第６６話 裁きの龍のお話①　作：ハカラメ

注）ｓｓ初心者です！二次設定その他もろもろにご注意ください。
謎、秘密、伏線・・・いよいよ回収の時が来ました...






天界にて...

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
シャイン・エンジェル「大天使様、大変ですっ！！」

大天使クリスティア「どうしたのだ、そんなに慌てて」

シャイン・エンジェル「た、たった今、水の国に侵攻していた天使隊から連絡がありまして・・・」

クリスティア「もしや、もう戦闘に勝利したのか！？ 流石は我らが誇る天使隊、素晴らしい活躍だな。はっはっは！」

シャイン・エンジェル「そ、それが・・・」



・・・



シャイン・エンジェル「ヴィーナス、天使隊から送られた映像を出して」

創造の代行者ヴィーナス「分かった」
ヴィーナス「神聖なる球体を召喚！」

神聖なる球体「ｼﾞｼﾞ,ｼﾞｼﾞｼﾞ...」（映像が映し出される）



『見えたぞ、あれが水の国の兵たちだ』
『すごい数だ・・・５０００、いやもっとか・・・！？』
『我々の部隊は１０００人もいない・・・これは苦戦を強いられそうだな』
『問題ないさ。我々の力をもってすれば...』

『グオオオォォォオオオッ！！！』

『！？』
『な、なんだ今のは！？』
『何かの鳴き声が・・・』

『カッ』（強い光）

『うわっ！』
『ぐわっ、目がっ！！』
『なんだ、一体どこから攻撃を・・！！』
『！　う、上だ、上から来るぞぉ！！！』

『グオオオォォォンンンッ！！！』

『な、何だあれはっ！？』
『まさか、ドラゴｎ』

『ﾋﾟｶｯ！！！』（強い光）
『ドカーンッ！』（辺り一面が吹き飛ばされる）

『ぐあああぁぁぁッ！！！』
『ドラゴンだっ、ドラゴンが出たぞォォ！！！』
『駄目だ、逃げろ！』
『撤退だっ！』
『総員撤退！ 急げ！ 総員撤退だ！！！』

『撤ｔ...ﾌﾟﾂｯ』（映像が途切れる）




クリスティア「こ、これは・・・」
シャイン・エンジェル「送られた映像は、ここで途切れています...」
クリスティア「天使隊の安否はどうした！？」
シャイン・エンジェル「今の所、連絡がとれていません・・・」
クリスティア「くっ...」


ヴィーナス「しかし・・・一体、あのドラゴンは何なのでしょうか。あのような巨大な龍はこの世界に数える程しかいないはずです。それがどうして突然・・・」
クリスティア「・・・私は、あの龍を知っている・・・」
シャイン・エンジェル「えっ、あのドラゴンを知っているのですか！？」
クリスティア「・・・ずっとずっと昔の伝承だ...」


世が乱れた時、悪が栄えた時。
その度に天空より、巨大な、光輝く龍が現れた。
龍は、この世のすべてに怒り狂い、万物すべてを破壊した。
人々は、その龍を恐れ、また畏れた。
その龍は「正義の象徴」とも「破壊の権化」とも表された...
その龍の名は・・・



クリスティア「『裁きの龍』...」

シャイン・エンジェル「裁きの龍・・・ﾊｯ、それって、まさか・・・！」


クリスティア「・・・悪い予感が、当たってしまったな、ケルビムよ・・・」




第６７話に続く