第４５話 アーチャーフェリスのお話⑥　作：ハカラメ

注) ss初心者です！ 二次設定その他もろもろにご注意ください。
フェルグラさん(エクシーズじゃない方)の新デッキ、楽しみだなぁ～


前回のあらすじ、お話は再び女子会へ戻ります。


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フェリス「・・・と、いうわけなのニャ」

ルミナス「なるほど、そんな事があったんだ・・・」
フェリス「その後、ここでみんなと暮らしながら、たくさん修行して、ウォルフさんにもよく修行を手伝ってもらったり・・・ウォルフさんのお陰で、今のあたしがいるのニャ。だから、その・・・す、すぅ・・好きッ、というか・・その・・・」ぷしゅ～

ライラ「・・・つまり、今話してるネコ語は、キャラ付けのためじゃなくて、ただの方言だったのね」
ルミナス「えぇっ？ 食いつく所そっち！？」
ライラ「あら、私はてっきりぶりっ子ぶっているのかと思ったわ～」
フェリス「そんな風に思ってたのニャ！？ ひどいニャア～！」
ライラ「冗談よ冗談、半分くらい(笑)」
フェリス「半分！？」


ライラ「なるほど・・・これで、答えが見えたわね」キラッ
ルミナス「！ なにかいい方法が見つかったの、ライラ！？」
フェリス「頼むニャ！ もう頼れるのはライラくらいしかいないニャ！」

ライラ「自分の気持ちを、素直に伝えなさい・・・」

フェリス「うん・・・って、普通ニャ！？」
ライラ「あら、普通じゃ嫌なの？ 告白するなら、面と向かって言うのが普通じゃないかしら？」
フェリス「いや、まぁ、その・・・」
ライラ「あらあら、フェリス。もしかして、フラれるのが怖いの？」
フェリス「！！！ う、うぅ～、だって～・・・」
ライラ「勇気を出さなければ、世界は変わらないわ。それに、ウォルフさんは多分、言葉で言わなきゃ伝わらないタイプだと思うし・・・」
ジェニス「・・・確かに、どちらかと言えば恋に鈍感な主人公タイプだものね。テンプレ乙・・・」

ライラ「とどのつまり、ここは王道一直線で、本人の前で『好きです！』って告白するのよ！」ビシッ！
フェリス「うぅ～・・・///」
ルミナス「・・・」
ギュッ
フェリス「！？」
ルミナス「大丈夫だよ、フェリスちゃん。あたしたちがついてるから。だから、勇気を出して・・・。ねっ？」
ライラ「私も、できる限りの策を練るわ。頑張りましょう、フェリス」
フェリス「・・・み、みんなぁ・・・！」(号泣)
ルミナス「うわわっ、な、泣かないでよ～！」(もらい泣き)
ライラ「ほらほら、泣くのは告白が成功した時にしましょう？ さ、作戦を練るわよ。私の部屋に集合！」(涙目)
ルミナス「了解！」
フェリス「了解ニャ！」


ライラ「と、いうわけで、緊急女子会これにて解散っ！！」


こうして、変態達が踊り狂い、最後は号泣するという、不可思議な女子会が、ここに閉幕した...


～～～


ルミナス「さっすがライラ！ ライトロード１の恋愛話好きというだけはあるね！ ていうか、ライラ１人でよかったんじゃないの？」
ライラ「まぁまぁ、いいじゃないの。女子会は人数が多いほうが楽しいしね」
フェリス「今度は、ライラの恋愛話も聞きたいニャ～！」
ライラ「・・・」
フェリス「あ、あれ？ ライラ・・・？」
ライラ「私は・・・よ」ボソッ
フェリス「？」

ライラ「私は、彼氏いない歴=年齢よ・・・」ボソッ

フェリス「・・・えぇっ！？！？ いつもあんなに恋愛の事ばっかりしゃべってるのにぃ！？」
ライラ「うるさいわね！ 私だって、私だって・・・うわあああぁぁぁんん！！！」
フェリス「ま、待つニャ、ライラ！ そっちは崖ニャアァ！？」
ルミナス (ライラ、強く生きて・・・)

ルミナス「そういえば、誰か忘れてるような・・・？」


～～～


シャイア「・・・う、う～ん？」パチッ
ジェニス「・・・あ、ようやく目が覚めたのね」
シャイア「あ、あれ、女子会は・・・？」
ジェニス「もう終わっちゃったわよ。完全に私たち忘れられてたけど・・・」
シャイア「まったくっ、せっかく私自ら参加してあげたのに！」プンプン
ジェニス「・・・」

ジェニス「・・・私は、さっきのあなたの意見には、到底賛成できないわ」
シャイア「でしょうね。あなたと私とじゃ、見ている世界が違うのよ。分かり合えるわけないわ！」
ジェニス「・・・いや、１つだけ分かったことがある」
シャイア「？」

ジェニス「誰かを心から愛し、支えてあげたいと思うその気持ちは、どちらも同じなんだな・・・って」

シャイア「！！」
ジェニス「あなたの意見には賛成できないけど、あなたの事、応援してるわ」
シャイア「・・・ふ、ふんっ！ べ、別に、あなたに応援されなくたって、私はこの愛を貫くわ！」
ジェニス「ふっ、クレイジーサイコレズでツンデレとか、属性盛りすぎワロタwww」
シャイア「・・・でも、あなたとは、仲良くなれそうな気がするわ」
ジェニス「奇遇ね、私もよ・・・」
ガシッ(固い握手)


ジェニス「あぁ、いけない！ もうこんな時間！ ガロス様がお風呂に入る時間だわ！ 残り湯の確保に行かなくちゃ・・・！」
シャイア「しまった、私もケルビム様の脱ぎたてのパンツをこっそり回収するという仕事が・・・！」
ジェニス「あぁ、ガロス様ぁ～！」ダッ
シャイア「あぁ、ケルビム様ぁ～！」ダダッ

キキーッ
ジェニス「・・・」クルッ
シャイア「・・・」クルッ


２人「さらば、愛深き戦友 (とも)よ！！！」


こうして今日ここに、『ライトロード変態同盟』が樹立したのであった・・・



第４６話に続く