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41話 花と薄暮 作:コングの施し
全国決闘王杯・市内予選は、東雲中決闘部、プロデュエリストの父親を持つ「大石龍平」の優勝で終幕となった。本気の決闘にワクワクと新たな可能性を見出した「龍剛院嬢」。なんとか県への切符を勝ち取った「阿原克也」。そして自身の幼さゆえに飛び出した「樋本遊大」。そして彼のもとに、共にいて欲しい仲間の思いを背負って駆け寄った「花海律歌」。それぞれの思いと物語が交差した激動の1日は幕を下ろした。これは、大会から2日経ったある月曜日の閑話。
〜
ましろ「ああ!?熱が出たから今日休む!?…えー、あー…うん。まあな…。うん…はい。いや学校きてから謝れよ…お大事に。病院には行けよ。」
朝8時15分、慌ただしい職員室の中で、際立ってましろが忙しそうに携帯をしまう。全国決闘王杯市内予選から2日。龍平が優勝をおさめ、さらに残った嬢、律歌、阿原の3人も県予選大会への切符を手にした。しかし最後の1人、遊大のみ先に進めていない。実力が伴っていないわけではないが、その精神的な幼さが起因してこの結果を招いたことはましろの目にも明らかだった。
ましろ(いや…あの豪雨の中で外に飛び出してんだもんな。そりゃ風邪も引くか…)
そう思っていたとき、職員室の入り口で嬢のよく通る声が響く。
嬢「ましろ先生いらっしゃいますか!ホームルームですっ!!」
忘れがちかもしれないが、デュエルに関わっていない時のましろはダウナーな一般教員。数学担当のしがない教師にして、遊大達のクラスの担任なのだ。
ましろ「ああ。もうそんな時間か。おっけー。今いくよ。」
重い腰を上げて、嬢と共に廊下を歩く。先日までの豪雨は止んで、6月中旬の梅雨時だというのに晴れ渡っている。8時台の朝日。学生時代には週に2回しか浴びなかったその光はましろの瞳孔に真っ直ぐ注ぎ込まれ、チリチリと目の奥を焼いている。卒業から3年経つというのに、未だに慣れずに目を細めた。
ましろ「今日、遊大が欠席らしい。なんか38度くらい熱が出たとか…」
嬢は口をあんぐり開けて、そこから苦い笑みを浮かべる。普段の鉄砲玉のような遊大と、大会を抜け出した彼を見たからこそちょっと呆れているようなその表情。
嬢「えぁ〜。大丈夫かな…明後日体育祭なんだけど…」
〜
遊大「…さむ…頭…いてぇ…。」
ピピピピ。甲高い体温計の測定音ですら頭に刺さる。本日2回目。熱が何かの間違いなんじゃないか、という思いでそこの数字を確認するが…
遊大「38度…1分…やばい…」
ほてった体を布団の中に埋めると、先日のことが蘇った。
雨の中駆け出し、律歌が励ますために自分のもとに来てくれていた大会当日。ボロボロに泣いたところも見られてしまった情けなさ、そしてもう取り繕うことができない恥ずかしさが溢れてくる。
(…ありがとう律歌さん…ありがとう…だけど、流石に…めちゃくちゃ恥ずかしい…)
何より可愛らしい異性とあんな距離にいた記憶なんてそれまでなかったし、それだけなら良かったものの泣いていたという事実に、くたびれた頭はいよいよショート寸前になっていた。温かい彼女の手の感覚がまだ頬に残っている気がして、布団の中でモゾモゾとほっぺをさする。
明らかに意識している。年頃の男子であれば当然かもしれないが、デュエルに火球の如く時間と労力を費やしてきた分、そういった経験も耐性も持ち合わせていない。彼の脳内シュミレータはLP:100、手札ゼロ、盤面ゼロを表している。
遊大(かっこつかねえ…!)
熱と煩悩でクタクタになった頭で、懲りずに彼女の言葉を思い浮かべていた。
『遊大も一生懸命光ってれば、それは眩しいことだから。時には地面を見たって、自分の原点みたいなものに目を向けたっていいんだよ。』
遊大(おれの原点…)
思えば、いつどんな理由でデュエルを始めたかは全く覚えていない。いつ、どこで、どうして。そんなことよりも先に、自分の中であったデュエルに対する思いは「楽しさ」だった。
律歌の言葉の意味はきっと「自分がデュエルをする理由に目を向けて、そこに嘘をつかないようにしてほしい」ということだったのだろう。だったら、純粋な「楽しさ」に目を向けてデュエルをするのは間違いじゃないし、「楽しいから1番になりたい」という思いも、きっと肯定されるべきもののはず。
『おれ゛…デュエル゛が楽じぐって、だから゛、楽しいことで勝ちたかっだ…です゛!』
泣きじゃくって、彼女に触れられた時に絞り出したその言葉。あの時に彼女は『よかった。』と安堵を漏らした。
大丈夫。楽しむ気持ちがあれば自分はまだ頑張れる。そんなことを思うと、いてもたってもいられないような、もっと努力しなければという思いが湧いてくる。
遊大(こうしちゃいられないよな。おれ以外のみんな、県大会行くんだもんな…!!)
バッサリと布団を捲って体を起こそうとするが、熱でくたびれた頭はその重さを支えられない。台所で鳴るやかんの音、その奥でつんざく耳鳴り、走る寒気。どうにも気持ちに体が追いついていない。ぼやける視界の端で、襖を開けた祖父の姿を捉えた。
遊大「じいちゃん…」
「馬鹿ヤロー!とりあえず寝てろ!」
ぼんやりした頭をそのまま押されて、布団の中に逆戻りする。しかし部屋を去る前に、彼は枕元に『それ』を置いた。「…ったく、悔しかったら昔の自分でも見直せ!」との言葉と共に。襖が勢いよく、ピシャッと閉じる。
古びたデッキケース。いやしかしそれ以上に、熱に当てられた頭でも、その発言の違和感には気づくことができた。
遊大(昔の…おれ?)
確かに言った。『昔の自分』と。
先刻思い出そうとしても叶わなかった、『自分がデュエルを始めた理由』について、頭の中で自然とスポットライトが当たるのがわかる。
思い出せない。思い出せないけれど、だからこそ、その古びたデッキケースの中にその答えがあるように思えて、枕元のそれに手を伸ばした。
煤でもついているのか、ところどころ黒く染まったデッキケースを手にとる。2本のペットボトル、飲み薬、タオルに添えられたそれは看病セットの中では明らかに場違いであった。
パチン。とデッキケースのボタンを外す。手の力の調節がうまくできないからなのか、勢い余って中のカードがバラバラと敷布団に散乱した。うまく合わない焦点でそれらを見つめ、1枚1枚手にかき集めていく。
遊大「《アチャチャアーチャー》…《炎を支配する者》に…えーっと…《防御輪》…。」
1枚1枚、手繰り寄せたカードを束にして捲っていく。『弱い』とは言わない。が、どうにも今の自分では使えなさそうなカードの数々が目に映った。
遊大(じいちゃん…デュエル知らねえんだよな。昔のカードを研究しろってのはわかるけど、いくらでもこれは…)
そんなことを考えながら次のカードを何気なくペラリとめくる。
遊大「…!?」
瞬間、明らかに今までのカードを見た時とは乖離した、異様な感覚が全身を走る。それまでと比べると急増したテキストの量。それだけではない、脳裏を駆け抜けた既視感。
遊大(懐かしい…?)
理解が追いつかなかった。それまでのカードは懐かしさなどというものは全くと言っていいほど湧き上がらなかった。ただただ「今の自分には必要ないな。」という、カードショップのストレージを漁っている時のような感覚しかなかった。
しかしそのカード達は違う。手元に残った数枚から、えもいえない郷愁のようなものが滲んでいる。困惑の中、そのカード達のテキストに心惹かれる自分がいた。子供がお気に入りになるであろうカードを見たがるように、欲しがるように、胸が高鳴るのを感じた。
手元にあるカード達に目を向ける。もしそれがもしそれが『昔の自分』を表すカードなら、それはあまりに暴力的であった。クラクラの頭で、幼い知識では絶対に理解できなかったであろうそのテキストを1枚1枚確認する。
遊大(このカード達…!)
差した暁光。頭の中で、自分のデッキに必要だったピースがピッタリと埋まっていくのを感じる。同時に、現実に引き戻されるように、デュエルに対する熱が沸々と湧き上がるのを実感した。
遊大(…研究の余地…あり!…いや研究の余地しかない…!)
〜
阿原「だりぃ…!」
えっほ、えっほと声を上げながら、設営テントの骨を運ぶ男子生徒。外に音響とマイクを運び、爆音でテストをする女子生徒。
デュエル部の面々も、初夏の夕日に焼かれて汗を流しながら作業をする。嬢が汗だくで息を切らしながら漏らす。
嬢「はぁ、はぁ、なんで私たちが…!」
ましろ「体育祭の恒例行事でな。放課後に各部が自由参加のレクリエーションを行うんだ。」
阿原「で、なんで参加する部は問答無用で準備・撤去の手伝いなんだァ?」
いつもであれば部活をしている時間。バスケ部も野球部も吹奏楽部も、その時間を返上して作業している。
龍平「確かデュエル部のレクは『ポイントバトル』でしたよね。一定エリア、一定時間でサバイバル形式のデュエルを行なって、勝った人は1ポイント+…みたいな。」
重たそうに3つ重なったダンボールを運ぶ嬢。重なっているそのうちの2つをヒョイと持ち上げ、涼しい顔で龍平が横を歩く。
ましろ「ルールはそんな感じだな。まあ、デュエル部員を倒すと+10ポイントのハンディキャップ付きだけど…」
そんな話をしている最中、律歌は長机とパイプ椅子に座って、何やら設置する物品をまとめている。いや、まとめるのが仕事のようだが、どうにもぼけーっと宙を見つめている。
ましろ「いつにも増して…律歌〜?」
ひらひらっと彼女の視線の先で手のひらを揺らすと、現実に引き戻されたようにはっと周囲を見渡す。
律歌「ぼーっとしてた…。」
龍平が嬢から預かったダンボールをどさっと積み上げ、貼ってあった付箋を律歌のいる長机に貼り付ける。
龍平「…よいしょ、と。考え事ですか?」
律歌「ん〜?ちょっと遊大のこと考えてた。」
…!?
その一言に、周囲の視線が一気に集まる。普通、『考え事ですか?』という問いに『〇〇のこと考えてた。』と異性の名前は口に出さない。誰も口にはしないが、その場のほとんどが今の発言に立ち止まった。
龍平(ふわっとしてるな…。途中入部だからわからないけど、この人いつもはこんな調子なのか?)
ましろ(ふわっとしてるな…。遊大のなにを考えてたんだ…。くそ!若さかこれが!)
嬢(ふわっとしてるなあ…。でも雨の中、遊大くんのところに行ってたんだよね。もしかして2人ってそういう間柄なのかな…。)
律歌「今日熱出してるんだよね。大丈夫かな〜って。それに戻ってきて欲しいな〜って。」
またぼんやりと頬杖をつく。律歌を見つめる3人を横目に、阿原が長机にペットボトルを置く。夕日が水にキラキラ反射して、テントの中を淡く照らす。
阿原「…確かにな。まあ戻ってきても俺はあんまり許す気ねえけど。」
律歌「え〜?ケチだなあ。」
阿原「敗者復活逃してるのは言い訳のしようがねえだろうが。」
律歌「あ〜、それはまあ、うん、確かに。」
そう言ってボールペンをカチッと鳴らし、視界にある物品とその配置をサラサラとメモしていく。
律歌「まあ、喧嘩するならデュエルで。で、そこ2人でやってね。」
「言われなくてもわかってるっつーの。」と言うと、阿原はまた軍手をはめてテントの外側に走っていく。またその視線がふわりと歪み出す。小さく「心配なくせに。」と呟くと、引き続いてペンを走らせた。
その様子を見た3人。またしても口は動かず頭の中で独り言が続く。
嬢(いや…一番心配してるのは律歌さんじゃ…?)
ましろ(いや…そういう目してやがる…。あたしもしてえ!そういう目!)
龍平(いや…この前の大会の感じだと…たぶん阿原さんは許してないよな…この人…遊大に甘すぎ…。)
先日まで豪雨で、それが梅雨入りのサインだと天気予報が告げていたにもかかわらず、水彩絵の具をこぼしたようにぼんやりと滲む夕陽は彼女の顔を赤く染める。その瞳にあるのはじんわりと広がる薄暮の空か、待ち受ける県大会か、はたまた…。
〜
『始まって参りました!体育祭放課後恒例!各部による自由参加レクリエーションです!』
全国決闘王杯市内予選を突破した東雲中デュエル部は、学内でもそれが広まっているようで、腕利の生徒、教員が連なった。
『デュエル部のレクリエーションは「ポイントバトル」!サバイバルのデュエルを第一校舎〜部室棟で行い、勝者には+1ポイント!1時間で合計点を競います!さらーに!デュエル部生徒・顧問を倒した方には+10ポイントですっっ!』
放送部の生徒がノリノリで校内にそのルールを流す。デュエル部の生徒達、そして顧問のましろも所定の位置につき、押し寄せるデュエリストたちに備える。
嬢(さて…!負けないようにしないとね!)
デッキを確認し、デュエルディスクに差し込む。
龍平(よし、見せてくれよ…)
そのディスクを腕に取り付け、電源ボタンを押す。
ましろ(ブ厚くなったお前の姿を…!)
それぞれが構える中、部室棟屋上、新しいカード達と共に、赤いデュエルディスクと共に佇む男が1人。
遊大「よっしゃ!ドンと来やがれ!!」
キーン、コーン、カーン、コーン
放課後のレクリエーション開始を告げるチャイムが校内に鳴り響く。雪崩れ込む決闘者達。
そして始まる、再起の決闘。
続く
〜
ましろ「ああ!?熱が出たから今日休む!?…えー、あー…うん。まあな…。うん…はい。いや学校きてから謝れよ…お大事に。病院には行けよ。」
朝8時15分、慌ただしい職員室の中で、際立ってましろが忙しそうに携帯をしまう。全国決闘王杯市内予選から2日。龍平が優勝をおさめ、さらに残った嬢、律歌、阿原の3人も県予選大会への切符を手にした。しかし最後の1人、遊大のみ先に進めていない。実力が伴っていないわけではないが、その精神的な幼さが起因してこの結果を招いたことはましろの目にも明らかだった。
ましろ(いや…あの豪雨の中で外に飛び出してんだもんな。そりゃ風邪も引くか…)
そう思っていたとき、職員室の入り口で嬢のよく通る声が響く。
嬢「ましろ先生いらっしゃいますか!ホームルームですっ!!」
忘れがちかもしれないが、デュエルに関わっていない時のましろはダウナーな一般教員。数学担当のしがない教師にして、遊大達のクラスの担任なのだ。
ましろ「ああ。もうそんな時間か。おっけー。今いくよ。」
重い腰を上げて、嬢と共に廊下を歩く。先日までの豪雨は止んで、6月中旬の梅雨時だというのに晴れ渡っている。8時台の朝日。学生時代には週に2回しか浴びなかったその光はましろの瞳孔に真っ直ぐ注ぎ込まれ、チリチリと目の奥を焼いている。卒業から3年経つというのに、未だに慣れずに目を細めた。
ましろ「今日、遊大が欠席らしい。なんか38度くらい熱が出たとか…」
嬢は口をあんぐり開けて、そこから苦い笑みを浮かべる。普段の鉄砲玉のような遊大と、大会を抜け出した彼を見たからこそちょっと呆れているようなその表情。
嬢「えぁ〜。大丈夫かな…明後日体育祭なんだけど…」
〜
遊大「…さむ…頭…いてぇ…。」
ピピピピ。甲高い体温計の測定音ですら頭に刺さる。本日2回目。熱が何かの間違いなんじゃないか、という思いでそこの数字を確認するが…
遊大「38度…1分…やばい…」
ほてった体を布団の中に埋めると、先日のことが蘇った。
雨の中駆け出し、律歌が励ますために自分のもとに来てくれていた大会当日。ボロボロに泣いたところも見られてしまった情けなさ、そしてもう取り繕うことができない恥ずかしさが溢れてくる。
(…ありがとう律歌さん…ありがとう…だけど、流石に…めちゃくちゃ恥ずかしい…)
何より可愛らしい異性とあんな距離にいた記憶なんてそれまでなかったし、それだけなら良かったものの泣いていたという事実に、くたびれた頭はいよいよショート寸前になっていた。温かい彼女の手の感覚がまだ頬に残っている気がして、布団の中でモゾモゾとほっぺをさする。
明らかに意識している。年頃の男子であれば当然かもしれないが、デュエルに火球の如く時間と労力を費やしてきた分、そういった経験も耐性も持ち合わせていない。彼の脳内シュミレータはLP:100、手札ゼロ、盤面ゼロを表している。
遊大(かっこつかねえ…!)
熱と煩悩でクタクタになった頭で、懲りずに彼女の言葉を思い浮かべていた。
『遊大も一生懸命光ってれば、それは眩しいことだから。時には地面を見たって、自分の原点みたいなものに目を向けたっていいんだよ。』
遊大(おれの原点…)
思えば、いつどんな理由でデュエルを始めたかは全く覚えていない。いつ、どこで、どうして。そんなことよりも先に、自分の中であったデュエルに対する思いは「楽しさ」だった。
律歌の言葉の意味はきっと「自分がデュエルをする理由に目を向けて、そこに嘘をつかないようにしてほしい」ということだったのだろう。だったら、純粋な「楽しさ」に目を向けてデュエルをするのは間違いじゃないし、「楽しいから1番になりたい」という思いも、きっと肯定されるべきもののはず。
『おれ゛…デュエル゛が楽じぐって、だから゛、楽しいことで勝ちたかっだ…です゛!』
泣きじゃくって、彼女に触れられた時に絞り出したその言葉。あの時に彼女は『よかった。』と安堵を漏らした。
大丈夫。楽しむ気持ちがあれば自分はまだ頑張れる。そんなことを思うと、いてもたってもいられないような、もっと努力しなければという思いが湧いてくる。
遊大(こうしちゃいられないよな。おれ以外のみんな、県大会行くんだもんな…!!)
バッサリと布団を捲って体を起こそうとするが、熱でくたびれた頭はその重さを支えられない。台所で鳴るやかんの音、その奥でつんざく耳鳴り、走る寒気。どうにも気持ちに体が追いついていない。ぼやける視界の端で、襖を開けた祖父の姿を捉えた。
遊大「じいちゃん…」
「馬鹿ヤロー!とりあえず寝てろ!」
ぼんやりした頭をそのまま押されて、布団の中に逆戻りする。しかし部屋を去る前に、彼は枕元に『それ』を置いた。「…ったく、悔しかったら昔の自分でも見直せ!」との言葉と共に。襖が勢いよく、ピシャッと閉じる。
古びたデッキケース。いやしかしそれ以上に、熱に当てられた頭でも、その発言の違和感には気づくことができた。
遊大(昔の…おれ?)
確かに言った。『昔の自分』と。
先刻思い出そうとしても叶わなかった、『自分がデュエルを始めた理由』について、頭の中で自然とスポットライトが当たるのがわかる。
思い出せない。思い出せないけれど、だからこそ、その古びたデッキケースの中にその答えがあるように思えて、枕元のそれに手を伸ばした。
煤でもついているのか、ところどころ黒く染まったデッキケースを手にとる。2本のペットボトル、飲み薬、タオルに添えられたそれは看病セットの中では明らかに場違いであった。
パチン。とデッキケースのボタンを外す。手の力の調節がうまくできないからなのか、勢い余って中のカードがバラバラと敷布団に散乱した。うまく合わない焦点でそれらを見つめ、1枚1枚手にかき集めていく。
遊大「《アチャチャアーチャー》…《炎を支配する者》に…えーっと…《防御輪》…。」
1枚1枚、手繰り寄せたカードを束にして捲っていく。『弱い』とは言わない。が、どうにも今の自分では使えなさそうなカードの数々が目に映った。
遊大(じいちゃん…デュエル知らねえんだよな。昔のカードを研究しろってのはわかるけど、いくらでもこれは…)
そんなことを考えながら次のカードを何気なくペラリとめくる。
遊大「…!?」
瞬間、明らかに今までのカードを見た時とは乖離した、異様な感覚が全身を走る。それまでと比べると急増したテキストの量。それだけではない、脳裏を駆け抜けた既視感。
遊大(懐かしい…?)
理解が追いつかなかった。それまでのカードは懐かしさなどというものは全くと言っていいほど湧き上がらなかった。ただただ「今の自分には必要ないな。」という、カードショップのストレージを漁っている時のような感覚しかなかった。
しかしそのカード達は違う。手元に残った数枚から、えもいえない郷愁のようなものが滲んでいる。困惑の中、そのカード達のテキストに心惹かれる自分がいた。子供がお気に入りになるであろうカードを見たがるように、欲しがるように、胸が高鳴るのを感じた。
手元にあるカード達に目を向ける。もしそれがもしそれが『昔の自分』を表すカードなら、それはあまりに暴力的であった。クラクラの頭で、幼い知識では絶対に理解できなかったであろうそのテキストを1枚1枚確認する。
遊大(このカード達…!)
差した暁光。頭の中で、自分のデッキに必要だったピースがピッタリと埋まっていくのを感じる。同時に、現実に引き戻されるように、デュエルに対する熱が沸々と湧き上がるのを実感した。
遊大(…研究の余地…あり!…いや研究の余地しかない…!)
〜
阿原「だりぃ…!」
えっほ、えっほと声を上げながら、設営テントの骨を運ぶ男子生徒。外に音響とマイクを運び、爆音でテストをする女子生徒。
デュエル部の面々も、初夏の夕日に焼かれて汗を流しながら作業をする。嬢が汗だくで息を切らしながら漏らす。
嬢「はぁ、はぁ、なんで私たちが…!」
ましろ「体育祭の恒例行事でな。放課後に各部が自由参加のレクリエーションを行うんだ。」
阿原「で、なんで参加する部は問答無用で準備・撤去の手伝いなんだァ?」
いつもであれば部活をしている時間。バスケ部も野球部も吹奏楽部も、その時間を返上して作業している。
龍平「確かデュエル部のレクは『ポイントバトル』でしたよね。一定エリア、一定時間でサバイバル形式のデュエルを行なって、勝った人は1ポイント+…みたいな。」
重たそうに3つ重なったダンボールを運ぶ嬢。重なっているそのうちの2つをヒョイと持ち上げ、涼しい顔で龍平が横を歩く。
ましろ「ルールはそんな感じだな。まあ、デュエル部員を倒すと+10ポイントのハンディキャップ付きだけど…」
そんな話をしている最中、律歌は長机とパイプ椅子に座って、何やら設置する物品をまとめている。いや、まとめるのが仕事のようだが、どうにもぼけーっと宙を見つめている。
ましろ「いつにも増して…律歌〜?」
ひらひらっと彼女の視線の先で手のひらを揺らすと、現実に引き戻されたようにはっと周囲を見渡す。
律歌「ぼーっとしてた…。」
龍平が嬢から預かったダンボールをどさっと積み上げ、貼ってあった付箋を律歌のいる長机に貼り付ける。
龍平「…よいしょ、と。考え事ですか?」
律歌「ん〜?ちょっと遊大のこと考えてた。」
…!?
その一言に、周囲の視線が一気に集まる。普通、『考え事ですか?』という問いに『〇〇のこと考えてた。』と異性の名前は口に出さない。誰も口にはしないが、その場のほとんどが今の発言に立ち止まった。
龍平(ふわっとしてるな…。途中入部だからわからないけど、この人いつもはこんな調子なのか?)
ましろ(ふわっとしてるな…。遊大のなにを考えてたんだ…。くそ!若さかこれが!)
嬢(ふわっとしてるなあ…。でも雨の中、遊大くんのところに行ってたんだよね。もしかして2人ってそういう間柄なのかな…。)
律歌「今日熱出してるんだよね。大丈夫かな〜って。それに戻ってきて欲しいな〜って。」
またぼんやりと頬杖をつく。律歌を見つめる3人を横目に、阿原が長机にペットボトルを置く。夕日が水にキラキラ反射して、テントの中を淡く照らす。
阿原「…確かにな。まあ戻ってきても俺はあんまり許す気ねえけど。」
律歌「え〜?ケチだなあ。」
阿原「敗者復活逃してるのは言い訳のしようがねえだろうが。」
律歌「あ〜、それはまあ、うん、確かに。」
そう言ってボールペンをカチッと鳴らし、視界にある物品とその配置をサラサラとメモしていく。
律歌「まあ、喧嘩するならデュエルで。で、そこ2人でやってね。」
「言われなくてもわかってるっつーの。」と言うと、阿原はまた軍手をはめてテントの外側に走っていく。またその視線がふわりと歪み出す。小さく「心配なくせに。」と呟くと、引き続いてペンを走らせた。
その様子を見た3人。またしても口は動かず頭の中で独り言が続く。
嬢(いや…一番心配してるのは律歌さんじゃ…?)
ましろ(いや…そういう目してやがる…。あたしもしてえ!そういう目!)
龍平(いや…この前の大会の感じだと…たぶん阿原さんは許してないよな…この人…遊大に甘すぎ…。)
先日まで豪雨で、それが梅雨入りのサインだと天気予報が告げていたにもかかわらず、水彩絵の具をこぼしたようにぼんやりと滲む夕陽は彼女の顔を赤く染める。その瞳にあるのはじんわりと広がる薄暮の空か、待ち受ける県大会か、はたまた…。
〜
『始まって参りました!体育祭放課後恒例!各部による自由参加レクリエーションです!』
全国決闘王杯市内予選を突破した東雲中デュエル部は、学内でもそれが広まっているようで、腕利の生徒、教員が連なった。
『デュエル部のレクリエーションは「ポイントバトル」!サバイバルのデュエルを第一校舎〜部室棟で行い、勝者には+1ポイント!1時間で合計点を競います!さらーに!デュエル部生徒・顧問を倒した方には+10ポイントですっっ!』
放送部の生徒がノリノリで校内にそのルールを流す。デュエル部の生徒達、そして顧問のましろも所定の位置につき、押し寄せるデュエリストたちに備える。
嬢(さて…!負けないようにしないとね!)
デッキを確認し、デュエルディスクに差し込む。
龍平(よし、見せてくれよ…)
そのディスクを腕に取り付け、電源ボタンを押す。
ましろ(ブ厚くなったお前の姿を…!)
それぞれが構える中、部室棟屋上、新しいカード達と共に、赤いデュエルディスクと共に佇む男が1人。
遊大「よっしゃ!ドンと来やがれ!!」
キーン、コーン、カーン、コーン
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そして始まる、再起の決闘。
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100 | 19話 黒い霧 | 862 | 0 | 2022-01-02 | - | |
85 | 20話 大丈夫! | 712 | 0 | 2022-03-08 | - | |
116 | 21話 魂を繋ぐ龍 | 758 | 0 | 2022-04-03 | - | |
105 | 22話 原初の雄叫び その① | 736 | 2 | 2022-05-02 | - | |
95 | 23話 原初の雄叫び その② | 737 | 2 | 2022-05-04 | - | |
81 | 24話 焼け野原 その① | 568 | 2 | 2022-11-10 | - | |
76 | 25話 焼け野原 その② | 657 | 0 | 2022-11-11 | - | |
70 | 26話 蒼の衝突 その① | 541 | 0 | 2023-02-28 | - | |
72 | 27話 蒼の衝突 その② | 505 | 0 | 2023-03-24 | - | |
72 | 28話 憧れゆえの | 643 | 2 | 2023-04-15 | - | |
70 | 29話 黒い暴虐 | 416 | 0 | 2023-07-20 | - | |
96 | 30話 決闘の導火線 | 656 | 2 | 2023-07-30 | - | |
66 | 登場人物紹介 〜光妖中編〜 | 499 | 0 | 2023-08-03 | - | |
58 | 31話 開幕!決闘王杯! | 392 | 0 | 2023-08-12 | - | |
69 | 32話 ガムシャラ | 624 | 2 | 2023-08-25 | - | |
57 | 33話 目覚める龍血 その① | 399 | 2 | 2023-09-02 | - | |
64 | 34話 目覚める龍血 その② | 434 | 2 | 2023-09-06 | - | |
85 | 35話 雨中の戎 その① | 555 | 4 | 2023-09-19 | - | |
57 | 36話 雨中の戎 その② | 363 | 2 | 2023-09-23 | - | |
61 | 37話 チャレンジャー | 503 | 2 | 2023-09-30 | - | |
77 | 38話 心に傘を | 499 | 2 | 2023-10-07 | - | |
55 | 39話 龍の瞳に映るのは その① | 458 | 3 | 2023-10-22 | - | |
61 | 40話 龍の瞳に映るのは その② | 454 | 2 | 2023-10-26 | - | |
73 | 41話 花と薄暮 | 514 | 2 | 2023-10-30 | - | |
61 | 42話 燃ゆる轍 その① | 524 | 2 | 2023-11-07 | - | |
55 | 43話 燃ゆる轍 その② | 379 | 1 | 2023-11-09 | - | |
51 | 44話 襷 | 360 | 1 | 2023-11-14 | - | |
58 | 45話 星を賭けた戦い | 498 | 3 | 2023-11-17 | - | |
56 | 46話 可能性、繋いで その① | 427 | 2 | 2023-11-28 | - | |
70 | 47話 可能性、繋いで その② | 447 | 2 | 2023-12-07 | - | |
51 | 48話 揺れろ。魂の… | 356 | 2 | 2023-12-28 | - | |
49 | 49話 エンタメデュエル | 382 | 2 | 2024-01-07 | - | |
68 | 50話 乗り越えろ! | 436 | 3 | 2024-01-26 | - | |
96 | 51話 Show Me!! | 476 | 0 | 2024-02-01 | - | |
54 | 52話 モノクロの虹彩 | 487 | 1 | 2024-02-08 | - | |
54 | 53話 激昂 | 372 | 2 | 2024-02-22 | - | |
55 | 54話 火の暮れる場所 その① | 339 | 0 | 2024-03-02 | - | |
96 | 55話 火の暮れる場所 その② | 510 | 2 | 2024-03-07 | - | |
57 | 56話 赫灼の剣皇 | 534 | 2 | 2024-03-11 | - | |
81 | 57話 金の卵たち | 385 | 2 | 2024-03-18 | - | |
66 | 合宿参加者リスト 〜生徒編〜 | 368 | 0 | 2024-03-20 | - | |
69 | 58話 一生向き合うカード | 420 | 2 | 2024-03-24 | - | |
58 | 合宿参加者リスト〜特別講師編〜 | 410 | 0 | 2024-03-31 | - | |
56 | 59話 強くならなきゃ | 387 | 2 | 2024-04-03 | - | |
67 | 60話 竜を駆るもの | 293 | 0 | 2024-04-20 | - | |
84 | 61話 竜を狩るもの | 464 | 2 | 2024-04-22 | - | |
62 | 62話 反逆の剣 | 318 | 2 | 2024-04-26 | - | |
61 | 63話 血の鎖 | 381 | 1 | 2024-05-01 | - | |
77 | 64話 気高き瞳 | 463 | 2 | 2024-06-02 | - | |
57 | 65話 使命、確信、脈動 | 549 | 2 | 2024-06-16 | - | |
63 | 66話 夜帷 | 334 | 0 | 2024-07-14 | - | |
55 | 67話 闇に舞い降りた天才 | 394 | 2 | 2024-07-18 | - | |
62 | 68話 陽は何処で輝く | 396 | 2 | 2024-07-30 | - | |
55 | 69話 血みどろの歯車 | 534 | 2 | 2024-08-16 | - | |
51 | 70話 災禍 その① | 392 | 2 | 2024-08-28 | - | |
50 | 71話 災禍 その② | 444 | 2 | 2024-09-01 | - | |
51 | 72話 親と子 | 279 | 2 | 2024-09-09 | - | |
61 | 73話 血断の刃 | 345 | 2 | 2024-10-10 | - | |
65 | 74話 血威の弾丸 | 358 | 2 | 2024-10-17 | - | |
50 | 75話 炉心 | 399 | 0 | 2024-11-01 | - | |
47 | 76話 ひとりじゃない | 353 | 2 | 2024-11-03 | - | |
55 | 77話 春風が運ぶもの | 423 | 2 | 2024-11-06 | - | |
45 | 78話 天道虫 その① | 489 | 2 | 2024-11-19 | - | |
46 | 79話 天道虫 その② | 394 | 2 | 2024-11-21 | - | |
55 | 80話 花の海 | 556 | 2 | 2024-12-03 | - | |
47 | 81話 寂しい生き方 | 311 | 2 | 2024-12-16 | - | |
53 | 82話 飛べない鳥の見た景色 | 332 | 2 | 2024-12-24 | - | |
39 | 83話 意思の足跡 | 357 | 2 | 2025-01-24 | - | |
35 | 84話 種 | 232 | 1 | 2025-02-08 | - | |
40 | 85話 ティアドロップ その① | 339 | 0 | 2025-07-17 | - | |
19 | 86話 ティアドロップ その② | 308 | 2 | 2025-08-27 | - |
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- 2025/09/30 新商品 リミットレギュレーションリストを更新しました。
- 10/11 01:09 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 10/11 01:00 掲示板 オリカコンテスト投票所
- 10/11 00:50 評価 8点 《再世の魔神 ベミドバル》「リジェネシスで唯一自分のターンにア…
- 10/11 00:36 掲示板 オリカコンテスト準備スレ
- 10/11 00:11 掲示板 オリカコンテスト投票所
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- 10/10 23:05 掲示板 オリカコンテスト準備スレ
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- 10/10 22:24 評価 8点 《陰の光》「・え? 対象は残り?! (リリースなど代償はしなか…
- 10/10 22:17 掲示板 オリカコンテスト準備スレ
- 10/10 21:46 掲示板 オリカコンテスト準備スレ
- 10/10 21:31 掲示板 オリカコンテスト準備スレ
- 10/10 21:12 掲示板 オリカコンテスト準備スレ
- 10/10 20:48 掲示板 オリカコンテスト準備スレ
- 10/10 20:12 デッキ ムーンライト
- 10/10 16:10 評価 6点 《カタストルの影霊衣》「影霊衣専用の蘇生札。 手札から捨てるこ…
- 10/10 14:54 評価 9点 《諸刃の活人剣術》「六武衆専用の蘇生罠カード。 攻撃表示で蘇生…
- 10/10 13:47 評価 1点 《宵星の騎士エンリルギルス》「ギルス →ガラテア →星冠 →《サ…
- 10/10 13:04 評価 9点 《オルフェゴール・ガラテアi》「《星遺物-『星鎧』》を使った展…
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大人しく寝とこうと言いたい所ですが、何やら渡された古いカードの中に光るものを見つけた様子…。過去の遊大…デュエルのきっかけとなる過去の話も今後明らかになっていくのでしょうか?
そんなばたんきゅーな彼に対して部のみんなは学校のレクリエーションの準備中。そんな中部のみんなが総じてふわふわしている判定の律歌さん。龍平の問いに恥ずかしげもなく遊大の事を考えていると発言。辺りを気にせずマイペースな彼女らしいセリフですねw当然心配込々だとは思いますが、その思惑の底は?三者三様の受け取りをしつつ、阿原はやはり遊大から受けた影響が大きいだけに、敗者復活を蹴ったことがまだ許せない様子。喧嘩ならデュエルで!いざこざは全部デュエルで解決すんだよ!実にデュエルな世界観です(デュエル脳。
そして、時間は流れ体育祭のレクが開始!デュエル部のみんなが所定の位置へつき迫りくるデュエリスト達を迎え撃つ。その中には病み上がりの遊大の姿も。気持ちとデッキにも新たな兆しが見えた彼の再起の決闘…気になる所です。
なんか部員が所定の位置で待ち受けてる感じが、幹部との戦闘みたいな感じがして個人的にすごく好みですw
レクとはいえ、大会の結果を受けて腕利きも集まっているとのこと…次回も楽しみにしています! (2023-10-30 22:31)
遊大が手にしたカードとは…?そして祖父からの「昔の自分」についての発言…掘り下げていきたい部分ではあるのでゆったりとお楽しみいただけたら幸いです!思春期の遊大と、マイペースな律歌の関係性はどうなるのか!デュエルがない分いろんな情報を出してしまいました…。
次回、レクの行方は!そして阿原の気持ちは!乞うご期待です!読んでいただいてる上にコメントまでいただいて、本当にモチベーションにつながります!ありがとうございます! (2023-11-02 21:24)