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4.仮面 作:お野菜のデーモン
え!!約20日放っといた底辺SSの更新を!?
出来らあっ!!
ということで、恥ずかしながら戻って参りました。
───────────────────────
「やぁ」
そこに居たのは、確実にここに居るべきではない人物。
会いたかったようで、最も会いたくなかった人物……チャンピオンの方の阿笠遊理だった。
前にマイナーリーグ練習場で出会った時のように、害の無さそうな笑顔を浮かべこちらを見ている。
……もっとも、あの時と違って頭には包帯を巻き、片腕は吊っているとても痛々しい姿だが。
「なんで、ここに」
「……それも含めて色々と説明したいけど、少し場所が悪いね。移動しようか」
ここでは見物者が多すぎるということだろうか。
こちらとしても今は人目を浴びたくない。
その言葉に従い、俺はアイツと一緒に歩き出した。
「…なんというか……その怪我って、やっぱり…」
「これかい?まぁ、見た目は大袈裟だけどそんなに大したことないよ。食器が持てないのと、髪を洗いにくいのが少し残念なくらいかな」
違う、そうじゃないだろ……そんな言葉が口から飛び出そうになるのを堪え、どこへ向かうでもなく二人で歩き続ける。
「何しに、来たんです?」
「あぁそうそう。今日の試合は残念だったね。まあ無理もないよ。僕も初めての試合の時は緊張で全然力が出せなかったから。でも心配することは無いよ。今はとにかく、あの空気に慣れるところから……」
「…さっきから、何ズレたこと言ってんですか」
「どういう意味かな」
もう、限界だ。自分で怪我させた相手に取るべき態度では無いのは分かっているが、抑えきれなかった。なんでもないような顔をしているアイツの胸ぐらに掴みかかる。
「そんな怪我じゃアンタもう、マトモにデュエルできないかも知れないんですよ!!そんで、アンタをそんな目に合わせたのは俺だ!だからアンタが俺に言うべきことは怪我の具合とか慰めなんかじゃなくて、もっとこう…!」
打ち付ける荒波のように猛り立つ俺とは対照的に、目の前のアイツはどこまでも冷静で。言葉に詰まる俺をアイツは静かに引き剥がし、また口を開く。
「僕は、ずっと恵まれてきた。チャンピオンになるなんていう荒唐無稽な夢を応援してくれた両親と、そんな二人が与えてくれた環境に。共に切磋琢磨し高みを目指し合った友人や仲間、ライバルに。プロになってからも、本当に沢山の人々に支えられてここまできた。僕は一人じゃ何も出来ない弱い人間」
「なのに、僕の人生はあまりにも出来すぎていた。僕という一人の人間が体験するにはあまりに贅沢で、そして身に余るものだった。だからいつか、その余った分を自分の為じゃなく他の誰かの為に使うべきだと、そう考えていた」
「それに……もし僕が君なら耐えられなかった。何年も何年も必死に努力して、苦悩して、プロになった後も努力し続けて。でもそれが何一つ結果を生むことなくあんな呆気ない結末を迎えるなんて。考えるだけで寒気がする。だから、僕が身代わりになればいいと思った」
「アンタ、そんな理由で自分の体を……」
「僕にとっては、それが全てだ」
先程までとは別の理由で言葉が出ない。
イカれてる……と、常人にはとてもでは無いが理解できない思想に、つい戦慄してしまう。
そんな俺をアイツは静かに見つめ、懐から何かを取り出し俺に差し出す。これは……カード?
「これが、今僕ができる精一杯だ。
……この前に言ったこと、覚えてるかい?君を、尊敬している。君は今のデュエリストが持っていない、けど確かに必要なものを持っている。だから君はこんな所で腐ってていいような男じゃない。罪悪感を利用するようで悪いけど…もし僕に少しでも悪いと思っているなら、少しでも早く立ち上がってくれ。
……それだけだ。また会おう」
そう言って、アイツは去っていった。
……最後の言葉、あの時と似てるけど確かに違う。
改めて、俺が一人のスターを終わらせたのだと実感させられ様々なものが込み上げてくる。
「……やって、やる」
これもまた、前に発したのと同じ言葉。しかし込めた想いはあの時とは比にもならない。
手渡されたカードとホルダーに収められた自分のデッキを握り、俺は新たな決意を抱いた。
───────────────────────
え!!20日もかけたのにこんな短くて薄くてショボイSSを!?
特に怪我してない方の阿笠。こいつの情緒どうなってんの?初期の末堂かよ。
出来らあっ!!
ということで、恥ずかしながら戻って参りました。
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「やぁ」
そこに居たのは、確実にここに居るべきではない人物。
会いたかったようで、最も会いたくなかった人物……チャンピオンの方の阿笠遊理だった。
前にマイナーリーグ練習場で出会った時のように、害の無さそうな笑顔を浮かべこちらを見ている。
……もっとも、あの時と違って頭には包帯を巻き、片腕は吊っているとても痛々しい姿だが。
「なんで、ここに」
「……それも含めて色々と説明したいけど、少し場所が悪いね。移動しようか」
ここでは見物者が多すぎるということだろうか。
こちらとしても今は人目を浴びたくない。
その言葉に従い、俺はアイツと一緒に歩き出した。
「…なんというか……その怪我って、やっぱり…」
「これかい?まぁ、見た目は大袈裟だけどそんなに大したことないよ。食器が持てないのと、髪を洗いにくいのが少し残念なくらいかな」
違う、そうじゃないだろ……そんな言葉が口から飛び出そうになるのを堪え、どこへ向かうでもなく二人で歩き続ける。
「何しに、来たんです?」
「あぁそうそう。今日の試合は残念だったね。まあ無理もないよ。僕も初めての試合の時は緊張で全然力が出せなかったから。でも心配することは無いよ。今はとにかく、あの空気に慣れるところから……」
「…さっきから、何ズレたこと言ってんですか」
「どういう意味かな」
もう、限界だ。自分で怪我させた相手に取るべき態度では無いのは分かっているが、抑えきれなかった。なんでもないような顔をしているアイツの胸ぐらに掴みかかる。
「そんな怪我じゃアンタもう、マトモにデュエルできないかも知れないんですよ!!そんで、アンタをそんな目に合わせたのは俺だ!だからアンタが俺に言うべきことは怪我の具合とか慰めなんかじゃなくて、もっとこう…!」
打ち付ける荒波のように猛り立つ俺とは対照的に、目の前のアイツはどこまでも冷静で。言葉に詰まる俺をアイツは静かに引き剥がし、また口を開く。
「僕は、ずっと恵まれてきた。チャンピオンになるなんていう荒唐無稽な夢を応援してくれた両親と、そんな二人が与えてくれた環境に。共に切磋琢磨し高みを目指し合った友人や仲間、ライバルに。プロになってからも、本当に沢山の人々に支えられてここまできた。僕は一人じゃ何も出来ない弱い人間」
「なのに、僕の人生はあまりにも出来すぎていた。僕という一人の人間が体験するにはあまりに贅沢で、そして身に余るものだった。だからいつか、その余った分を自分の為じゃなく他の誰かの為に使うべきだと、そう考えていた」
「それに……もし僕が君なら耐えられなかった。何年も何年も必死に努力して、苦悩して、プロになった後も努力し続けて。でもそれが何一つ結果を生むことなくあんな呆気ない結末を迎えるなんて。考えるだけで寒気がする。だから、僕が身代わりになればいいと思った」
「アンタ、そんな理由で自分の体を……」
「僕にとっては、それが全てだ」
先程までとは別の理由で言葉が出ない。
イカれてる……と、常人にはとてもでは無いが理解できない思想に、つい戦慄してしまう。
そんな俺をアイツは静かに見つめ、懐から何かを取り出し俺に差し出す。これは……カード?
「これが、今僕ができる精一杯だ。
……この前に言ったこと、覚えてるかい?君を、尊敬している。君は今のデュエリストが持っていない、けど確かに必要なものを持っている。だから君はこんな所で腐ってていいような男じゃない。罪悪感を利用するようで悪いけど…もし僕に少しでも悪いと思っているなら、少しでも早く立ち上がってくれ。
……それだけだ。また会おう」
そう言って、アイツは去っていった。
……最後の言葉、あの時と似てるけど確かに違う。
改めて、俺が一人のスターを終わらせたのだと実感させられ様々なものが込み上げてくる。
「……やって、やる」
これもまた、前に発したのと同じ言葉。しかし込めた想いはあの時とは比にもならない。
手渡されたカードとホルダーに収められた自分のデッキを握り、俺は新たな決意を抱いた。
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え!!20日もかけたのにこんな短くて薄くてショボイSSを!?
特に怪我してない方の阿笠。こいつの情緒どうなってんの?初期の末堂かよ。
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でも自分なりのペースで投稿すればいいですよ~。
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5話目はわりとすぐに出せると思いますので、ご期待ください。 (2024-06-29 22:46)