第18話 越えたその先に　作：こんにゃく

幼いミッシェル『いい加減にしてくださいな！』

黒服A『し、しかしですねお嬢様』

幼いミッシェル『しかしもなにもないのでして！こんなよわっちぃカードを作ってどうするんですの！？』

黒服A『ですがこれは・・・』

ミッシェル『この世にこのようなクズカードはいらないんですのよ！わかったのでして！！？』



ミッシェル（そう私のこのデッキは最高のデッキ・・・このような一般人に負けるわけがないんですのよ♪）

ユート「俺のターンだ！俺は手札から幻影騎士団アップ・ダウンを通常召喚！」

ダウン「ウヒヒ」 レベル４ 攻撃力1000

ミッシェル「またそのような弱いカードを・・・あなたのデッキはそのようなカードばかりですの？」

ユート「生憎俺のデッキに弱いモンスターなんて存在しない！俺はレベル4のダスティ・ローブとアップ・ダウンでオーバーレイ！ランク４幻影騎士団アサルト・シールド！！」

アサルト「クオォォ」守備力（攻撃力）1500

ユート「アサルト・シールドの守備力は攻撃力と同じ数値となる。俺はカードを2枚伏せてターンエンド」手札0

瑠璃「？なんで攻撃しないのユート・・・」

ミッシェル「また保身的な構えですのね・・・」

ユート「お前はカードの事を見下しているな？」

ミッシェル「何を言うかと思えばそんなことですのね！私は弱いカードが嫌いなだけですの！まして自分の会社で作ったカードが弱いなんて・・・考えただけでも虫酸が走りますのよ」

ユート「この世に弱いカードなんて無い！どんなカードにもそれぞれ役割が有るってことを証明してやる！」

ミッシェル「・・・やってみるといいですのよ」ニヤ

瑠璃「ユート・・・」

ミッシェル「私は永続罠、機械人形スパークショットを発動ですの！このカードは発動と同時にモンスターカードとしてフィールドにレベル４で特殊召喚し自分フィールド機械人形を2体まで選択しレベルを1つ上げるのでしてよ！私はスパークショットと雷ノ斬を選択するのでして！」

ユート「レベル5が2体」

ミッシェル「見せて上げるのでしてよ、レベル5の雷ノ斬とスパークショットでオーバーレイ！雪原を切り裂く無情の人形、白い大地を赤く染めよ！ランク5！機械人形雪ノ弌（ゆきのいち）！」

雪ノ弌「」キィギチギチ ランク5 攻撃力2600

ミッシェル「雪ノ弌の効果発動！オーバーレイユニットを１つ使うことで相手の場のモンスター効果をすべて無効にするのですわ！」

ユート「アサルト・シールド！」

アサルト「クゥゥゥ」守備力0

ミッシェル「うふふ、分かっているとお思いですが機械人形は全てのモンスターに共通して守備表示モンスターを破壊した時に発動する共通効果があるのでしてよ？今回は貫通ダメージを与えるのでして！」

ユート「ならその破壊は無効だ！俺は罠カード、幻影剣（ファントムソード）を発動！相手モンスター1体は攻撃宣言できず攻撃の対象とならなくなる！」

雪ノ弌「！？」ガチン！

ミッシェル「手札から機械人形風見ノ飛沫（かざみのしぶき）の効果を発動ですの！自分フィールドの機械人形モンスターが効果の対象となった時にこのカードは特殊召喚されるのでして！」

風見ノ飛沫「ヤァ！」レベル４ 攻撃力1800

ミッシェル「風見ノ飛沫でアサルト・シールドを攻撃！！風見ノ飛沫は守備表示モンスターを破壊した時デッキから機械人形魔法カードを１枚手札に加えるのでして！」

ユート「くぅ！アサルト・シールドは破壊された時、墓地から幻影騎士団モンスターを2体まで特殊召喚することができる！戻ってこい！」

ダスティ レベル3
アップダウン レベル4

ミッシェル「私はカードを1枚伏せてターンエンドですの」手札4

ユート「どうだ？お前の言う弱いカードも使い方次第って奴さ」

ミッシェル「まだわからないのでしてそのような言葉は私に勝ってからにしていただきたいですわ」

ユート「・・・お前にカードの良さを教えてやる！俺のターン！俺は罠カード、心の在りかを発動！お互いにカードをドローしモンスターだった場合攻撃力分のダメージを受けてもらう！」

ミッシェル「なんですの！？」

ユート「ドロー！俺は幻影騎士団ステルス・ジャンパーよって800のダメージを受ける」ライフ2200

ミッシェル「くっ私は機械人形雷ノ斬・・・1800のダメージですわね」ライフ2200

ユート「まだいくぞ！俺は手札に加えたステルス・ジャンパーを特殊召喚！そしてそのままオーバーレイ！」

ステルス「ウヒョー」 レベル3 攻撃力800

ユート「来い！ランク3幻影騎士団ブレイク・ソード！」

ブレイク 攻撃力2000

ユート「さらに手札から装備魔法幻影破壊槍（ファントムブレイクスピア）を発動！自分フィールドの表側表示の魔法、罠を破壊し破壊した枚数×1000攻撃力を装備したモンスターはアップする！」

ブレイク「ゴォォ」攻撃力3000

ユート「これにより幻影剣の効果は無くなり雪ノ弌に攻撃できる！バトルだ！俺は雪ノ弌を攻撃！」

ミッシェル「きゃぁぁあ！！」ライフ1800

ユート「俺はターンエンドだ」手札0

ミッシェル「やってくれるのでしてね・・・」

ユート「さぁ君のターンだ」

ミッシェル「わかっているのでして！私のターン！！・・・！」

ミッシェル（このカードは・・・）


幼いミッシェル『まったくあいつらはなにもわかっていないのでして！こんなカード必要ないのでして』

？？？『ほらはやくいこーメリーゴーランドに乗り遅れちゃうじゃん！』

？？？『待ってよー瑠璃ちゃん』

ミッシェル『ふん、こんなカードもういりませんわ』ﾎﾟｲｰ

？？？『！あっこれ、ねぇきみ』

ミッシェル『なんですの？』

？？？『これ落としたよ？』

ミッシェル『もうそんなカードは必要無いですのだから捨てたのでして』

？？？『そんなことないよ』ギュッ

ミッシェル『なっ///（手を///と・・・殿方と手を繋ぐなんて）』

？？？『カードはお友達信じていればカードも答えてくれるよ？・・・ね？』

瑠璃『ユート！』

ユート『！まってぇ！それじゃあね！バイバイ！』

ミッシェル・ユート「信じていれば答えてくれる」

ミッシェル「！・・・そう、そうだったのですわねあなたが・・・」

ユート「？」

ミッシェル「私の伴侶」ポッ

瑠璃「・・・は？」

ユート（は・・・伴侶ってなんだ？）

ミッシェル「・・・そうですわね、あなたのおかげで思い出したのでして弱くても使い方次第、信じていれば答えてくれるですわよね？」

ユート「ああ！そうだ」

ミッシェル「なら私の勝ちですわね！私は伏せていた魔法カード機械人形リベンジを発動！墓地の機械人形エクシーズを特殊召喚するのでして！そして！手札からスピナーを召喚！」

スピナー 「ウキュイ」攻0 レベル1

ミッシェル「スピナーは自身とフィールドのモンスターをリリースすることでそのレベルの合計と同じになるランクのモンスターがフィールドに存在する場合そのモンスターをランクアップさせるのでして！」

ユート「ランクアップだと！？」

ミッシェル「雪原に咲く花よ弱き者の力を借りこの地に降り立て！ランクアップエクシーズチェンジ！ランク6機械人形雪ノ弌風！」

雪ノ弌風「ハァァ！」攻撃力3000

ミッシェル「私にカードの使い方を思い出させたことを後悔させてあげますわ！」




次回

ミッシェルに伴侶にされたりコロンや瑠璃、隼達と早めの誕生会をしたりするそんな1日の終わり

次回「決戦前夜」