第22話 レジスタンス　作：こんにゃく

隼「お前は…」

カイト「黒咲隼…俺について来てもらおうか」

隼「…悪いが断らせてもらう」

カイト「お前の妹は既に保護している」

隼「なに！？瑠璃は…瑠璃は無事なのか！？」

カイト「無事でないのならお前に声をかけない」

隼「…分かったいいだろう、案内してもらおうか」

カイト「ふん」





瑠璃「璃緒っ！！」ダッ

璃緒「瑠璃！！」ダッ

瑠璃「無事だったのね！！それより病気は！？平気なの！？」ギュゥゥ

璃緒「く…くるしいですわ///病気のことなら平気、天城カイトに協力していただいたので」

瑠璃「えっ！？カイト！？」ﾋﾞｯｸﾘー

凌牙「俺が病室に行った時には既にケロッとしてやがった…」

璃緒「フフッ凌牙の必死な姿ったら面白かったですわ」

凌牙「て…てめぇな…人が心配してやったっていうのに…」

璃緒「あらあらごめんなさ～い」ヒラヒラ～

カイト「無駄話はそこまでだ」

コロン「カイト！いったいこの状況はどういうこと！？あなた何か知っているんでしょ！？」

カイト「その説明は後だ、今はアカデミアの殲滅を優先する」

コロン「アカデミア？殲滅って…」

隼「瑠璃！！無事だったのか！」

瑠璃「隼…」

隼「瑠璃…うっ！？」ドゴォッ

瑠璃「あんた今までどこいってたのよ！！あんたがいないせいでこっちは大変だったんだから！」

隼「うっぐ…すまない…」ドサ

瑠璃「はっ！？それよりユートは！？ユートはどこ！？」

カイト「…まだカードにされてなければいいんだがな」

コロン「縁起でもないこと言わないでよ！さっさと探しに行くわよ！」





ユート「ハァハァ！くそっ」手札3 ライフ1700

ブレイクソード 攻撃力2000

オベフォ「クックック」手札4 ライフ3800

古代の機械究極猟犬 攻撃力2800

オベフォ「さっきまでの威勢はどうしたよ！！まさかこの程度なわけねぇよな！？」

ユート「…くそぉ」

オベフォ「…っふつまらねぇだったらさっさと決めちまうか…俺は古代の機械究極猟犬でブレイクソードを攻撃！！」

ユート「がぁぁぁ！」ライフ900

オベフォ「さらに！究極猟犬はまだ2回の攻撃が可能だ！！」

ユート「ブレイクソードが墓地に送られたことにより墓地から幻影騎士団ダスティ・ローブ、ラギットグローブを守備表示で特殊召喚！！」

オベフォ「無駄なんだよ！！消えちまいな！！」

ユート「っ！！まだだ！！バトルフェイズに魔法、罠が使えなくても終了と同時に罠カード幻影再戦を発動！破壊された幻影騎士団2体をレベル4にして特殊召喚！！」

オベフォ「ちっ…上手く生き延びたなぁ…だが次のターンで確実に仕留めるカードを4枚伏せてターンエンドだ」手札0

ユート「俺は負けない！お前達を倒すまでは！！」手札4

ユート「俺はフィールドのダスティローブとラギットグローブでオーバレイ！漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙！今降臨せよ！ランク４！ダークリベリオンエクシーズドラゴン！！ラギットグローブの効果により攻撃力がエンドフェイズまで1000アップ！」

ダベリ「ゴァァァ！！」攻撃力3500

ユート「まだだ！！ダークリベリオンはオーバレイユニットを１つ使うことで相手フィールドのレベル5以上のモンスターの攻撃力を半分にしその数値分攻撃力をアップする！俺は2つ使う！トリーズン・ディスチャージ！！」

ダベリ「ゴァァァ！！」攻撃力5600

究極猟犬「クゥゥン」攻撃力700

ユート「いっけぇぇ！！ダークリベリオン！反逆のライトニング・ディスオベイ！」

オベフォ「甘いなぁ！！？罠発動！エクシーズ・ストップ！その攻撃を無効だ！！」

ユート「なっ！？」

オベフォ「残念だったなぁ！！お前の攻撃は終了だ！！切り札だったようだが止められちまったなぁ！？」

ユート「く…」

オベフォ「さぁどうするよ…？まだ手はあるかな？」

？？？「なに諦めているんですか！！あなたらしくないですよ！」シュバッ

ユート「次元！！？」

次元「ユート君、こんな奴等相手に何を諦めているんですかさっさと倒してしまいますよ！」

オベフォ「雑魚が何人増えようが関係ねぇ…まとめて潰してやるよ」
ニヤァ

次元「そんなことを言っていられるのも今のうちですよ！いかせてもらいます！僕のターン！僕は手札から次元の騎士を召喚！」

騎士「」攻撃力400 レベル3

次元「それだけではありませんよ！僕は手札の次元邂逅を発動！このカードの効果によりデッキからレベル3以下の次元モンスターを特殊召喚できます！来い！次元の騎士！！」

オベフォ「…」

次元「そしてレベル3の次元の騎士2体でオーバレイ！！次元を越えし者を狩る神よ！今ここに顕現せよ！ランク3！次元の巨神兵！」

巨神兵「うぉぉぉ！！」攻撃力1000

オベフォ「くっアッハッハッ！！神なんていうから何が出てくるかと思えば攻撃力1000？とんだ拍子抜けだぜ！」

次元「それはどうですかね！！僕は手札のカードを全てを伏せます！そして次元の巨神兵の効果を発動！オーバレイユニットを2つ使いフィールドに存在する魔法、罠カードの数だけ攻撃力を1000アップする！あなたのと僕のカードを合わせると合計で7枚よってプラス7000です！」

巨神兵「うぉぉぉ！！」攻撃力8000

オベフォ「8000だとぉ！！？」

次元「これで終わりです！！あなた達のような人に僕達は負けません！！」カン⭐コーン

オベフォ「ぐぉぉぉあぁぁ！！」ズガーン！





次元「やりましたね…」

ユート「次元…」

次元「全く僕がいなければどうなっていたか…それより彼らの姿が減ってきています差し詰め意外と僕らがやるもんだから撤退しているんでしょう…」

ユート「そうか…」

オベフォ「や…ってくれんじゃねぇか…」

次元「！？なっなんで！？どうして！！？」

オベフォ「俺は罠カード…ディメンションエスケープを発動していた！！これにより俺のライフは100残る！！」ライフ100

ユート「ば…ばかな！？」

オベフォ「てめぇ…俺を…オベリスクフォースのこの俺を…ここまでやってくれたんだからな！？後悔させてやる！！！」

次元「ぼ…僕の巨神兵は効果を終了し攻撃力がもとに戻ります」

オベフォ「そんなことはもうどうでもいい…俺のターン！」ニヤァ

次元「ユート君…」

ユート「どうした？次元」

オベフォ「俺は手札から古代の機械墓地融合（アンティーク・ギア・ボーンフュージョナー）を発動！！墓地の決められた古代の機械をゲームから除外しエクストラデッキから融合モンスターを特殊召喚する！！完全無欠の猟犬よその子を食らい１つとなりて努級の砲台の素体となれ！融合召喚！現れろ！レベル10！古代の機械列車砲（アンティーク・ギア・ドーラ）！」

ドーラ「」ギギギ…ガコン 攻撃力2900

ユート「なっ…なんて巨大な…」

オベフォ「更に！！俺は罠カード！古代の機械増幅機！古代の機械閃光弾！を発動！！古代の機械閃光弾は特殊召喚された古代の機械の攻撃力の半分のダメージを与えるが古代の機械増幅機によりそのダメージは2倍となる！」

次元「うぁ！！！」ライフ1100

ユート「次元！！」

オベフォ「まだ終わりじゃねぇぞ…」

次元「ゆ…ユート君…君はこの街を…人を守ってくだ…さい」

ユート「なにいってるんだよ！！次元！あいつを倒すんだろ！？」

オベフォ「おっと残念だがドーラがいる間その伏せているカードはすべて発動できんがな」ニヤァ

ユート「っ！」

次元「あな…たならできます…僕は…」

オベフォ「ならそろそろいってもらおうか…ドーラの効果を発動！1ターンに１度魔法、罠をすべて破壊しその数×500のダメージを相手に与える…全部で6枚…3000のダメージだぁ…」

次元「君を信じています」

ドーラ「」ガコン…ズドーン！！

ユート「じげぇぇぇぇん！！！」



オベフォ「ふぅ…やっと片付いたな…おっと忘れていた…よかったな？すぐにそいつのもとに向かえるぜ？ドーラでダークリベリオンを攻撃！！」

ユート「っ！！？」

カイト「俺は手札からフォトン・ブロッカーを特殊召喚！」

ブロッカー「はぁぁ！！」攻撃力2000 レベル4

カイト「フォトン・ブロッカーは相手の攻撃宣言時に攻撃表示で特殊召喚しこのモンスターに攻撃させるそしてそのターンは破壊されない」ライフ3100

オベフォ「て…てめぇは！？あの時の！！」

カイト「俺は…俺は『レジスタンス』の天城カイト…覚えておけ」カーーッ

次回予告
成すすべもなく次々と人々がカードにされていった…生き残った者達は天城カイトからアカデミアの存在…他の次元があることを聞かされる

次回「真実」