第６３話 スピリットシャイアのお話　作：ハカラメ

注）ｓｓ初心者です！二次設定その他もろもろにご注意ください。
ようやくシャイアちゃんのメイン回だよ！でも１話しかないよ！ごめんね！（土下座）




大聖殿内の、ホコリにまみれた倉庫の中...

シャイア「ふふっ...」
シャイア「苦節１ヶ月...ようやく、ようやく完成したわ・・・」



シャイア「このケルビム様ぬいぐるみ８号がっ！！！」ババーン！


シャイア「今回のぬいぐるみは、いつもよりも上質な生地を使用していて、さらに特殊な印刷技術によってケルビム様の顔写真が印刷されている優れものよ！」
シャイア「そして、すごい所はこれだけじゃないわ・・・ポチっと」

ヴヴヴ...

シャイア「・・・そうよ」


シャイア「新たに、謎の振動機能を搭載したのよっ！！！」バババーン！

シャイア「まぁ、私は純粋だから、この振動が何を意味しているのか、まったく理解できないけれど・・・」
シャイア「・・・まぁ、振動しているんだから、利用しない手はない、と、いうことで・・・ふふふっ、あははハハハッ～～～♡♥♡♥！！！」ｿﾞｸｯ


？？？「まったく、こんな所で何してるのよ、あなた・・・」

シャイア「！？　だ、誰よっ、私のお楽しみタイムを邪魔するのはっ！」


セイクリッド・ソンプレス「私よっ！」


シャイア「な、何よ、ソンプレスじゃないの。ていうか、何でセイクリッド担当のアンタがここにいるのよ！」
ソンプレス「あなたの代わりに、大天使様からの通達を届けにきたのよ。まったく、とんだ職務怠慢ね。しっかり大天使様には報告しとくからね～」
シャイア「ちょっ、まっ、それだけはご勘弁を・・・」
ソンプレス「そう思うなら、ライトロードの事もいいけど、たまには天界に顔見せなさいよね。みんな心配してるんだから」
シャイア「くっ...」
ソンプレス「とりあえず、ケルビムさんにも挨拶はしてきたし、ホラ、せめてこれ位は自分で渡しなさいよ！」
シャイア「あ、ありがとうなんて、思ってないんだからねっ！！！」
ソンプレス「ハイハイ、ツンデレ乙ツンデレ乙。それじゃ、私はこれで～...」


シャイア「・・・むぅ、ソンプレスの奴～・・・」

シャイア「でも、大天使様からの通達って、何かしら・・・？」



～～～


大聖殿内、ケルビムの部屋...

ケルビム「・・・」ﾊﾟﾗｯ、ﾊﾟﾗｯ
シャイア「・・・」
ケルビム「・・・ふぅ」ﾊﾟﾗﾘ...
シャイア「あ、あの・・・大天使様は何と・・・？」
ケルビム「・・・いや、大したことは無いさ。だが、少し気になることがあるみたいでな・・・」
シャイア「気になること、ですか？」
ケルビム「あぁ。だから、これから天界へ出向かなければならないようだ。留守は任せたぞ、シャイア」

シャイア「はい、お任せくださいケルビム様っ！！」


～～～


再び、ケルビムの部屋...

？？？「・・・」ｺｿｺｿ

シャイア「ふふっ、ふふふっ・・・ケルビム様はもう天界へ発たれたし、これで私は自由だ・・・はっ！」
シャイア「あぁ、先ほどまでケルビム様が座られていたイス・・・ほのかに温もりが残っていて、ケルビム様の麗しい香りも・・・」ｿﾞｸｿﾞｸｯ


シャイア「はあああぁぁぁっっ♡♥、ケルビム様ｈｓｈｓペロペロくんかくんかァァァ！！！」ﾋﾞｸﾋﾞｸﾝｯ



ﾁﾗｯ
ソンプレス「・・・あれは、相当重症みたいね～...」（苦笑）




スピリットシャイアのお話、完

第６４話に続く