DUEL:006 忌まわしき痣　作：死霊王ドーハスーラ

※注意事項をしっかり読もう。ルールを守って楽しくデュエル‼︎‼︎
　前回のあらすじ
　縄那とのデュエルに勝利した遊淵だったが、謎の機械によって強制的に白金の豪邸に連れて来られそうになってしまう…

　『本編』

遊淵「しかし、こんな物で捕まえられると思うなよ！『ドラゴニック・プレッシャー』ッ！」

　そうすると遊淵の左腕から、闇の龍のような波動が謎の機械に向かって放たれた…しかし、その波動も謎の機械には当たったが、まるで無傷のようだ。

遊淵「なに！？」

縄那「ざぁぁんねぇぇんでしたぁぁぁ！この機械は特注でな！ディープデュエリストリストの力の影響を受けないんだよねぇぇぇ！」

遊淵「何てことだ…」

　遊淵は、少しこの状態から抜ける方法を考えたが、デュエルの時以外は全く冴えない遊淵の頭では、そう簡単に考えつく訳はなく、気づいたら白金の豪邸に到着してしまった。

遊淵「おいおい何だよ。あの建物、本当にプラチナみたいじゃないか…まあそうか、白金の豪邸だからな…」

縄那「おい、奴隷！あの機械を持ってこい！」

縄那に奴隷と言われている人達「はい！縄那様！今すぐに持ってきます！」

遊淵「おい縄那！奴隷って何だよ！奴隷って、働いている奴にそんな呼び方はないだろ！」

縄那「何だ、何を言うと思ったらそんあくだらない事か…当たり前だろ奴隷らはこの世界の敗北者だからなぁ！」

遊淵「縄那ぁ！お前も所詮は俺にデュエルで負けた敗北者だろ！敗北者同士で奴隷とか言う必要なんてないだろ！」

縄那「うるさい！お前は黙ってれば良いのによぉぉ！さっきから余計な口ばかり叩きやがってよぉぉぉ！」

敗北者達「はい、縄那様！品物です！」

縄那「いつもよりは「す・こ・し・だ・け」早かったなぁぁ。」

　縄那はそんな余計なことを言ってその磔のような物に遊淵を貼り付けた。縄那も余計な口叩いてるじゃん…そうすると縄那は命の決闘者がいるという部屋まで奴隷達に、その遊淵を貼り付けた磔を運ばせた。

　「蓮華の部屋」

遊淵「何だ？もしかしてあのベッドで寝込んで咳き込んでいる人が命の決闘者？」

奴隷A「なんですか⁉︎その言い方は！彼女こそが三代目命の決闘者「秋元蓮華」様でございます！」
　そう言うと、ベッドで横になっていた蓮華は起き上がり、遊淵を見つめた。

遊淵（なるほどねぇコイツが命の決闘者か…確かに今は何でか苦しそうだが、何処かに、俺の親父に似た力強さを感じる…というか、普通に美人だ、俺はあんま女には興味はないがそれでも美女っていうのは一目でわかる。）

蓮華「貴方が龍の決闘者なの？」

遊淵「ああ、そうだが？ほら、左腕にもしっかり痣があるだろう。ていうか、俺の名前は慶山遊淵ていうだ。お前の名前は…確か秋元蓮華だったよな…」
　
　どうやら遊淵はデュエルではないときは頭だけではなく記憶力も冴えないようだ。そうするとと蓮華は咳き込みながら、

蓮華「慶山…そしてその痣…ッ！」

　蓮華が痣という言葉を発した瞬間、蓮華の左脚から赤い電流のようなものが発生し、蓮華は悲鳴をあげた。その時、遊淵は一つ思い出した。

遊淵「なるほど、痣と身体のシンクロ率が低いのか。確かにそれだったらずっと咳き込んでいるのも納得だ。なんせあの雷親父が苦しんでたくらいだからな。」

蓮華「そうなの、だから私はシンクロ率の高いディープデュエリストの肉体が少しでも必要なの…命の決闘者として仕事ができるように…」

遊淵「え？命の決闘者って仕事があるのか？」

蓮華「ええ、生物の生態系を管理するという仕事が…命の決闘者は他のディープデュエリストより庶民に近い存在でいた。だから仕事が代々あるの…他のディープデュエリストは別次元で遊んだりしていたらしいけど…だから、私はその仕事を引き継ぐ為に貴方の肉片が必要なの！」

遊淵「ふぅーん。良いぜ。」

蓮華「え？そんな軽く引き受けて良いの？」

遊淵「まぁ勿論ただではないけどな。まぁデュエルするだけだけど。」

蓮華（デュエル…まあ肉片を手に入れる為なら…）

蓮華「分かりました…その条件引き受けましょう。」

　　　　to be continued…
　次回予告
　遊淵と蓮華はデュエルをする事になったが蓮華はあの遊淵をいきなり追い詰めることとなる…
　次回「無駄なセンス」