第8話:本気のデュエル　作：ドクダミ2号

先ほどの攻撃で吹き飛ばされ壁に叩きつけられた翔。再度立ち上がったものの、状況は劣勢だった。
講師「残念ですが、まだ一体攻撃が残ってますよ！起動重機パワショベル！」
パワショベルが猛突進して来る。防ぐ手立ては・・・無い。
翔「がぁぁ！！」
遊亜 翔LP2500→500
また吹き飛ばされる翔。余りの痛々しさに、クラスメイトは目を瞑る。
講師「ほらほらぁ！！どうしたんですかぁ！！？とても弱いですねぇ！！」
翔「黙ってろ！！耳障りだ！！」
強がってはいるが、正直シャレにならないぐらいヤバい。
講師「さて・・・メインフェイズ2！私はレベル5パワショベルにレベル5のブルドリルをチューニング！！」
翔「はぁ！？ブルドリルはレベル4だろが！！」
講師「ブルドリルはシンクロ素材になる時レベルを3〜5まで変えられる！」
まじか・・・！恐ろしいぞこれは！
講師「出でよ！！起動重機コンクリートブレイダー！！」
レベル10！恐らく奴の切り札だ！
講師「コンクリートブレイダーの効果発動！シンクロ召喚に成功した時、相手の場のカードの数×400ポイントダメージを与える！」
翔「俺の場は1枚！400ダメージか！」
コンクリートブレイダーから排気ガスが勢い良く出てくる。
遊亜 翔LP500→100
翔「チィッ！！煙たいんだよ！！」
もうこれ以上ダメージは受けられない！次のターンが山場だ！
講師「私はこれにて終了。ターンエンド」
翔「クッ！俺の・・・ターーッン！！」
引いたカードは・・・魔法石の採掘場！良いのを引いた！
翔「俺は魔法石の採掘場を発動する！手札を2枚捨て、デッキから通常魔法カードもしくはレベル4以下の魔法使い族モンスターを手札に加える！俺が手札に加えるのは・・・魔力掌握！」
講師「ふーん・・・そんなカードでどうするんですか？」
翔「ほざいてな！痛い目を見せてやる！俺は今捨てた上級魔導師セリカの効果発動！こいつが手札から墓地に捨てられた場合、特殊召喚する事が出来る！来いよ！セリカ！」
講師「ほう、レベル7ですか。面白いなー」
翔「上級魔導師セリカのもう一つの効果！手札の魔法使い族モンスター1体を通常召喚扱いで召喚する！来い！天使の魔術師ヴァナビーナス！」
講師「レベル7が2体・・・来ますね」
翔「俺はセリカとヴァナビーナスでオーバーレイネットワークを構築！反撃の引き金となれ！リベリオンマジシャン・ヴァルキュリア！」
講師「出ましたね・・・！！厄介なカードが！！」
・・・いま置かれてる状況にクラスメイトはざわめく。何しろ生で翔のエースカードを見た事がなかったのだ。
山崎「・・・始めてみるぜ・・・。あれがあいつの言うエースカード！」
翔「更に！装備魔法！魔術刀クレッセントブレードを発動！ヴァルキュリアに装備し、クレッセントブレードに魔法カウンターを1つ置く！装備したモンスターの攻撃力は魔法カウンターの数×500アップする！」
ヴァルキュリアATK2500→3000
翔「そして！魔法発動！魔力掌握！クレッセントブレードに魔法カウンターを1つ置き、デッキから魔力掌握を持ってくる！」
ヴァルキュリアATK3000→3500
講師「な・・・なにー！？」
翔「これでお前のコンクリートブレイダーの攻撃力を超えた！行け！ヴァルキュリア！ダークリベリオントリガー！！」
コンクリートブレイダーは大きな爆発を起こし撃沈した。
講師「ぬおぉぉ！！ガキがぁぁ！！」
講師LP4000→3500
翔「まだ俺は負けていない！！ターンエンド！！」
・・・次回へ続く