲を金色のリングが幾重にも巡っていた。

モンスターデザイン:ttps://imgur.com/a/gIqGAEa
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「ハーティアのリンク召喚時、属性を1つ宣言し、ハーティアはその属性へと変わる。
宣言する属性は"光"」

ハーティアから眩い光が放たれる。
中央のハートは見る見る内に澄み渡るような白へと染まってゆく。
この効果は発動を介さない効果ゆえ、スパークキャッスルの効果では無効にできない。

「なんだあのモンスター…」
"モンスター"と呼ぶことさえも躊躇うような異質な構造体に、遊次は目を細める。

「それよりなんかアイツ、様子がおかしいぞ」
怜央は稲垣に異変が起きていることに気付いた。

「フッフッフ…ハハハ…!」
今まで無表情を貫いていた稲垣が突然、楽しそうにからからとした声で笑いだした。

「な、なんだ!?急に!?」
遊次は人が変わったかのように笑い出した稲垣に困惑する。

「ハハ…いや、気にするな。つい嬉しくなってしまっただけだ。デュエルを続けよう」

まだうっすらと笑みを浮かべながら、稲垣は冷静さを保とうとする。
イーサンは理解できないといった表情で稲垣を見つめている。

「永続魔法『感錠の連鎖』により、私のフィールドにトークンがいる時、私のリンクモンスターは効果・攻撃の対象にならない」

「そしてハーティアは自身の属性によって効果が変わる。
光属性の時の効果を発動!トークンを1体リリースしてカードを2枚ドローできる」

ハーティアはまるで心臓のようにどくどくと脈打つ。
無機質であるが、そこには確実に生命の息吹があった。
1体の感錠トークンは光へと変わる。

(このモンスターが稲垣のデッキの主軸に間違いない。ならば…)

「ヴォルタンク・スパークキャッスルの効果発動!
雷カウンターを3つ取り除くことで、モンスター効果を無効にし、破壊する!」

雷カウンター 9→6

フィールドに浮かぶいくつもの光の中から3つが消えると、スパークキャッスルが雷を纏いだす。

「…そう来るのは読めている。速攻魔法発動。
『感錠の鍵-悲哀-』。ハーティアの属性を水属性に変え、感錠トークンを1体特殊召喚する」

「なに…!」

■感錠の鍵-悲哀-
 速攻魔法
 このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 ①:自分フィールドの感錠Lモンスター1体を対象として発動できる。
 そのモンスターは水属性となる。
 その後、自分フィールドに「感錠トークン」(水族・地・星1・攻/守1000)を1体、
 攻撃表示で特殊召喚する。
 ②:このカードが墓地に存在し、自分の魔法&罠ゾーンにカードがセットされていない場合に発動できる。
 墓地のこのカードを自分の魔法&罠ゾーンにセットする。


ハーティアの前に、1メートルほどの巨大な青い鍵が浮かび上がる。
中央のハートを閉じている1つの錠前の鍵穴にその鍵が差し込まれ、ゆっくりと横に捻られる。
すると、脈打つハーティアは見る見る内に深い海のような青へと染まってゆく。
そしてまた1つフィールドに雫が落ちると、それはハーティアと同じ青のヒトガタへと変わる。

「ハーティアが水属性である時、自分の『感錠』モンスターは相手の効果で破壊されない」
スパークキャッスルがハーティアへ電撃を放出するが、水のベールで防がれる。

「…破壊はできないが、チェーン1で発動したハーティアのドロー効果は無効となる」
イーサンは少し悔しさを滲ませつつ冷静を保っている。

灯は、眼前に青い姿へと変わったハーティアを見つめている。
中央のハートの中は、水面のようにゆらゆらと揺れている。
その後ろにいる感錠トークンは、うなだれ、目元から涙のようなものが一粒、煌いている。

「"感錠(かんじょう)"…ね。そのハートのモンスターは"心"ってわけか。
今の青い姿は悲しさの象徴ってところかな。
見かけによらず、随分ロマンティックなデッキだな」

イーサンは目の前の坊主頭の男に、自らの解釈を投げかける。
しかし稲垣は先ほどまでの楽しそうな表情とは打って変わり、肩を落とし、暗い表情になっていた。

「見かけによらず?…ひどいじゃないか…。
俺が綺麗なものが好きじゃ、ダメなのかよ…」

稲垣はかけていたサングラスを外し、目元に浮かんだ涙を拭うと、サングラスを胸ポケットに押し込めた。
遊次たちはそんな稲垣の姿を見ると、口をあんぐりと開け、呆然としている。

「…なんで急にそんな繊細になったんだ。
というか、なんなんださっきから…キャラをコロコロ変えやがって」
イーサンは理解不能な稲垣の言動に困惑を隠せなかった。

「急にじゃない。俺は元々、こういう人間なんだ…。
昔から感情を押し込めて生きてきた。生きる上で、感情なんて必要ないからだ」

稲垣は重苦しい声で語り始める。

「あれは小2の夏…意を決して好きな子に告白した俺は、見事に撃沈した。
心が張り裂けそうだったよ。あぁ、思い出すだけでも、涙が出る…」

「…えっ」
どんな凄惨な経験があるのかと身構えていた灯の喉の奥から、思わず声が漏れ出た。

「どんなに押さえようと思っても、悲しみを押さえることはできなかった。あまりのショックに、翌日は学校を休んだ。それでも立ち直ることはできなかった。
その時思ったんだ。感情なんて、いらないと」

「いや、幼き頃の初恋で感情捨てんな!!」

イーサンは思わず指を突き立て、叫んでいた。
しかし、稲垣は気にするそぶりなどなく、過去を振り返る。

「感情を自在にコントロールできればいいのに…。
そう思った俺の心をデュエルディスクが読み取り、生まれたのがこの『感錠』デッキだ。
感情をコントロールして戦う…まさに俺の願い通りの効果だった」

「このデッキが生まれてから、俺は段々と平静を保てるようになった。
このハーティアが、俺の感情を全部引き取ってくれたようにな。
ハーティアは俺の心だ。コイツに"感情"が宿った時、俺の心にもその感情が戻るんだ」

稲垣がポケットからハンカチを取り出し、鼻をかむ。

「何を聞かされてんだ、俺ら…」
遊次の口は終始開いたまま塞がらなかった。

「忘れてたけど、今けっこう大事なデュエル中だよね…」
弛緩しきった意味不明な空気によって全員が忘れていたことを、灯が思い出した。

「思い出したぜ。あの野郎は、タバコに火をつけねえで吸うのが好きで、蕎麦も天ぷらも、つゆにつけねえで食う…変人野郎だってな」

「いや、それはなんで…?」
怜央の言葉に灯が疑問を投げかけるも、誰も答えを知らなかった。


「…私のターンの続きだったな。
速攻魔法『感錠の鍵-情怒-』発動。
ハーティアは炎属性となり、感錠トークンを1体特殊召喚する」

「またあの鍵か…!」


■感錠の鍵-情怒-
 速攻魔法
 このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 ①:自分フィールドの感錠Lモンスター1体を対象として発動できる。
 そのモンスターは炎属性となる。
 その後、自分フィールドに「感錠トークン」(水族・地・星1・攻/守1000)を1体、
 攻撃表示で特殊召喚する。
 ②:このカードが墓地に存在し、自分の魔法&罠ゾーンにカードがセットされていない場合に発動できる。
 墓地のこのカードを自分の魔法&罠ゾーンにセットする。


ハーティアの前に赤い鍵が浮かび上がり、錠前に刺さる。
鍵が捻られると、ハーティアの中に炎が揺らめき、その色は真紅へと変わった。
そしてハーティアの背後に1体、ヒトガタが増え、その体は真っ赤に燃えている。

「炎属性となったハーティアの効果ァ!
感錠モンスターの攻撃力は、自分のモンスターの数×500アップする!」

「アイツ、今度は熱血キャラになってんぞ…」
遊次達はもはや稲垣の性質に慣れ始め、リアクションも小さくなっている。

「モンスターは4体!よって、俺のモンスターの攻撃力は2000アップする!」

ハーティアが鼓動のように何度も強く跳ねると、
トークンもそれに鼓舞されるかのように昂ぶり、雄叫びを上げる。

感錠の心像 ハーティア ATK4000
感錠トークン ATK3000
感錠トークン ATK3000
感錠トークン ATK3000


「いくぜぇ!『感錠の心像 ハーティア』で、
スパークキャッスルに攻撃!」

「この瞬間、永続罠『ヴォルタンク・パワーフィード』を発動。
1ターンに1度、お互いにフィールドのカードを1枚選んでデッキに戻す。
俺がデッキに戻すのはヴォルタンク・モーターだ」


■ヴォルタンク・パワーフィード
 永続罠
 このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 ①:自分フィールドに「ヴォルタンク」モンスターが存在する場合に発動できる。
 お互いのプレイヤーは自分フィールドのカード1枚を選び、デッキに戻す。
 ②:自分フィールドに「ヴォルタンク」モンスターが存在する場合に発動できる。
 お互いのプレイヤーは自分の墓地のカード1枚を選び、デッキに戻す。
 ③:自分フィールドに「ヴォルタンク」モンスターが存在する場合に発動できる。
 お互いのプレイヤーは自分の手札のカード1枚を選び、デッキに戻す。


「小賢しい!ならば俺はトークンを1体デッキに戻す。
デッキをシャッフルさせてカウンターを溜めるのが狙いだろうが、
トークンに帰るべき場所はない!シャッフルされるのはお前のデッキだけだ!」

イーサンのヴォルタンク・モーターと稲垣の感錠トークンが稲光に包まれフィールドから消える。


「この瞬間、永続魔法『ヴォルタンク・リファインドサーキット』の効果発動。
カウンターが乗っていたモンスターがフィールドを離れた場合、
その数だけ、雷カウンターをフィールドのカードに置く。
雷カウンターを4つ、お前の永続魔法『感錠の連鎖』に置く」

「さらに俺のデッキがシャッフルされたことで、俺のフィールドのモンスターにカウンターが乗る。
フィールドのトークンが減ったことで、お前のモンスターの攻撃力は500ずつ下がる」

雷カウンター 6→8

感錠の心像 ハーティア ATK3500
感錠トークン ATK2500
感錠トークン ATK2500

「それでもお前のモンスターを倒すには十分ッ!
ハーティアでスパークキャッスルに攻撃!」

「この瞬間、罠カード『ヴォルタンク・パワーフィード』の2つ目の効果を発動。
お互いの墓地のカードを1枚選び、デッキに戻す。
俺はヴォルタンク・エンジンをデッキに戻す」

「限界までカウンターを溜めようってか?
なら俺は速攻魔法『感錠の発露』をデッキに戻す」

イーサンと稲垣が自分のカードを選択しデッキに戻すと、自動でシャッフルが行われる。

「お互いのデッキがシャッフルされたことで、ヴォルタンクの雷カウンターを乗せる効果が2度適用される。
俺のモンスターには合計4つのカウンターが乗る」

雷カウンター 8→12

「それがどうしたッ!ハーティアの攻撃は受けてもらう!」

ハーティアが鼓動のように脈打つと、炎の波動がスパークキャッスルを襲い、破壊される。
その炎はイーサンをも巻き込む。

「ッ…!」
イーサンLP 8000→6800
雷カウンター 12→9

「さらに感錠トークンでヴォルタンク・アームを攻撃!」
感錠トークンは怒りを表すかのような表情でヴォルタンク・アームへ迫り、炎の一撃を浴びせる。

雷カウンター 9→5

「これでお前のモンスターは全滅!感錠トークンでダイレクトアタック!」
炎の人型のトークンがイーサンに炎の拳を浴びせる。

「ぐっ…!」
イーサンLP 6800→4300

稲垣は額に血管を浮かべ、イーサンを睨みつけている。

「よくも俺を貶めてくれたな、オッサン…!」

「…炎は怒りの象徴というわけか。だがその茶番もそろそろ見飽きたな」
イーサンはつまらなさそうにため息を吐く。

「あァ…?」

「だってお前、そんなモンスターがいなくても、
ローチに"恐怖"を感じてただろ」

「な…んだと…」
稲垣はイーサンの言葉を聞くと、顔を引きつらせた。

「ほらな。安心しろ、お前は感情をなくしてなんかいない。
このデュエルをお前の心のリハビリとしようじゃないか」

「ナメやがって…!だがまさかこれで終わりだなんて思ってねえよな…?
メインフェイズ2!『感錠の心像 ハーティア』と、感錠トークンをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!召喚条件はリンクモンスターを含む感錠モンスター2体以上!」

稲垣が両手を広げると、フィールドにサーキットが広がる。

「さらなるリンク召喚…!?」
バトルを耐えきり、次のターンのことを考えていたイーサンは、現れたサーキットを見つめ、1歩後ろに下がる。

「その器満たされし時、奥底に秘めたる煌めきは溢れ、とめどなき力となる!
リンク召喚!リンク4『感錠の心核 ハーティアス』!」


■感錠の心核 ハーティアス
 リンクモンスター
 リンク4/地/機械/攻3000
 【リンクマーカー:右下/左/下/左下】
 Lモンスターを含む「感錠」モンスター2体以上
 このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 ①:このカードがL召喚に成功した場合、属性を1つ宣言する。
 このカードの属性は宣言した属性となる。
 ②:このカードは、このカードの属性によって以下の効果を得る。
 ●炎:このカードの攻撃力は、自分フィールドの感錠トークンの攻撃力の合計分アップし、相手はこのカード以外のモンスターに攻撃できない。
 ●水:相手モンスターの攻撃宣言時、自分フィールドのトークン1体をリリースして発動できる。その攻撃を無効にする。
 ●光:1ターンに1度、自分フィールドのトークンを任意の数リリースして発動できる。
 リリースしたトークンの数だけ、デッキ・墓地から「感錠」速攻魔法1枚を自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
 ●闇:1ターンに1度、自分フィールドのトークンを任意の数リリースし、その数だけ相手フィールドのカードを対象として発動できる。
 そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
 ③:このカードが破壊された場合、自分の墓地の「感錠の心像 ハーティア」1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。


イーサンは目の前に現れたハート型のオブジェクトを見上げる。
ハーティアと形は似ているが、迫力は段違いだった。
ハーティアよりもさらに数メートル巨大なその心臓は、
頑丈な鎖と錠前に囲われ、には血脈のような文様が浮き上がっている。

モンスターデザイン:ttps://imgur.com/a/qj6pIjy
※URLの最初に「h」を付けてURLを開くと画像を表示可能

「ハーティアスのリンク召喚成功時、宣言した属性に変わる。宣言するのは光!」

ハーティアスが心臓のように脈打つと、その姿は輝かしい黄金に変わる。
その姿はまるで高級芸術品のように、言葉では言い表せぬ崇高さを纏っている。
灯はその美しさに思わず目を奪われていた。

「墓地の『感錠の鍵-情怒-』の効果発動!
自分の場に伏せカードがない時、墓地のこのカードをセットできる!」

「光属性のハーティアスの効果発動!
トークンを任意の数リリースし、その枚数だけデッキから『感錠』速攻魔法をセットできる。
1体のトークンをリリースし、デッキから『感錠の鍵-恐殺-』をセットする!
さらに俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」

--------------------------------------------------
【イーサン】
LP4300 手札:2

永続魔法:ヴォルタンク・リファインドサーキット(雷カウンター:1)
永続罠:ヴォルタンク・パワーフィード

【稲垣】
LP8000 手札:1

①感錠の心核 ハーティアス ATK3000 光属性

永続魔法:感錠の連鎖(雷カウンター:4)
伏せカード:3(感錠の鍵-情怒-、感錠の鍵-恐殺-)
--------------------------------------------------

「なんなんだ、あのモンスター…」
遊次は黄金の心臓を見上げ、警戒心を強める。

「でも、あの人のフィールドにもうトークンはいない。
鍵を使えばトークンを1体増やせるけど、それだけじゃイーサンは止まらないはずだよ」

灯は冷静に分析し希望を口にするが、その表情は険しかった。
心の内では"何か"があると確信していたからだ。

「…俺のターン、ドロー」
イーサンはデッキトップに指をかけ、カードを引く。

「この瞬間、罠カード『感錠の共鳴』を発動!
自分フィールドのLモンスターのリンクマーカー分、俺のフィールドにトークンを呼び出す!」

稲垣のフィールドに、4体の無機質な灰色の人型が浮き上がる。

「トークンが一気に4体も…!」
遊次は唾を飲み込む。
稲垣の感錠デッキはトークンを利用して効果を発動するデッキだ。
トークンが多ければ多いほど、その力は強大となる。

「さらに速攻魔法『感錠の鍵-恐殺-』発動!トークンを1体生み出し、ハーティアスを闇属性に変える!」

ハーティアスの中央の鍵穴に紫色の鍵が刺さると、コップ1杯の水に血を垂らしたように、紫色の靄がハート型の器を満たす。
そして、5体の感錠トークも同じ色へと変わり、悪魔のようなフォルムへと変貌する。

「恐怖を感じるのはテメェらの方だぜ。
すでにここが"死の淵"だってことを教えてやる…!」

稲垣は開いた瞳孔でイーサンを捉えていた。
喜び・哀しみ・怒り…それらとはまた別の感情が、今の稲垣には宿っていた。

目の前で、紫色の禍々しい心臓が脈打っている。
その鼓動の1つ1つが空気を揺らし、肌に突き刺さるような痛みを与えていた。
それは、彼の"殺意"を表すかのように。

--------------------------------------------------
【イーサン】
LP4300 手札:3

永続魔法:ヴォルタンク・リファインドサーキット(雷カウンター:1)
永続罠:ヴォルタンク・パワーフィード

【稲垣】
LP8000 手札:1

①感錠の心核 ハーティアス ATK3000 闇属性
②感錠トークン ATK1000
③感錠トークン ATK1000
④感錠トークン ATK1000
⑤感錠トークン ATK1000
⑥感錠トークン ATK1000

永続魔法:感錠の連鎖(雷カウンター:4)
伏せカード:1(感錠の鍵-情怒-)
--------------------------------------------------

そして稲垣の言葉通り、遊次たちはその姿に"恐怖"を覚えた。

だがただ1人イーサンだけは、これまでと変わらぬ冷徹な目で、前を見据えていた。


第47話「心の象徴」 完


フィールドを埋め尽くすトークンと、中央に禍々しく輝くハーティアス。
その効果によりフィールドを全壊させられたイーサンだが、1体の下級モンスターが戦線を繋ぎ止める。

フィールドに迸る雷電は、次第に激しさを増してゆく。
小さな稲光は、やがて青き"巨塔"を打ち建てる。

「繋いでこそ"リンク"だ。
俺の雷電は、決して途絶えない」


次回 第48話「繋ぐ雷電」
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