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第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」 作:イクス
第八話「知多泉、デュエルスタンバイ!」
「『BF-アーマード・ウィング』で、『イクスロードナイト・アルファ』を攻撃! ブラック・ハリケーン!」
「罠発動! 『和睦の使者』! これで戦闘ダメージは0になり、僕のモンスターは破壊されない!」
「やるね、そうくるか……」
遊太は、今日も今日とて大鴉と特訓をしている。遊太は、毎日課されるハードな特訓にもついていき、着実にデュエリストとしてレベルアップしていた。
そして、今日の課題を終えた遊太と大鴉。裏口で、大鴉と遊太は話していた。
「あー、今日の課題も辛かったなあ……」
「その割には、随分楽しそうじゃないかい? 今日の課題だってそう簡単なものじゃあなかったのに」
「う、うーん……やっぱり、デュエルは楽しいからね。数日前に始めたばかりの僕としては、デュエルを一回一回こなしていく度に、新しい発見や出会いがあったりなんかして……なんか、デュエルって良いなあ。楽しいなあって思っちゃったりなんかして」
「……」
「それに、大鴉は僕に何度もハイレベルなデュエルを指導してくれているでしょ? デュエルも突き詰めれば、ここまで凄くできるんだなあって、感心したよ!」
何の屈託もない笑顔を見せる遊太に対し、大鴉はこう考える。
(なるほどね……アイツが、ロベルトがあんなことを言う訳だ。この子は普通と違う。アイツはそれを理解した訳だ……)
「さて、遊太君。今日はこれまで。また明日、ここに来てね」
「はーい!」
そして翌日、遊太の友達の一人、知多泉はというと。
「さて……ネット対戦であらかたデュエルをしたはいいけど……ネット対戦じゃあ全然自分の実力が上がった気がしないじゃん! ネットゲームじゃ、どうしても作業的に進めないといけないから全然自分が強くなった気がしないじゃ~ん!」
パソコンの前で、頭をかきむしりながらそう騒ぐ知多。そして、知多はとある考えに行きつく。
「……やっぱり、デュエルは実際にやる方が良いに決まっているじゃん! 何で気づかなかったんだろ! じゃあデュエルしに行くじゃ~ん!」
その考えに行きついた知多は、早速デッキを持ってデュエルをしに行くことにした知多であった。
そして、デュエルができる場所についた知多。そこは、ゲームショップ烏間ではない、プラクサスシティのどこかのゲームショップ。そこには、大量のデュエルデスクとデュエリストがいた。
「さてさて……良いデュエリストはいないかじゃん? 出来るなら、強いデュエリストが良いけれど……」
しかし、人々はデュエルに熱中しており、知多に構っている余裕は無いようだった。
「うーむ……流石に、皆デュエルに忙しいみたいじゃん……?」
しかし、デュエルをするためには、こんな中からデュエルをする人を探さなければいけない。そして、知多が取った行動はというと……。
「デュエルが強い人、俺とデュエルしようじゃ~ん!」
そう言って、天高く人差し指を立てた知多。普通だったら、こんなことに付き合う人間はいないが……。
「おう! 俺が相手になってやるぜ!」
知多の前に現れたのは、目つきの鋭い、いかにも気が強そうな男の子。
「あ、お前誰?」
「俺の名前はデンスケ! このプラクサスで、チャンピオンの男だぜーっ!」
「何っ、チャンピオンだとお!?」
チャンピオン。デュエリストにとって、これほどまでのパワーワードがあるだろうか。それによって、知多は若干ビビるものの……。
「面白いじゃん! そのチャンピオンの実力、見せてみろじゃん!」
「おっしゃあ! チャンピオン・デンスケ様の実力、見せてやるぜえ!」
そうして、二人はデュエルすることになった!
「じゃあ、行くぜえ!」
「行ってやるじゃん!?」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
「先攻は、このデンスケ様からだぜ!」
1・デンスケのターン
「俺は手札から、『太陽電池メン』を攻撃表示で召喚!」(デンスケ手札5→4)
現れたのは、まるで太陽光発電に使われるパネルのようなモンスター。攻撃力は1500と、並程度だが。
「『太陽電池メン』のモンスター効果、召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから雷族モンスターを墓地へ送る。俺は『電池メン-単三型』を墓地へ送る」(デンスケ墓地0→1)
「そして俺は、リバースカードを1枚セットして、ターンエンド!」(デンスケ手札4→3)
デンスケ
ライフポイント8000
手札枚数枚
モンスター1体
(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚
2・知多のターン
(あのモンスター……見かけ以上にヤバそうな気がするぜ……でも、そんなことに屈する俺じゃあ無いぜ!)
「俺のターン、ドロー!」(知多手札5→6)
「俺は手札から、『竜の霊廟』を発動! デッキから、ドラゴン族モンスターを1体墓地へ送る。俺は『ヤマタの竜絵巻』を墓地へ送る。この時墓地へ送ったモンスターが通常モンスターだった時、もう1体墓地へ送ることができる。俺は更に、『ベビードラゴン』を墓地へ送る」(知多手札6→5)(知多墓地0→3)
「そして俺は、手札から『サファイア・ドラゴン』を攻撃表示で召喚!」(知多手札5→4)
現れたのは、サファイアの体を持つドラゴン! 攻撃力は1900と、レベル4にしては非常に高い。
「行くぜ! 俺は『サファイア・ドラゴン』で攻撃! サファイア・インパクト!」
青き炎が、デンスケのモンスターを直撃する! ダメージは受けるが……デンスケは意に介した様子は見られない。
「ヘッ、生憎。その程度のダメージ、気にしない気にしない!」(デンスケライフ8000→7600)(デンスケ墓地1→2)
「そうかよ。だったら俺は、カードを2枚伏せて、ターンエンド!」(知多手札4→2)
知多
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体
『サファイア・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力1900・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数3枚
除外されているカード0枚
3・デンスケのターン
「俺のターン、ドロー!」(デンスケ手札3→4)
「フン。へへっ、どうやらこのターンで終わっちまうみたいだぜ! 俺の勝ちだぜ!」
「何!? まだ3ターン目じゃん!? これこれだけで勝ち確定って、何考えているんだよ!?」
「まあ、見ていろって。俺は場から永続罠『リミット・リバース』を発動! 自分の墓地から、攻撃力1000以下のモンスターを特殊召喚する! 俺は、さっき墓地へ送った『電池メン-単三型』を特殊召喚する!」(デンスケ墓地2→1)
今度現れたのは、単三電池をモデルとしたモンスター。攻撃力は、0だが……。
「そして、俺は手札から速攻魔法『地獄の暴走召喚』を発動! 自分フィールドに、攻撃力1500以下のモンスターが特殊召喚された時、手札・デッキ・墓地から同名モンスターを攻撃表示で特殊召喚する! 俺は、『電池メン-単三型』2体を、デッキより特殊召喚!」(デンスケ手札4→3)(デンスケ墓地1→2)
デンスケの場に、電池メンが一気に3体も並ぶ。しかし……。
「『地獄の暴走召喚』でモンスターを特殊召喚した時、相手も場にいるモンスターと同名のモンスターを手札・デッキ・墓地から特殊召喚できる。ほら、やれよ」
「じゃあ、俺もデッキから『サファイア・ドラゴン』を2体特殊召喚する」
その結果、知多の場にもモンスターが特殊召喚される結果となった。
「どういうつもりだ? 俺もデッキから特殊召喚しても良いなんてよ……」
「へへっ、どうせおれから倒される相手にいう事は無し! 『電池メン-単三型』は、フィールド上に同名モンスターがいる時、その数だえ攻撃力を1000上げる! それが3体ってことは、攻撃力は3000にアップだぜい!」
「何!? 攻撃力3000のモンスターが3体も!?」
「そしてこれが……とっておきのダメ押しってやつだあ! 魔法カード『漏電』! コイツは俺の場に『電池メン』が3体以上いる時、相手フィールドのカードを全て破壊する!」(デンスケ手札3→2)(デンスケ墓地2→3)
「な、何い!? 俺のカードを、全て破壊するだってえ!?」
「へへへっ、お前のフィールドのカードが全て破壊され、俺の場には攻撃力3000のモンスターが3体並ぶ! これが俺様必殺の、ワンターン・キルコンボだぜい! 行けい! 電池メンズ!」
『電池メン-単三型』がバチバチと体から電気を出すと、三体集まったことで更に電気が増幅される! そして 、強烈な電撃が知多のフィールドを襲った!
「ぐあああっ!」(知多墓地3→8)
「そして、俺様の『電池メン-単三型』のダイレクトアタック! これで終わりだーっ!」
「ぐああああっ!」
がら空きになった知多のフィールドを、一気に攻め立てる電池メンズ! しかし……。
「うっ、く……」(知多ライフ8000→3500)
「な、何い!? どうしてライフが0になってないんだ!? 電池メンの攻撃は、確実に通ったはず……?」
「悪いな、俺はお前の『漏電』が発動された時、このカードを発動していたじゃん? 罠カード『ダメージ・ダイエット』。このカードの発動ターン、俺のうける全てのダメージは半分になるじゃん! これで、お前のワンターンキルは失敗に終わったじゃん!」
「ぐぬぬぬ……まさか、俺様のワンターン・キルコンボが防がれるとは……」
「さあ、次の一手は何なのかじゃん?」
「ぐぬぬぬ……俺は単三型をリリースして、『超電磁稼働ボルテックス・ドラゴン』を、アドバンス召喚!」(デンスケ手札2→1)(デンスケ墓地3→4)
電池をリリースして現れたのは、まるで電池を燃料として現れたドラゴン! 攻撃力は2400と、意外と低めだが……?
「これで、『電池メン-単三型』の攻撃力は2000になるが……ボルテックス・ドラゴンのモンスター効果発動! リリースした電池メンによって、様々な効果を得る! 単三型をリリースしたことで、コイツの攻撃力は1000ポイントアップの攻撃力3400にアップだ!」
「そして俺は、リバースカードを1枚セットして、ターンエンド!」(デンスケ手札0→1)
(こ、このカードは永続罠『携帯型バッテリー』……これで俺の墓地にある単三型と太陽電池を呼び出せば……まだ負けない! やってやるぜ!)
デンスケ
ライフポイント7600
手札枚数1枚
モンスター3体
『電池メン-単三型』×2(攻撃表示・攻撃力2000・レベル3)
『超電磁稼働ボルテックス・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力3400・レベル5)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
『携帯型バッテリー』(永続罠)
発動しているカード1枚
『リミット・リバース』(永続罠)
墓地の枚数3枚
除外されているカード0枚
(ぐぬぬ……ワンターン・キルには失敗したが、俺にはまだ何とかできるカードがある! これなら、まだ何とか……)
4・知多のターン
「俺のターン、ドロー!」(知多手札2→3)
「ここで俺は、永続罠『携帯型バッテリー』を発動! 自分の墓地から『電池メン』を2体特殊召喚する! 俺は『太陽電池メン』と『電池メン-単三型』を特殊召喚する! これで、単三型の攻撃力は3000に復活! 更に『太陽電池メン』の効果で自分の墓地に『電池メン-角型』を送る。どうだ! これで俺の場には攻撃力3000のモンスターが3体! かたやお前のフィールドにはカードが0枚! どうだ! これでお前は攻め込めないぜ!」
「むむむ……確かに、ちょっとキツイフィールドじゃん? そう簡単には突破できそうに無いじゃん?」
「けれど、まだ負けた訳じゃないじゃん! 俺は手札から、魔法カード『逆境の宝札』を発動! 相手フィールドに特殊召喚されたモンスターが存在し、俺の場にモンスターがいない時、デッキから2枚ドローできる!」(知多手札3→2→4)(知多墓地8→9)
まさしく逆境と言えるこの状況で、2枚ドローした知多。そして、その中にあったカードは……。
(おおっ、コイツは起死回生を狙える一つのカード! それに、これなら俺のエースであるアイツが呼べるじゃん!)
「行くじゃん! 俺は手札から魔法カード『予想GUY』を発動! 自分フィールドにモンスターがいない時、デッキからレベル4以下の通常モンスターを特殊召喚できる! 俺は、レベル2の『プチリュウ』を、守備表示で特殊召喚!」(知多手札4→3)(知多墓地9→10)
見た目可愛らしいちっちゃなドラゴン、守備力は700だが、これでは終わらない。
「更に俺は、チューナーモンスター『ウィンドスター・ドラッティ』を攻撃表示で召喚!」(知多手札3→2)
そして現れたのは、流線形のフォルムを持つドラゴン。攻撃力は100でレベルは1。
「このモンスターは召喚に成功した時、墓地に存在するレベル4以下の風属性モンスターの効果を無効にして、守備表示で特殊召喚する! 俺は墓地にある風属性・レベル4の『サファイア・ドラゴン』を、特殊召喚!」(知多墓地10→9)
「何……チューナーモンスターだと!? まさか、お前それで……」
「その通りじゃん! 俺はレベル4の『サファイア・ドラゴン』とレベル2の『プチリュウ』に、レベル1の『ウィンドスター・ドラッティ』をチューニング! シンクロ召喚! 来い、俺のエースモンスター、レベル7『ウィンドスター・ドラゴン』!」(知多墓地9→12)
シンクロ召喚によって召喚されたモンスターは、流線形の鋭いフォルムを持った、風がそのままドラゴンになったようなモンスター! 攻撃力は2500と、平均的だが……?
「『ウィンドスター・ドラゴン』は、シンクロ召喚に成功した時、フィールドのカードを手札に戻すことができる。普通は1枚だけだが……このモンスターのシンクロ召喚に使用したモンスターが全て風属性だった時、この効果の後にチューナー以外のシンクロ素材にしたモンスターの数だけ、更に相手のカードを手札に戻せる! チューナー以外で使用したモンスターは2体! よって、合計3枚のカードを手札に戻せる!」
「何ーッ!?」
「俺は、お前の罠カード『携帯型バッテリー』を戻し、『電池メン-単三型』とボルテックス・ドラゴンを手札に戻す!」
「ぐ……くそ……『携帯型バッテリー』は、フィールドを離れた時効果を受けているモンスターを破壊しちまう……。だけど、手札に戻したからって、そうそう逆転はできないはずだ!」(デンスケ手札0→3)(デンスケ墓地3→5)
「ところが、そうでもないじゃん? 『ウィンドスター・ドラゴン』は、自身の効果でカードを手札に戻した時、手札に戻したカードの種類によって、違う効果を得られる! そのカードがモンスターだったなら、そのモンスターの攻撃力分ウィンドスターの攻撃力をアップする。魔法だったなら、攻撃時に相手は魔法・罠を発動できない。罠なら、このモンスターは2回攻撃できる!」
「何ーッ!?」
「『ウィンドスター・ドラゴン』が戻したのは、罠とモンスター! よって、ボルテックス・ドラゴンの攻撃力2400が『ウィンドスター・ドラゴン』に加わり、『ウィンドスター・ドラゴン』は2回攻撃できる!」(ウィンドスター・ドラゴン攻撃力2500→4900)
「お、俺の場のモンスターは、もう既に攻撃力1000の『電池メン-単三型』1体だけ……そして、向こうには攻撃力4900のモンスターがいる、っていうことは……!」
「そ、もう終わりってことじゃん? 行け、『ウィンドスター・ドラゴン』! 旋風のウィンドブレード! ダブル!」
鋭い烈風による一撃が、電池メンを切り裂き、更に直接攻撃がクリーンヒットした!
「ぐああああっ!」(デンスケライフ7600→3700→0)
「よっしゃー! 俺の、勝ちじゃ~ん!」
こうして、デュエルを勝利で終えた知多であったが、知多はデンスケに詰め寄っていた。
「おいお前……確かチャンピオンって言ってたよな? その割には、あまり強くはなかったじゃん? さっきのワンターン・キルコンボにはちょっと驚いたけど、ちょっと考えれば結構抜け道多いじゃん? ホントにお前、チャンピオンなのかじゃん?」
詰め寄られた知多に対し、デンスケはこう答える。
「そ、そんなことは無いぜ! 俺は確かにチャンピオンだぜ! 未来のな!」
「は、ハァ? 『未来』のぉ~?」
「ああ、当然だぜ! 俺は次の大会で、チャンピオンになるんだぜ!」
「ハイハイそーですか。んじゃ、俺は向こうに行くから、勝手に言ってろじゃん」
そう吐き捨てた後、知多はスタスタと何処かへ行った。
「あ、オイ待てー! もう一回デュエルしろおおお!」
デンスケのその言葉も意に介さず、知多他のデュエリストを探すことにした。
そして、その途中で知多は考える。
(でも、ああいう奴に対して、圧倒的な勝利を得ることが出来た! やっぱり、ネット対戦じゃこういう実感は得づらいじゃん? やっぱり、デュエルは実際にやってみないとダメじゃん!)
(それに、今のデュエルで俺はちょっぴりかもしれないけど、強くなっているってことがわかったじゃん!? けれど、皆はもっと強くなっているかもしれないじゃん……?)
(皆、どれくらい強くなってくるのかな……でも、俺だって強くなって皆と対等に戦えるぐらいには強くならないとな!)
「よーし! 頑張るじゃ~ん!」
知多がそう決意し、もっとデュエルの腕を磨くことを決意した時、遊太、真薄、菊姫はというと。
「行くよ、遊太君」
「はい、今日もよろしくお願いします!」
「よっしゃあ! 勝利! よし、次行くよお前ら!」
「合点承知の助です、アネゴ!」
「ヒートブラストで、ダイレクトアタック!」
彼らもまた、デュエルの腕を磨くのに精一杯頑張っているのであった。
第八話。終わり。
「『BF-アーマード・ウィング』で、『イクスロードナイト・アルファ』を攻撃! ブラック・ハリケーン!」
「罠発動! 『和睦の使者』! これで戦闘ダメージは0になり、僕のモンスターは破壊されない!」
「やるね、そうくるか……」
遊太は、今日も今日とて大鴉と特訓をしている。遊太は、毎日課されるハードな特訓にもついていき、着実にデュエリストとしてレベルアップしていた。
そして、今日の課題を終えた遊太と大鴉。裏口で、大鴉と遊太は話していた。
「あー、今日の課題も辛かったなあ……」
「その割には、随分楽しそうじゃないかい? 今日の課題だってそう簡単なものじゃあなかったのに」
「う、うーん……やっぱり、デュエルは楽しいからね。数日前に始めたばかりの僕としては、デュエルを一回一回こなしていく度に、新しい発見や出会いがあったりなんかして……なんか、デュエルって良いなあ。楽しいなあって思っちゃったりなんかして」
「……」
「それに、大鴉は僕に何度もハイレベルなデュエルを指導してくれているでしょ? デュエルも突き詰めれば、ここまで凄くできるんだなあって、感心したよ!」
何の屈託もない笑顔を見せる遊太に対し、大鴉はこう考える。
(なるほどね……アイツが、ロベルトがあんなことを言う訳だ。この子は普通と違う。アイツはそれを理解した訳だ……)
「さて、遊太君。今日はこれまで。また明日、ここに来てね」
「はーい!」
そして翌日、遊太の友達の一人、知多泉はというと。
「さて……ネット対戦であらかたデュエルをしたはいいけど……ネット対戦じゃあ全然自分の実力が上がった気がしないじゃん! ネットゲームじゃ、どうしても作業的に進めないといけないから全然自分が強くなった気がしないじゃ~ん!」
パソコンの前で、頭をかきむしりながらそう騒ぐ知多。そして、知多はとある考えに行きつく。
「……やっぱり、デュエルは実際にやる方が良いに決まっているじゃん! 何で気づかなかったんだろ! じゃあデュエルしに行くじゃ~ん!」
その考えに行きついた知多は、早速デッキを持ってデュエルをしに行くことにした知多であった。
そして、デュエルができる場所についた知多。そこは、ゲームショップ烏間ではない、プラクサスシティのどこかのゲームショップ。そこには、大量のデュエルデスクとデュエリストがいた。
「さてさて……良いデュエリストはいないかじゃん? 出来るなら、強いデュエリストが良いけれど……」
しかし、人々はデュエルに熱中しており、知多に構っている余裕は無いようだった。
「うーむ……流石に、皆デュエルに忙しいみたいじゃん……?」
しかし、デュエルをするためには、こんな中からデュエルをする人を探さなければいけない。そして、知多が取った行動はというと……。
「デュエルが強い人、俺とデュエルしようじゃ~ん!」
そう言って、天高く人差し指を立てた知多。普通だったら、こんなことに付き合う人間はいないが……。
「おう! 俺が相手になってやるぜ!」
知多の前に現れたのは、目つきの鋭い、いかにも気が強そうな男の子。
「あ、お前誰?」
「俺の名前はデンスケ! このプラクサスで、チャンピオンの男だぜーっ!」
「何っ、チャンピオンだとお!?」
チャンピオン。デュエリストにとって、これほどまでのパワーワードがあるだろうか。それによって、知多は若干ビビるものの……。
「面白いじゃん! そのチャンピオンの実力、見せてみろじゃん!」
「おっしゃあ! チャンピオン・デンスケ様の実力、見せてやるぜえ!」
そうして、二人はデュエルすることになった!
「じゃあ、行くぜえ!」
「行ってやるじゃん!?」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
「先攻は、このデンスケ様からだぜ!」
1・デンスケのターン
「俺は手札から、『太陽電池メン』を攻撃表示で召喚!」(デンスケ手札5→4)
現れたのは、まるで太陽光発電に使われるパネルのようなモンスター。攻撃力は1500と、並程度だが。
「『太陽電池メン』のモンスター効果、召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから雷族モンスターを墓地へ送る。俺は『電池メン-単三型』を墓地へ送る」(デンスケ墓地0→1)
「そして俺は、リバースカードを1枚セットして、ターンエンド!」(デンスケ手札4→3)
デンスケ
ライフポイント8000
手札枚数枚
モンスター1体
(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚
2・知多のターン
(あのモンスター……見かけ以上にヤバそうな気がするぜ……でも、そんなことに屈する俺じゃあ無いぜ!)
「俺のターン、ドロー!」(知多手札5→6)
「俺は手札から、『竜の霊廟』を発動! デッキから、ドラゴン族モンスターを1体墓地へ送る。俺は『ヤマタの竜絵巻』を墓地へ送る。この時墓地へ送ったモンスターが通常モンスターだった時、もう1体墓地へ送ることができる。俺は更に、『ベビードラゴン』を墓地へ送る」(知多手札6→5)(知多墓地0→3)
「そして俺は、手札から『サファイア・ドラゴン』を攻撃表示で召喚!」(知多手札5→4)
現れたのは、サファイアの体を持つドラゴン! 攻撃力は1900と、レベル4にしては非常に高い。
「行くぜ! 俺は『サファイア・ドラゴン』で攻撃! サファイア・インパクト!」
青き炎が、デンスケのモンスターを直撃する! ダメージは受けるが……デンスケは意に介した様子は見られない。
「ヘッ、生憎。その程度のダメージ、気にしない気にしない!」(デンスケライフ8000→7600)(デンスケ墓地1→2)
「そうかよ。だったら俺は、カードを2枚伏せて、ターンエンド!」(知多手札4→2)
知多
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体
『サファイア・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力1900・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数3枚
除外されているカード0枚
3・デンスケのターン
「俺のターン、ドロー!」(デンスケ手札3→4)
「フン。へへっ、どうやらこのターンで終わっちまうみたいだぜ! 俺の勝ちだぜ!」
「何!? まだ3ターン目じゃん!? これこれだけで勝ち確定って、何考えているんだよ!?」
「まあ、見ていろって。俺は場から永続罠『リミット・リバース』を発動! 自分の墓地から、攻撃力1000以下のモンスターを特殊召喚する! 俺は、さっき墓地へ送った『電池メン-単三型』を特殊召喚する!」(デンスケ墓地2→1)
今度現れたのは、単三電池をモデルとしたモンスター。攻撃力は、0だが……。
「そして、俺は手札から速攻魔法『地獄の暴走召喚』を発動! 自分フィールドに、攻撃力1500以下のモンスターが特殊召喚された時、手札・デッキ・墓地から同名モンスターを攻撃表示で特殊召喚する! 俺は、『電池メン-単三型』2体を、デッキより特殊召喚!」(デンスケ手札4→3)(デンスケ墓地1→2)
デンスケの場に、電池メンが一気に3体も並ぶ。しかし……。
「『地獄の暴走召喚』でモンスターを特殊召喚した時、相手も場にいるモンスターと同名のモンスターを手札・デッキ・墓地から特殊召喚できる。ほら、やれよ」
「じゃあ、俺もデッキから『サファイア・ドラゴン』を2体特殊召喚する」
その結果、知多の場にもモンスターが特殊召喚される結果となった。
「どういうつもりだ? 俺もデッキから特殊召喚しても良いなんてよ……」
「へへっ、どうせおれから倒される相手にいう事は無し! 『電池メン-単三型』は、フィールド上に同名モンスターがいる時、その数だえ攻撃力を1000上げる! それが3体ってことは、攻撃力は3000にアップだぜい!」
「何!? 攻撃力3000のモンスターが3体も!?」
「そしてこれが……とっておきのダメ押しってやつだあ! 魔法カード『漏電』! コイツは俺の場に『電池メン』が3体以上いる時、相手フィールドのカードを全て破壊する!」(デンスケ手札3→2)(デンスケ墓地2→3)
「な、何い!? 俺のカードを、全て破壊するだってえ!?」
「へへへっ、お前のフィールドのカードが全て破壊され、俺の場には攻撃力3000のモンスターが3体並ぶ! これが俺様必殺の、ワンターン・キルコンボだぜい! 行けい! 電池メンズ!」
『電池メン-単三型』がバチバチと体から電気を出すと、三体集まったことで更に電気が増幅される! そして 、強烈な電撃が知多のフィールドを襲った!
「ぐあああっ!」(知多墓地3→8)
「そして、俺様の『電池メン-単三型』のダイレクトアタック! これで終わりだーっ!」
「ぐああああっ!」
がら空きになった知多のフィールドを、一気に攻め立てる電池メンズ! しかし……。
「うっ、く……」(知多ライフ8000→3500)
「な、何い!? どうしてライフが0になってないんだ!? 電池メンの攻撃は、確実に通ったはず……?」
「悪いな、俺はお前の『漏電』が発動された時、このカードを発動していたじゃん? 罠カード『ダメージ・ダイエット』。このカードの発動ターン、俺のうける全てのダメージは半分になるじゃん! これで、お前のワンターンキルは失敗に終わったじゃん!」
「ぐぬぬぬ……まさか、俺様のワンターン・キルコンボが防がれるとは……」
「さあ、次の一手は何なのかじゃん?」
「ぐぬぬぬ……俺は単三型をリリースして、『超電磁稼働ボルテックス・ドラゴン』を、アドバンス召喚!」(デンスケ手札2→1)(デンスケ墓地3→4)
電池をリリースして現れたのは、まるで電池を燃料として現れたドラゴン! 攻撃力は2400と、意外と低めだが……?
「これで、『電池メン-単三型』の攻撃力は2000になるが……ボルテックス・ドラゴンのモンスター効果発動! リリースした電池メンによって、様々な効果を得る! 単三型をリリースしたことで、コイツの攻撃力は1000ポイントアップの攻撃力3400にアップだ!」
「そして俺は、リバースカードを1枚セットして、ターンエンド!」(デンスケ手札0→1)
(こ、このカードは永続罠『携帯型バッテリー』……これで俺の墓地にある単三型と太陽電池を呼び出せば……まだ負けない! やってやるぜ!)
デンスケ
ライフポイント7600
手札枚数1枚
モンスター3体
『電池メン-単三型』×2(攻撃表示・攻撃力2000・レベル3)
『超電磁稼働ボルテックス・ドラゴン』(攻撃表示・攻撃力3400・レベル5)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
『携帯型バッテリー』(永続罠)
発動しているカード1枚
『リミット・リバース』(永続罠)
墓地の枚数3枚
除外されているカード0枚
(ぐぬぬ……ワンターン・キルには失敗したが、俺にはまだ何とかできるカードがある! これなら、まだ何とか……)
4・知多のターン
「俺のターン、ドロー!」(知多手札2→3)
「ここで俺は、永続罠『携帯型バッテリー』を発動! 自分の墓地から『電池メン』を2体特殊召喚する! 俺は『太陽電池メン』と『電池メン-単三型』を特殊召喚する! これで、単三型の攻撃力は3000に復活! 更に『太陽電池メン』の効果で自分の墓地に『電池メン-角型』を送る。どうだ! これで俺の場には攻撃力3000のモンスターが3体! かたやお前のフィールドにはカードが0枚! どうだ! これでお前は攻め込めないぜ!」
「むむむ……確かに、ちょっとキツイフィールドじゃん? そう簡単には突破できそうに無いじゃん?」
「けれど、まだ負けた訳じゃないじゃん! 俺は手札から、魔法カード『逆境の宝札』を発動! 相手フィールドに特殊召喚されたモンスターが存在し、俺の場にモンスターがいない時、デッキから2枚ドローできる!」(知多手札3→2→4)(知多墓地8→9)
まさしく逆境と言えるこの状況で、2枚ドローした知多。そして、その中にあったカードは……。
(おおっ、コイツは起死回生を狙える一つのカード! それに、これなら俺のエースであるアイツが呼べるじゃん!)
「行くじゃん! 俺は手札から魔法カード『予想GUY』を発動! 自分フィールドにモンスターがいない時、デッキからレベル4以下の通常モンスターを特殊召喚できる! 俺は、レベル2の『プチリュウ』を、守備表示で特殊召喚!」(知多手札4→3)(知多墓地9→10)
見た目可愛らしいちっちゃなドラゴン、守備力は700だが、これでは終わらない。
「更に俺は、チューナーモンスター『ウィンドスター・ドラッティ』を攻撃表示で召喚!」(知多手札3→2)
そして現れたのは、流線形のフォルムを持つドラゴン。攻撃力は100でレベルは1。
「このモンスターは召喚に成功した時、墓地に存在するレベル4以下の風属性モンスターの効果を無効にして、守備表示で特殊召喚する! 俺は墓地にある風属性・レベル4の『サファイア・ドラゴン』を、特殊召喚!」(知多墓地10→9)
「何……チューナーモンスターだと!? まさか、お前それで……」
「その通りじゃん! 俺はレベル4の『サファイア・ドラゴン』とレベル2の『プチリュウ』に、レベル1の『ウィンドスター・ドラッティ』をチューニング! シンクロ召喚! 来い、俺のエースモンスター、レベル7『ウィンドスター・ドラゴン』!」(知多墓地9→12)
シンクロ召喚によって召喚されたモンスターは、流線形の鋭いフォルムを持った、風がそのままドラゴンになったようなモンスター! 攻撃力は2500と、平均的だが……?
「『ウィンドスター・ドラゴン』は、シンクロ召喚に成功した時、フィールドのカードを手札に戻すことができる。普通は1枚だけだが……このモンスターのシンクロ召喚に使用したモンスターが全て風属性だった時、この効果の後にチューナー以外のシンクロ素材にしたモンスターの数だけ、更に相手のカードを手札に戻せる! チューナー以外で使用したモンスターは2体! よって、合計3枚のカードを手札に戻せる!」
「何ーッ!?」
「俺は、お前の罠カード『携帯型バッテリー』を戻し、『電池メン-単三型』とボルテックス・ドラゴンを手札に戻す!」
「ぐ……くそ……『携帯型バッテリー』は、フィールドを離れた時効果を受けているモンスターを破壊しちまう……。だけど、手札に戻したからって、そうそう逆転はできないはずだ!」(デンスケ手札0→3)(デンスケ墓地3→5)
「ところが、そうでもないじゃん? 『ウィンドスター・ドラゴン』は、自身の効果でカードを手札に戻した時、手札に戻したカードの種類によって、違う効果を得られる! そのカードがモンスターだったなら、そのモンスターの攻撃力分ウィンドスターの攻撃力をアップする。魔法だったなら、攻撃時に相手は魔法・罠を発動できない。罠なら、このモンスターは2回攻撃できる!」
「何ーッ!?」
「『ウィンドスター・ドラゴン』が戻したのは、罠とモンスター! よって、ボルテックス・ドラゴンの攻撃力2400が『ウィンドスター・ドラゴン』に加わり、『ウィンドスター・ドラゴン』は2回攻撃できる!」(ウィンドスター・ドラゴン攻撃力2500→4900)
「お、俺の場のモンスターは、もう既に攻撃力1000の『電池メン-単三型』1体だけ……そして、向こうには攻撃力4900のモンスターがいる、っていうことは……!」
「そ、もう終わりってことじゃん? 行け、『ウィンドスター・ドラゴン』! 旋風のウィンドブレード! ダブル!」
鋭い烈風による一撃が、電池メンを切り裂き、更に直接攻撃がクリーンヒットした!
「ぐああああっ!」(デンスケライフ7600→3700→0)
「よっしゃー! 俺の、勝ちじゃ~ん!」
こうして、デュエルを勝利で終えた知多であったが、知多はデンスケに詰め寄っていた。
「おいお前……確かチャンピオンって言ってたよな? その割には、あまり強くはなかったじゃん? さっきのワンターン・キルコンボにはちょっと驚いたけど、ちょっと考えれば結構抜け道多いじゃん? ホントにお前、チャンピオンなのかじゃん?」
詰め寄られた知多に対し、デンスケはこう答える。
「そ、そんなことは無いぜ! 俺は確かにチャンピオンだぜ! 未来のな!」
「は、ハァ? 『未来』のぉ~?」
「ああ、当然だぜ! 俺は次の大会で、チャンピオンになるんだぜ!」
「ハイハイそーですか。んじゃ、俺は向こうに行くから、勝手に言ってろじゃん」
そう吐き捨てた後、知多はスタスタと何処かへ行った。
「あ、オイ待てー! もう一回デュエルしろおおお!」
デンスケのその言葉も意に介さず、知多他のデュエリストを探すことにした。
そして、その途中で知多は考える。
(でも、ああいう奴に対して、圧倒的な勝利を得ることが出来た! やっぱり、ネット対戦じゃこういう実感は得づらいじゃん? やっぱり、デュエルは実際にやってみないとダメじゃん!)
(それに、今のデュエルで俺はちょっぴりかもしれないけど、強くなっているってことがわかったじゃん!? けれど、皆はもっと強くなっているかもしれないじゃん……?)
(皆、どれくらい強くなってくるのかな……でも、俺だって強くなって皆と対等に戦えるぐらいには強くならないとな!)
「よーし! 頑張るじゃ~ん!」
知多がそう決意し、もっとデュエルの腕を磨くことを決意した時、遊太、真薄、菊姫はというと。
「行くよ、遊太君」
「はい、今日もよろしくお願いします!」
「よっしゃあ! 勝利! よし、次行くよお前ら!」
「合点承知の助です、アネゴ!」
「ヒートブラストで、ダイレクトアタック!」
彼らもまた、デュエルの腕を磨くのに精一杯頑張っているのであった。
第八話。終わり。
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