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18.5話:憎悪 作:ドクダミ2号
ナナリア「ん・・・うぅ・・・。」
・・・何だか寝れない。やはり他人の家である訳だし、何より男と同棲というのが大きいのだろう。
ナナリア「・・・隣で翔が寝てるのか・・・。変な気分だ・・・。」
そんな時・・・
ピロピロピロ・・・
ナナリア「ん?アラームか?こんな時間に?」
壁に耳を当て、集中してみる。すると・・・
翔「・・・ふぁい。もひもひ?」
・・・どうやら電話だったようだ。でも何故この時間帯に電話が?
翔「ふぁい。ふぁい。ふぇ?今?・・・良いよ。どこ?へ?近くの公園に?・・・分かった。今行く・・・。」
ナナリア(誰かと会う約束でもしたのか?よく分からないが・・・あとを追ってみるか。)
・
・
・
・
翔の家の近くに広めの公園があった。公園といっても遊具のない、野原が広がってるだけだが・・・。
翔「・・・確かこの辺にいるとか言っていたが・・・。あっ。いた。」
そこにいたのはピンクの髪の毛でだいぶつり目の女の子。・・・見たことがあるな。確か、リミットチェッカーズのアジトで監禁されてた所を翔が助けに来た子か・・・。確か名前は・・・ツン?いや、ツァンだったか?
・・・まぁいい。とにかくどうしてこんな時間に・・・。
翔「話って何だよ?こんな時間に呼び出すんだ。重要な事なんだろうな。」
ツァン「・・・。」
女の子の方は黙っている。・・・いや、違う。何かを言おうとしてるが、伝えられないみたいだな・・・。
その瞬間。ツァンは普通じゃ考えられない行動に出た。
翔「うわっ!ツ・・・ツァン!?」
ツァンは翔に抱きついたのだ。涙目で・・・何かを訴えながら。
ナナリア「そうか・・・もしかして彼らは・・・。」
そういう関係なのか・・・?ナナリアはそう思った。途端に胸が締め付けられるような感覚に襲われた・・・。
ナナリア(苦しい・・・。何故?私は何故こんなに苦しんでいる?・・・いや、そういう事か・・・私は、私は・・・)
翔「ツァン!?一旦離れてくれ!・・・どうしたんだ?」
ツァン「・・・」
ツァンは相変わらず黙ったままだ。これじゃ何が何だか分からない。
しかし直後、ツァンが話し始めた。
ツァン「翔・・・。」
翔「・・・?」
ツァン「翔・・・ボクは・・・ボクは・・・!」
翔「ツァン・・・?」
するとツァンはもう一度抱きつき、耳元で囁いた。
翔「・・・!ツァン・・・お前・・・。」
ツァン「ごめん・・・でも・・・!」
・・・これが一昔前の俺だったらどんなに嬉しかっただろう。ツァンがいきなり抱擁して来た時点でぶっ倒れてるかもしれんが。しかし・・・今の俺は・・・!
ツァン「・・・翔?」
翔「・・・ごめん。」
ツァン「・・・え?」
翔「ごめんって言った。お願いだ、もう・・・!」
ツァン「ど・・・どうして?だって翔は・・・!」
翔「あくまで昔はだろ?・・・今はそんな気持ち・・・消えてんだよ。」
ツァン「そんな・・・!」
翔「その気持ちは・・・激しい憎悪の中に・・・消えていった。って言うか憎悪だけで消えるなんてさ、本物って言える?」
ツァン「・・・」
翔「・・・ごめん。勇気出して来てくれたのは嬉しいけど・・・ごめん。」
ツァン「分かった・・・ボク、帰るね。」
翔「・・・気を付けて帰れよ。」
ナナリア「・・・翔。」
翔「・・・いたのか。ハハッ最低だよな俺。まじ最低だ。俺は・・・!」
翔は今にも泣きそうだった。でも涙は見せない。
ナナリア「翔。お前は自分の気持ちをはっきり伝えただけだ!何も気に病む事は・・・!」
翔「お前に俺の何が分かる?」
ナナリア「・・・!」
この言葉はいつか私が翔に言った言葉だった。・・・何も言い返す事は出来なかった。
・・・私にできる事があるとすれば・・・!
翔「・・・!ナナリア・・・?」
私はそっと翔を抱きしめた。
ナナリア「何も分からないさ。だからって泣きそうな奴を放っておく事はできない。・・・山崎って子から聞いたよ。」
翔「・・・何を?」
ナナリア「お前、妹が死んでから泣いてないんだってな。少なくとも人前で涙を見せなくなったって。」
翔「・・・あいつ。余計な事を!」
ナナリア「泣きたいなら泣け!そうする事で変わる事だってある!」
翔「ナナリア・・・。」
ナナリア「お前の気持ち・・・受け止めてやるから・・・!泣いてくれ!」
翔「・・・。」
次第に翔から涙が流れて来た。
翔「あ・・・あぁ!あああ!う、うぅ!あああぁぁぁ!!うあぁぁ・・・」
・
・
・
・
・
ナナリア「・・・落ち着いたか?」
翔「・・・おかげさまで。」
ナナリア「なら良かった。・・・帰ろう。」
翔「・・・あぁ。」
・・・そして物語は春へ!
・・・何だか寝れない。やはり他人の家である訳だし、何より男と同棲というのが大きいのだろう。
ナナリア「・・・隣で翔が寝てるのか・・・。変な気分だ・・・。」
そんな時・・・
ピロピロピロ・・・
ナナリア「ん?アラームか?こんな時間に?」
壁に耳を当て、集中してみる。すると・・・
翔「・・・ふぁい。もひもひ?」
・・・どうやら電話だったようだ。でも何故この時間帯に電話が?
翔「ふぁい。ふぁい。ふぇ?今?・・・良いよ。どこ?へ?近くの公園に?・・・分かった。今行く・・・。」
ナナリア(誰かと会う約束でもしたのか?よく分からないが・・・あとを追ってみるか。)
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翔の家の近くに広めの公園があった。公園といっても遊具のない、野原が広がってるだけだが・・・。
翔「・・・確かこの辺にいるとか言っていたが・・・。あっ。いた。」
そこにいたのはピンクの髪の毛でだいぶつり目の女の子。・・・見たことがあるな。確か、リミットチェッカーズのアジトで監禁されてた所を翔が助けに来た子か・・・。確か名前は・・・ツン?いや、ツァンだったか?
・・・まぁいい。とにかくどうしてこんな時間に・・・。
翔「話って何だよ?こんな時間に呼び出すんだ。重要な事なんだろうな。」
ツァン「・・・。」
女の子の方は黙っている。・・・いや、違う。何かを言おうとしてるが、伝えられないみたいだな・・・。
その瞬間。ツァンは普通じゃ考えられない行動に出た。
翔「うわっ!ツ・・・ツァン!?」
ツァンは翔に抱きついたのだ。涙目で・・・何かを訴えながら。
ナナリア「そうか・・・もしかして彼らは・・・。」
そういう関係なのか・・・?ナナリアはそう思った。途端に胸が締め付けられるような感覚に襲われた・・・。
ナナリア(苦しい・・・。何故?私は何故こんなに苦しんでいる?・・・いや、そういう事か・・・私は、私は・・・)
翔「ツァン!?一旦離れてくれ!・・・どうしたんだ?」
ツァン「・・・」
ツァンは相変わらず黙ったままだ。これじゃ何が何だか分からない。
しかし直後、ツァンが話し始めた。
ツァン「翔・・・。」
翔「・・・?」
ツァン「翔・・・ボクは・・・ボクは・・・!」
翔「ツァン・・・?」
するとツァンはもう一度抱きつき、耳元で囁いた。
翔「・・・!ツァン・・・お前・・・。」
ツァン「ごめん・・・でも・・・!」
・・・これが一昔前の俺だったらどんなに嬉しかっただろう。ツァンがいきなり抱擁して来た時点でぶっ倒れてるかもしれんが。しかし・・・今の俺は・・・!
ツァン「・・・翔?」
翔「・・・ごめん。」
ツァン「・・・え?」
翔「ごめんって言った。お願いだ、もう・・・!」
ツァン「ど・・・どうして?だって翔は・・・!」
翔「あくまで昔はだろ?・・・今はそんな気持ち・・・消えてんだよ。」
ツァン「そんな・・・!」
翔「その気持ちは・・・激しい憎悪の中に・・・消えていった。って言うか憎悪だけで消えるなんてさ、本物って言える?」
ツァン「・・・」
翔「・・・ごめん。勇気出して来てくれたのは嬉しいけど・・・ごめん。」
ツァン「分かった・・・ボク、帰るね。」
翔「・・・気を付けて帰れよ。」
ナナリア「・・・翔。」
翔「・・・いたのか。ハハッ最低だよな俺。まじ最低だ。俺は・・・!」
翔は今にも泣きそうだった。でも涙は見せない。
ナナリア「翔。お前は自分の気持ちをはっきり伝えただけだ!何も気に病む事は・・・!」
翔「お前に俺の何が分かる?」
ナナリア「・・・!」
この言葉はいつか私が翔に言った言葉だった。・・・何も言い返す事は出来なかった。
・・・私にできる事があるとすれば・・・!
翔「・・・!ナナリア・・・?」
私はそっと翔を抱きしめた。
ナナリア「何も分からないさ。だからって泣きそうな奴を放っておく事はできない。・・・山崎って子から聞いたよ。」
翔「・・・何を?」
ナナリア「お前、妹が死んでから泣いてないんだってな。少なくとも人前で涙を見せなくなったって。」
翔「・・・あいつ。余計な事を!」
ナナリア「泣きたいなら泣け!そうする事で変わる事だってある!」
翔「ナナリア・・・。」
ナナリア「お前の気持ち・・・受け止めてやるから・・・!泣いてくれ!」
翔「・・・。」
次第に翔から涙が流れて来た。
翔「あ・・・あぁ!あああ!う、うぅ!あああぁぁぁ!!うあぁぁ・・・」
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ナナリア「・・・落ち着いたか?」
翔「・・・おかげさまで。」
ナナリア「なら良かった。・・・帰ろう。」
翔「・・・あぁ。」
・・・そして物語は春へ!
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