第四話　融合VS融合　青眼VS月光　作：怪盗七夜月

＜振り返り＞
・イリアとクルトは古びた洋館を見つけ、そこで休むことにしたが、食事中突如現れた何者かによって食事のパンを盗まれてしまう。クルトは追っかけて盗んだ娘とデュエルで決着をつけることになる。
・クルトの場　『青き眼の乙女』　手札5枚　墓地　トレード・イン　青眼の白龍
・相手の場　『月光舞猫姫』『ガチガチガンテツ』手札2枚　墓地　融合　月光紅狐


★☆それでは本編に⋯★☆

「バトル！『月光舞猫姫』で『青き眼の乙女』を攻撃！！攻撃宣言時、効果で100ダメージを与える。　(クルトLP4000➡3900)」

「『青き眼の乙女』の効果発動。ターンに1回、このカードへの攻撃を無効にする。そして表示形式を守備表示に変更しデッキから『青眼の白龍』を特殊召喚する。(ドラゴン族☆8　攻/守3000/2500)」

「ならば『月光舞猫姫』でもう一度攻撃！100ダメージを受けろ！(クルトLP3900➡3800)」

「⋯⋯」

「一枚伏せてターン終了。」

「僕のターン。速攻魔法『銀龍の咆哮』を発動。墓地の『青眼の白龍』を特殊召喚。さらに『青き眼の乙女』を再び召喚。速攻魔法『禁じられた清槍』を『青き眼の乙女』を対象に装備。さらに、対象に取られたことで『青き眼の乙女』の効果を発動！デッキから『青眼の白龍』を特殊召喚。」

「僕は手札から融合を発動！」

「融合だと！？まさか⋯」
「自分の場の『青眼の白龍』と手札の『沼地の魔神王』で融合！融合召喚！」
　「2つの青眼合わさりし時、進化を経て降臨せよ！『青眼の双爆裂龍』！！(ドラゴン族☆10　攻/守3000/2500)

「リバースオープン！『バウンス・ガード』！青眼の白龍を手札戻しに、このターン自分のモンスターはすべて戦闘破壊されない！」

「⋯では、『青眼の白龍』を見せることで『青眼の亜白龍』を手札から特殊召喚！(ドラゴン族☆8　攻/守3000/2500)」

「バトル！『青眼の双爆裂龍』で『月光舞猫姫』を攻撃！」

「しかし戦闘破壊はされない！」

「ダメージは受けてもらう。」(相手LP4000➡3800)

「⋯⁉『月光舞猫姫』が場から消えた⁉」

「『双爆裂龍』も2回攻撃できる。今度は『ガチガチガンテツ』に攻撃！」

「『ガチガチガンテツ』も墓地に行ってない⋯⁉」

「2体の『青眼の白龍』で攻撃。」

「キャー！！」(相手LP3800➡800➡0)

《勝者　クルト》

クルトは相手の方に寄ってしゃがむ。
「何をするんだ⋯売るのか？裸が見たいのか！？」
「そんなこったぁ興味ないから大丈夫。それより名は？」
「⋯そんな事言う義理はない。だが女であることは事実だ」
「そうかい」
そう言うと、クルトは娘に背を向け言った。
「乗れ」
娘は少し疑ったが、足を怪我してたので乗ることにした。
そういうことでクルトはイリアの元へと戻った。

～☆～★
「ごめん！遅くなった！」
「遅すぎ⋯！怖かったんだから！」
イリアは頬を膨らませて言った。
「ごめん。(ちょっとかわいい⋯)」
「イリア、こいつ治療してやってくれ、足、怪我してるみたいだから」
「良いわよ。ちょっと足見せてね。」
イリアはそう言って足を開く。
「これは捻挫かも。お嬢ちゃん、こうすると痛いかしら？」
そう言ってイリアは娘の足の関節を軽く押す。すると
「⋯！？痛ったぁぁい！！！！」
とあたり一面聞こえんばかりに叫んだ。
「やっぱり捻挫ね。」
イリアはいうと、娘の足を包帯でぐるぐる巻きにした。
「今日はゆっくり寝ようか」
とイリアが提案したので寝ることにした。


第五話に続く