第３８話 プリーストジェニスのお話③　作：ハカラメ

注) ss初心者です！ 二次設定その他もろもろにご注意ください。
実は、「ライトロードの(略)お話」の１つのテーマとして、「ルミナスが恋に気づくまで」というのを頭においてお話を作っていたりします。


前回のあらすじ、この世界には『愛』があふれている。


ガロス「・・・くだらないな」

ジェニス「！？」
ルミナス「ちょ、ちょっとガロス、何てこと言うのよ！」

ガロス「・・・と、俺も昔、親友に言われたよ。似たような悩みを口にしたらな」
ジェイン「・・・///」
ルミナス「あ、あれ？ ジェイン顔赤いよ？ どうしたn、ちょっ、痛い痛い！ 顔つねらないで～！！」

ガロス「墓地肥やしができなくても、ジェニスにしかできないことがたくさんあるじゃないか」
ジェニス「・・・私にしか、できないこと・・・？」
ガロス「そうだ。お前の効果はライフ回復効果だけじゃないだろ、バーン効果があるじゃないか。バーン効果を持っているライトロードは、お前だけじゃないか。８００がガンマンラインなら、５００はジェニスラインなんだよ」
ジェニス「・・・ジェニスライン・・・！」
ガロス「それに、攻撃力が３００だから、デブリドラゴンで吊り上げればすぐにランク４エクシーズが出せるじゃないか。ライトロードでデブリ対応の☆４はジェニス、お前だけだ」
ジェニス「・・・デブリ対応・・・！」
ガロス「さらにだ。守備力の高さは場持ちの良さだ。グラゴニスビート軸ライロでは、お前は貴重なリリース要因じゃないか」
ジェニス「・・・私が、デッキの要・・・！？」
ガロス「そうだ。それに、守備力２１００はサイドララインも止められるし、ライロでは比較的出しやすいエンシェントホーリーワイバーンの打点強化にも貢献できる・・・と、とある方がおっしゃっていたぞ」
ジェニス「・・・ありがとう、とある方・・・！」

ガロス「それにな・・・一人でやろうとしなくてもいいんだ。お前には、背中を任せられる友が、仲間が、こんなにもたくさんいるじゃないか」
ジェニス「・・・仲間・・・一人でやらなくても、いいの？」
ガロス「ああ、そうだ。もし、くじけそうになったり、傷つくことがあったとしても、その時は・・・」

ガロス「その時は、俺がお前を守ってやるぞ、ジェニス」(仲間として)
ジェニス「！！！」

ジェニス「・・・わ、私の事、ずっと、守ってくれる・・・の？」
ガロス「あぁ、もちろんだとも」(仲間として)
ジェニス「・・・」

ジェニス (ついに見つけた、私の王子様・・・！」)ピカーン！

ルミナス「うわっ！ ジェニスちゃんから光のオーラがっ！」
ジェニス「・・・分かった。私、がんばるわ！ さぁ、ルミナス、急いで行きましょう！！」
ダダダッ
ルミナス「わわわっ、ちょっと待ってよジェニスちゃ～ん！？」

ジェイン「・・・随分言うようになったじゃんか、ガロス」
ガロス「・・・お前のおかげさ、ジェイン」
ジェイン「ま、まあな、いいってことさ///」


その後、ジェニス達の活躍により、無事に森は浄化され、元の姿を取り戻した・・・のだが...

～～～

数日後...

ガロス「・・・」
ルミナス「・・・」
ジェイン「・・・な、なぁ、ガロス。あいつ、いつまでついてくるつもりなんだ・・・？」


ジェニス (ふふふ・・・やっと見つけた、私の事を愛してくれる、二次元じゃない王子様・・・ふふふ・・・ずっと私が、お傍で見守ります。あなたが私を一生守ってくれるように、私もあなたを・・・あぁ、ガロス様・・・ふふふ、ふふふ・・・」ズモモォ...


ルミナス「・・・なんか、またジェニスちゃんから変なオーラが・・・ちょっとピンク色のような？」
ジェイン「部屋から出るようにはなったけど、まさかずっと後ろを木の陰に隠れながらついてくるとはな・・・」
ルミナス「うん・・・多分本人はバレてないと思ってるみたいだけどね」
ジェイン「まぁ、よかったな、ガロス。これも１つの愛の形さ。告ったんだから、責任ちゃんととってやれよな～プププッ」ニヤニヤ
ガロス「お、俺はそんな意味で言ったんじゃな～～いっ！！！」


ルミナス「愛・・・か」

ルミナス (この前のライラの話が本当なら、フェリスちゃんも・・・)


ルミナス「・・・恋とか愛とか、やっぱり私には、よく分かんないや・・・」




プリーストジェニスのお話、完

第３９話に続く