【番外コラボ】　タイムイズミステリアス　作：風鼠

純華「（私、猫有純華といいます。スピンオフ作品『スイレンの学園生活』の主人公の一人です。前回と同様、これは入学してから間もなくのお話です」

柘榴魔「おはよ、純華さん。」

純華「あ、ザクロ君、おはようございます」

純華が学校に向かうためマンションの入り口の扉を開けると、柘榴魔が入口の前で待っていた。


柘榴魔「今日もいい天気だね」

純華「ですね～。」

???「や、ザクロ。」

朝の何気ない会話を交わしていると、赤色のショートカットで蒼眼の少年が柘榴魔に声をかける

柘榴魔「あ、トキガミ君」

純華「お友達ですか？」

柘榴魔「うん、僕の友達で、時神 明日太（ときがみ　あすた）君。」


???→時神「おはよう、純華さん。同じクラスで純華さんの後ろの席なんだけど…覚えてないかな？」

純華「え！？そ、そうなんですか？ご、ごめんなさい、あまり印象に無いです…」

時神「謝らなくていいよ。僕、影薄いからね」

時神は少し悲しそうな表情をしながらも純華をフォローする。

柘榴魔「あ、そろそろ行かなきゃ、学校遅れちゃうよ」

純華「そうですね。スイレンさん達とも合流しないといけないですし…」

時神「そうだね。」

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時神「それにしても、ザクロ」

柘榴魔「ん？なに、トキガミ君」

トキガミ「毎日可愛い純華さんやスイレンさん達と登下校してるなんて、羨ましいねぇ」

柘榴魔「な！？」

純華「はう！（私が、か、かわいいだなんて…）」

トキガミ「今日はこっちのルート来てみて成功だったね。あの柘榴魔がねぇ」

柘榴魔「も、もう、トキガミ君、からかわないでよ」

トキガミ「わかってるよ。」

純華「（こうしてみると…トキガミ君もザクロ君も…背小さいし顔も可愛いなぁ）」

純華は歩きながら二人の男子の何気ない会話を行う姿を眺め、二人の容姿を改めて認識する

スイレン「…あ…やっと来た」

楓「純華ちゃん、ザクロ君、おっはよ～♪おや、そちらの子は誰かにゃ～？」

柘榴魔「あ、こちらは…」

門の前に着き、すでに待っていた二人を合流し、時神を紹介する。

楓「ふぅ～ん、トキガミ君も顔、可愛いね～♪うりうり♪」

時神「ん、も、もう、楓さん、頬、つつかないでくださいよ」

楓「トキガミ君の頬ぷにぷに～♪」

楓は小悪魔のような笑顔を浮かべ、ほおを

スイレン「…楓…早くいかないと…学校遅れる…」

楓「だね。…で、なんでスイレンはザクロ君の手、握ってるの？」

スイレン「…だめ？」

スイレンは少し顔を赤くしながら、柘榴魔にすり寄り柘榴魔の手を両手で優しく握っている。

楓「ザクロ君は大丈夫？」

柘榴魔「う、うん、僕はいいですけど…（むしろうれしい…）」

純華「（スイレンさんが好きな人って、まさかザクロ君なのでしょうか…）」

時神「じゃあそろそろ、学校いきましょうか」

時神に従い、学校へと向かう。

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学校

純華「でも本当にトキガミ君、私の後ろなんですね～」

時神「純華さん達の会話、僕も聞いてたんですよ～。前のお泊り会の話も、ねぇ」

柘榴魔「う…ご、ごめん、誘わなくて…」

時神「いいよ。次に誘ってもらえればいいからね。」

スイレン「うん…誘う…」

楓「ふふふ、お泊り会で男子が増えることはいいことだな～♪」

俊華「へぇ、それはどうして？」

楓「それは、大人の遊びをだねぇ、ぐふふ…あう」

遥「ダメよ。私達まだ学生なんだから…」

悪い顔をしていた楓の頭を優しくなでた後、呆れた表情で注意をする

純華「…あれ、トキガミ君の左目…少し変じゃないですか？」

楓「ん？…確かに、トキガミ君の左目、時計になってるね～。カラコン？」

時神「あ、これは…昔の事故でね、こういう形になったんだよね」

時神は思い出しながら話す

柘榴魔「僕の左目と同じで、能力持っちゃったんだよね。」

楓「ザクロ君の左目、前見たけど怖かったなぁ」

スイレン「…今度…見てみたい…」

遥「私、そういうのあんまり信用しない方なんだけれど…トキガミ君はどういう能力なの？」

時神「僕の左目を見つめるとね見つめた人以外の人の1時間ほど時間停止するよ。」

俊華「へ～、でもさっきから見つめてるけど、変化は何も…ん？」

純華「な、なんだか、教室、静かですね。」

スイレンたちが時神の左目のことを見ていると、教室がいつの間にか静寂に包まれていることに気づく。

スイレン「…皆…動いてない…」

楓「…外も…動いてない…」

遥「こ、こんなことってホントあるのね…」

柘榴魔「トキガミ君の左目の能力、発動するの久しぶりだね」

時神「だね。」

楓「時止めれるのってすごいね。これで宿題とか忘れても大丈夫だよ♪」

遥「はぁ…この人は…」

楓「あ、いいこと思いついた♪」

純華「？」

楓は笑顔を浮かべ、席に座り、次の授業の準備をした状態で時間が停止している由美の元へと近づいていく、

楓「よ～し、堪能するぞ～♪」

俊華「あ、いいな～」

楓は無抵抗の由美の胸をもみ始める

スイレン「…楓…らしい…」

遥「もう…時間が止まってるからってやっていいことが…」

時神「この時間にやったことは、時間が動き出した後、適応されるので…」

柘榴魔「1時間後、楓さんが揉んだ時間だけ由美さんは揉まれ続ける感覚が襲い続けますけど…」

楓「ま、まじでか…そそる♪」

遥「そ、そういうことなら早くやめなさい！」

スイレン「…由美…」

俊華「でも、便利な能力だなぁ。１時間も停止できるなら遅刻もしないだろうし。」

時神「僕はそういうことには使いたくないなぁ。ずるしているみたいで…」

スイレン「…トキガミ君…えらい…」

遥「まぁ、それ以前に誰かが見つめなければ、発動しないんでしょ？」

時神「う、うん。今のところは…」

遥「なら、いつも誰かがいればいいんじゃない？ザクロ君とか。」

柘榴魔「う、うん。」

俊華「そうすれば、悪用もできないでしょ。」

純華「頼れる人がいないときは、ザクロ君のように眼帯でもすればいかがでしょう？」

柘榴魔「あとで僕と買いに行こうか」

時神「うん、そうするよ」

スイレン「…時間…動き出すの…あとどれくらい？」

遥「そうね…すべての時計止まってるし、止まってる時間も計ってもいなかったわね。」

時神「あ、それ、僕わかるよ。あと40分くらいかな」

遥「そう、ありがと。止まってる時間、わかるの？」

時神「うん。僕、時間数えるの得意だから」

柘榴魔「トキガミ君、ストップウォッチで100回連続で10秒ジャストで止めれるくらい体内時計が正確だしね。」

俊華「へぇ～それはうらやましいな」

スイレン「あと40分…どうしよう…」

純華「授業の準備したら、あとはのんびりですかね」

遥「そうね。楓さん、変な気起こさないでね」

楓「分かってるよ～。」

俊華「じゃあ僕は、仮眠でも取るかな。次の先生の授業、寝ちゃうんだよなぁ」

40分後

遥「ん…時間、動き始めたわね」

俊華「（すやすや…）…ん、もう授業？」

時間が経過し、時神の能力が終了して教室内に普段の騒音に包まれ始める。

スイレン「…この騒音…少し…なんだか…懐かしい…かも」

柘榴魔「結局、楓さん、由美さんの所に行っちゃいましたね～」

楓「～♪」

夕方…

楓「あ～楽しかった」

時神「もう…僕の能力、あまり悪用しないでくださいね？」

楓「分かってるよ♪」

学校も終え、スイレン達は時神とともに帰路に就く

スイレン「…トキガミ君…も…家…こっちなの？」

時神「うん、でもいつもは別の道で帰ってるけどね。」

純華「今後私達と帰りましょう。その方が楽しいですし」

柘榴魔「そうだよ。そもそも、中学まで一緒に登下校してたじゃない」

時神「そうだね。そうしようかな」

スイレン「…そもそも…なんで…別の道に？」

時神「あ、うん。今使ってる道、良い品ぞろえでやすいスーパーが出来て、帰り道がてら買い物ができていいんだよ」

純華「あ、裏通りのスーパーですか？」

時神「純華さん。知ってるの」

純華「はい～。私も良く利用してますので～」

時神「じゃあ、今度一緒に買い物しようか」

純華「あ、いいですね～。その際、また皆でお泊り会でもしましょうか？」

楓「さんせ～い♪今度は、由美や蘭花ちゃんも呼ぼうね♪」

柘榴魔「だね。お泊り会も多いほど楽しいからね」

スイレン「…準備も…大変そう…」

純華「それも醍醐味ですよ、スイレンさん」

スイレン「うん…大変だから…楽しい」

柘榴魔「じゃあ、場所は純華さんの部屋？」

楓「今のところの候補はそうだね～」

スイレン「彩愛さんに言えば…一座も…いいかも…」

楓「そうなったら…ザクロ君とトキガミ君、ハーレムだねぇ」

柘榴魔・時神「う…」

柘榴魔と時神はお泊り会の想像をし、顔をゆでた蛸のように真っ赤にする。

夜
時神家・時神の部屋

時神「…やっぱり…純華さん、可愛かったなぁ」

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おまけ

柘榴魔「で、スイレンさん、僕の左目、見たいの？」

スイレン「…うん…見せて」

柘榴魔「うん、わかった。…はい」

スイレン「…！」

柘榴魔「スイレンさん、大丈夫？」

スイレン「うん、大丈夫…」

柘榴魔「も、もう隠すね」

スイレン「どうして？」

柘榴魔「どうしてって…怖いでしょ、僕の左目…」

スイレン「…？綺麗…だよ…」

柘榴魔「え…」

スイレン「もっと…見せて…」

柘榴魔「ちょ、スイレンさん、ち、近いよ～！」

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おまけ2

由美「ん…（誰かに…揉まれてる？）」

楓「おっす、由美ちゃん」

由美「あ、楓さん、いつのまに揉んでたんですか～？」

楓「ついさっきからかなぁ～♪」

由美「ん、もう♪もうすぐ授業が始まりますよ～♪それまでにやめてくださいね」

楓「うん♪」

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おまけ3

楓「ということで、トキガミ君の左目を悪用しようと思います♪」

時神「ここは？」

楓「私とスイレンが普段生活している一座の施設です♪」

時神「ここで何するのさ。」

楓「トキガミ君は、見つめた後、普通に帰ってもいいよ♪入ってもいいし」

時神「そ、そう。嫌な予感がするから普通に帰るね」

楓「そっか。じゃあ、始めよっか♪」

時神「ん…」

楓「…よし、能力発動♪じゃあ、これで今日はばいば～い、トキガミ君」

時神「う、うん、また明日…」


お風呂場…
楓「カンナちゃんと、瑞樹ちゃん、詩音ちゃんを抱き寄せてっと…あぁ、柔らかいんじゃあぁ♪」

１時間経過…

カンナ「で、今度の授ぎょ…ひゃあ？！」

詩音「どうし…ひゃ！」

瑞樹「ど、どうして、楓先輩が、やめてください！」

楓「あ、１時間経ったか～。でも楽しんじゃえ♪」