第二十八話　異次元初バトル！　作：怪盗七夜月

・クルト達は無事にゲートをくぐり、異世界に入ることができたが⋯

「景色綺麗ね！」
ルカナが興奮して言う。
「『モルガン』はすぐそこだからな」
翔にぃことカケルが言う。
「皆、デッキ管理しっかりしとけよ」
ジャックが言う。
「ん⋯？なんだあれ？」
洋館がある。そこにはバトルハウスと書いてある。
「あれはバトルハウス。要するに腕試しに最適な場所だ」
カケルが言う。
「行ってみようよ！」
クルトはそう言うと真っ先に走り出した。
「待ってよ！」
イリアが言った。

「広いわね～」
セレナが言う。
「ようこそ、バトルハウスへ！」
受付の人が言う。
「皆さんにご説明をさせていただきます。ここ、バトルハウスは、自分の実力を試す人たちが集まるところです。ここには冠位がありまして、勝ち進めると勝金が貰え、勝ち進める毎に位が上がり、負ける毎に下がるシステムになっております。デュエルの種類は、タッグデュエル、ハイデュエル、実体験デュエル、ＶＳ1デュエルなどがあります。」
と説明された。
「私タッグデュエルがしたい！」
ルカナが言う。
「皆様、最初の位は《アルトン》、女性は《アルトロン》です。それでは行ってらっしゃいませ！」
受付の人が言った。
「クルト、一緒にやろ！」
ルカナが抱き着いてきた。
「うん！やろっか！」
そう言った。相手はコンピューター。(以下ＣＯＭ１)

「決闘！」《ルカナ＆クルト　ＬＰ８０００ＶＳＣＯＭ　1ＬＰ８０００》

「ワタシのターン⋯カードを3枚伏せてターンヲシュウリョウ。」

「クルト、私から行かせて！」
ルカナは言った。クルトは頷いた。
「私のターン！手札の『月光黒羊』を捨てて、デッキから『融合』を手札に加える！そして『月光白兎』を召喚！効果で墓地の『月光黒羊』を特殊召喚！私はこの2体でオーバーレイネットワークを構築！」
　「小さな獣たちよ、今ここに交わりて新たな力へ新参せよ！エクシーズ召喚！月光白虎！」
「『月光白虎』の攻撃力は手札×300アップする。」(ATK1500➡2700)

「罠ハツドウ、『手札断殺』⋯互い二手札ヲ2枚ズツ捨テ、2枚ドロースル⋯」
「サラニ罠ハツドウ、『手札即殺』⋯相手ノ手札ガ増エタ時、ソノプレイヤーハ、手札ヲ1枚捨テル⋯」

「ハンデスか⋯⋯」
二人は2枚の手札交換をし、1枚捨てた。(月光白虎ATK2700➡2400)
「私はこれでターン終了よ」

「僕のターン！(この手札なら⋯！)僕は『ゴブリンドバーグ』を召喚し、効果で『ロード・シンクロン』を特殊召喚！僕は☆4のゴブリンドバーグに☆4のロード・シンクロンをチューニング！」

「罠ハツドウ、『召集召喚』⋯コノカードハ相手ガモンスターヲ特殊召喚シタ時、そのモンスタート同名モンスターヲ守備表示デ特殊召喚スル。サラニ、コノターン、相手ハ特殊召喚ガ出来ナイ。」

「!召喚封じ⋯これでターン終了だ」

「エンド時、『召集召喚』ノ効果ハ切レ、『ロード・シンクロン』は持ち主ノデッキニ戻ル⋯」

「ロックデッキね⋯苦しい状況だわ⋯」
イリアが言う。

COM1の罠に苦戦を強いられる二人。デュエルの行方は⋯⋯!?


第二十九話へ続く