第５６話 メイのライトロード見学のお話④　作：ハカラメ

注）ｓｓ初心者です！二次設定その他もろもろにご注意ください。
今回で見学は終了です！　たくさんのキャラを出せたので楽しかったです～。

前回のあらすじ、復習、とか言っておきながら新しい設定もバンバン出してしまいましたね(笑)




ケルビム「メイは今頃どうしてるだろうか・・・」
ウォルフ「心配か？　あいつらがいるから、きっと大丈夫だろう...」


町へ下る途中...
メイデンミネルバ「あれ、こんな所にお店が・・・」
ルミナス「あぁ、これはオルクスさんがやってるBarだよ。メイちゃんにはちょっと早いかな～？」
メイデンミネルバ「誰もいませんね」
ジェイン「今は昼だからな。夜になるとウォルフさんとかがよく居るよ」
メイデンミネルバ「へ～、そうなんですか」

ガロス（天使の年齢感覚だと、どれくらいで大人なんだろうか・・・？）



ワイワイ、ガヤガヤ
ルミナス「メイちゃん、町に着いたよ！」
メイデンミネルバ「うわぁ～！ すごい賑やかですね！」
ガロス「ここは聖域の中でも一番活気のある場所だからな。店も人も多いんだ」
ジェイン「よぉし、せっかく町まで来たんだし、なんか食おうぜ！」
ルミナス「じゃあ、ジェインのおごりね～♪」
２人「やった～！」
ジェイン「！？　な、なんでだよ！」


ジュ～
おばちゃん「はい、お待ちどう！」

メイデンミネルバ「わぁ、クレープ！」
ルミナス「それじゃあ皆さん、いただきま～す！」
全員「いただきま～す！」

パクッ
メイデンミネルバ「・・・！」
メイデンミネルバ「ふわあぁぁ、すごく美味しいですぅぅぅ～～！」トロ～ン
ルミナス「メイちゃん、顔トロけてるよ！　そんなに美味しかったの？」
メイデンミネルバ「旅してる間はロクなもの食べられなかったので・・・」
全員「あぁ、なるほど...」

エイリン「お、みんな何してるんだい？」

メイデンミネルバ「あっ、エイリンさん！　この前は助けていただき、なんとお礼をいっていいか・・・！」
エイリン「いいよいいよ、お礼なんて。あたいはそんな大した事してないからさ。それよりも、ここのクレープ屋さん、ホント美味しいよね～！」
メイデンミネルバ「はい、ジェインさんが奢ってくれたんです！」
エイリン「ほう？」ギランッ
ジェイン「！　や、やべぇ、ロックオンされたぞ、みんな逃げろ！！」
ルミナス「メイちゃん、早く！」ササッ
メイデンミネルバ「！？！？」タタタッ


エイリン「・・何だい何だい、失礼なやつだな～。あ、おばちゃん！　クレープ２０個ちょ～だい！！」



メイデンミネルバ「はぁ、はぁ・・・な、何で逃げたんです？」
ルミナス「エイリンと食が絡むとね、誰かのサイフの中身が消し飛ぶことになるのよ・・・例えばライラとかね」
メイデンミネルバ「？」

ライラ「あら、お呼びかしら？」
ルミナス「うわっ、噂をすればライラじゃない！　どうしたの、こんな所で」
フェリス「あたしもいるニャ～」サッ
ライラ「今日は、フェリスに最近流行りのモテコーデ☆を教えようかとおもってね、買い物に来たのよ」
ルミナス「そうなんだ～。いいねいいね～恋する乙女は～」ニコニコ
メイデンミネルバ「？　フェリスさん、好きな人いるんですか？」
ライラ「そうよ～？　実はね～...」
フェリス「ニャ！？　い、言っちゃダメニャ！！　そ、それじゃああたしたちはこの辺で～、バイバイッ！！」ダッ
ルミナス「あぁ、行っちゃった・・・メイちゃんには、また後で教えてあげるよ！」



ジェニス「ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ...」
シャイア「ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ...」

メイデンミネルバ「あれ、あの人さっきの・・・」
ルミナス「メイちゃん、駄目よ。あの人たちはなんというか、ちょっと駄目よ」
メイデンミネルバ「え、えぇ・・・！？」


ジェニス「あぁ、ガロス様に踏まれたいわぁ・・・踏まれたくない？」
シャイア「私はケルビム様に踏まれるというよりは、罵られたいわ・・・」



ライデン「ムシャムシャ・・・クレープ、美味しいな」シュタッ

ジェイン「アイエエェェェ！？お、俺のクレープが無くなってる！？」
ルミナス「どしたの、ジェイン？」
ジェイン「あぁ、今日はなんだか散々だな・・・」
ルミナス「・・・まったく、ほら、そこの売店でジュース奢ってあげるかな、しっかりしなよね、ほらほら！」
ジェイン「うぅ、サンキュー・・・」

ガロス「・・・ほらな？」
メイデンミネルバ「ふふっ、そうみたいですね！」




そして日は暮れ...
メイデンミネルバ「あの、皆さん。今日は私のために色々案内してくれて、ありがとうございました！」
ルミナス「いいっていいって！　メイちゃんはもう私たちの仲間なんだから、当然でしょ！」
メイデンミネルバ「仲間・・・！　う、嬉しいです！！」

ルミナス「あ、もうこんな時間！　早く帰らないとウォルフさんに怒られちゃう！！」
ジェイン「ヒイイィィッ、怒られるのはもう嫌だアアァァ！！！」ダダダッ
ガロス「お、俺も・・・！」ダダッ
ルミナス「あ、ちょっと！　しょうがないなぁ・・・よし、メイちゃん。神殿まで競争だよ！！」ダッ
メイデンミネルバ「あ、ちょっと！　待ってください、ルミナスさん～～～！！！」タタッ


こうして、メイの長い長い一日が終わったのであった...




～～～


・・・こんな風に、私は、たくさんの仲間たちに囲まれて、今日も楽しく過ごしています。
修行はちょっと大変だけど、お母さんみたいな立派な人になれるように、頑張るね！
また手紙を書きます。お母さんも頑張ってね。


P.S　お母さんに会いたいなぁ・・・

メイ


メイデンミネルバ「・・・これで、よしっと」
フクロウ「ホー」
メイデンミネルバ「ホーちゃん、この手紙、お母さんの所に届けてくれる？」
フクロウ「ホー！」バサッ


メイデンミネルバ「・・・お母さん...」



～～～




バサッバサッ

フクロウ「ホー」



セイントミネルバ「・・・！」





メイのライトロード見学のお話、完

第５７話に続く