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10.灰 VS 灰 作:お野菜のデーモン
とりあえずキリのいいところまでやらないとスッキリしないと感じたので、恥ずかしながら戻って参りました。引退詐欺かな?
まぁ今の一章が終わったら今度こそ本当に居なくなります。
────────────────────────
あの晩から二日が経過した。
俺は今デュエルフィールドに立っている。
目の前には当然、今日の対戦相手である射堂の姿が。
「逃げずに来たか」
「こっちのセリフだ焦げカス野郎」
「……前から思ってたんだが、なんだよその、焦げカスって?」
「現状維持と雑魚専にしか能が無いヤツのために俺が考えたあだ名だよ。あぁ、今のお前にはピッタリな言葉だな大将?」
「……フン」
一応挑発はしてみたがあまり効果があるようには見えない。
まぁ、どうでもいいが。
お互い睨み合いながら定位置に着く。
「「デュエル!」」
阿笠
LP4000
射堂
LP4000
「俺の先行だ、『エビルナイツ・スケアクロウ』を召喚。そして直ぐに効果発動、スケアクロウをリリースして『エビルナイツ・マングル』を特殊召喚。更にマングルの効果でスケアクロウを墓地から特殊召喚する」
まずフィールドに現れ立つは赫い月に魅入られ変貌した異形の農夫、そしてその背後から這い出るは行き場の無くなった様々なモノ達の集合体。
片や両腕の代わりに生えた鎌と鋤を打ち鳴らし、片や腐敗した血肉を撒き散らしながらこちらを威嚇する。
「スケアクロウとマングルの2体でオーバーレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚。『ライトロード・セイント ミネルバ』」
そんな見るも恐ろしい2体を素材とし現れたのは、美しい意匠の成された法衣を身に纏った純白の天使と梟。彼女が杖を掲げれば射堂のデッキは光に包まれ、いくつかの闇の軍勢が墓地へと消えていく。
「さてさて……ちっ。カードを二……いや三枚伏せてターンエンド」
しかし墓地運はあまり良く無かったようで。
射堂は舌打ちしながらカードを三枚伏せてそのままターンエンド。
そして、俺のターン。
「デッキの『「守備」封じ』、『「攻撃」封じ』を墓地に送り、『シールウィッチ』を特殊召喚。更に『ミミクリボー』も効果で特殊召喚」
前回あまりいい所無く退場した呪符使いの少女と箱入り毛玉悪魔がフィールドに降り立つ。
今回こそは!とやる気満々な表情でフィールドに降り立ち、相手が女性(攻撃力は相手の方が上だが)と見るや否や勝ちを確信したかのように二人でハイタッチ。最低である。
「……ククク」
(……?なんだ……?)
「……『光の護封剣』『闇の護封剣』『炎の護封剣』、この三枚を墓地に送り『護封剣士ートリニティ』を特殊召喚、効果で『炎の護封剣』をコピー。お前の手札が五枚になるまで攻撃は封じられる」
射堂の不気味な含み笑いに多少の引っ掛かりを覚えつつ、続いてフィールドに降り立つは護封剣を操る剣士。今回の彼は炎の剣を選んだようで、トリニティがフィールドに剣を突き刺すと相手フィールドと自分フィールドの間に炎の障壁が出現する。
「……ははっ、罠カード発動『激流葬』!」
「な、しまっ……!」
しかし、その壁は自らの視点をも狭めていた。刹那フィールド上を覆い尽くす激流。
それは炎の壁を一瞬にして消し去り、相手フィールドのミネルバも巻き込んでモンスター達を飲み込んでいく。
水が全て引く頃にはフィールド上は完全に更地と化していた。
(……くそ、迂闊だった)
相手を少し舐めすぎていたのかもしれない。性根はどうあれ奴は腐ってもプロ。下手に動けば一気に負ける可能性だってある。
それならむしろこの程度のロスで済んで良かった。そう思い直し状況を組み立て直す。
「…『サンダー・ボルト』1枚、『ライトニング・ストーム』2枚、『ライトニング・ボルテックス』2枚を墓地に送り『電光の天雷竜』を特殊召喚。効果でライトニング・ストームをコピー。お前の魔法・罠を破壊する」
「『大革命返し』。その効果を無効にして除外する。消えろ!」
(っし、除外されたのは痛いが…取り敢えず妨害は吐かせた)
「…『無機融合』発動!墓地の護封剣三枚をデッキに戻し融合召喚、『エレメントキマイラ』!」
素材となった三種の剣を象った特徴を持つ魔獣が姿を現す。
前回のフィニッシャーにもなった『エレメントキマイラ』の登場に観客席も沸き立っているようだ。
「バトルだ、エレメントキマイラで……」
「待てコラ。『威嚇する咆哮』を発動。このターンお前は攻撃宣言できない」
(……くそ、壊し損ねが響いたか)
破壊できなかった最後の一枚に阻まれ、思わず歯噛みする。が……
(……いいね。そーいうカードはエレメントキマイラを止めるには最適なカードだ、そもそも攻撃出来なきゃ意味ないからな)
相手の対策に、俺はむしろ感嘆していた。いくらクズでも、性根が腐っててもメジャーのデュエリストだということを実感する。
(やっぱり勝つ気がある相手とじゃないと面白くない。もっと楽しませてくれよ?)
(……とか、浅いこと考えてんだろうなぁ。見せてやるよ、プロのクレバーな戦い方ってのをよ)
────────────────────────
あと一、二話で終わると思います。次は一体何日後でしょうね。私にもわからん。
じゃあ、また次回。
まぁ今の一章が終わったら今度こそ本当に居なくなります。
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あの晩から二日が経過した。
俺は今デュエルフィールドに立っている。
目の前には当然、今日の対戦相手である射堂の姿が。
「逃げずに来たか」
「こっちのセリフだ焦げカス野郎」
「……前から思ってたんだが、なんだよその、焦げカスって?」
「現状維持と雑魚専にしか能が無いヤツのために俺が考えたあだ名だよ。あぁ、今のお前にはピッタリな言葉だな大将?」
「……フン」
一応挑発はしてみたがあまり効果があるようには見えない。
まぁ、どうでもいいが。
お互い睨み合いながら定位置に着く。
「「デュエル!」」
阿笠
LP4000
射堂
LP4000
「俺の先行だ、『エビルナイツ・スケアクロウ』を召喚。そして直ぐに効果発動、スケアクロウをリリースして『エビルナイツ・マングル』を特殊召喚。更にマングルの効果でスケアクロウを墓地から特殊召喚する」
まずフィールドに現れ立つは赫い月に魅入られ変貌した異形の農夫、そしてその背後から這い出るは行き場の無くなった様々なモノ達の集合体。
片や両腕の代わりに生えた鎌と鋤を打ち鳴らし、片や腐敗した血肉を撒き散らしながらこちらを威嚇する。
「スケアクロウとマングルの2体でオーバーレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚。『ライトロード・セイント ミネルバ』」
そんな見るも恐ろしい2体を素材とし現れたのは、美しい意匠の成された法衣を身に纏った純白の天使と梟。彼女が杖を掲げれば射堂のデッキは光に包まれ、いくつかの闇の軍勢が墓地へと消えていく。
「さてさて……ちっ。カードを二……いや三枚伏せてターンエンド」
しかし墓地運はあまり良く無かったようで。
射堂は舌打ちしながらカードを三枚伏せてそのままターンエンド。
そして、俺のターン。
「デッキの『「守備」封じ』、『「攻撃」封じ』を墓地に送り、『シールウィッチ』を特殊召喚。更に『ミミクリボー』も効果で特殊召喚」
前回あまりいい所無く退場した呪符使いの少女と箱入り毛玉悪魔がフィールドに降り立つ。
今回こそは!とやる気満々な表情でフィールドに降り立ち、相手が女性(攻撃力は相手の方が上だが)と見るや否や勝ちを確信したかのように二人でハイタッチ。最低である。
「……ククク」
(……?なんだ……?)
「……『光の護封剣』『闇の護封剣』『炎の護封剣』、この三枚を墓地に送り『護封剣士ートリニティ』を特殊召喚、効果で『炎の護封剣』をコピー。お前の手札が五枚になるまで攻撃は封じられる」
射堂の不気味な含み笑いに多少の引っ掛かりを覚えつつ、続いてフィールドに降り立つは護封剣を操る剣士。今回の彼は炎の剣を選んだようで、トリニティがフィールドに剣を突き刺すと相手フィールドと自分フィールドの間に炎の障壁が出現する。
「……ははっ、罠カード発動『激流葬』!」
「な、しまっ……!」
しかし、その壁は自らの視点をも狭めていた。刹那フィールド上を覆い尽くす激流。
それは炎の壁を一瞬にして消し去り、相手フィールドのミネルバも巻き込んでモンスター達を飲み込んでいく。
水が全て引く頃にはフィールド上は完全に更地と化していた。
(……くそ、迂闊だった)
相手を少し舐めすぎていたのかもしれない。性根はどうあれ奴は腐ってもプロ。下手に動けば一気に負ける可能性だってある。
それならむしろこの程度のロスで済んで良かった。そう思い直し状況を組み立て直す。
「…『サンダー・ボルト』1枚、『ライトニング・ストーム』2枚、『ライトニング・ボルテックス』2枚を墓地に送り『電光の天雷竜』を特殊召喚。効果でライトニング・ストームをコピー。お前の魔法・罠を破壊する」
「『大革命返し』。その効果を無効にして除外する。消えろ!」
(っし、除外されたのは痛いが…取り敢えず妨害は吐かせた)
「…『無機融合』発動!墓地の護封剣三枚をデッキに戻し融合召喚、『エレメントキマイラ』!」
素材となった三種の剣を象った特徴を持つ魔獣が姿を現す。
前回のフィニッシャーにもなった『エレメントキマイラ』の登場に観客席も沸き立っているようだ。
「バトルだ、エレメントキマイラで……」
「待てコラ。『威嚇する咆哮』を発動。このターンお前は攻撃宣言できない」
(……くそ、壊し損ねが響いたか)
破壊できなかった最後の一枚に阻まれ、思わず歯噛みする。が……
(……いいね。そーいうカードはエレメントキマイラを止めるには最適なカードだ、そもそも攻撃出来なきゃ意味ないからな)
相手の対策に、俺はむしろ感嘆していた。いくらクズでも、性根が腐っててもメジャーのデュエリストだということを実感する。
(やっぱり勝つ気がある相手とじゃないと面白くない。もっと楽しませてくれよ?)
(……とか、浅いこと考えてんだろうなぁ。見せてやるよ、プロのクレバーな戦い方ってのをよ)
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じゃあ、また次回。
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