第五十二話　3人への試練～咲夜編～　作：怪盗七夜月

・デュエルアカデミア到着後、ヨハンが出した試練を受ける咲夜、イリア、ルカナ。2回戦はルカナ対β(仮)はなんとルカナが勝利した。最後は咲夜だが⋯⋯


蓮「最後は君ですね」

咲「うん！行ってくる！」
そう言った。

ヨ「それでは3回戦目⋯⋯始め！！」

《決闘！》　(昨夜LP4000VS γ LP4000)

咲「僕の先攻！(んな⋯⋯！なんだこのデッキは⋯⋯！)」

有「昨夜⋯⋯何かが変⋯⋯」

蓮「手札事故ですかね⋯⋯」

咲「⋯⋯手札をすべて伏せてターン終了⋯⋯！」

亜「手札ガン伏せ⋯⋯！(苦しいな⋯⋯)」

β 「僕のターン！モンスター無しなんて舐めないで！僕は手札から『マジェスペクター・キャット』を
　　召喚！ターン終了時、デッキから『マジェスペクター』カード1枚を手札に加える！加えるのは
　　『マジェスペクター・ラクーン』だ！ターン終了」

咲「ターン終了時！リバース『エンド・オブ・セブン』発動！このカードは相手がバトルフェイズを
　　行わなかった時、カードを7枚ドローする！」

γ 「んな馬鹿な⋯⋯！」
　咲夜は7枚のカードをドローする。

ル「でも⋯⋯」

有「次のターンから7ターンのドローフェイズをスキップする⋯⋯」

咲「僕のターン！カードを1枚伏せてターン終了！」

γ 「また伏せただけか！僕のターン！『マジェスペクター・ラクーン』召喚！効果でデッキから
　　『マジェスペクター・フロッグ』を手札に加える！カードを2枚伏せてターン終了！」

咲「僕のターン！(またか⋯⋯！)僕はターンエンド⋯⋯！」

イ「咲夜、モンスターが出ないなんて、運が悪いのかしら⋯⋯？」

有「(もしかして⋯⋯)」

γ 「僕のターン！『マジェスペクター・ラクーン』召喚！効果で『マジェスペクターユニコーン』を手札に加える！」

咲「⋯⋯！」

γ 「僕は2体の『ラクーン』でオーバーレイ！エクシーズ召喚！牙鮫帝シャーク・カイゼル！」

咲「素材1つをとってカウンターを増やしその数1つにつき1000攻撃力が上がるモンスター⋯⋯」

γ 「そうです！その効果を使用！攻撃力上昇！」(ATK1800矢➡2800)そして直接攻撃！

咲「リバース『一撃必殺！マキシマム・チャンス』発動！このカードは僕のデッキの一番上をめくり、
　　モンスター以外だったら攻撃モンスターのコントロールを得る！」

γ 「今度は運任せ⋯⋯！」
　昨夜はデッキトップをめくる。

咲「引いたのは罠カード『魂の吸収』！よって『シャーク・カイゼル』はもらった！捲ったカードは手札に加えるよ」

γ 「なに⋯⋯おみくじごときに負けた⋯！ターンエンド⋯！」７

咲「僕のターン！手札から『成金ゴブリン』2枚同時発動！」(γ LP4000➡6000)　５

γ 「⋯⋯ありがとさん」

咲「『シャーク・カイゼル』効果使用！そしてリバース『打ち出の小槌』発動！
　　手札を任意枚数デッキへ戻し、その枚数ドロー！僕は6枚全ての手札を戻す！」

咲夜はデッキから6枚ドローする。

咲「⋯⋯カードを1枚伏せてターン終了」

γ 「僕のターン！手札の『エキセントリック・デーモン』と『マジェスペクター・フォックス』でPスケールセット！
　P召喚！来い！僕のモンスター！」

イ「この状況でP召喚なんかされたら⋯⋯」

γ 「『マジェスペクター・フロッグ』、『マジェスペクター・ユニコーン』特殊召喚！
　　そして効果でデッキから『マジェスペクター・テンペスト』を手札に！」

咲「リバース『神の警告』発動！LPコスト2000を払い、その効果は無効だ！」

γ 「カウンター罠「マジェスペクター・テンペスト」発動！場の魔法使い族、風属性を生贄にし、その発動を無効にし、破壊！生贄は『キャット』！」

ル「カウンターのカウンターか！ややこしいよ！」

γ 「カードを1枚伏せてターンエンド」

咲「僕のターン！手札から『手札抹殺』！」

γ 「僕まで巻き込みやがって⋯⋯！」
　手札抹殺は互いにハンドを全部捨て、その枚数デッキから引く手札チェンジ魔法。

咲「さらにリバース『魂の吸収』発動！このカードは自分のLPを1000残し、モンスターの攻撃力に加算
　　する！対象は『シャーク・カイゼル』だ！！」

亜「なにやってんだ⋯⋯？やけになったか⋯⋯」(ATK3800➡4800、咲夜LP2000➡1000)

咲「僕はカードを4枚伏せてターンエンド！」

γ 「僕のターン！」

咲「リバース『マジカル・エクスプロージョン』！」

蓮「墓地の魔法×300を相手LPに与えるカードですね」

γ 「させない！罠発動！「マジェスペクター・テンペスト」！無効！」

咲「まだだ！速攻魔法「影生成」！僕の場に2体のトークンを生む！」

γ 「時間稼ぎ⋯⋯？」

咲「さらに！速攻魔法！『エネミー・コントローラー』！僕はトークン1体を生贄に、『シャーク・カイゼル』の
　　コントロールを相手に移す！」

亜「せっかく攻撃力上げたのに戻すのか？なに考えてるんだ！？」

咲「さらにリバースオープ『ハーピィの羽根帚』！相手のバックを全破壊する！」

γ 「破壊するのが遅かったな！こっちの勝ちだ！」

咲「その言葉⋯⋯だったらこうする！」

γ「⋯⋯！」

亜「⋯⋯！？」

ル「え⋯⋯？」

イ「なにを？」

蓮「ほう⋯⋯」

有「⋯⋯、、」

咲「ダブルリバース！1枚目、『破壊輪』、対象は『シャーク・カイゼル』！2枚目、『メテオプロミネンス！』」

γ 「バーンダメージか！これはさせない⋯⋯しまった！バックがない！手札にも⋯⋯」

咲「『破壊輪』は対象のモンスターを破壊しダメージを与える！『メテオプロミネンス』は相手に2000の
　　ダメージを与える！さらに、手札から『ダメージ・チェンジ』発動！受けるダメージの順番は同時になる！」

ル「ダメージは⋯⋯4800！」

γ ＆咲「うわぁぁぁぁ⋯⋯」

周りは煙に包まれ、2人は悲鳴を上げ、吹っ飛ぶ。

イ「咲夜！」

ル「咲夜！」

蓮「咲夜くん！」

有「⋯⋯」

亜「馬鹿な⋯⋯」

α「γ！」

β「γくん！」

ヨ「⋯⋯、、」

咲「ハァ⋯ハァ⋯⋯」(咲夜LP2000➡0)

γ 「ゲホ⋯⋯ゲホ⋯⋯」　(γ LP9000➡0)

2人は倒れたまま起き上がらない。皆はそれぞれのところへ向かった。
蓮、有希、亜蓮、イリア、ルカナは咲夜のもとへ。

蓮「咲夜くん！咲夜くん！」

イ「咲夜⋯！？」

ル「咲夜！！」

一方、α、β はγ のもとへ。

α 「おい！γ ！」

β 「ちょっと γ ⋯⋯？しっかりしてよ！！」

2人は起き上がるどころか目も覚まさない。さっきまでデュエルしてたあの2人が。

ヨ「決着はついた！2人を運んでくれ！急いで！」

ヨハンは叫んだ。


第五十三話へ続く