第五十話　三人への試練②　～イリア編～　作：怪盗七夜月

・デュエルアカデミアに着いた咲夜達は、ヨハンから入学試練を与えられる。3人はそれを受けることにする。最初はイリア⋯⋯咲夜達は観客席で見守る事となった


《決闘！》　　(イリアLP4000VSαLP4000)

イ「私のターン！手札から「ゴブリントバーグ」召喚！効果で手札から「トリオンの蠱惑魔」を特殊召喚！」

有「☆4が2体⋯⋯」

イ「私はこの2体でオーバーレイ！エクシーズ召喚！★4、Emトラピーズ・マジシャン！」

α「ほう⋯⋯」

イ「私はこれでターンエンド⋯」

α「俺のターン、ドロー！手札から「テラ・フォーミング」発動！デッキからフィールド魔法1枚を手札に加える！俺が加えるのは「チキンレース」！」

咲「「チキンレース」⋯⋯ドローが狙いか⋯⋯？」

α「そして発動！効果でLPコスト1000払い、デッキから1枚ドロー！」(αLP4000➡3000)

蓮「このデュエルはLP4000⋯⋯闇雲にLPを削ってまでドローなんて何かあるんでしょうかね⋯⋯？」

α「さらに手札からフィールド魔法『疑似空間』発動！このカードは墓地のフィールド魔法1枚を除外し、
　その効果を得る！無論、「チキンレース」の効果を使用！同じくカードをドロー！」(αLP3000➡2000)

α「手札からもう1枚の「チキンレースを」使用⋯⋯同じ効果を使用！」(αLP2000➡1000)

ル「自分からLPを削って自分から不利になってるじゃん！」

α「俺は4枚のカードを伏せてターン終了」

イ「私のターン、ドロー！私は手札から魔法カード「フォトン・コネクション」発動！このカードは
　手札1枚を捨て、デッキから同名モンスター3体を手札に加える！加えるのは「デイブレーカー」！」

咲「そのカードは⋯⋯」

イ「そして召喚！効果で同名カードを特殊召喚できる！」

α「リバース罠、発動！「スキルドレイン」！場のモンスター効果をすべて無効化する！」」

イ「まだよ！「薄盾の暴走召喚」発動！守備力又は攻撃力0のモンスターを可能な限り特殊召喚する！」

α「⋯⋯」

イ「私は3体の「デイブレーカー」でオーバーレイ！エクシーズ召喚！★4星守の騎士プトレマイオス！」

α「出すのは構わんが効果は使えんぞ？」

イ「バトル！「トラピーズマジシャン」で直接攻撃！」

咲「これが決まれば勝ちだ！」

亜「いや、この攻撃では勝てない⋯⋯！」
その直後攻撃が当たる。

α「「チキンレース」の効果！LPが少ないプレイヤーのダメージを0にする⋯⋯」

イ「私も「チキンレース」の効果を使わせて貰うわ⋯⋯カードをドロー！」(イリアLP4000➡3000)

咲「受けるダメージ0って⋯⋯ダメージ受けないんじゃ⋯⋯」

亜「(さあ⋯⋯どう動く⋯⋯？)」

イ「カードを1枚伏せてターンエンド」

α「私のターン、ドロー！手札から「ダブル・サイクロン」発動。場の2枚のバックを破壊する。俺が破壊するのは相手の伏せカードと「スキルドレイン！」」

蓮「自分の場を破壊しに来ましたか⋯⋯」

α「そして「チキンレース」を破壊し、手札から「カース・ネクロマンサー」を特殊召喚！」

咲「攻撃力0を攻撃表示で！？」

α「カードを1枚伏せ、ターン終了！」

イ「私のターン、ドロー！「プトレマイオス」効果発動！素材を3つ取り除き、、★が1つ高いXモンスターを
　　特殊召喚する。★5、サイバー・ドラゴン・ノヴァ！さらに★6、サイバー・ドラゴン・インフィニティ！」

α「「カース・ネクロマンサー」効果発動！デッキから魔法か罠1枚を墓地に送ることで
　　その効果を使用できる！墓地に送るのは「奈落の落とし穴」！」

イ「『インフィニティ』の効果発動ターンに1回、効果の発動を無効にし、破壊する！さらに速攻魔法 「簡易式罠仕掛け」！このターン中、「トラピーズマジシャン」 の効果を無効にする！」

咲「でも、これで勝てる！」

亜「(「カース・ネクロマンサー」の破壊時能力⋯⋯それは、手札からの罠の発動が
1枚だけ可能になる能力⋯⋯！)」

イ「「インフィニティ」の攻撃力は素材の数×200上がる！よって攻撃力は2500！
　　バトル！「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」で直接攻撃！」

イリアが宣言した瞬間、αは少し笑っていた。イリアが「勝った！」と思い、
LP表を見るとαのLPが0になっていなかった。

イ「え⋯⋯？な、、なんで⋯⋯？」
取り乱すイリア。

蓮「なるほどね⋯⋯」
端末を見ていた蓮は気付いたようだ。するとイリアに呼びかける。

蓮「カース・ネクロマンサーには破壊された時にそのターン、1枚だけ手札からの罠の発動が出来る能力があります！」

イ「なんですって！？」

ル「え！？」

咲「そんな馬鹿な！」

イリアはαの場を見る。すると2枚の罠が発動されていた。

α「その通り。攻撃宣言時、手札から「魔法の筒」を発動し、「インフィニティ」の攻撃を
　　反射した。さらに伏せカード 「リフレクション・ショット」を発動した！」

有「⋯⋯モンスターの攻撃が無効になった時、そのモンスターのコントローラーは
　　攻撃モンスターの半分のダメージを受ける永続罠⋯⋯」

有希は静かに言った。

咲「受けるダメージは、3900⋯⋯！？」
するとタイミングよく攻撃が跳ね返ってくる。

イ「キャぁァ⋯⋯！！」(イリアLP3000➡0)

《勝者　α》


第五十一話へ続く