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HOME > 遊戯王SS一覧 > 幕間 朝廷を導く常盤一族

幕間 朝廷を導く常盤一族 作:ジェム貯めナイト

 常盤家の一日は太陽が昇るよりも早く、白白明けの刻より始まる。
 
 日吾と一嘉、そして両親や仲居を勤める中高年の女性達は、遊陽達が目を覚ます頃
には既に身支度を終え、敷地内の清掃や朝食の支度に取り掛かっていた。


 「おはよう、日吾」

 「2人ともおはよう。君達は昨日来たばかりなんだから、朝食までゆっくり過ごし
ていてもいいんだよ?」


 敷地内の清掃を終えて客室に戻ってきた日吾は、自分達と同じく早起きして着替え
を終えた遊陽とカズに出くわすと、まだ早朝だと2人に悠々と過ごすことを進言する



 「気にすんなって! 師匠から滞在費は支払われてるって聞いて来たからな。こん
な豪邸にタダで何泊もさせてもらって、ダラダラなんてしてられねえよ!」


 カズは常盤家での連泊にかかる費用一切がイーサ教会から支援されていることに言
及し、自分達への期待を裏切るわけにはいかないと、遊陽とともに手伝いを申し出た



 「カズの言う通り、遊無と塰里も調理場での手伝いに向かったんだ。俺達にも何か
仕事をさせてくれないか?」

 「……全く、君達の協調性には諦観せざるを得ないな。ありがとう。じゃあ道場で
膳を出してくれないか?」


 日吾からの指示に遊陽とカズは応じると、自分達や常盤家の者が行鉢する修行道場
での準備を引き受け、朝食の準備を手伝うため向かったのであった。





 「――それでは皆様、合掌を願います」


 朝食の支度も終わり、遊無や留音とも合流した遊陽達は修行道場で二列になったま
ま向かい合って正座し、袈裟を着けた日吾の父に従って全員両手を合わせた。


 『いただきます』


 食事の挨拶を口にすると、遊陽達は膳に用意された応量器を手に取り、朝食を取り
始めた。


 「皆さまは他地域に属す上に成長期の修験者ですので、礼拝は簡略し食物の制限も
ございません。食事を終えた後は日吾とともにデュエルの修行に勤しみ、合間に昼食
を挟みつつ、夕方のお勤め、夕食、入浴後に就寝のスケジュールを基本として進めて
頂きます」


 漆器から掬ったお粥を食する一同に、日吾の父は事前に取り決めた修業期間中の一
日の流れを改めて周知させる。


 「はい。この度は私達のために、心身ともに精進する場をご用意してくださり、誠
にありがとうございます」


 遊無が代表し、改めて修行の機会を下さったことに対する感謝を日吾の父に伝える
と、遊陽達も揃って日吾の父の方を向き、同時に頭を下げた。


 『ありがとうございます!』


 遊陽とカズ、留音は事前に示し合わせていた通り、感謝を伝える機会が来たとばか
りに息を合わせ、常盤家の面々に感謝の気持ちを伝える。


 「ふふ……向こうでええ友達を得たんやね。日吾」


 上質な和装に身を包んだ日吾の母は、日吾が交流生として境階町で友好を築けたこ
とに感服し、穏やかな口調で息子を褒め称えた。


 『ごちそうさまでした』


 そして食事を終えた一行は片付けを仲居に任せると、日吾に案内されてデュエルの
修行に勤しむのであった。





 各自支度を終え、修行道場に再集合した遊陽達は、遂に常盤家での修行を開始した



 「――僕の元で行う修行内容は、大きく分けて3つある。まずは筆記!」

 『はい!』


 一嘉によって用意されたデュエルの問題集を遊陽達4人は制限時間内に解き始める


 日吾はヒノモト支部との交流を経て会得したデュエルに関する知識や経験――更に
は自らの家に伝わる瞑想などを取り入れた稽古を遊陽達に指南していた。


 「――結果はまずまずだね。そして実戦も大事! ――僕は《梵定竜王(サマーデ
ィナーガ)ムチャリンダ》で攻撃だ……!」

 「――うちも《虎嘯の於菟姫-開明陸吾》で遊無さんを攻撃です……!」


 座学が終われば即実践――。遊陽と遊無は常盤兄妹とのデュエルを通し、更なる実
戦経験を積んでいた。


 「――そして最後は、心身の修練だ。まずはドローの素振り100回……!」

 「うおおお……! ドロー! ドロー!」


 そして中庭でも修業は行われた。

 遊陽達は精神を集中させ、デッキからカードを引き抜く特訓を開始する。


 「このくらいは余裕だね。じゃあ次は場所を変えよう」


 日吾は皆を連れて屋敷を離れ、常盤家から少し離れた所有地の山へと遊陽達を案内
した。


 「さあ、飛び込むんだ」

 「うおおおお……! ドロー!」


 水着に着替えた遊陽は、山の滝壺をめがけてダイブし、落ちる最中に枝に固定され
たD・フェースのデッキからカードを引き抜くと着水する。


 「もっとだ! 次!」


 再び場所を変え、一行は山を下って起点の馬場に戻ると、遊陽は馬場のスタッフの
助けも借りて飼い慣らされている白馬に騎乗し、走路へと入場すると合図とともに駆
けだした。


 「もっとだ! もっと早く走れぇぇ……!」

 『くっ……うおおおお! ドロー!』


 遊陽は全力で疾走する白馬の背中から手を伸ばし、道中に設置された複数の杭に水
平に付けられたD・フェースのデッキへと手を伸ばすと、その全てからカードを引き
抜き、5枚の手札を揃えて走路の終着点である白線へと入線したのであった。





 「初日は無事に終えたね。2人ともお疲れ様」


 すっかり日も暮れ、特訓の最後に夕方のお務めである座禅と瞑想を終えた遊陽達は
、夕食ののち男女に分かれて入浴し、一日の疲れを癒していた。


 「ふぅ~、一日目からハードすぎないか?」

 「なんだ遊陽。この程度でヘバんのかよ?」


 カズからの挑発ともとれる発言に、遊陽はムッとし再び浴槽へと半身を沈める。そ
の時だった。


 『遊無(さん)ちゃん……!?』


 壁一枚隔てた女湯の方から留音と一嘉の声が聞こえると、3人は遊無に異変が起き
た事を察した。


 「何かあったみたいだ」

 「落ち着いたら一嘉と塰里に聞きに行こう」


 しばらくして3人は湯から上がり、遊無と留音が借りている部屋へとお邪魔すると
、寝間着に着替えさせられた遊無が目を閉じ頭を押さえたまま布団で横になり、留音
と一嘉に介抱されていた。


 「遊無! ……のぼせたって感じじゃないな――」


 遊陽が真っ先に遊無の元へ駆け寄ると、一嘉が先程起きた出来事を話し始めた。


 「それが……突然頭を押さえて苦しまはって――」

 「頭……? やっぱり記憶が――」


 先程から横になったまま頭を押さえている遊無の姿を一目見て、遊陽は洛皇に来る
途中に彼女と話した“過去の記憶”のことを思い出す。

 そして今、彼女に所縁がある常盤家を訪れた事で、封じられていた記憶を取り戻し
つつあるということを自覚した。


 「過去の記憶が戻るとともに流れ込む大量の情報――これ程の頭痛が起きるのもお
かしくはないか」


 カズもオロオロする中、日吾も許容量を超えた情報に理解が追い付かないことによ
る苦しみであると考察する。


 「辛そうだな……何とかならねえのかよ」

 「――ある。僕達で遊無さんの精神世界へ入り、混濁した記憶を整理できれば――


 「できるのか!? 頼む――」


 日吾が自らの手のひらを開き見つめると、遊陽は解決策を口にした日吾に懇願する

 

 「勿論だ。協力して遊無さんを助けよう!」


 日吾が承諾し、一嘉も加えた3人に日吾のカードの精霊ムチャリンダも合わせて、
遊無の苦しみを和らげることとなった。

 精神世界へと干渉する遊陽と日吾で遊無の手を掴み、2人の肩に一嘉が手を置くこ
とで外部からの支援体制を整えると、残ったカズと留音は2人の無事を祈った。


 「不思議な力の事はよく分からないけど、遊無ちゃんを助けてあげて」

 「任せろ! 俺達で何とか苦しみを和らげてみせる!」


 そして遊陽と日吾は目をつむり、意識を集中させ精霊の力を発動させることで、遊
無の精神世界へと旅立ったのであった。





 ――前回とはだいぶ変わっちゃってるな――。


 精神世界へと突入した遊陽と日吾は驚愕する。

 前回より更に視界が悪くなった遊無の精神世界では、いたるところにもやが発生し
、数m先すら見通せないほどに酷く澱んでいた。


 ――藍(あい)……見えるかい?


 日吾は更に精神世界へと降り立った藍色の袈裟を着けた僧侶へと問うも、コブラの
姿から行動しやすい人の姿へと変化した彼の精霊ムチャリンダは首を横に振る。


 ――否、拙僧にも分からぬ――。

 ――藍で駄目なら探知の精霊の力でも分からないか。どうする?


 遊無の混濁とした記憶をどう解消するか早速手詰まりとなり、3人はその場で途方
に暮れる。その時だった。


 ――あっ――。


 足元から上がって来た泡に触れた途端、遊陽の身体は泡に包まれていく。


 ――遊陽君……!?


 日吾が接近するも、身体を巨大な泡に包まれた遊陽は日吾に手を伸ばすが、それも
空しく泡の膜で阻まれた。


 ――くそっ、こんなところで――。

 泡の中から逃れる術はなく、日吾が泡を破ろうとする中、遊陽はたちまち意識を喪
失していったのだった。





 ――之にて本日の修練は終わりとする――。


 遊陽は目を覚ますと、小さな机が並べられた道場にいた。


 ――ここは常盤家……? 本来の遊無の記憶か――。


 辺りを見回すと、見慣れた内装や仏座が目に入り、ここが常盤家であると同時に遊
無の記憶の一部であることを悟った。


 ――ご教授ありがとうございました――。


 門下生と思わしき少年少女達がそれぞれ頭を床に付ける中、仏座の前にいる貴族風
の装いをした男は道場から去っていく。

 そして彼らが顔を上げるとともに、その中の1人――白色に内側が黒い髪をした少
女を見ると、遊陽はハッとする。


 ――本来の遊無――。


 面を上げた本来の遊無は、遊無とは異なる赤い瞳で目の前の仏座を見つめていた。

 やがて門下生の3人は正座を解き、道場を離れようとする。


 ――日々のお勤めご苦労。次期当主様の御成りである――。


 すると廊下側が騒がしくなり、道場へ現れた御付の者が来訪を告げるとともに、3
人よりも年上の飄々とした雰囲気を纏った青年が道場へと入ってきた。


 ――はっ! 末那(まな)様……!


 常盤家のお偉い方の存在に気付いた少年少女の2人は即座に頭を下げる。

 そして遊無もやや遅れて頭を下げた。


 ――日々の修練ご苦労。……しかし平民の者は独特な作法を重んじるのう。例え亀
の歩みであろうと、ここでは格式を重んじる常盤の者に準じて貰わねば――其方もそ
うは思わぬか……?


 3人の元にきた末那は真っ先に遊無に目を付け、イヤミったらしく彼女に小言を振
り撒いていた。


 ――しかし丁度良いことに、其方と同期の鳴滝(なるたき)と帷(かたびら)は相
応の名家出身である。何れは麿(まろ)に次ぐ常盤の者として振舞うためにも、名高
い御仁に教授させて頂くことこそ精進する一歩であり――。

 ――お言葉ですが、吾(われ)は真剣に学ばせて頂いている所存でございます――



 しかし遊無も、末那からのネチネチとした小言に反論する。


 ――確かに貴方様や彼らに比べ、吾は未だ未熟でございます。……しかし未熟とい
うのは、見識をより多く詰め込めるという事でもございます。末那様もご誕生の際は
当主様方に支えられ生きておりましたが、学びを経てここまでご立派になられたので
しょう……?

 ――はは、麿の生涯を語ろうとは、それ程までに教養を身に付けていたとは恐れ入
る。生まれ持って初代当主様に匹敵する神霊の力持つ者は、我々とは知見が異なるよ
うだ――。


 穏やかな口調ながらも末那の表情は次第に険しくなっていき、自らとは対照的に涼
しい表情をする遊無への苛立ちを隠しきれずにいた。


 ――朝廷はこの混迷の時代において、才ある者を率先し重用しがちではある。しか
し家柄を通じた“所縁”こそ、必ずや我が国を正しき道へ導こうぞ。そうして導くの
が常盤家のあるべき姿だ――。

 ――末那様、御予定が控えております――。

 ――ああ、……精々阿頼耶(あらや)様に少しでも近づけるよう励むことだ――。


 御付の者に急かされると、末那は捨て台詞を残して道場から去ろうとする。


 ――……おっと、恨まないでくれよ? 端に避けていない其方にも非はある――。


 去る間際、末那は土間でわざとらしく足を大きく上げ、踏みつけるように下ろした
のち、御付の者とともに去って行った。


 ――彼がこれ程の仕打ちをされるようなことをしたでしょうか――。


 遊無と同期の少女――帷は、わざと踏まれた遊無の足袋を確認すると、汚れた彼女
の足袋を見て次期当主へと不満を露わにする。


 ――末那様は、彼が常盤家開祖の阿頼耶様に匹敵するかもしれぬ神霊の力が宿って
いることを認めたくないようだ――。

 ――いいえ、あの方は吾を過大評価しております。吾はただ――。


 もう一人の同期である鳴滝も末那の行いに憤慨するも、遊無は庇う必要は無いとば
かりに汚れた足袋を履いてその場を去る。

 そして去り際に、今にも消え入りそうな小さな声で呟いた。


 ――ただ……平穏な日々を過ごしたかった。いつか誰からも疎まれることなく、対
等に語り合える仲間がいたのなら……吾は――。


 そして遊無は、一部始終を眺めていた遊陽の前から消滅した。


 ――もう一人の遊無――。


 遊陽は本来の遊無が体験した過去の記憶を垣間見て、彼女が以前語った内容と相違
ない当時の常盤家の者の冷たさに不快感を覚える。

 その時だった。周囲に光が差し明るくなってくるとともに、遊陽の身体は上昇し始
める。


 ――遊無さんが目覚めかけている! 戻るよ!


 日吾の言葉に、遊無が目覚めると知った遊陽は、そのまま上昇し眩い光の中へと溶
け込んでいくのであった。





 「――そのようなことが……」


 元の世界に戻った遊陽と日吾は、遊無の精神世界でそれぞれ体験したことを仲間内
に報告し合っていた。


 「とにかく遊無ちゃんの体調が回復してよかったわ」

 「お兄はんと遊陽さんが向かう前と比べて、だいぶ安定しはったみたいやね」


 心配していた留音も安堵し、現実世界から異常が無いか観測していた一嘉も、遊陽
の危機に対処できなかったことで多少落ち込んだが、彼の無事と遊無の回復に喜びを
見せていた。


 「……しかし常盤家7代目当主様がそのような御方とは……遊無さんには何といっ
たらいいか――」


 先祖の行いに侘びの言葉を口にしかけた日吾だったが、彼に非は無いと遊無は日吾
を諭した。


 「いいえ、日吾さんが気にすることではありません。最早遠い昔の出来事です」

 「そうか……すまないね」

 「私の方こそ、皆さんのおかげでこの脳が記憶で埋まっていく痛みが和らぎました
。……そして同時に、おおよその見当が付きました」


 遊無は記憶が戻るにつれて、自身が完全に記憶を取り戻すという予測を皆に語った



 「私の見込みでは、あと数日で“本来の私”の記憶全てが呼び覚まされます」

 「それって……遊無ちゃんとお別れってことか!?」


 精霊の力の事情に疎いカズと留音は、遊無の存在が完全に消滅してしまうのではな
いかと疑念を抱く。

 だが遊無はそれを否定し、首を横に振ると2人にも分かるよう優しげな声で語りか
けた。


 「いいえ、記憶喪失だった私が“元の私”に戻ろうと、それは私――遊無であるこ
とに変わりはありません。お二人との関係も変わりません。……ただ――」


 記憶と本名を取り戻しても、遊無であることに変わりは無いことを改めて一同に周
知させた遊無は、この先待ち受ける自らの運命に対しても語りだす。


 「ただ――私はもうすぐ“この世界から消える”。例え秘号(エンクレーブ)に勝
とうとも、私と私が存在するための力の関係は切れ、旅立たなくてはならないんです


 「……そっか、幽零少女は本来いるべき場所に帰るんだな――」


 終わりの時が近付きつつあるとカズと留音は察し、悲しみの感情を吐露する。


 「それでも、俺達がともに過ごしたこの瞬間まで消えることは無い。――だろ?」


 遊陽の発した一言に、遊無はハッとする。

 思い出は永遠となり、語り継ぐことができる。遊無が彼らの元で過ごした痕跡は消
えることは無いと、遊陽の言葉に勇気づけられた遊無は笑みを浮かべ、大きな声で返
事を返した。


 「はい! だからこそ今この時を“賑やか”に過ごしましょう……!」

 「ああ! 明日の特訓も楽しく過ごそうな!」


 カズもこの日々を更に明るく賑やかせようと、改めて一同を奮起させた。

 常盤家で過ごす日々は、まだ始まったばかりだ。明日も頑張ろう。――と、遊陽達
はそれぞれ意気込みを表明したのち解散し、就寝のために自室へと戻って行ったのだ
った。





 「遊陽と遊無――」

 「そして俺、日吾と一嘉が送る――」


 『ビナリウス回顧録!』


日吾「秘号(エンクレーブ)を倒すべく、僕達は常盤家での修行の最中だ。遊陽君達
も初日から僕の指導に付いてこれて誇らしいよ」

一嘉「お兄はんの教えが上手なんもあると思うんやけどね」

遊陽「確かにな。日吾は先生かってくらい教えるのが上手い。俺自身、何とか日吾の
特訓メニューをこなせたんだからな」

日吾「――そして再び遊無さんの精神世界へ踏み入らせてもらったけど、あの荒れよ
うを見て遊無さんが抱える問題の大きさを改めて実感したよ」

遊無「あの時感じました。本来の私へと急激に戻るとともに、私という存在が消えて
しまわないか不安だったのです。だからこそ遊陽や皆さんの言葉にとても救われまし
た。皆さんには感謝しかありません」

日吾「そうだね。――そして次回、修行の日々も完遂が見えてきたことで、僕自らが
遊陽君の実力を測るため、修行完遂がかかったデュエルを繰り広げる――」


 「次回! 遊戯王Binarius(ビナリウス) -繁栄の竜 定の竜-」


遊陽「俺のワッショイフェスタと日吾の梵定竜王(サマーディナーガ)――幻竜対決
の結末は……!? 次回、俺も新たな“切り札”で修行の成果を発揮するぜ……!」
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