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第3話 作:光芒
○前書き
モチベーションが上がらないまま一か月ぶりの更新になってしまいました。何をするにもメンタルって大事なんですね。ちなみに今回から少し書き方を変えます。今回からは地の文がキャラクターの視点で描かれるように変わりました。
「やっほー☆ さっきぶりだね、ゆいゆい♪」
この部屋に辿り着くまで、私の頭の中にはルームメイトとどんな学生生活を過ごそうか、というある意味でワクワクに似た気持ちがあった。出だしこそはあまりいいものではなかったかもしれないけど、ベアトリスさんや遊大さんのような頼りになる先輩方に囲まれた学生生活はきっと楽しいものになるはず。
しかし、そんな期待はこの少女の締まりのない笑顔にあっさり吹き飛ばされてしまった。彼女の顔を見た私は、まるで赤いマントを目の前でヒラヒラとさせられた暴れ牛の如く部屋に押し入っていた。
「風花 遊舞ぁぁぁ!!」
「うわっ、どうしたのゆいゆい!? もしかしてそんなにアタシに会いたかったの? いやぁ、照れますなー☆」
「どうしてあなたがここにいるんですか!」
「どうしてってここがアタシの部屋だからだよ? まさかゆいゆいもこの部屋なの? やったー、ゆいゆいとルームメイトだー!」
怒りの次にやってきたのは彼女と3年間ともに過ごすという事実から来る立ち眩み。しかし、この人には聞きたいことが山ほどある。私は立ち眩みをしている場合ではなかった。
「やったー、じゃありません! あなたには色々と聞きたいことがあるんです!」
「聞きたいこと……? もしかしてアタシのスリーサイズ? えっと、それはいくらゆいゆいでも場数を踏まないと教えられないかなぁ」
「そんなものに興味はありません! あなたの持っているあのカード……! あのカードは何処で手に入れたんですか!」
風花 遊舞だけが持つカード《ゲイルアイズ・アトモスフィア・ドラゴン》。少なくとも私の記憶にそのようなカードは存在しない。I2社のデータにも存在していないカードを何故彼女が持っているのか。私は何よりもそれが知りたかった。
「ゲイルアイズのこと? んっとねー……それはさすがにゆいゆいでも教えてあげられないかな?」
「……言えないような後ろめたさがあるということですか」
「でも違法カードじゃないのは確かじゃない? デュエルディスクには問題なく反応したんだしさ」
「確かに違法カードを使おうものならデュエルディスクがそれを拒絶します。ですが、そのデュエルディスクに細工を仕掛けたという可能性も否定できませんね」
「疑り深いなゆいゆいはー……そんなんだと若白髪になっちゃうよ?」
誰のせいですか、と怒鳴りたくもなる。しかし、ここで怒り狂おうものならそれこそ彼女にあしらわれ続けるだろうし、 ずっとペースを握られたままでいるのは癪というものだ。
「とにかく。あなたには白状をする場を与えます。今から私と一緒に新入生歓迎パーティーに行きましょう! そこでベアトリス生徒会長や遊大さんにみっちり絞って貰いますからね!」
「えっ!? そ、それだけは勘弁して! さっきも遊大センパイから逃げてきたばっかなのにー!!」
「そうですか。ならば尚更連れて行く必要がありそうですね! 大人しくお縄についてください!!」
「そういかないぜぇ! あーばよ、白幡のゆっつぁーん☆」
まるで何処ぞの大怪盗のような言い回しで、風花 遊舞は部屋の奥へと逃げていく。私が扉側に立っている以上、彼女に出る場所はないというのに。私が彼女の逃げた方を追いかけると、風花 遊舞は開け放たれた窓の枠に座っていた。
「さあ、追い込みました。私と一緒に来てもらいますからね!」
「生憎だけどそういう訳には行かないんだよね。ここで捕まるくらいなら……アタシ、鳥になるから☆」
そう言って彼女は窓の外に身を乗り出す。まさかそこから飛び降りる気ではないだろうか。この部屋は5階建ての3階。少なくともそこから飛び降りれば運が良くても骨折、最悪死に至るもので、無傷で済むなんてことはまずあり得ない。
「ちょっ、ちょっと! あなたはなにを考えて……!?」
「アタシは色んなことを考えてるよ。例えば、ここから飛び降りて無事になる方法とかね☆ と、いうことで……I Can Fly!!」
「!?」
そう言って、窓の外に消える彼女。まさか本当にここから飛び降りるなんて。色々聞きたいことは山積みであるし、まだデュエルでの借りも返していない。それなのにこんな最悪の形で別れを迎えてしまうのか。私は急いで窓の外から身を乗り出してみた。
「やっほー、こっこだよー☆」
下から声がする。なんと彼女は窓の縁に靴の先を引っ掛けながら逆さ吊りになってその場にぶら下がっていた。私は安心したと同時に本当に風花 遊舞という少女が私と同じ人間なのか、と思えてきた。少なくともクライミングやボルダリングの世界王者でも足の先でぶら下がるなんて芸当はできないだろう。
「アタシがあっさり落っこちると思った? ざーんねん、アタシはこう見えて凄いんだよ☆」
「……えっと、凄いのはわかりました」
確かに彼女の運動神経はずば抜けているのかもしれない。それでも、彼女はもっと大切なことを忘れていた。
「わかりましたけど、今のあなたの服装……なんですが」
「服装……あっ」
今の私たちが着ているのはセントラル校の制服だ。女子の制服は当然のことながらスカートであり、スカートのまま風花 遊舞は逆さでぶら下がっていることになる。よくアニメや漫画などではコンプライアンスなのか、それとも視聴者への配慮なのか重力を無視してスカートがそのまま、ということがあるけれど現実にそんなことはまずあり得ない。
「わっ、わっ、わっ……」
「えっと。私も女なので……言いふらしたりはしませんから」
スカートの中が全開になっているとなってはさすがに恥ずかしいのだろう。風花 結衣は顔を真っ赤にしてまるで外敵を追い払う蓑虫のようにぐにゃぐにゃと動く。
「やだ、ゆいゆいのエッチ! みないでよーっ!」
「あなたが見せてきてるんじゃないですか! って、そんなに暴れると足が……!」
「うわあっ!!」
普段は飄々としている様子の彼女だったが、さすがに動揺し過ぎた。恥ずかしさのあまり引っ掛けていた足が外れ、そのまま真っすぐに落ちていく。私は思わず悲鳴を上げたが、幸い彼女の真下には木があり、ガサガサという音と共に春の新緑の中に吸い込まれていった。
下に木があるから落ちても大丈夫―――それがわかっていたからこそ彼女は多少の無茶をしたのかもしれない。最も、そこまで考えられるのにスカートのことを忘れているあたりある意味で抜けている少女なのかもしれなかった。
「えっと……取り敢えず助けに行きますか」
*
「……それで窓から落ちて保健室送りと」
「はい……ルームメイトがこんなで先が思いやられます」
「アタシ悪くないもん! ゆいゆいがムッツリスケベだからー!」
「だ、誰がムッツリですか!!」
「そこまで。ここは保健室だから静かに……」
そう言ってベアトリス生徒会長と遊大さんに注意を受ける。私に関しては完全にとばっちりなのに。《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》の登場で禁止カードに追いやられた《The Tyrant NEPTUNE》レベルのとばっちりなのに。
「そもそも遊大センパイが悪いんだよ! 遊大センパイがアタシのことをつけ狙うから……」
「えっ、俺の責任?」
「第一遊大センパイだって去年データに無いカード使ってたじゃん!! だから遊大センパイにだけは言われたくないし☆」
それとこれとは話は別でしょう、と私はツッコもうとした。しかし、当の遊大さんは少し難しそうな表情をしていた。
「うーん……それを言われると……」
「えっ、納得してしまうんですか?」
結局、その日はろくな追及が行われずに終わってしまった。ベアトリス生徒会長と遊大さんの人の好さをも頭に入れていた風花 遊舞の作戦勝ち、ということなのかもしれなかった。
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Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。




それもまた斬新。次回を待ってます。
(2019-08-30 08:04)
ゲイルアイズの出所はこんな序盤では明かされそうにないですね。 (2019-09-01 16:08)
最近は一人称でも作品を書いているので、こちらもそちらに合わせてみようかと。
デュエル描写が求められるこの小説でそれをいつまで維持できるかはわかりませんがorz
ター坊さん
そういう物理法則があってもおかしくはないですよね。いや、おかしいですね(え
ただアニメとかで重力を無視したスカートがよく見られますが、この作品はそのお約束を守りませんので……
>ゲイルアイズの出所はこんな序盤では明かされそうにないですね。
まあそこが明かされてしまうと物語にならないので…… (2019-09-03 23:15)