第６８話 裁きの龍のお話③　作：ハカラメ

今回はオリキャラが登場します。ご注意ください。
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水の国の国境上空...

クリスティア「なんと！ メイ殿はミネルバ殿の娘なのか！？」
ケルビム「えぇ。だから、くれぐれも丁重に扱っていただきたいのです」
クリスティア「はっはっは！もちろんだとも！ いや～しかしミネルバ殿に娘がいたとはねぇ、いや～知らんかった」
ケルビム「当たり前です。私も知ったのはつい最近でしたから...」
メイデンミネルバ「すいませんすいません！ 母がいろいろすいません～！」

クリスティア「聞いたかお前たち！ いくらメイちゃんが可愛くても、絶対に手を出すんじゃないぞ！特にオネストォ！！」

オネスト「ちょっ、何で俺なんですか～！」
クリスティア「はっはっはっは！」
ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ


メイデンミネルバ「あのお方が、光の国の王様・・・なんですよね？」
ケルビム「・・・あぁ。何だかすまないな。アイツは昔からああなのだ...」
メイデンミネルバ「いえ、王様って聞いたから、どんな怖い人かと思ってて...とても明るい方でホッとしました！」
ケルビム「・・・まぁ、戦場のアイツは中々そうでもないんだがな...」


シャインエンジェル「皆さん！ そろそろ映像が送られてきた地点に着きます！十分に警戒してくださ...」

ケルビム「！！」

ケルビム「危ないっ！！」
メイデンミネルバ「きゃっ！」

ﾊﾞｼｭﾝｯ！！

ケルビム「レーザー光線だと！？ 一体どこから・・・」
オネスト「！　みんな、下だ！！」


ディサイシブの影霊衣「ｸﾞｸﾞｸﾞ...」

リボルバーの影霊衣「ｶﾞｶﾞｶﾞ...」


ケルビム「くっ、水の国の兵の残党か！？」
オネスト「かなりの数がいるぞ・・・どうします、大天使様...」

オネスト「って、あれ？大天使様は！？」ｷｮﾛｷｮﾛ



～～～



水の国、地上...


ｼｭﾀｯ
クリスティア「ふむ。水の国に降り立つのは久しぶりだな」

クリスティア「昔は水が綺麗で、とても豊かな国だったのだがなぁ、今は一面焼け野原・・・と、それは裁きの龍の仕業であったな。いや、しかし変わってしまったものだ...」

クリスティア「昔は、こんな怪物共がゾロゾロいる場所ではなかったんだがなぁ...」


ブレイカーの影霊衣「ｳｳｳ...」
ショッカーの影霊衣「ｸﾞｸﾞｸﾞ...」
ガガギゴの影霊衣「ｵ゛ｵ゛ｵ゛...」

クリスティア（なんだこの兵たちは・・・まるで何者かに操られているような、強い邪気を感じる...これが水の国の『禁忌』の術なのか...？）

クリスティア「・・・まぁ、何にせよ...」

ブレイカーの影霊衣「ｸﾞｩｳｵｵｵｫｫｫ！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ



クリスティア「静　ま　れ　い　！」

ｺﾞ ｺﾞ ｺﾞ ｺﾞ ｺﾞ...


ブレイカーの影霊衣「グワアアアｯ！！！」ﾊﾞﾀﾝｯ


ショッカーの影霊衣「!?」
ガガギゴの影霊衣「ｸﾞｯ...!?」


クリスティア「聞け、水の国の兵たちよ。私はこれから仲間の元へ向かわねばならんのだ。素直に道を開けてくれるなら、決して危害を加えたりはせん」


ショッカーの影霊衣「ｸﾞｯ...ｸﾞｵｵｵ ｵｵｵｯｯ！！」ﾀﾞｯ
ガガギゴの影霊衣「ｶﾞｱｱｱｧｧｧｯｯ！！！」ﾀﾞﾀﾞｯ

影霊衣兵たち「ｵｵｵｫｫｫｯｯ！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ ﾀﾞｯ


クリスティア「・・・だが、もし私の前に立ちふさがるというのなら...」



クリスティア「今！　ここで！　屍の山となるがいいッ！！！」


ｽﾞﾊﾞｯ!!!




第６９話に続く