第３０話 セイントミネルバのお話⑤　作：ハカラメ

注) ss初心者です！ 二次設定その他もろもろにご注意ください。
三箱買ったんですが、ダンテが出ませんでした(血涙)


前回のあらすじ、ですが、その後１０パック買ったらダンテが出ました(超歓喜)


聖域の西にある渓谷にて。

ジェイン「ほら、見てみろ」
ルミナス「あぁ～！ 橋が無くなってる！」
農民「朝、おらが野菜を市場に売りに行った時にはあったんだけんども、帰ってきたら無くなってたんだべ～！」
セイントミネルバ「ここの橋を点検したのは、いつ？」
ジェイン「え～と・・・２年くらい前だったような・・・？」

セイントミネルバ「・・・２年も？」ゴゴゴ・・・
ジェイン「！？」ビクッ

ガロス「おーい！」ダッダッ
ルミナス「おかえり、ガロス。どうだった？」
ガロス「だめだ、橋を直すには数日かかるらしい・・・」
農民「そ、そんな～！ おらの家はこの橋の向こうにあるんだ。それじゃあ、おらは家に帰れねーど・・・嫁さんたちが待ってるっつーのに・・・」
一同「・・・」


ザッ
セイントミネルバ「・・・あなた達、そこをどきなさい」

ジェイン「ミ、ミネルバ様っ！？」
農民「えぇ～っ！！ この変な格好した人が、ミネルバ様なのか！？」


セイントミネルバ「～～～っ！」
シュヒュルルルウウウゥゥ・・・パアァァッ！

ルミナス「ひ、光が・・・」
ガロス「ミネルバ様に、集まっている・・・？」

セイントミネルバ「・・・光よ、迷える者に、道を示せ・・・」

セイントミネルバ「光魔術・閃光の軌跡 (マジック・ザ・ライト・ロード)っ！！！」

パパパッ、ピカーン！！！
一同「うわーっ！！！」

ルミナス「・・・うぅ、まぶしぃ・・・って、ああっ！！」
農民「橋が・・・光の橋がかかってる！？」
ジェイン「すげぇ・・・」
セイントミネルバ「ふぅ、まぁこんなところかしら」
農民「ありがとうございます！ ありがとうございます、ミネルバ様！！」
セイントミネルバ「アンジェリカです」キリッ
農民「えっ？」
セイントミネルバ「私はミネルバ様ではなく、旅行客のアンジェリカです。いいですね？」ゴゴゴ・・・
農民「は、はぁ・・・」

ジェイン「うわ～、またやってるよ・・・」
ルミナス「でも、すごかったね、ミネルバ様！ 光の橋をかけちゃうなんて！」
ガロス「ああ、やる時にはやるんだな」

セイントミネルバ「さぁ、皆さん。そろそろ帰りましょうか」
ルミナス「えっ、もう帰るんですか？」
セイントミネルバ「魔力を消費したら疲れちゃったわ。さぁ、神殿に戻りましょ！」
一同「はーい」

～～～

ジェイン「結局、なんでミネルバ様が町を見ようとしたのか、分からなかったな」
ルミナス「そうだね」
ガロス「いや、それは多分・・・」

ケルビム「あぁっ！ ミネルバ様～！！！ どこに行ってたんですか、探したんですよ！！」
一同「・・・」ジ～
ケルビム「・・・ど、どうしたお前たち。ミネルバ様まで。なんでそんな目でみるんだ！？」
セイントミネルバ「さぁ、ケルビムが買ってきてくれたプリンがあるわ。みんなで食べましょう！ あ、あなたはダメよ、ケルビム」
ルミナス「わーい、プリンだー！」

ケルビム「えぇ！？ な、なんでですか、ミネルバ様あぁ～！！！」



第３１話に続く